お風呂から虫がわいてきた!

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蒸し暑い夏場になると、お風呂場に害虫が発生してしまうことがあります。

もっともよく見かけるものはコバエではないでしょうか。一匹や二匹を叩きつぶしたところで焼け石に水です。

だからといって放っておいてはいけません。
次々と卵を生んでふえていき、夏の終わりには際限なくあふれてしまうでしょう。

そうなったらお風呂に入ることも苦痛になってしまいます。

実のところ、人間に対して特に深刻な被害をあたえる虫ではありません。しかし、害虫にまみれていて気持ちがいいという人も少ないかと思います。

お風呂場にコバエが気になったら、すみやかな対処をして心地よい浴室環境を保ちましょう。/

害虫の種類を特定しよう

お風呂場にコバエを見つけたとしても闇雲に洗剤をまいたところで撃退はできません。

まずは、発生しているコバエの正確な種類を特定することが大切です。種類にあわせて、適切な対策をこうじてあげる必要があります。

家庭で見かけるコバエは次のようなものが一般的です。

a. ショウジョウバエ
b. ノミバエ
c. チョウバエ

それぞれ撃退するためにとるべき行動は違うのです。

「通販サイトでコバエを撃退するアイテムを購入してもまったく効かなかった。使用者のレビューも高評価ばかりなのに、何で?」

こうした事態の原因は、対象としているコバエの種類が違うからということがほとんどです。

ショウジョウバエ用の薬剤を設置したところでチョウバエには効きません。その逆もまたしかりです。

コバエ対策をする前に、種類を明確化しておくことを忘れてはなりません。

ショウジョウバエ・ノミバエ対策

ショウジョウバエとノミバエは家庭でよく見かけるコバエたちです。人間の排出した生ごみに集まってきます。

キッチンシンクや三角コーナー、ゴミ箱などで見つけたら、ショウジョウバエやノミバエと思ってよいでしょう。

特にショウジョウバエは、野菜果物の糖蜜にむらがってきます。みりんや酒などアルコール類もひきよせる原因となりやすいです。

この二種類は発生しやすい害虫でもありますが、対処も比較的しやすくなっています。

「コバエに効果あり」と宣伝されて、使った人たちのレビューも上々といった商品は、ショウジョウバエ・ノミバエ用であることがほとんどです。

以下に、具体的な駆除方法を見ていきましょう。

ショウジョウバエの駆除

お風呂場に発生した虫がショウジョウバエだった場合、「めんつゆトラップ」が有効です。

コバエ対策を検索したことのある人なら見覚えのある言葉かもしれません。こちらはショウジョウバエ用の害虫駆除装置なのです。

つくりかたは簡単。
紙コップなどに、めんつゆ・水・洗剤を入れるだけ。

分量は2:8:数滴です。多少割合を変えても効果に問題はありません。

お風呂場だけでなく発生している場所においておけば、勝手に飛びこんでくれます。一晩おいて中身を捨てましょう。

ノミバエの駆除

ノミバエの駆除には電撃殺虫器がおすすめです。
これはノミバエたちが紫外線に引きよせられる習性を利用したものです。

薬品を利用しないため手軽に扱えます。光源につられて近づいてきた害虫を高電圧で退治するしくみです。

通販サイトやホームセンターなどで売れ筋のものを買っておけば間違いないでしょう。

チョウバエの対策

難しいのがチョウバエの扱いです。

こちらの害虫は、ショウジョウバエやノミバエと違って、手軽で即効性の対策がありません。

さらに、繁殖力が凄まじく、一匹ごとに数百個の卵を産みつけます。一匹見つけたらできるだけすみやかな対処が必要です。

まずは発生の原因から考えてみましょう。

チョウバエは、主にお風呂の排水口にたまった皮脂汚れに卵を産みつけることが多いです。

排水口を清潔にしておくことが適切なチョウバエ対策といえるでしょう。

できるだけ毎日習慣的に掃除をすることが大切です。
排水口用の髪の毛とりネットなどを活用することで掃除が簡単になります。

また、プラスチックの排水口の場合は、これをステンレスに変えるだけで衛生状態が保ちやすくなります。

汚れが残っているところに薬剤をまいても一時しのぎにしかなりません。

チョウバエ用の忌避剤も、徹底的に汚れをとりのぞいた上でつかわなければ効果が薄いです。

一度撃退してしまえば、衛生環境を保つことがチョウバエ対策になります。
少し大変かもしれませんが、頑張りましょう。

まとめ

・害虫を発見したら種類を特定しよう。
・ショウジョウバエ、ノミバエは比較的対処がカンタン。
・チョウバエは衛生環境の見直しが大切。
・何よりお掃除の習慣が大切、水回りは衛生的に!
・お風呂全体が汚れていたり、衛生状態が悪い場合は、お風呂(浴室)クリーニングを依頼しましょう。

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