エアコンのフィンは自分で掃除できる?おすすめのやり方を徹底解説

エアコンの効きが悪くなったり、水がポタポタと漏れたりする場合は、エアコンのフィン(熱交換器)に汚れが溜まっている可能性があります。

フィンはエアコンの部品の中でも特に汚れやすく、放置すると最悪の場合は健康被害が生じるおそれもあるため、定期的な掃除が必要です。

しかし、「フィンを掃除する方法がわからない」「簡単にきれいにする方法はないの?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、エアコンのフィンをきれいに掃除する方法や付着しやすい汚れの種類などを詳しく解説します。

こまめに掃除すると、エアコンの効きが改善されて電気代の節約につながる可能性があるため、ぜひ本記事を参考にして掃除を行ってみてくださいね。
この記事でわかること
  • ・エアコンのフィンはホコリや油汚れ、カビなどの汚れが付着しやすい環境

  • ・非常にデリケートなアルミ素材でできているため、自分で掃除することはおすすめできない

  • ・フィンをきれいに掃除したい場合は、専門業者によるエアコンクリーニングがおすすめ

  • ・フィンを掃除しないと運転効率が悪くなったり、余計な電気代が発生したりするため定期的なお手入れが大切

  • ・エアコンクリーニングは、一般的な壁掛けエアコンであれば8,000円〜20,000円程度で依頼が可能


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エアコンのフィンとは?

エアコンの内部を覗くと、フィルターの奥に細かい金属の板がびっしりと並んでいる部分があります。

この部分が「フィン」と呼ばれる部品で、別名「熱交換器」ともいわれています。

出典:photoAC

フィンは熱を伝えやすい金属で作られており、表面積を大きく確保するためにギザギザの形状になっている点が特徴です。

英語の「フィン=ヒレ」の名のとおり、薄い板状の突起が重なり合うことで効率的に空気と熱をやり取りできるようになっています


エアコンが部屋を冷やす場合、室内から吸い込んだ空気がフィルターを通過してフィンへ送られ、通過する空気の熱を奪って温度を下げます。逆に暖房時には、空気に熱を与えて部屋全体を暖める仕組みです。

このようにフィンは、冷暖房の要となる空気の温度調整を担う重要なパーツといえます。

しかし、フィンは薄い隙間が多いためホコリやカビが付着しやすく、汚れが溜まると空気の流れを妨げてしまいます。

結果として冷暖房効率の低下や結露による水漏れ、嫌な臭いの発生などのトラブルにつながることも少なくありません

フィンが清潔に保たれていないと、電気代の増加や故障のリスクにも直結します。

エアコンを快適に長く使うためには、フィルター掃除だけではなくフィンの状態にも目を向けることが大切ですよ。

エアコンのフィンは特に汚れやすい部品

エアコン内部でフィルターの次に空気が通るのがフィンです。

フィルターは大きなホコリをある程度は防いでくれますが、細かいチリや花粉、油分を含む細かな汚れまでは完全に遮断できません。

その結果、フィルターをすり抜けた汚れがフィンの表面に付着します。

さらに、フィンは冷房や除湿の際に冷たくなり、温度差によって空気中の水分が結露として付着しやすい仕組みになっています。


つまり、フィンの周辺は湿度が極めて高く、ホコリと水分が同時に存在するため汚れが付着しやすいのです。

湿度が高いフィンの環境は、カビにとって理想的です。

カビは、「20〜30度程度の温度があり湿度が60%以上、ホコリなどの栄養分がある」という3条件がそろうと繁殖しやすくなります

フィン周辺はこれらの条件をすべて満たすため、掃除を怠ると短期間でカビが広がりやすい点が特徴です。

カビが繁殖すると嫌な臭いの原因になるだけではなく、送風時にカビの胞子が室内に拡散されてしまい健康にも悪影響を及ぼしかねません。

また、フィンは薄い金属板が何層にも重なっているため、隙間に入り込んだ汚れを落とすのは簡単ではありません。

目に見える部分だけではなく、奥深くに蓄積した汚れが冷暖房効率を下げ、電気代の無駄やエアコン本体の負荷増加につながることもあります。

このようにフィンはエアコンの中でも特に汚れやすく、なおかつ汚れが大きな影響を及ぼしやすいので、快適な環境を維持するためにも、定期的なフィンの点検と掃除が欠かせませんよ。

エアコンのフィンに付着しやすい汚れは?

エアコンのフィンには、主に次の3つの汚れが付着しやすいです。

エアコンのフィンに付着しやすい汚れ

・ホコリ
・油汚れ
・カビ

ホコリ

エアコンのフィンに最も多く付着する汚れといえばホコリです。

室内の空気中には、繊維のくずやダニの死骸、花粉など目に見えない細かなホコリや汚れが常に漂っています。

フィルターは大きなゴミをある程度は防げますが、粒子の細かいホコリはそのまま通過してフィンに到達して、表面に付着してしまいます。

特に冷房や除湿運転をしたあとのフィンは結露で濡れており、湿った表面はホコリを吸着しやすく汚れが落ちにくい状態になっているため注意が必要です。


汚れた状態を放置すると、古いホコリの上に新しいホコリが積み重なり、雪だるま式にホコリの蓄積が進んでいきます。

ホコリが溜まったフィンは冷暖房の効率を大きく低下させます。

空気の通り道が塞がれることでエアコン内部の負担が増し、電気代が余計にかかるだけではなく故障の原因にもなりかねません。

さらに、ホコリの一部であるダニや花粉はアレルギー体質の人にとって刺激になりやすく、くしゃみや鼻水、咳といった症状を引き起こす可能性があります。

特に小さな子どもや、呼吸器が弱い家族がいる家庭では注意しなければなりません。

日常的にフィルターを掃除してもフィンの奥には細かなホコリが溜まっていくため、定期的に内部までクリーニングする必要がありますよ。

油汚れ

特にキッチンの近くに設置されたエアコンにおいて、ホコリ以上に厄介な汚れが油汚れです。

調理中に発生する蒸気には目には見えない油分が含まれており、油分が空気中に拡散してエアコンの吸気口から取り込まれると、フィンに付着してしまいます。

油はベタつきが強いため、一度付着すると自然には落ちにくく、フィン全体に膜を張るように広がるのが特徴です。


油汚れが広がった状態になるとさらにホコリを吸着しやすくなり、汚れが層状に積み重なっていきます。

フィンに油がこびりつくと空気の流れが阻害され、冷暖房効率が低下してしまいます。

これにより設定温度までなかなか到達せず長時間の運転が必要になり、電気代が増加してしまうおそれもあるため注意が必要です。

さらに、油分が酸化すると嫌な臭いが送風と一緒に室内へ広がり、快適さが損なわれてしまうこともあるでしょう。

こびりついた頑固な油汚れは、専門の業者にクリーニングを依頼することできれいに落とせますよ。

カビ

エアコンのフィンに発生する汚れの中でも、健康被害に直結しやすいのがカビです。

フィンは冷房や除湿時に冷やされることで結露が発生して、表面が濡れた状態になります。

そこに空気中のホコリや油分が付着すると、カビにとって理想的な繁殖環境が整い、カビが繁殖してしまうのです。


フィンにカビが生えると黒ずみが目立つだけではなく、独特のカビ臭が送風とともに部屋中に広がります。

さらに厄介なのは、カビの胞子が風に乗って室内へ散らばる点です。

万が一空気中の胞子を吸い込んでしまうと、アレルギー性鼻炎や喘息などの呼吸器系のトラブルを引き起こすリスクがあります

また、カビはフィンだけではなく吹き出し口や内部のダクトにも広がり、エアコン全体を汚染してしまう可能性がある点にも注意が必要です。

カビは目に見え始めた時点でかなり進行しているケースが多いため、定期的なクリーニングで繁殖を未然に防ぐことが大切ですよ。

エアコンのフィンを掃除しないとどうなる?

エアコンのフィンを掃除せずに汚れを放置すると、次のようなトラブルが発生しやすくなります。

エアコンのフィンを掃除しないトラブル

・エアコンが効かなくなる
・電気代が高額になるおそれがある
・水漏れが発生することがある
・健康被害が生じるおそれがある

エアコンが効かなくなる

エアコンのフィンは、冷房や暖房の効率を左右する重要な部品です。

フィルターを通過した空気はフィンを通り抜けることで熱のやり取りを行い、冷たい風や温かい風として部屋に送り出されます。

しかし、フィンにホコリやカビが付着してしまうと、空気の流れが大きく妨げられてしまい、熱交換の効率が低下します

結果的に設定温度にしているにもかかわらず、部屋がなかなか冷えない、あるいは暖まらないと感じることが増えるのです。


特に、ペットの毛が舞いやすい場合やカーペットを敷いている部屋では空気中のホコリ量が多い場合があり、フィンが汚れやすい環境になっています。

さらに、フィルター自体に汚れが溜まっていると吸い込める空気量も減ってしまい、冷暖房の効率はさらに悪化します。

快適な室温を保つためには、フィルター掃除に加えて定期的なフィンの洗浄も欠かせません。

特に奥に入り込んだ汚れは自分で取り切るのが難しいため、専門業者によるクリーニングを依頼することで本来の性能を取り戻せます。

エアコンが効かなくなったと感じたら、まずはフィンの汚れを疑うことが大切ですよ。

電気代が高額になるおそれがある

エアコンのフィンに汚れが溜まると、冷暖房効率の低下を補うために長時間稼働するようになります。

たとえば設定温度を25℃にしても、フィンがホコリやカビで目詰まりしていると空気がスムーズに循環できず、室内が思うように冷えません。

そのためエアコンは出力を上げ続けて、結果的に通常より多くの電力を消費します


小さな効率低下でも、毎日数時間使用する積み重ねで年間の電気代に大きな差が生じる可能性がある点に注意が必要です。

また、フィンが汚れた状態で無理に運転を続けると、コンプレッサーやモーターといった内部の部品にも余計な負担がかかります。

機械に負荷がかかるとさらに電力を必要とする悪循環に陥り、光熱費が増加する原因となってしまいます。

特に夏や冬のピーク時には電力消費量が急増するため、家計への大きな影響も無視できません。

電気代の無駄遣いを防ぐためにも、フィンの掃除を怠らないことが大切ですよ。

水漏れが発生することがある

エアコンのフィンを掃除せずに放置すると、結露で発生した水がうまく排出されず、水漏れの原因になることがあります。

フィンは冷房運転中に空気を冷やすため、常に湿気を含んだ状態になります。

本来であれば結露水はドレンホースを通って屋外へ流れていきますが、フィンにホコリやカビがこびりついていると水の流れが妨げられて、内部に水が溜まってしまうのです。


結果として、行き場を失った水が室内機からポタポタと落ちるトラブルが発生します。

さらに、フィンに溜まった汚れが水分を含むことでドロドロとした状態になり、排水経路を詰まらせるケースも少なくありません。

特に夏場や梅雨の時期は湿度が高く、エアコンを長時間使用するため水漏れのリスクが高くなります。

また、放置された水分はカビや雑菌の温床になり嫌な臭いの原因にもつながるなど、見た目の不快さだけではなく衛生面でも問題を引き起こす点に注意が必要です。

水漏れを防ぐには、フィンを含む定期的な内部の掃除と排水経路の点検が欠かせませんね。

健康被害が生じるおそれがある

エアコンのフィンを掃除せずに使用し続けると、さまざまな健康被害を引き起こす可能性があります。

フィンは冷却時に結露しやすく、湿度が高い状態でホコリや汚れが溜まりやすいため、カビや細菌が繁殖しやすい環境です。

カビは胞子を空気中に放出し、エアコンの風と一緒に部屋中に広がります。

万が一胞子を吸い込むと、アレルギー性鼻炎や咳、目のかゆみなどのアレルギー症状を引き起こすリスクがあります


特に小さな子どもや高齢者、喘息を持つ方は影響を受けやすいため注意が必要です。

また、カビや細菌による独特の嫌な臭いを長時間吸い込むことで、頭痛や倦怠感などの体調不良を招く可能性もあります。

さらに、フィンの汚れがひどいと、レジオネラ菌などの有害な菌が繁殖する危険性も否定できません。

健康被害を防ぐためには、フィルターだけではなくフィンまで清潔な状態を保つことが欠かせません。

自分でできる内部の簡単な掃除に加えて、専門業者によるエアコンクリーニングを定期的に利用するのがおすすめですよ。

エアコンのフィンは自分で掃除できる?

「フィンの汚れを放置するのが不安だから、今すぐ自分で掃除したい」と考える方もいるのではないでしょうか。

しかし、エアコンのフィンは非常にデリケートな部品なので、基本的に自分で掃除することはおすすめできません


ほとんどのメーカーでは、エアコンの内部を自分で掃除することは推奨していません。

フィンを自分で掃除できない主な理由は、次のとおりです。

エアコンのフィンを自分で掃除できない理由

・フィンが変形するおそれがある
・汚れをすべて自分で除去するのは難しい
・火災のおそれがある

フィンが変形するおそれがある

エアコン内部のフィンは、アルミ素材が非常に薄く加工されています。

冷却や加熱の際に効率よく熱を伝えるために繊細な構造になっていますが、その分ちょっとした衝撃や力でも変形してしまう危険性があります

たとえば、自分で掃除しようとしてブラシや掃除機のノズルを強く当てると、簡単に曲がったり折れたりすることがあるのです。


フィンが変形すると空気の流れが乱れてしまい、熱交換の効率が落ちて設定温度になかなか到達せず、冷暖房の効きが悪くなったと感じるようになる可能性があります。

さらに空気の通り道が不均一になることで内部に温度のムラが生じ、結露や水漏れといったトラブルにつながることもあるでしょう。

見た目はきれいになったとしても、掃除の過程でフィンを傷めてしまえば本来の性能を損なうことになる点に注意が必要です。

フィンの修理や交換となれば高額な費用がかかるため、自己流の掃除はかえって損になるケースが少なくありません。

自分でできる範囲はフィルターや表面のホコリを取る程度にとどめて、フィンの掃除は専門業者に任せるのが安心ですよ。

汚れをすべて自分で除去するのは難しい

エアコン内部に設置されているアルミフィンは、非常に細かく密集した構造になっています。

フィルターを通り抜けた細かなホコリや花粉、ペットの毛、カビや雑菌などはフィンの奥深くに入り込みやすく、家庭用の掃除機やブラシでは表面の汚れを軽く取り除くのが限界です

見える範囲がきれいになったとしても、フィンの隙間や冷媒管の周囲に付着した汚れまでは手が届きません。


特に冷房や除湿運転を繰り返す夏場は、フィンの周辺が常に湿度の高い状態となり、奥に溜まった汚れを栄養源としてカビが繁殖しやすくなります。

このような目に見えない汚れを放置すると、エアコンの運転効率が落ちるだけではなく、嫌な臭いの原因になったり室内にカビの胞子や雑菌を撒き散らしたりする可能性があるため注意しましょう。

市販のエアコン洗浄スプレーを使えば奥の汚れを落とせそうに思えますが、実際には洗剤成分がフィンの隙間に残ったり、奥まで届かなかったりすることが多く、完璧にきれいにすることはできません。

洗浄液が基板やセンサーにかかって故障を招くリスクもあり、基本的には多くのメーカーが洗浄スプレーの使用を非推奨としています

エアコン内部の掃除には知識と技術が求められるので、プロのクリーニング業者に依頼するのが確実で安全な方法といえるでしょう。

火災のおそれがある

エアコン内部には、フィンだけではなく温度センサーや電子基板などの精密部品が多く設置されています。

家庭用の洗浄剤や水を使ってフィンの奥を無理に掃除すると、これらの精密部品に水や液体洗浄剤が入り込んでしまい、ショートやトラッキング現象を起こして火災が発生する危険性も否定できません


そのため、フィンの奥や内部の精密部品まで無理に自分で掃除するのは非常に危険です。

安全に掃除したい場合は、内部のフィルター掃除や表面のホコリ取り程度にとどめておくことが大切です。

フィンの奥深くにまで入り込んだ汚れを取り除くのは、必ず経験と知識のある専門業者に任せるようにしましょう。

安全と性能の両方をしっかりと守るために、自己流で無理に掃除するのは避けてくださいね。

エアコンのフィンの掃除はプロの業者に依頼するのがおすすめ!

エアコンのフィンは、自分で掃除するには大きなリスクがあります。

そのため、安全かつ確実にフィンをきれいにするには、専門のエアコンクリーニング業者に依頼するのが安心です。

プロによるエアコンクリーニングでは、エアコン本体を分解して、普段は手が届かない内部の奥深くやフィン、ファンまで丁寧に洗浄してもらえます。


専用のアイテムや洗剤を使うことで、フィンの細かい隙間や奥に溜まったホコリ、カビや油汚れなども徹底的に除去が可能です。

また、ドレンパンや送風経路も含めてまとめて掃除してもらえるため、結露水の排水不良や水漏れのリスクも軽減できます。

クリーニングを依頼することで、見た目の清潔さだけではなくエアコンの運転効率や室内の空気環境も改善され、冷暖房がより効きやすくなります。

結果として電気代の節約にもつながり、長期的なコスト負担を減らす効果も期待できる点が大きなメリットです。

掃除の時間が確保できない忙しい方でも、自分で掃除する手間を省いて安全で快適な環境を保てるので、プロの業者への依頼がおすすめですよ。

エアコンクリーニングの料金相場

エアコンクリーニングの料金相場は、エアコンの種類やクリーニング方法によって次のように大きく異なります。

種類 料金相場
壁掛けエアコン 自動お掃除機能あり 14,000円〜20,000円程度
自動お掃除機能なし 8,000円〜12,000円程度
天井埋め込み型エアコン 18,000円〜35,000円程度
窓用エアコン 10,000円〜15,000円程度
天吊りエアコン 20,000円〜40,000円程度

一般的な壁掛けエアコンの場合、自動お掃除機能がないモデルでは8,000円〜12,000円程度が相場で、内部の構造が比較的シンプルなため作業時間も短く、費用も安く抑えられます。

一方で、自動お掃除機能付きの壁掛けエアコンは内部構造が複雑で掃除に手間がかかるため、14,000円〜20,000円程度とやや高めに設定されている点が特徴です。


天井埋め込み型エアコンも、内部のパーツやフィンの配置が複雑なため18,000円〜35,000円程度が目安で、高所に設置される天吊り型エアコンも作業が難しく、20,000円〜40,000円程度かかることが多いでしょう。

窓用エアコンは取り外しや掃除が比較的簡単で、10,000円〜15,000円程度でクリーニングが可能です。

さらに、業者によっては部品を分解して洗浄するオプションがあり、追加料金が発生する場合もあります。

作業前には必ず見積もりを取り、作業範囲や料金の詳細を確認しておくことが大切です。

予期しない費用の発生を避け、安全かつ効率的にエアコンをきれいに保つためにも、事前の確認は欠かせませんよ。

エアコンクリーニング業者を選ぶ際のポイント

初めてエアコンクリーニングの依頼を検討している方は、次のポイントを押さえながら業者を選んでみてください。

エアコンクリーニング業者選びのポイント

・損害賠償保険に加入しているか
・お掃除機能付きエアコンに対応しているか
・料金は適正価格か
・アフターフォロー体制は充実しているか
・口コミや評判がよいか

損害賠償保険に加入しているか

エアコンクリーニングはプロが作業を行うとはいえ、完全にリスクがないわけではありません。

作業中にフィンやファン、精密部品などを破損してしまう可能性はゼロではないため、万が一のトラブルが発生した場合に備えて損害賠償保険に加入している業者を選ぶと安心です。


保険に加入していれば、エアコン本体や部品が破損した際の修理費用や交換費用の補償が望めるため、安心して依頼できます。

また、加入している保険の補償範囲や補償額の上限を事前に確認しておくことで、万一のトラブル時にもスムーズに対応してもらいやすくなります。

業者の公式サイトやSNSなどで保険の加入状況を確認できる場合もありますが、不明な場合は問い合わせて明確にしておくことが大切です。

作業は人が行うため、絶対に安全とはいいきれません。損害賠償保険の有無は、業者選びの安心材料として必ず確認しておきましょう。

お掃除機能付きエアコンに対応しているか

お掃除機能付きエアコンは、内部の自動清掃フィルターなどの複雑な構造が備わっているため、一般的なエアコンよりも分解や内部洗浄の難易度が高くなります。

そのため、すべてのクリーニング業者が対応できるわけではありません


対応していない業者に依頼すると、分解が不十分で汚れが残ったり、部品を破損してしまったりするリスクがあります。

万が一故障すれば修理や買い替えが必要となり、余計な費用や手間が発生します。

しかし、お掃除機能付きエアコンに対応している業者であれば、専門的な技術を活かして内部まで丁寧に洗浄でき、複雑な構造でも安心して任せることが可能です。

料金は適正価格か

エアコンクリーニング業者を選ぶ際は、料金が適正かどうかを確認することが大切です。

料金が不明瞭な業者や相場よりも極端に安い業者を選ぶと、作業後に高額な追加費用が発生するリスクがあります


また、料金だけを重視すると、クリーニングの範囲が限定される場合や、内部の奥まった部分まできれいに洗浄されないケースもあるため注意しましょう。

一方で、相場より高額な業者も存在するため、作業内容や保証内容を総合的に判断して納得できるか確認することが大切です。

複数の業者から相見積もりを取り、料金の内訳や作業範囲を比較することで、費用とサービスのバランスを見極めることができます。

オプションや分解洗浄の有無も料金に影響するため、依頼前に確認すると安心ですよ。

アフターフォロー体制は充実しているか

エアコンクリーニングは、作業後に不具合が起こる可能性もあるため、アフターフォロー体制が充実している業者を選ぶようにしましょう。

たとえば、掃除後に異音が発生したり水漏れが起きたりするケースがあります。

このようなトラブルに迅速に対応してくれる業者であれば、万が一の事態でも心配することなく安心して依頼できます


電話やメールでのサポート体制が整っているか、作業後の保証や修理対応があるかも事前に確認するとよいでしょう。

一定期間の無料点検をアフターフォローとして提供している業者もあり、トラブルが発生した場合でも追加費用の発生を抑えられます。

作業後も気軽に相談できる業者を選ぶことで、長期的に信頼できる関係を築きやすくなるでしょう。

口コミや評判がよいか

エアコンクリーニング業者選びでは、実際にサービスを利用した人の口コミや評判も重要な判断材料です。

レビューや体験談を確認することで、実際の作業の丁寧さや対応の誠実さ、仕上がりの満足度などを具体的に知ることができます


特に、フィンや送風ファンなどの内部の細かい部分までしっかりと掃除してくれたか、作業中の養生や部屋への配慮がされていたかなどに注目すると、業者の技術力や信頼性がわかりやすくなります。

また、複数の口コミサイトやSNSなどで情報を集めて、評価のばらつきや偏りがないかをチェックすることも大切です。

さらに、業者の公式サイトに掲載されている施工事例やビフォーアフター写真も確認すると、作業の質や仕上がりを客観的に判断できます。

口コミをしっかりと確認することで、初めて依頼する場合でも安心して任せられる業者を見つけやすくなりますよ。

エアコンのフィンの掃除に関するよくある質問

Q
フィンはブラシを使って自分で掃除してもよい?
A

フィンはデリケートなアルミ素材で作られているため、力を入れてブラシで掃除すると変形するおそれがあります。軽くホコリを払う程度であれば問題ありませんが、内部の汚れやカビを徹底的に除去したい場合は、専門の業者に依頼するのがおすすめです。

Q
フィンをクリーニングするメリットは?
A

フィンを掃除すると、冷暖房効率が改善されて消費電力の無駄も減らせます。また、カビやホコリの蓄積を防ぐことで室内の空気環境も清潔になり、悪臭や健康被害のリスクも低下します。

Q
フィンの掃除はどれくらいの頻度で行えばよい?
A

フィンの掃除は、目安として年に1回程度のプロによるクリーニングを行うのが望ましいです。フィルター掃除は2週間〜1ヶ月に1回程度は行い、汚れの状況や使用環境によって頻度を調整すると、冷暖房効率や空気の清潔さを維持しやすくなります。

エアコンのフィンは定期的に掃除しよう!

エアコンのフィンは、ホコリやカビ、油汚れなどが付着しやすく、そのまま放置すると冷暖房の効きが悪くなったり、電気代の無駄遣いや水漏れ、健康被害の原因になることがあります

自分での掃除では内部の汚れを完全に取り除くことは難しく、無理に掃除するとフィンの変形や故障のリスクもあります。

そのため、安全かつ効率的にフィンをきれいにするには、専門のエアコンクリーニングを定期的に依頼するのがおすすめです。

業者選びに迷った場合は、比較サイトの「おうちにプロ」を活用して、自宅周辺のおすすめ業者一覧の中から信頼できる業者を見つけてみてくださいね。

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