
エアコンクリーニングのプロ・宮崎さんに聞く快適空間のつくり方

日本ハウスクリーニング協会 千葉校 校長
宮崎 圭司
日本ハウスクリーニング協会/日本エアコンクリーニング協会の会員でありながら、2016年から日本ハウスクリーニング協会千葉校の校長も務めている。
メディアへの掲載経験も豊富で、「子供とおでかけ情報サイト『いこーよ』」、「東京新聞『年末の大掃除まだ間に合う』」、「株式会社ベネッセコーポレーション発行『サンキュ!7月号』」のコンテンツ監修、「ラジオ bayfm 『TRENDER』」への生出演経験もある。
「おうちにプロ」では、より正確で有益な情報をユーザーに届けるために、コラム記事等の監修をハウスクリーニングのプロに行っていただいております。
また、ハウスクリーニングについてより深いお話を聞くために、インタビューも実施させていただきました。
今回は、日本ハウスクリーニング協会千葉校で校長を務める宮崎圭司さんにお話をお聞きしました。
- 【記事作成】おうちにプロ 編集部
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エアコンクリーニング業者を選ぶ際にはどのような点に注目すればいいですか?
(宮崎さん)
エアコンクリーニング業者を選ぶ際には、下記の点に注目するのがいいかと思います。
- エアコンクリーニング士等の資格を有しているか
- 口コミやレビューなどの評価がよいか
- サービス相応の料金かどうか
- 明瞭会計であるか
- 自社施工であるか
- 保証やアフターサービスが手厚いか
資格の有無やユーザーからの評価は、公式サイトやインターネット上から検索することができます。「おうちにプロ」でも各サービスページに口コミが投稿されていますよね。
サービス料金の安さに魅力を感じがちですが、あまりにも安価なサービスは、サービスの質が低かったり、必要な作業を省いていたりする可能性が高いです。値段だけで決めるのは、控えた方がよいと思います。
「明朗会計」についてですが、メーカー・型番等による追加料金があるのか、駐車場代や出張費などが別途かかるのか、汚れ具合による追加料金があるのかなど、業者さんによって内容は様々です。しかし、これを公開しているかという点が重要です。事前にこういった会計内容についてきちんと教えてくれる業者さんを選びましょう。
また、協力会社や下請会社が作業を行うという場合は、作業員によって技術力のばらつきが大きい可能性が高いです。自社施工で行っている業者さんの方が、あたりはずれが出にくいといえます。
加えて、作業後の故障や水漏れ等の保証があったり、賠償保険などに加入していたりする業者の場合、施工後のフォローもきちんとしてくれるので、後悔することも少ないでしょう。
エアコンクリーニングを依頼するメリットとは何ですか?
(宮崎さん)
エアコンクリーニングをすると、熱交換率が上がり冷暖房の効きがよくなるのがメリットのうちの1つです。これにより電気代が20%〜30%も節約できることもあります。
エアコン内部には、カビやホコリが溜まりやすく、放置するとアレルギーの原因にもつながってしまいますが、クリーニングをすることによってより衛生的な空気をエアコンから排出させることができます。
また、カビ臭さ等の嫌な臭いの除去はもちろん、故障の原因にもなってしまう汚れを取り除くことでエアコンの寿命を延ばすことへもつながります。
自力でもできるエアコンを綺麗に保つコツは何ですか?
自分でできるエアコンのお掃除として、フィルターの掃除があげられます。2週間〜1ヶ月に1回ほどお手入れをするのがおすすめです。
掃除方法としては、まずホコリを掃除機で吸い取ってから、水洗いをするのが一般的です。もし、油が絡んでいるようであれば、弱アルカリ洗剤を塗布し、優しくブラッシングをするとよいでしょう。
汚れをしっかり洗い流したら、完全に乾かした後にエアコンに取り付けるようにしてください。半乾きの状態で設置してしまうと故障の原因となってしまうため、注意が必要です。
また、冷房や除湿などの運転後に送風で30分〜1時間ほど運転するのもおすすめです。冷房や除湿といった機能は、エアコン内部に結露が発生し、湿気がこもってしまいカビが発生してしまいます。
そのため、送風運転をすることで湿気を外に出してあげる必要があるのです。近年のエアコンについている「内部洗浄」や「内部乾燥」といった機能も、内部の湿気を出してくれるものなので、送風ボタンが無いエアコンでも問題はありません。
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