エコキュートから出る黒いカスの正体は？

2017年4月27日

築15年の一軒家でエコキュートです。
「追い焚き配管から黒いカスが出てくるので、一度洗浄してほしい」と依頼がありました。

使用頻度にもよりますが、エコキュートの耐用年数(寿命)は、10年から15年と言われていますので黒いカスの正体は、経年劣化による給湯器内部のゴムパッキンの可能性があります。

風呂釜洗浄をした後は黒いゴミ等はかなり軽減されることが多いのですが、稀に洗浄後も出る事を了承して頂き作業開始します。

汚れの確認の為にお風呂を沸かしてみます。
写真にある様に黒いカスが出てきました。

触ってみると厚みがあり、ゴムの様に伸びるので、やはりゴムパッキンです。

循環金具から洗浄します。
金具にも黒いカスが付いています。

洗浄してキレイになったところで、追い炊き配管内に洗浄剤を投入します。
するとすぐに反応があり、徐々に汚れが出てきます。
十分に洗浄剤が浸透したので、配管洗浄を開始します。

配管内は皮脂汚れなどで、かなり汚れていました。
洗浄結果を見て、お客様は「配管内にこんなに汚れが溜まっていたなんて」、と驚いていました。
洗浄時にも黒いカスは少し出ていましたが、作業終了の時には出てこなくなりました。

最近では、お湯が臭う、汚れが出てくるといった依頼が増えています。
早めの洗浄をお薦めします。