トイレの換気扇の交換方法は?費用相場や注意点、自分でできるのかを解説

トイレの換気扇は、快適にトイレを使い続けるために必要な設備です。しかし、長年使用していると経年劣化で不具合が生じたり、換気性能が落ちたりすることがあるため、故障してしまう前に交換が必要です。

トイレの換気扇の交換を考えているけれど、「どこに依頼したら良いのかわからない」「自分では交換できないの?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、トイレの換気扇交換の依頼先や交換のタイミング、費用相場などを詳しく紹介します。費用を安く抑える方法や、自分で交換できるのかについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

新しい換気扇を選ぶときのポイントも紹介していますよ。
この記事でわかること
  • ・同じ換気扇を10年以上使用している場合は、寿命を迎える可能性が高いため早めに交換するのがおすすめ
  • ・電源プラグを挿すだけなどの配線工事が必要ない換気扇であれば、自分で交換することが可能
  • ・交換に配線工事が必要な場合は、電気工事士の資格を持つ人のみが作業できる
  • ・トイレの換気扇交換にかかる費用は、15,000円〜60,000円程度が相場
  • ・安く工事を依頼したい場合は、同等品や後継品、グレードを抑えたモデルを選ぶことが大切
  • ・複数の業者で相見積もりを取ることで、より費用が安く信頼できる業者を選ぶことが可能

【記事作成】おうちにプロ 編集部
ハウスクリーニングのプロが監修したお掃除や家事の時短アイディアや役立つアイテムをご紹介。毎日の暮らしをちょっと楽しく・ちょっと豊かにする情報を発信中!

トイレの換気扇は自分で交換できる?

トイレの換気扇は、ほかの設備よりも比較的シンプルな構造なので、「自分で交換できるのでは?」と考える方もいるでしょう。結論からお伝えすると、配線工事の必要がない換気扇であれば、自分で交換を行うことが可能です。


たとえば、電源プラグをコンセントに挿すだけのタイプに交換する場合は、特別な資格は必要なく自分で取り付け作業を行えます。

しかし、配線工事を行わなければならない場合は、自分で交換することはできません。なぜなら、配線の接続や引き直しなどの工事を行うには、電気工事士の資格が必要となることが法律で定められているためです。

無資格者が配線工事を行うと、感電や火災のリスクがあるだけでなく、法令違反にもなります。また、天井や壁に穴を開けたり閉じたりといった作業も伴うため、安全面や仕上がりの観点からも注意が必要です。

簡単に設置できるように見える換気扇でも、取り付け方法を間違えると換気性能が落ちたり思わぬトラブルに発展したりするケースもあるため、基本的にはプロの業者に依頼した方が失敗がないといえます。

感電や火災や命の危険があるため、資格がない方は絶対に行わないようにしてくださいね。

どこに頼む?トイレの換気扇交換のおすすめ依頼先

トイレの換気扇交換をプロの業者に依頼する場合、おすすめの依頼先は次のとおりです。

・ホームセンター
・ハウスメーカー
・地域密着型の電気工事業者
・換気扇メーカー

ホームセンター

多くのホームセンターでは、換気扇の販売だけではなく、交換工事の受付も行っています。工事はホームセンターと提携している電気工事業者が行うため、施工の質も比較的安定しているといえるでしょう。


換気扇の購入と同時に工事まで依頼できるため、手間がかからない点がメリットの一つです。

大手のホームセンターであれば、店頭だけではなくWebサイトから換気扇を購入し、オンライン上で交換工事の手配まで行える場合があります。ただし、設置の可否や費用は現地調査が必要となることもあり、スケジュールが合わなければ施工までに時間がかかる点に注意しましょう。

また、手軽に申し込める一方で、地域密着型の業者に比べて費用が高めになるケースもあるため、事前に見積もりを依頼して費用をしっかりと確認することが大切です。

ホームセンターで購入した換気扇以外は工事してもらえない可能性があるので、気をつけてくださいね。また、すべての店舗で工事に対応しているわけではないので確認も必要ですよ。

ハウスメーカー

ハウスメーカーは、新築やリフォームを依頼した顧客に対して、アフターサービスとして小規模工事の相談を受け付けていることがあります。

自宅をハウスメーカーで建てた場合は、換気扇の型番や設置状況なども業者に把握されている場合が多く、交換作業をスムーズに進められる点がメリットです。


家を建てて数年以内であれば、ハウスメーカー独自の保証制度が適用されるケースもあり、お得かつ安心して任せられるでしょう。

しかし、基本的には下請け業者に工事を依頼することになるため、工事費用は割高になりやすい傾向があります。また、施工対象が自社物件に限られることが多く、他社で建てた住宅や中古住宅では対応してもらえない可能性もあるため、事前に確認が必要です。

ほかにもメンテナンスしてもらいたい場所があれば、まとめて依頼してみるのがおすすめですよ。場合によっては、保証や割引が適用されるケースもあります。

地域密着型の電気工事業者

特にコストパフォーマンスの高い選択肢が、地域密着型の電気工事業者です。住宅の配線や換気扇交換などに関する経験が豊富で、自宅の状況に応じて適切な工事を行ってくれます


地域密着型なので、大手の業者に比べて費用も安く抑えられる可能性がある点がメリットです。

電気工事士の資格を持ったスタッフが対応するため、法的な面や安全面にも問題なく安心して依頼できます。柔軟な対応も期待できるので、換気扇が故障した際の急ぎの依頼にも快く応じてもらえる場合もあるでしょう。

しかし、業者によってサービスの質や費用に差があるため、事前に口コミや実績、費用の確認は必須です。

地域密着型の電気工事業者は、「おうちにプロ」のような比較サイトを活用すると見つけやすいですよ。

換気扇メーカー

換気扇を製造・販売しているメーカーに直接交換を依頼する方法もあります。一部の換気扇メーカーでは、自社製品の交換・修理に対応する訪問サービスを提供しています。


製品に関する知識や部品の在庫が豊富で、モデルに合った対応をしてもらえる点が大きなメリットです。

ただし、工事自体はメーカーと提携した外部の下請け業者が担当することが一般的で、地域や依頼内容によっては対応まで時間がかかることもあります。

また、換気扇の撤去費用が別途発生する場合や、工事費用自体がほかと比べると高くなるケースもあるため、事前の見積もりは必須です。なお、製造打ち切りとなっているモデルは交換や修理が不可能な場合もあります。

基本的に、製造打ち切りモデルは一定期間を過ぎると交換や修理に対応できなくなりますよ。

トイレの換気扇を交換するタイミング

トイレの換気扇は、次のようなタイミングで交換するのがおすすめです。

・10年以上使用しているとき
・換気扇から異音がするとき
・吸引力が弱くなったと感じるとき
・換気扇がうまく回転しなくなったとき

10年以上使用しているとき

トイレの換気扇の耐用年数は、一般的に10年〜15年程度とされています。使用頻度や設置環境によって前後することもありますが、10年以上同じ換気扇を使っている場合は、交換を検討すべきタイミングといえるでしょう。


10年以上使用すると、内部のモーターやファンに経年劣化が生じている可能性があり、吸引力の低下や異音、さらには故障の原因にもつながります。

たとえ定期的に換気扇を掃除していても、各パーツの経年劣化自体は防げません。

また、古い換気扇は省エネ性能が低いことが多いため、最新の機種に交換することで、光熱費の節約や静音性の向上といったメリットも期待できます。

一見異常はないように見えても、突然故障してしまう場合もあるので、10年以上使用している場合は交換を検討してみてくださいね。

換気扇から異音がするとき

これまで静かに作動していた換気扇から、突然「ゴーッ」「キュルキュル」などの異音が発生するようになった場合、何らかのトラブルが起きている可能性があります。放置したまま使い続けると故障するため、早めに対処しましょう。


ファンにほこりや汚れが溜まっていたり、モーターが経年劣化で摩耗していたりすると、スムーズな回転が妨げられて異音の原因となります。

内部を掃除しても改善されない場合や、異音が日に日に大きくなるようであれば、内部パーツの劣化や故障が進行している証拠です。

異音は換気扇からの交換のサインともいえるため、気づいた時点で業者に相談して、適切な対応をとるようにしましょう。

モーターだけが劣化している場合は、部品のみの交換で済む場合があります。しかし、全体が劣化している場合は本体自体の交換が必要です。

吸引力が弱くなったと感じるとき

トイレの換気扇には、臭気や湿気を効率よく排出する役割があります。しかし、これまでと比べて換気の効きが悪くなったり、臭いがこもりやすくなったと感じたりする場合、吸引力が低下している可能性があるでしょう。


換気扇の内部にほこりや汚れが蓄積していると、性能が落ちて吸引力が弱くなる場合があります。

フィルターやファンの掃除を行っても改善しない場合は、モーターの劣化や回転不良など、換気扇自体の寿命が近いことが考えられます。吸引力の低下は、快適性の妨げになるだけではなく、カビや結露の原因にもなり得るため注意が必要です。

吸引性能が低下したと感じる場合は業者に相談して、必要に応じて新しい換気扇への交換を検討しましょう。

異変を感じたら一度掃除を行い、改善するかどうかを確認してみてくださいね。

換気扇がうまく回転しなくなったとき

スイッチを入れてもファンがスムーズに回らなかったり、途中で止まったりする場合は、換気扇の動作に不具合が生じているサインです。ほこりの詰まりや部品の劣化、モーターの不具合などが原因で、回転がうまくいかなくなることがあります。


放置していると、モーターに過剰な負荷がかかって完全に故障して動かなくなってしまうため、早めの対処が必要です。

また、無理に動かそうとすると火災などのトラブルにもつながりかねません。メンテナンスをしても改善しない場合は、無理に使用を続けずに早めに交換することが大切です。

ほかにも、換気扇本体には問題がなくても、電源スイッチ自体が故障して動作しない可能性もあります。この場合はスイッチを交換すれば不具合は解消されますが、見極めが難しいためまずは業者に確認してもらった方が良いでしょう。

断線しているおそれもあるので、なるべく自分では触らずに業者に相談してみることをおすすめします。

トイレの換気扇交換にかかる費用相場

トイレの換気扇交換にかかる費用は、換気扇の種類によって異なります。

トイレの換気扇には、主に「パイプ用換気扇」と「ダクト用換気扇」の2種類があるので、それぞれの費用相場を詳しく見ていきましょう。

パイプ用換気扇の場合

パイプ用換気扇とは、基本的にトイレの壁に取り付けられているタイプの換気扇です。壁の中のパイプを伝って、トイレ内の空気を換気します。

パイプ用換気扇の場合、15,000円~35,000円程度の費用が相場です。


内訳として、換気扇本体に5,000円~15,000円程度、工事の作業費用として10,000円~20,000円程度の費用がかかります。

構造がシンプルであるため、ダクト用換気扇と比べると費用を安く抑えられる点が大きなメリットです。大がかりな工事も必要ないため、作業時間も短い場合が多いでしょう。

また、換気扇本体自体もさまざまなモデル間で性能の大きな差はないため、費用も比較的安く抑えやすいといえます。

一戸建ての場合は、パイプ用換気扇が設置されている場合が多いですよ。

ダクト用換気扇の場合

ダクト用換気扇とは、トイレの天井に設置されているタイプの換気扇です。天井裏にダクトを通し、ダクトから排気を行います。

ダクト用換気扇の費用相場は、25,000円~60,000円程度です。


内訳は、換気扇本体で5,000円~30,000円程度、交換の作業に20,000円~30,000円程度の費用がかかります。

基本的に、ダクト用換気扇は配線工事が必要となるため、専門の資格を持った電気工事士のみが作業を行えます。配線をつなげたり天井裏のダクトのメンテナンスをしたりするため、パイプ用換気扇と比べて費用は高くなる点に注意が必要です。

主にマンションに設置されていることが多く、マンションは換気扇交換の費用が高くなる傾向があるといえます。

古い換気扇の処分に費用がかかるケースもあるため、見積もり時にしっかりと確認してみてくださいね。

機能によっても金額は変動する

多くの住宅では、換気機能のみが備わったシンプルな換気扇が採用されています。しかし、最近ではさまざまな機能を備えた換気扇が登場しており、機能性が優れているモデルほど費用も高くなる点に気をつけましょう。


たとえば、人感センサーや湿度センサーなどがついており、環境の変化に応じて自動で作動する換気扇は、本体価格のみで30,000円程度の費用がかかるケースもあります。

なるべく費用を抑えたい場合は、シンプルに換気のみの機能が備わったモデルを選ぶのがおすすめです。ただし、機能性も重視したい場合は、自分が希望する機能が備わった製品の中から、より価格が安いものを選びましょう。

換気扇の機能性の高さで作業費用が変動することはあまりありませんが、特殊な工事が必要な場合は作業費用も高くなるため、見積もり時に確認しておきましょう。

トイレの換気扇交換を安く依頼するコツ

トイレの換気扇交換を安く依頼したい場合は、次のポイントを押さえてみてください。

・複数の業者で相見積もりを取る
・同等品や後継品を選ぶ
・グレードや機能性を抑えたモデルを選ぶ
・換気扇の場所を変更しない

複数の業者で相見積もりを取る

換気扇の交換にかかる費用は、業者ごとに大きく異なります。少しでも安く依頼するためには、1社だけではなく複数の業者で見積もりを依頼して、費用を比較したうえで安い業者を選ぶことが大切です。


同じ作業内容でも業者によって作業費用や部品代が異なるため、最初から1社に絞って依頼してしまうと、相場よりも高い金額で契約してしまうおそれがあります。

見積もりを比較することで、費用だけではなくサービス内容や対応の丁寧さ、施工実績なども把握でき、より信頼できる業者を見極めやすくなります。最近では、ネット上で複数業者の見積もりを一括取得できるサービスも増えており、手間をかけずに比較検討することが可能です。

たとえば、比較サイトの「おうちにプロ」では、地域ごとのおすすめ業者を一覧で表示しており、サービス内容や料金、口コミまで比較しながら信頼できる業者を選べます。

費用を抑えるだけではなく、納得のいく工事を行ってもらうためにも、相見積もりは欠かせないポイントですよ。

同等品や後継品を選ぶ

換気扇交換を安く済ませるためには、現在使っている製品と互換性のある「同等品」や「後継品」を選ぶのがおすすめです。

換気扇にはサイズや設置方法、ダクト径など多くの仕様があるため、異なるタイプに変更しようとすると取付工事が大がかりになり、費用が高くなる可能性があります


同等品や後継品を選べば、既存の配線や取付枠をそのまま活用できることが多く、工事の手間や時間、費用が最小限に抑えられます。

メーカーによっては旧モデルと同寸法・同性能の製品を後継品として販売していることも多く、探しやすい点もメリットの一つです。同等品や後継品であれば、デザインに大きな差があることもないため、違和感なく使用できるでしょう。

まずは取り付けてある既存モデルの型番を確認して、適合するモデルを選ぶことがポイントですよ。

グレードや機能性を抑えたモデルを選ぶ

換気扇にはさまざまなグレードや機能がありますが、すべての機能がトイレの換気に必要とは限りません。たとえば、人感センサーや湿度センサー、タイマー付きなどの高機能モデルは便利ではあるものの、その分価格が高くなる傾向があります


一般的な家庭のトイレであれば、基本的な換気機能さえ備わっていれば十分なケースも多く、必要以上に高性能なモデルを選ぶと持て余してしまう可能性もあるでしょう。

特に、費用を抑えたい場合は最低限の換気機能を備えたシンプルなモデルを選ぶことで、製品代と工事費用をともに削減することが可能です。

生活スタイルに合わせた適切なモデル選びも重要ですが、予算とのバランスを見ながら必要な機能に絞って選ぶことが節約につながります。

モデル選びに迷った場合は、業者に相談しながら換気扇選びを進めるのがおすすめですよ。

換気扇の場所を変更しない

工事費用を抑えたい場合は、換気扇の場所を変更しないようにしましょう。換気扇の交換時に本体の設置場所を変えると、追加で壁や天井に開口工事が必要になったり、配線やダクトの延長・取り回し工事が必要になったりして、費用が大幅に高くなってしまいます


費用を抑えたい場合は、既存の換気扇と同じ位置に新しい換気扇を取り付けることが基本です。

特に、トイレは狭い空間で面積も限られているため、新たにダクトを設けたり電源を引き直したりするには大がかりな工事が必要になることもあります。

既存の位置に同じサイズの換気扇を取り付けるだけであれば、作業時間も短く済み、工事費用も安く抑えられるでしょう。

設置場所の変更は避けて、既存の設備を最大限に活用する方向で工事を進めるのがおすすめですよ。

トイレの換気扇交換で追加費用がかかるケース

トイレの換気扇交換工事は、基本的に「換気扇の本体価格」と「基本の工事費用」が請求されます。しかし、次のような場合は追加費用がかかるケースがあるため注意しましょう。

・ダクトの交換が必要な場合
・排気口の詰まりを掃除する場合
・天井開口部分の拡張を行う場合 など

ダクト用換気扇を使用している場合、経年劣化によってアルミダクト本体が腐食することがあります。ダクトが腐食していると正常に排気が行えないため、交換工事が必要です。


劣化して穴が開いたり破れが生じたりしているダクトを放置すると、天井裏に湿気が漏れてカビが生えるおそれがあります。

また、換気扇本体のみを交換する場合でも、排気口にホコリや汚れなどが詰まっていると正常に排気できないため、掃除が必要です。掃除は基本作業の内容に含まれていない場合が多いためオプション扱いとなり、追加費用が発生するのが通常です。

さらに、新しい換気扇が既存のものより大きい場合、天井の開口部分を拡張しなければ取り付けられません。また、場合によっては開口部分が換気扇本体よりも小さいことがあり、取り外しができないため拡張工事が必要になるケースもあります。

追加費用の有無や金額も業者ごとに異なるため、見積もり時に確認してみてくださいね。

新しい換気扇の選び方

新しい換気扇は、次のポイントを押さえて選びましょう。

・現在の設置場所のサイズとダクト径に合うか
・必要な機能が備わっているか
・メンテナンスはしやすいか
・省エネ性能に優れているか など

まず、既存の換気扇のサイズやダクトの大きさを確認することが重要です。同等品を選ぶ場合、サイズが適合しなければ設置できないため、確認したうえで製品を選びましょう。


換気以外に自分が希望する機能がある場合、欲しい機能がすべて備わっているかもチェックポイントです。

タイマーや人感センサー付きであれば、日常の使い勝手の良さが向上するでしょう。ほかにも、静音設計のモデルを選ぶと、夜間や来客時も気になりません。

メンテナンスのしやすさも大切なポイントで、フィルターの取り外しや掃除のしやすさを確認しましょう。設置後の光熱費も安く抑えたい場合は、省エネ性能が高く電気代が抑えられるモデルを選ぶことが大切です。

ホームセンターやショールームなどで現物を確認して、スタッフに相談しながら選ぶのがおすすめですよ。

交換前に確認!トイレの換気扇の掃除方法

換気扇の調子が悪い場合は、ホコリや汚れの詰まりが原因となっている可能性もあります。詰まりが原因であれば、フィルターや内部を掃除することで改善できる可能性があるため、まずは掃除を行ってみましょう。

ここからは、換気扇掃除に必要なアイテムと実際の掃除手順を詳しく解説します。

換気扇掃除に必要なアイテム一覧

まず、トイレの換気扇掃除に必要なアイテムは、次のとおりです。

  • 食器用の中性洗剤
  • スポンジ
  • 掃除用の小さなブラシ
  • 掃除機
  • 雑巾やタオル
  • ゴム手袋
  • 脚立や踏み台 など

基本的に、換気扇を掃除する際は食器用の中性洗剤を使用します。アルカリ性の洗剤や研磨剤が入ったタイプなどは、換気扇の内部やパーツを傷めるおそれがあるため避けましょう


手荒れが心配な方は、ゴム手袋も用意しておきましょう。

また、換気扇は手が届きづらい場所にあるため、脚立や踏み台の用意も必須です。便器に乗って作業しようとすると、足が滑って転落したり、便器自体が壊れてしまったりするおそれがあります。

必要な道具を揃えてから掃除を始めましょう。

換気扇を掃除する手順

トイレの換気扇を掃除する手順は、次のとおりです。

  • 換気扇の電源を切る
  • カバーに付着したホコリや汚れを簡単に取り除く
  • カバーを取り外す
  • ファンを掃除する
  • 内部を丁寧に掃除する
  • 取り外したパーツを取り付ける

まず、掃除前に必ず換気扇の電源を切りましょう。電源を切らずに作業すると、誤作動を起こした場合に指や腕が巻き込まれて怪我をするおそれがあります

次に、カバーを取り外す前にホコリや汚れを掃除機などで簡単に取り除きます。


ホコリが床に落ちるのが心配な場合は、新聞紙を敷いておくと良いでしょう。

そのあと、カバーを取り外してスポンジや掃除用のブラシなどを使ってしっかりときれいにします。こするだけでは汚れが落ちない場合は、食器用の中性洗剤を使ってみてください。

ファンの掃除も行いますが、取り外す自信がない場合は無理に取り外さず、可能な範囲で拭き掃除を行いましょう。無理に取り外すと故障の原因になります。

最後に、各パーツをしっかりと乾燥させたうえで、すべて元どおりに取り付けたら掃除は完了です。

掃除をしても不具合が改善しない場合は、寿命が近いため交換を検討してみてくださいね。

トイレの換気扇交換に関するよくある質問

Q

新しく選ぶ換気扇のおすすめ機能はある?

A

たとえば、人感センサーがついたモデルは人の動きによって照明のオン/オフが自動で切り替わるため、消し忘れの心配がありません。また、誰もいない間は換気を「弱」で運転し、人の存在を感知すると自動で「強」になるモデルもあります。静音設計モデルを選べば、深夜にトイレを使用しても換気扇の稼働音が気になることもないでしょう。



Q

自分で換気扇本体を用意すれば、工事費用を抑えられる?

A

換気扇本体を業者経由で購入するのではなく、あらかじめ自分で用意しておけば、本体価格分の工事費用を抑えられる可能性があります。しかし、サイズをしっかると確認したうえで購入しなければ、適合せず用意した換気扇を設置できなかったり、追加の工事が必要になったりすることもあるでしょう。また、工事後の保証の適用も難しくなる可能性があるため、事前に換気扇を依頼者側で用意しても良いか、用意した場合の保証の扱いなどを確認することをおすすめします。



Q

見積もりの依頼は必ず現地調査が必要?

A

必ず現地調査が必要になるわけではありません。業者によっては、現在使用している換気扇の型番や点検口の有無、天井裏の写真などをネット上で共有すれば、問題なく見積もりを行える可能性があります。しかし、細かなことまで相談しながら費用を算出してもらいたい場合は、現地調査を依頼した方が良いでしょう。また、天井裏などの写真を共有できなければ正確な費用が算出できないおそれもあるため、あらかじめ費用を把握しておきたい場合も現地調査を依頼した方が良いといえます。



Q

信頼できる業者を選ぶためのポイントは?

A

見積もり時に正確な費用や追加費用の有無などを提示し、具体的な工事方法まで説明してくれる業者であれば、信頼できるといえるでしょう。一方で、見積もりをしても具体的な費用を提示してもらえなかったり、対応が雑に感じたりする場合は、依頼するのを控えた方が良いかもしれません。相見積もりをすると、複数の業者と比較したうえで信頼できるところを選びやすくなります。



トイレの換気扇は故障前に交換することが大切

トイレの換気扇の耐用年数は、一般的に10年〜15年程度とされています。たとえ故障していなくても、10年以上使用している場合は突然不具合が生じるおそれもあるため、寿命を迎える前にあらかじめ交換しておくことをおすすめします

特に換気扇から異音がしたり、吸引力が弱くなっていると感じたりした場合は、交換のおすすめのタイミングです。

トイレの換気扇は、15,000円〜60,000円程度の費用で交換できます。できるだけ安く抑えたい場合は、同等品や後継品、グレードを抑えたモデルを選ぶなどして、節約に努めましょう。

不具合は掃除で改善することもあるため、まずは掃除をして様子を見てみてくださいね。

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