スニーカーのクリーニングはおすすめできる？メリットや注意点・選び方を紹介

更新日:2025-07-01

スニーカーは、長く履き続けることで汗や泥汚れ、ホコリなどによって少しずつ汚れていきます。汚れが蓄積されると嫌な臭いが発生することもあるため、定期的に洗って清潔な状態を保つことが大切です。

自宅で洗うこともできますが、汚れを落とせなかったり長期間スニーカーを洗っていなかったりする場合は、専用のクリーニングサービスの利用がおすすめです。しかし、「本当におすすめなの？」「どのようなメリットがあるかわからない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、スニーカーをクリーニングに出す必要性やおすすめの依頼先、クリーニングに出す際の注意点などを詳しく解説します。クリーニングに出す流れも紹介しているので、初めての方はぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

• ・スニーカーは自宅でも洗えるが、清潔な状態で長く履き続けたい場合はクリーニングに出すのがおすすめ


• ・クリーニングに出すと頑固な汚れを落とせるほか、嫌な臭いの消臭や除菌効果も期待できる


• ・スニーカーのクリーニングは、一般的なクリーニング店・コインランドリー・宅配クリーニング業者が利用可能


• ・利便性を最優先する場合は、自宅にいながらクリーニングに出せる宅配クリーニング業者が最適


• ・業者を選ぶ際は、料金体系やクリーニング方法、オプションサービスの充実度や細かい要望への対応有無などを確認することが大切


• ・クリーニングできないスニーカーもあるため、デリケートな素材や高級なものは事前に問い合わせて確認が必須

【記事作成】おうちにプロ 編集部

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スニーカーはクリーニングに出した方がよい？

スニーカーは日常的に使用する靴であり、汚れや嫌な臭いが付きやすいアイテムです。自宅で洗うことも可能ですが、特に素材がデリケートなものや複雑なデザインのスニーカーは、誤った洗い方で傷んだり変形したりするリスクがあります。

洗う手間もかかるため、定期的なメンテナンスとしてスニーカー専用のクリーニングに出すことがおすすめです。

さらに、臭いや雑菌の除去など、家庭では難しいケアも同時に行えるため、清潔な状態を長く保てます。また、クリーニングを利用することで、自分で洗う手間や時間を節約でき、お手入れの負担も軽減できます。

スニーカーをクリーニングに出すことで得られる主なメリットは、次のとおりです。

・嫌な臭いを消臭できる
・スニーカーを除菌できる
・頑固な汚れもきれいに落とせる
・時間の節約になる

嫌な臭いを消臭できる

スニーカーは毎日履くことで汗や皮脂、ホコリが内部に溜まりやすく、さまざまな汚れが原因で嫌な臭いが発生します。自宅での臭い対策は市販のスプレーや重曹、新聞紙を使った方法がありますが、臭いの原因となる細菌やカビまで完全に除去するのは難しいケースが多いです。

しかし、スニーカークリーニングは専用の洗剤や抗菌剤を使い、スニーカーの隅々まで臭いのもとを徹底的にケアしてもらえます。これにより、普通の洗浄では落としきれない雑菌や臭い成分を分解・除去することが可能です。

嫌な臭いの原因を根本から取り除くことで、気になる臭いのストレスから解放されて快適にスニーカーを履き続けられます。

スニーカーを除菌できる

スニーカーを毎日履き続けることで、汗や汚れとともに雑菌やカビなども繁殖しやすくなります。雑菌は嫌な臭いの原因になるだけでなく、足の皮膚トラブルを引き起こす可能性もあるため、しっかりと除菌することが大切です。

自宅での洗浄では完全に雑菌を除去するのが難しく、特に靴の内側の隅々までは手が届きにくいですが、プロによるクリーニングであれば専用の機械や除菌効果の高い洗剤を使い、スニーカー内部の細菌やカビを徹底的に除菌することが可能です。

除菌は素材を傷めずに行われるため、スニーカーの見た目や機能性を保ちつつ、安心して履き続けられるようになります。気持ちよく長く使えるだけではなく、皮膚炎や水虫などのリスク軽減にもつながるため、積極的にクリーニングを活用しましょう。

頑固な汚れもきれいに落とせる

スニーカーは、日常的に使用するうちに泥汚れや油汚れ、食べこぼしなど、一般的な洗浄方法では落としきれない頑固な汚れが付着しやすいものです。

これらの汚れを落とすにはしっかりと洗う必要がありますが、靴にはキャンバスやレザー、メッシュなどさまざまな素材が使われているため、適切な洗浄方法を選ばなければ生地を傷めたり色落ちしたりするリスクがあります。

特に、繊維の奥まで染み込んだ汚れは自宅では落とすことが難しく、ゴシゴシと強くこすってしまいスニーカーを傷めてしまうこともあるでしょう。しかし、クリーニングに出せば丁寧に洗浄してもらえるため、生地を傷めずに頑固な汚れを落とせる点が大きなメリットです。

クリーニング後のスニーカーは新品のような清潔感が戻り、見た目の美しさも復活します。

時間の節約になる

スニーカーを自分で洗う場合、下準備や乾燥などにかなりの時間と手間がかかります。特に泥汚れや頑固なシミなどがあると、部分洗いに時間がかかり、場合によっては何度も洗わなければならないこともあるでしょう。

さらに、素材によっては洗い方が複雑で、間違えると生地が傷んだり色落ちしたりするリスクも伴います。しかし、プロに任せれば自分で洗う必要がなくなるため、時間の節約になるほか自分で洗う手間も一切かかりません。

特に宅配クリーニング業者を利用する場合、集荷や配送サービスを利用すれば、自宅でスニーカーを梱包して業者に送るだけなので、スニーカーを店頭に持ち運んだり引き取ったりする手間もかかりません。

また、クリーニング業者は洗浄後に乾燥機を使ってスニーカーを乾燥させるため、カビや臭いの発生を抑えられる点もメリットです。

スニーカーのクリーニングを依頼できるおすすめ店舗

スニーカーのクリーニングは、以下のような店舗で行うことが可能です。

・一般的なクリーニング店
・コインランドリー
・宅配クリーニング業者

一般的なクリーニング店

一般的なクリーニング店では、衣類のほかにスニーカーのクリーニングを依頼できる場合があります。特に大型店舗では、スニーカーのクリーニングにも対応可能なことが多いため、近隣の店舗を確認してみてください。

プロの手によるクリーニングで、自宅では落としきれない頑固な汚れやしつこい嫌な臭いもしっかりと除去してもらえます。

店頭に直接持ち込めば、スニーカーの状態をその場で確認して、適切なクリーニング方法を提案してもらえる点もメリットのひとつです。たとえば、「色落ちのリスクがある」「ソールの接着が弱まっている」などの注意点についても、その場で説明を受けられます。

ただし、メニューにスニーカーのクリーニングがなければ対応してもらえないため、事前に対応の可否を確認する必要があります。

コインランドリー

最近では、靴専用の洗濯機と乾燥機を設置しているコインランドリーも増えており、自宅で洗うのが難しいスニーカーのクリーニングを手軽に行えます。靴専用の洗濯機を使い、手洗いよりも強力かつ効率的に汚れを落とし、嫌な臭いも除去する効果が期待できます。

しかし、素材や種類によってはコインランドリーでの洗浄ができない場合もあるため注意が必要です。たとえば、天然皮革やスエード、特殊素材のスニーカーは水洗い不可なことが多く、傷みや変色の原因になる可能性もあるのでコインランドリーでは洗えません。

また、仕上がりのよさは店舗の機材の品質に左右されることが多く、汚れや臭いが完全に取り除けないケースもあります。細かい部分の手洗いや仕上げ加工はできないため、完璧な仕上がりを求める場合はクリーニング店に依頼するのがおすすめです。

宅配クリーニング業者

宅配クリーニング業者は、自宅にいながら手軽に高品質なクリーニングを依頼できる点が大きな魅力です。申し込みはインターネットで完結し、専用の集荷バッグやキットが自宅に届く仕組みで、スニーカーを梱包して送るだけで丁寧なクリーニングを行ってもらえます。

スニーカー1足からの依頼に対応する業者が多く、2足以上をまとめて依頼すると割引が適用されるケースもあります。また、ソールの黄ばみ取りや防水加工、撥水加工などのオプションサービスを付けられる業者もあり、自分の希望に合わせたサービスを受けやすいでしょう。

しかし、配送が必要になる分送料がかかってしまうため、なるべく料金が予算に収まる業者を選ぶことが大切です。

スニーカーの宅配クリーニング業者を選ぶポイント

スニーカーのクリーニングは、自宅にいながら気軽に依頼できる宅配クリーニング業者へ依頼するのが特におすすめです。業者選びの際は、以下のようなポイントをチェックしてみてください。

・「パック側」か「単品制」のどちらかを確認する
・クリーニング方法を確認する
・保管サービスの有無を確認する
・オプションサービスが充実しているかを確認する
・細かな要望を出せるかを確認する

「パック制」か「単品制」のどちらかを確認する

スニーカーの宅配クリーニングを依頼する際には、「パック制」か「単品制」のどちらの料金体系を採用しているかを事前に確認しておくことが大切です。

「パック制」とは、複数のスニーカーをまとめてクリーニングに出すことで、1足あたりの料金が割安になるプランです。家族分や複数のスニーカーを一度にきれいにしたい場合に適しており、コストを抑えられるメリットがあります。

どちらの料金体系も採用しており、希望に合わせて選べる場合もあります。

依頼内容や自分の希望に応じてどちらの料金体系が合っているかを比較し、無駄な出費にならないように選ぶことが大切です。なお、パック制の業者では「最低3足から受付」などの条件が設けられている場合もあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

クリーニング方法を確認する

宅配クリーニング業者を利用する際は、業者ごとのクリーニング方法を事前に確認しておきましょう。スニーカーは素材や製法によって適した洗浄方法が異なるため、洗い方を間違えると型崩れや変色、縮みなどのトラブルにつながる可能性があります。

また、クリーニングは1足ずつ職人が行うのか、もしくは機械でまとめて行うのかといった違いもあります。職人が行う場合は1足ずつ丁寧にクリーニングしてもらえますが、料金が高くなりがちな点に注意しましょう。

機械で行う場合は、手間がかからないため料金も比較的安い傾向にあります。大切なスニーカーや高級なスニーカーは職人によるクリーニング、普段履きのスニーカーは機械による丸洗いなど、使い分けるのがおすすめです。

保管サービスの有無を確認する

宅配クリーニング業者は、保管サービスを提供している場合があります。保管サービスとは、クリーニング後のスニーカーを一定期間、専用倉庫で預かってもらえるオプションのことです。

これにより、収納スペースに余裕がない場合や季節ごとに履き替えるスニーカーをすぐには必要としない場合なども、収納場所に困らないため便利です。

業者によっては、最長9〜12ヶ月などの長期保管に対応しているところもあり、次のシーズンまで預けておけるのが魅力です。さらに、温度や湿度が管理された専用の倉庫で保管されるため、カビや劣化、変形といった自宅保管で起こりがちなトラブルを防ぐこともできます。

なお、保管サービスはオプションのため有料になる場合がほとんどです。保管環境や保管期間とあわせて、料金も事前に確認しておきましょう。

オプションサービスが充実しているかを確認する

スニーカーの宅配クリーニング業者を選ぶ際は、提供されているオプションサービスの充実度も大切な比較ポイントです。

基本的なクリーニングだけではなく、除菌・消臭加工、撥水加工、防汚加工など、追加で選べるメニューが豊富な業者ほど、スニーカーの状態や用途に合わせた細やかなケアが可能です。

ほかにも、カビ取りや補色などのサービスを提供する業者もあります。修理にも対応する業者を選べば、靴が壊れた場合も修理と同時にクリーニングを行い、清潔な状態に戻してもらうことが可能です。

細かな要望を出せるかを確認する

宅配クリーニングを依頼する際には、細かな要望に対してどれだけ親身に対応してくれるかも重要なポイントとなります。

クリーニング業者によっては「この部分を重点的に洗ってほしい」「ソールの黄ばみを可能な限り落としてほしい」「紐は外さずそのまま仕上げてほしい」といった、個別のリクエストに応じてくれる場合があります。

こうした細かな要望にも対応が可能な業者を選べば、スニーカーの状態や利用目的に合わせた満足度の高い仕上がりが期待できます。

なお、低価格でサービスを提供する業者の場合、細かい要望には対応していないケースがあるため注意が必要です。高級スニーカーや限定モデルの場合は、丁寧な手洗いや素材ごとの特殊処理が必要となる場合が多いため、細かな要望に対応してもらえる業者を選ぶとよいでしょう。

クリーニング後に仕上がりの画像確認や修正依頼ができる業者を選べば、さらなる満足度向上につながります。

スニーカーを宅配クリーニングに出す際の注意点

さまざまなメリットがあるスニーカーの宅配クリーニングですが、依頼する際は以下の点に注意しましょう。

送料がかかる

特に気を付けたい点のひとつが「送料」です。多くの業者では、一定金額以上の利用で送料無料とするケースがある一方で、単品での依頼や利用金額が少ない場合には送料が発生する場合があります。

また、北海道や沖縄、離島地域などの一部エリアに関しては、追加送料が設定されているケースも珍しくありません。宅配クリーニング業者を選ぶ際は、基本料金だけではなく「送料込みの総額」を確認してから依頼するのがポイントです。

特に依頼するスニーカーの数が少ない場合は、送料が割高に感じられることがあるかもしれません。その場合は、自宅近くのクリーニング店やコインランドリーと料金を比較して、どちらがコスト面でお得になるかを検討するのがおすすめです。

クリーニングに対応していないスニーカーもある

スニーカーであればすべてクリーニングに出せると思いがちですが、実際にはクリーニングができないスニーカーも存在します。たとえば、本革やスエード、ヌバックなどの天然皮革製のスニーカーは水洗いが難しく、クリーニングに対応していない場合が多いです。

また、装飾の多いモデルや特殊加工が施されたスニーカーは、通常のクリーニングの工程では破損や劣化のリスクが高まるため、受付自体を断られる可能性もあります。ソール剥がれの可能性があるような壊れたスニーカーも、受付を断られる場合が少なくありません。

業者によって対応可能な素材やブランドが異なるため、公式サイトの「取扱不可品リスト」や「対応可能素材一覧」を確認することが大切です。

スニーカーを宅配クリーニングに出す際の流れ

スニーカーを宅配クリーニングに出す際の基本的な流れは、以下のとおりです。

1、インターネットからクリーニングを申し込む
2、靴を梱包して発送する
3、クリーニングをしてもらう
4、返送されたスニーカーを受け取る

1、インターネットからクリーニングを申し込む

宅配クリーニングは、基本的にインターネットから申し込みを行います。最近では多くの業者が公式サイトや専用アプリを提供しており、スマートフォンやパソコンから24時間いつでも申し込みが可能です。

注文後は、業者から集荷キットが送付される場合と、自分で梱包して発送する場合とに分かれるため、発送方法も事前に確認しておくと安心です。支払い方法はクレジットカードやコンビニ決済、代引きなど複数用意されていることが多く、自分の使いやすい方法を選べます。

2、靴を梱包して発送する

クリーニングを申し込んだあとは、依頼するスニーカーを梱包して発送します。業者によって、事前に専用の集荷キットが自宅に届けられる場合と、自分で梱包資材を用意する場合の2パターンに分かれます。

自分で準備する場合は、スニーカー同士が擦れないよう1足ずつビニール袋や新聞紙などで包み、箱の中で動かないよう隙間に緩衝材を詰めましょう。

発送後は、万が一のトラブルを防ぐために配送伝票の控えを保管しておきましょう。また、靴紐やインソールなどは事前に外しておくことが求められる可能性もあるため、発送時の注意点を必ず確認しておくことが大切です。

3、クリーニングをしてもらう

スニーカーが業者のクリーニング工場に到着すると、まずはスタッフによる検品作業が行われます。この段階で、スニーカーの素材や汚れ具合、破損の有無などが細かくチェックされて、最適な洗浄方法が選定されます。

乾燥は急激な熱風ではなく、スニーカーの型崩れや縮みを防ぐために自然乾燥または低温乾燥が行われるケースが多いでしょう。型くずれ防止のために、専用の型入れをした状態で乾燥させる業者もあります。

4、返送されたスニーカーを受け取る

クリーニングが完了すると、スニーカーは指定した住所に返送されます。スニーカーを受け取ったら、まずはすぐに箱を開封して中身の状態を確認することが大切です。

万が一気になる点や不具合があった場合は、すぐにクリーニング業者へ連絡を取って再処理や補償の対応を依頼してみてください。万が一に備えて、事前に仕上がりに納得できない場合の再クリーニングの規定や損害賠償の内容を確認しておくと安心です。

また、オプションとして消臭や除菌、撥水などの追加処理を依頼した場合は、効果が実感できるかも確かめておきましょう。

スニーカーのクリーニングに関するよくある質問

【まとめ】スニーカーは定期的にクリーニングに出すのがおすすめ

スニーカーは自宅でも選択できますが、汚れ具合がひどい場合や自力で汚れを落とせない場合は、専門業者によるクリーニングに出すのがおすすめです。定期的にクリーニングに出すことで、清潔な状態を保ちながら履き続けられるようになります。

クリーニングは一般的なクリーニング店・コインランドリー・宅配クリーニング業者に出すことができますが、利便性を最優先するのであれば宅配クリーニング業者の利用がおすすめです。自宅にいるだけでスニーカーを引き取ってもらえるほか、作業完了後は自宅まで返送してもらえます。

ただし、送料がかかるほか即日仕上げなどの迅速な対応は期待できない点に注意しましょう。希望するサービスの有無や予算などに合わせて、安心して任せられる業者を選ぶことが大切です。

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