五徳の掃除は重曹できれいに!しつこい油汚れや焦げの落とし方
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キッチンクリーニングを依頼するこの記事では五徳のしつこい油汚れをきれいに落とせる、重曹を使った掃除の方法を紹介します。重曹を扱ったことが無い方でも手順を知れば、かんたんに汚れを落とすことができるようになるので、ぜひ最後までお読みください。
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五徳の汚れは重曹で煮込めばかんたんに落ちる
五徳で汚れをかんたんに落とす方法は重曹を使って「煮沸」する、すなわち沸騰したお湯の中に五徳を入れて煮ることです。重曹をかけてブラシで擦る、という方法よりもより効率的に汚れを落とすことができます。なぜ煮込むことが重要なのか、まずは重曹の持つ効果を紹介していきます。
油汚れに効果がある「重曹」とは
重曹は弱アルカリ性を含んでおり、消臭作用や発泡作用があります。弱アルカリ性は洗浄力が高く、五徳や換気扇などの頑固な油汚れやキッチンの水垢、お風呂のカビなどの掃除に使われることが多い物質です。そのままであれば人体には無害な物質なので、素手で触っても問題は有りませんが、肌荒れや敏感肌をお持ちの方は掃除をする際には手袋を付けることをおすすめします。
もし、万が一目に入ってしまった場合はこすってしまうと角膜を傷つけてしまう恐れがあります。必ず水で洗い流し、場合によっては眼科で診察を受けるのが良いでしょう。
重曹で煮込む3つの理由
頑固な油汚れは水洗いでは落ちにくい
五徳の様に、油汚れが溜まりやすい用具は水洗いだけでは十分に汚れを落とすことは難しいです。特に油汚れは低温では固まりやすいため、冷水でそのまま流そうとしてもほとんど汚れは落ちません。重曹をかけてブラシでこすり、水で流すという手順であれば、ある程度はきれいになりますが、しつこい油汚れに対してはお湯を使うことが重要になってきます。
重曹をお湯で溶かすとアルカリ度が上がる
重曹の持つ弱アルカリ性は油が含んでいる酸性の汚れを中和することができます。アルカリ性はphと呼ばれる水素イオン濃度指数によって強さを表すことができ、アルカリ性が強ければ強いほど、洗浄力も強くなります。水で溶かすと、ph8.2程度の弱アルカリ性となりますが、お湯で溶かす事によって重曹が分解され、ph10~12ほどの強アルカリ性の水溶液となります。このお湯で溶かした重曹水こそ、油汚れをきれいに落とせる効果があるのです。
煮沸すると泡の力でかんたんに汚れが落ちる
お湯で溶かした重曹水に五徳をつけ置きし、しばらく経ったらブラシで磨く、という方法もありますが、頑固な汚れをかんたんに落とすためには、煮沸して泡の力を利用することがオススメです。
重曹はお湯で加熱することで二酸化炭素が泡となって放出され、炭酸ナトリウムに変わる反応が起きます。この泡の力と煮沸の熱によって頑固な汚れを浮かせることができ、わざわざブラシで磨かなくてもかんたんにきれいにすることができるのです。
五徳の掃除の手順を確認
ここまで、重曹の持つ弱アルカリ性は煮ることで、強アルカリ性へと変化し、泡とお湯の力でしつこい油汚れを落とせることをお伝えしてきました。
ここからは実際にどのような手順で五徳を煮れば良いのか、必要な道具と手順を写真を交えて紹介していきます。
1五徳の汚れ具合を確認する
まずは五徳の状態を確認しましょう。場合によってはお湯で煮なくとも、重曹を含んだお掃除シートで拭き取るだけで汚れを落とすことも可能です。キッチンペーパーで拭き取ってみて、頑固な汚れが残ってしまっているようであれば煮沸しましょう。
2重曹を購入する
「汚れには重曹が効く!」というフレーズを聞いたことはあっても、実際に重曹を使う場面は日常生活ではあまりないのではないでしょうか。実は重曹は専門店に足を運ばずとも、とても身近な場所で、場合によっては安く手に入れることができます。
ダイソー、100均で安く購入できる
重曹は100円ショップで安く購入することができます。コスパよく頑固な汚れを落とすことができるのでとてもオススメです。
スーパーやドラッグストアで購入できる
掃除用とは別に食品用としても販売されていることが多いです。掃除のためには掃除用を購入しましょう。
コンビニではあまり売っていない
実はコンビニでは重曹を販売しているケースは少ないです。スーパーやドラッグストアの方が用意しているお店がほとんどなので、そちらを利用しましょう。
もしも重曹が手元になければ
重曹と同じように弱アルカリ性を含んでいる食器洗い洗剤でも煮沸することで、泡が発生し、アルカリ度が増して汚れを落とすことができます。
3いらなくなった鍋を用意する
油汚れを落とすため、普段料理用に使っている鍋ではなく、使わなくなった鍋などを用意しましょう。沸騰させるために蓋付きで用意するのがオススメです。鍋の大きさは五徳が入るサイズを意識すると良いでしょう。鍋がない場合、底の深いフライパンを利用することも可能です。
気をつけたいのは鍋の材質です。アルミ製の鍋に重曹を使うと変色する場合があります。一度変色するともとに戻すことはできませんが、お湯を茹でる用途では使い続けることができます。それでもなるべくアルミ製の鍋は避け、ステンレスやホーローの鍋を使用しましょう。
使えるフライパンが無い時は
煮ることが出来ない場合、湯沸かしポッドなどで30度〜50度ぐらいのお湯を作り、台所用カゴに入れ、その中に五徳と酸素系漂白剤を入れる方法もあります。
この場合、煮沸することが出来ないため、しばらく付け置きした後にブラシなどで強く擦って汚れを落とす必要があります。この方法だと時間がかかる上に手間もとてもかかってしまうので、なるべく煮沸するための鍋やフライパンを用意しましょう。
気をつけて!「酸素系」漂白剤と「塩素系」漂白剤を間違えないように!
どちらも漂白剤という名前がついていますが、塩素系漂白剤は長時間つけおきしてしまうと、金属を腐敗させてしまうことがあります。なお、よくスーパーやドラッグストアなどで見かける台所用漂白剤のキッチンハイターは塩素系なので間違いないようにお気をつけください。
4五徳のパーツを外す
五徳は水を沸騰させてから入れるのではなく、先に鍋に入れてから水を注ぎ、沸騰させる方が熱いお湯に触れる心配も無くなります。まずは五徳のパーツを外していきましょう。
五徳は複数のパーツに分かれており、五徳本体、受け皿、バーナーキャップを外して鍋に入れます。また、排気口カバーにも油汚れがついていることが多いので、一緒に入れると効率的です。排気口カバーは縦に長いため、2回に分けてひっくり返しながら煮ると良いでしょう。
煮沸のためにガスコンロを1口使う必要があるため、2回に分けて掃除することを忘れないようにしましょう。
5鍋に水を入れ、重曹をふりかけてから沸騰させる
五徳を鍋に入れたら水を入れ、重曹をまんべんなくふりかけましょう。水1リットルに対して重曹大さじ3が目安です。
注意点として、沸騰してから重曹を入れてしまうと、突然泡が吹き出す恐れもあるため、先に重曹を入れておくことがポイントです。
また、予め鍋の蓋をして沸騰させることで、飛び散る心配もなくなるので、蓋をして沸騰させましょう。
630分ほどで汚れの様子を見る
沸騰してきたら火を弱火にして30分ほど煮てください。ここで汚れの落ち具合を確認するためにトングなどで五徳を掴んで様子を見てみます。重曹をお湯で溶かすことによって強アルカリ性になっているため、素手で掴まないようにしましょう。汚れがまだ残っている場合は、もう30分ほど煮込んでみましょう。
7水で流せば五徳の汚れがきれいに落ちる
汚れが目立たなくなったら火を止めて鍋を少し冷ましてください。
ゴム手袋をして鍋から五徳を取り出し、水で洗い流すと汚れがきれいに落ちているはずです。もし頑固な汚れが残っている場合はブラシでこすってください。煮沸したことにより、汚れが落ちやすい状態になっているためツルッとかんたんに汚れが落ちてくれます。
ガスコンロの天板は重曹をまぶして拭き取る
せっかく五徳をきれいにできたのであれば、ガスコンロの天板についた汚れも一緒に落とすことで、キッチンがきれいに見えるはずです。ガスコンロの天板は次の手順で掃除してみましょう。
1重曹を天板にまぶす
五徳とは違って水に溶かすのではなく、粉のまま天板全体にまぶしてください。
215分ほど重曹をなじませる
まぶした重曹をすぐに拭き取るのではなく、油汚れを浮かせて効率よくきれいにするために、15分ほど時間を置いてください。
3水に濡らした布巾で拭き取る
重曹がしっかりなじんだら、水に濡らした布巾で汚れを拭き取りましょう。拭き終わった布巾は水で洗うことで再利用できますので、よくすすぎましょう。
普段から五徳をきれいに保つ秘訣
毎回五徳にこびりついてしまった油汚れを、手間と時間をかけて掃除するのは大変ですよね。普段から五徳をきれいに保つ秘訣も覚えておくと、キッチンの見栄えが常に良くなり、お料理も楽しくなるはずです。
どのぐらいの頻度で掃除するのが良いのか、そして汚れをつきにくくするポイントも一緒にお伝えします。
五徳の掃除の頻度
家庭によって料理をする頻度は違うため、期間ではなく、五徳の汚れ具合で判断するのが良いでしょう。
五徳についている汚れは
- 油汚れ
- 食材のカスが焦げたもの
概ねこれらが原因です。目視で黒い汚れが溜まってきたと思ったら、煮込まずとも市販の重曹を含んだお掃除シートで拭き取るだけでもきれいになります。
五徳の素材によって異なる汚れの見た目
五徳の素材は黒いホーロー製かシルバーのステンレス製に分かれます。素材によって汚れの見た目が変わるのでお掃除の目安としてご紹介します。
ホーロー製
ホーロー製は黒色が一般的で、汚れが目立ちにくいのが特徴です。ホーローは鉄やアルミニウムを素材としているため、耐熱性に長けており幅広い家庭のキッチンに備わっています。
ステンレス製
ステンレス製はシルバーが一般的で、汚れがとても目立ちやすいのが特徴です。ステンレスとは鉄にクロムと呼ばれる物質を含めて生成された合金で、錆びない、腐食しないというメリットがあります。また、見た目の色が美しく、キッチンに高級感を持たせることができます。
しかし、ステンレス製の五徳は一度使うと焼き色が付いたり、汚れもホーロー製に比べると目立つため、頻繁な掃除を心がけると良いでしょう。
頻繁な手入れの手間を少しでも減らすために
キッチンペーパーに少量の油を馴染ませて五徳を拭くと、焦げや汚れの防止につながります。なぜ油を塗るのが良いのか、それは普段の料理でもフライパンに油を敷いてから食材を炒めると焦げが付きにくいのと同じことです。油を付けすぎてしまったらキッチンペーパーで軽く拭き取る事も必要です。
【まとめ】頑固な五徳の汚れは重曹で煮込めばきれいになる
油汚れにききやすい重曹は水で溶かすのではなく、お湯で煮沸することで強アルカリ性に変わり、かんたんに五徳の汚れを落とすことができるということをお伝えしました。
改めて手順のおさらいです。
①まずは五徳の汚れ具合をチェック
②重曹は100円ショップやスーパー、ドラッグストアなどで購入
③鍋に五徳、水、重曹を入れ蓋をして沸騰させる
④30分ほど煮込むことで、強アルカリ性になり、加えて熱と泡の力で汚れを浮かせられる
⑤冷ましてから五徳を水で洗い流すと汚れがきれいに落ちる
これで苦戦していた五徳の頑固な汚れもかんたんに落とすことができますね。作業手順自体は単純なことがわかったと思うので、時間があれば掃除に挑戦してみましょう!
手間をかけずに五徳をきれいにするならプロに頼むのもアリ
重曹を使えばかんたんに五徳をきれいにできることはわかったけれども、あまり使うことの無い重曹を購入したり、使わない鍋を用意したり、30分煮込んだりと手間を感じてしまう方もいるのではないでしょうか。
また、五徳以外のキッチン周りも一緒に掃除しようとすると、時間もかかって大変ですよね。特にキッチンの換気扇の掃除はファンを分解する必要があったり、五徳と違ってパーツが大きいことから鍋で煮沸することも難しいのではないでしょうか。
そこで、手間と時間をかけずにキッチンをきれいにするのであれば、プロに頼るのも手段の一つです。
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キッチン以外にもエアコンやトイレ、お風呂場の掃除などをセットで依頼することも可能なので、ぜひ一度お試しください。
※本記事は、記事内で紹介している商品やサービス等について何らかの事項を保証するものではなく、いかなる組織や個人の意見を代表するものでもありません。記事内で紹介している商品やサービスについての詳細につきましては、当該商品やサービスの公式サイト等よりご確認いただきますようお願いいたします。
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