キッチン掃除に必要な道具一覧!掃除方法や効率的にきれいにする方法を紹介

キッチンの周辺はどうしても汚れが溜まりやすく、定期的な掃除が欠かせません。汚れを放置したままにするとこびりついて落とせなくなったり、キッチン全体が不衛生な状態になったりするおそれがあります

しかし、いざ掃除しようと思っても「どのような道具を使えば良いの?」「掃除方法がわからない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、キッチン掃除に必要な道具やキッチンの掃除方法を場所別に詳しく解説します。キッチンの汚れの種類や効率的にきれいにする方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

汚れがこびりついてしまう前に、こまめに掃除するのが理想ですよ。ぜひ本記事の掃除方法を実践してみてくださいね。
この記事でわかること
  • ・キッチンクリーニングに必要な道具は、重曹やセスキ炭酸ソーダ、酸素系漂白剤や塩素系漂白剤など洗剤とスポンジ類

  • ・洗剤は汚れの種類ごとに使い分けて使用すると効果的

  • ・キッチン掃除をしないと、コンロの性能が低下したり嫌な臭いが発生したりするため、こまめな掃除が大切

  • ・掃除道具の収納場所がない場合や、掃除の手間をかけたくない場合などはプロによるキッチンクリーニングの利用がおすすめ

  • ・キッチンクリーニングは、基本プランであれば12,000~20,000円程度で依頼できる業者が多い
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キッチン掃除に必要な道具

キッチン掃除は、道具を揃えておくと効率よく進められるようになります。

掃除する前に揃えておくと良い道具は、次のとおりです。汚れ具合やどの程度きれいにしたいかに応じて、それぞれの洗剤や道具を使い分けてみてください。

・重曹
・セスキ炭酸ソーダ
・クエン酸
・酸素系漂白剤
・塩素系漂白剤
・掃除用のスポンジ(メラミンスポンジ)

重曹

重曹は弱アルカリ性の性質を持ち、キッチン周りの油汚れなどに効果を発揮する洗剤です。特に油汚れが付着しやすいコンロ周りの五徳、天板(トッププレート)などの掃除に向いています。


重曹をお湯で溶かすとさらにpH値が高まり、強力に汚れを落とすはたらきが期待できます。頑固な油汚れを落とす際や、シンクの排水口のヘドロ汚れなどを掃除する際に適しています。

ただし、pH値が高まった重曹水を素手で触ると肌荒れにつながるおそれがあるため、必ず手袋を着用しましょう。

ほかにも、少しの水と混ぜてペースト状にすると「重曹ペースト」も作成可能です。重曹ペーストを汚れが気になる部分に塗布してしばらく放置しておくと、こすり洗いでは落としきれないこびりついた汚れもきれいにできる可能性があります。

重曹をアルミ製のパーツに使用すると、化学反応が起きて黒ずんでしまうことがあるので、使用する前に素材をチェックしてくださいね。

セスキ炭酸ソーダ

セスキ炭酸ソーダは、弱アルカリ性の性質がある洗剤です。重曹よりも少しpH値が高いため、強力な洗浄効果が期待できます


重曹を使っても取れない油汚れや焦げ付き汚れなどは、セスキ炭酸ソーダを活用するのがおすすめです。

セスキ炭酸ソーダは、水に溶かしてスプレーボトルに入れて使用するのが一般的です。狙った箇所に直接スプレーできるため、汚れが気になる部分を重点的に掃除したい場合に向いています。

スプレーは、水500mlにセスキ炭酸ソーダを小さじ1杯分混ぜると簡単に作成可能です。作成後は2~3ヶ月程度は保存できるとされているため、1回で無理やり使い切る必要がなく、次回の掃除の際に取っておける点がメリットといえます。

セスキ炭酸ソーダもpH値が高いので、溶かした水は素手で触らないように気をつけましょう。必ず手袋を着用して作業してくださいね。

クエン酸

クエン酸は、重曹やセスキ炭酸ソーダの対となる酸性の性質がある洗剤です。水アカのようなアルカリ性の汚れに対して効果を発揮するため、汚れの種類に応じて使い分けるのがおすすめです。


たとえば、クエン酸で酸性の油汚れなどを落とそうとしても、うまく洗浄効果を発揮できないため効率よく掃除を進められません。キッチン掃除の洗剤は、使い分けが重要です。

クエン酸も、水に溶かして使用します。水アカに対して効果を発揮するため、特にシンクや排水口、蛇口などで使用するとよいでしょう。抗菌作用があるとされているので、排水口に使うとぬめり汚れやカビなどの抑制も期待できます。

ただし、クエン酸と塩素系の洗剤が混ざると、化学反応が起きて有毒ガスが発生するため十分に注意しましょう。たとえば、クエン酸を使ったあとに塩素系漂白剤を使用するのは絶対に避けなければなりません。

もし塩素系の洗剤を使用したい場合は、掃除する日を分けるようにしましょう。

酸素系漂白剤

酸素系漂白剤は、アルカリ性の性質がある漂白剤です。重曹やセスキ炭酸ソーダなどに比べてpH値が高いため、より強力な洗浄効果が期待できます


コンロや換気扇などに付着した油汚れや、シンクや排水口のぬめりなど幅広い汚れに対して作用します。

酸素系漂白剤を使用すると大量の泡が発生し、泡によって汚れが剥がれる仕組みです。汚れをこすらずに剥がし落とせるため、キッチン周りの表面を傷つけることなくきれいにできる点が大きなメリットといえるでしょう。

塩素系漂白剤に比べてツンとする臭いが発生することもないため、使用しやすい点も特徴です。

キッチン周りの素材へのダメージを防ぎつつ汚れをしっかり落としたい方は、酸素系漂白剤の使用がおすすめですよ。

塩素系漂白剤

塩素系漂白剤は、これまで紹介した洗剤の中で特にアルカリ性の性質が強い漂白剤です。強力な殺菌力があり、キッチン周りに繁殖した雑菌やカビなどに対しても高い効果を発揮する点が魅力です。


黒カビ汚れのほかぬめりが気になる部分や、排水口の嫌な臭いなどに使用すると良いでしょう。

強力な洗浄効果が期待できますが、その分皮膚に付着すると肌荒れが生じるおそれがあります。そのため、塩素系漂白剤を使用する際は必ず手袋を着用し、目に飛ぶことを防ぐためにメガネを着用するのがおすすめです。

また、ツンとした臭いがあるため換気を忘れずに行いましょう。なお、酸性の洗剤と混ざると有毒なガスが発生するため、絶対に併用してはいけません。

素材によっては、塩素系漂白剤が使用できない場合もあります。事前に注意事項を確認し、正しく使用しましょう。

掃除用のスポンジ(メラミンスポンジ)

洗剤を吹きかけるだけで汚れが落とせない場合は、こすり洗いが有効です。こすり洗い用のスポンジを用意しておくと、効率的に掃除を進められます。


スポンジは、スーパーやドラッグストアなどで購入できる一般的なもので問題ありません。

一般的なスポンジでは汚れが落とせない場合は、メラミンスポンジを用意しておくのがおすすめです。メラミンスポンジはメラミンフォームから作られており、きめ細かい網目状になっているため簡単に汚れを洗い落とせます。

ただし、メラミンスポンジは摩耗して小さくなっていくため、掃除範囲が広い場合は複数個を用意しておくと良いでしょう。

メラミンスポンジは水に濡らすだけで効果を発揮するため、洗剤が不要な点もメリットの一つですよ。
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キッチンの汚れの種類

キッチンの汚れには、次に挙げるようにさまざまな種類があります。それぞれの汚れごとに有効な洗剤が異なるため、汚れの種類を確認したうえで掃除を行いましょう。

・油汚れ
・食品汚れ
・水アカ汚れ
・ぬめり汚れ
・石鹸カス
・黒カビ
・サビ
・焦げ付き汚れ

油汚れ

油汚れは、調理中に使用した油や食品の油などが原因となる汚れです。油によって発生した煙も油汚れの原因となります。


酸性の性質があるため、重曹やセスキ炭酸ソーダなどの洗剤が効果を発揮します。

特にコンロやシンクなどに付着していることが多く、放置していると頑固な汚れとなり落としづらくなる点が特徴です。そのため、油汚れが付着した場合は早めに掃除することがポイントです。

たとえば、油が付着した調理器具や食器などを洗う際は、シンクに油汚れが付着しやすくなります。付着してすぐは比較的落としやすいですが、掃除を怠るとこびりついて掃除の手間がかかるため、その日のうちにシンクまで掃除するのがおすすめです。

長時間放置するとホコリと混ざり、より頑固な汚れになる可能性がありますよ。また、油汚れは嫌な臭いの原因にもなりやすいです。

食品汚れ

食品汚れは、その名のとおり食品や調味料などが原因の汚れです。付着した直後であれば簡単に洗い落とせますが、長時間放置すると固くなってこびりつき、落としづらくなります。


調理中に野菜や肉などをコンロ周りに落としたり、食品の汁がついてしまったりした場合は、すぐに拭き取るようにしましょう。

食品汚れの多くは酸性の性質があるため、万が一こびりついた場合は重曹やセスキ炭酸ソーダなどの使用がおすすめです。

放置すると嫌な臭いがしたり害虫が発生したりする原因となるため、早めに対処しましょう。

排水口は食品汚れが付着していることが多いですが、コンロに比べると視認性が悪く見逃しやすいため注意して掃除してみてくださいね。

水アカ汚れ

水アカ汚れは、特にシンクや蛇口などに発生しやすい汚れです。水道水に含まれるミネラル成分によって発生します。


アルカリ性の性質がある汚れなので、クエン酸のような酸性の洗剤が有効です。

水アカ汚れは白っぽい見た目で、ステンレス部分に発生しやすい特徴があります。シンクや蛇口を水道水で濡れたまま放置していると、ミネラル成分が凝固して水アカ汚れが発生してしまいます。

可能であれば、日頃から水道水で濡れた部分はこまめに拭くことを心がけましょう。水アカ汚れになる前に拭き取ってしまえば、掃除の手間が省けます。

水アカ汚れが固まると拭き取るのが難しくなるので、酸性の洗剤を使用して掃除してくださいね。

ぬめり汚れ

ぬめり汚れは、細菌やバクテリアなどが原因で発生する汚れです。ピンクや茶色などで見た目が悪く、ぬるぬるとした感触がある点が特徴です。


ぬめり汚れの多くは酸性の性質を持っています。そのため、重曹やセスキ炭酸ソーダなどを溶かした水やお湯を使用して掃除するのがおすすめです。

キッチン周りに付着した油汚れや食品汚れなどを放置すると、細菌やバクテリアなどが汚れを餌にして繁殖し、ぬめり汚れが発生します。特に排水口はぬめり汚れが発生しやすいため、普段から汚れを放置しないように気をつけましょう。

ぬめり汚れは悪臭を放つこともあるので、見つけたら早めに掃除してくださいね。

石鹸カス

石鹸カスは、手洗い用の石鹸や食器用洗剤などが原因で発生する汚れです。特にシンクに発生しやすく、水道水のミネラル成分と食器用洗剤などが混ざることで付着します。

石鹸カスは、アルカリ性と酸性のどちらかの性質を持っています。一般的に、白っぽい見た目の石鹸カスはアルカリ性の性質があり、黒っぽい見た目のものは酸性の性質があるとされている点が特徴です。


アルカリ性の場合は酸性の洗剤を、酸性の場合はアルカリ性の洗剤を使用しましょう。

ほかの汚れと同じく、放置していると頑固にこびりついて落としづらくなります。そのため、シンクの汚れが気になり始めたタイミングで早めに掃除するのがおすすめです。

石鹸カスは、キッチンのほか浴室にも発生しやすい汚れですよ。

黒カビ

黒カビは、黒っぽい見た目をしたカビの一種です。キッチンに発生するカビの多くは黒カビで、大量に発生すると見た目が悪くなってしまうため早めに対処しなければなりません。


特にゴムパッキン部分に発生しやすい点が特徴です。黒カビは深く根を張るため、一度繁殖すると落としづらくなります。

黒カビを落としたい場合は、塩素系漂白剤を使用しましょう。深く根を張った黒カビも、塩素系漂白剤であれば根本から落としきれる可能性があります。

ゴミや汚れなどを餌として繁殖するため、黒カビの繁殖を防ぐためにはキッチンを清潔に保つことが大切です。

こすり洗いでは落とせないため、塩素系漂白剤を使用してくださいね。使用時は必ず換気して、漂白剤が皮膚に付着しないよう気をつけましょう。

サビ

サビは、金属が水分や空気などに触れると発生する汚れです。特にシンクで発生しやすく、赤茶色や黒などさまざまな色の見た目をしています。

シンクは基本的にステンレス製で、ステンレスはサビにくいとされていますが、必ずサビが発生しないわけではありません。表面に傷がつくとサビの原因になったり、ほかの金属物のサビが触れたりするとサビが移ってしまったりすることがあります。


サビを落とすには、重曹やクエン酸などが有効とされています。洗剤だけで落とせない場合は、メラミンスポンジも使ってこすり洗いを行いましょう。

サビを落とすために力強く擦ってしまうとステンレスに傷がつき、さらにサビが発生する原因になることもあります。そのため、こすり洗いをする際は力を入れすぎず、やさしくこすりましょう。

シンクを洗う際は、傷を防ぐために金属たわしの使用は控えるのがおすすめですよ。

焦げ付き汚れ

焦げ付き汚れは、調理中にフライパンなどから跳ねた油や調味料などが、コンロの熱で固まった汚れのことです。キッチンに発生する汚れの中でも、特に頑固で落としづらい点が特徴です。


焦げ付き汚れの掃除は、アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダなどの洗剤がおすすめです。

ふきこぼれた油や調味料が付着しても、すぐに拭き取れば焦げ付き汚れになることはありません。コンロが冷えると汚れも冷えて固まってしまうため、焦げ付き汚れを予防したいときは調理後すぐの掃除を心がけましょう。

ただし、調理後すぐのコンロは高音で触ると火傷のおそれがあるため、ある程度温度が下がってから拭き取るのがおすすめですよ。
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キッチン掃除をしないリスク

「キッチン掃除は手間がかかるから、つい後回しにしてしまう」という方も多いのではないでしょうか。しかし、キッチン掃除を怠ると次のようなリスクがあるため、こまめな掃除が大切です。

・コンロの性能が低下する
・嫌な臭いが発生する
・カビが発生する

コンロの性能が低下する

キッチンを掃除しなければ、コンロに油汚れや食品汚れ、空気中のホコリなどが付着して、汚れが蓄積されていきます。コンロにゴミや汚れが溜まると性能が低下してしまい、正しく使用できないおそれがあるため注意しましょう。


たとえば、溜まった汚れやゴミによって火力調整が難しくなり、焼きムラが生じたり煙がうまく排出できなくなったりするなどのリスクがあります。

焼きムラを均一にするためにコンロを長くしたり火力を調整したりすると、その分余計なガス代もかかってしまうため光熱費の負担も大きくなりやすい点がデメリットです。

汚れやゴミによって火災に発展するリスクもあるため、特にコンロ周りは清潔な状態を保ちましょう。

油汚れや食品汚れは引火の恐れがあるので、こまめにコンロを拭き取ってくださいね。

嫌な臭いが発生する

コンロ周りに食材の小さなゴミが溜まっていたり、油汚れやぬめり汚れなどを放置していたりすると、嫌な臭いが発生することがあります。ゴミや汚れに雑菌が繁殖すると、嫌な臭いが発生しやすくなるので注意が必要です。


特に排水口はさまざまな汚れやゴミが流れ込むため、嫌な臭いがしやすいといえます。

排水口内にゴミが溜まっていたら、すぐに取り除いて掃除しましょう。不潔な状態で放置していると、害虫も寄りつきやすくなるため気をつけましょう。

特に夏場の三角コーナーや排水口は、汚れやゴミを放置するとコバエが発生しやすいですよ。

カビが発生する

キッチンは、自宅内のほかの場所に比べると湿気がこもりやすい環境です。また、食材のゴミやさまざまな汚れも溜まりやすく、カビが繁殖しやすい環境が整っています


カビが繁殖すると、食材にカビの胞子が付着してしまうおそれもあるため、衛生的とはいえません。

入念な掃除が難しい日は、汚れやゴミを取り除くだけでもカビの繁殖や頑固な汚れの付着を防ぐことができるため、こまめなお手入れを心がけましょう。

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【場所別】キッチンの掃除方法

ここからは、場所別にキッチンの掃除方法を詳しく解説します。掃除道具を揃えて、頑固な汚れもきれいに取り除きましょう。

・五徳
・魚焼きグリル
・シンク
・換気扇(レンジフード)

五徳の掃除方法

コンロにある五徳には、油汚れや食品汚れなどの酸性の汚れが付着していることが多いです。そのため、掃除には重曹やセスキ炭酸ソーダなどを使用します。

具体的には、次の手順で掃除を行ってみてください。

  • ①大きめの鍋に40~50度程度のお湯を溜める
  • ②お湯に100g程度の重曹を溶かす
  • ③五徳をお湯の中に入れて、10分程度つけ置き洗いをする
  • ④つけ置き中、セスキ炭酸ソーダを溶かした水をコンロ周りの汚れが気になる箇所に噴射する
  • ⑤汚れを拭き取ったあと、つけ置き中の五徳を取り出す
  • ⑥五徳をスポンジなどでこすり洗いをする
  • ⑦乾かしてから再び取り付ける

つけ置き洗いには重曹を、拭き掃除にはセスキ炭酸ソーダを使用するのがおすすめです。つけ置きで五徳の汚れが取れない場合は、メラミンスポンジでこすり洗いを行ってみてください。

魚焼きグリルの掃除方法

魚焼きグリルも油汚れや食品汚れ、焦げ付き汚れなどがメインとなるため、アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダなどを使用します

  • ①大きめの鍋に40~50度程度のお湯を溜める
  • ②お湯に100g程度の重曹を溶かす
  • ③取り外せる部品をお湯の中に入れて、10分程度つけ置き洗いをする
  • ④つけ置き中、セスキ炭酸ソーダを溶かした水をグリル内に吹きかけて拭き掃除をする
  • ⑤つけ置き中の部品を取り出し、汚れが気になる部分はスポンジなどでこすり洗いをする
  • ⑥乾かしてから再び取り付ける

魚焼きグリル内は汚れが溜まりやすいため、入念に掃除しましょう。臭いが気になる場合は、重曹を使用して拭き掃除をすると消臭作用が期待できます。

つけ置き洗いをした部品はしっかりと洗い流して、よく乾燥させてから取り付けてくださいね。

シンクの掃除方法

シンクは、水アカや石鹸カスなどが付着しやすい場所です。そのため、酸性のクエン酸などを使って掃除すると効率よく進められるでしょう

具体的には、次のような手順で掃除を行います。

  • ①小さじ1杯のクエン酸と、200mlの水を混ぜる
  • ②混ぜ合わせたクエン酸水をキッチンペーパーに染み込ませる
  • ③クエン酸水を染み込ませたキッチンペーパーを、汚れが気になる箇所に貼り付ける
  • ④30分から1時間程度放置する
  • ⑤キッチンペーパーを剥がして、スポンジなどでこすり洗いをする
  • ⑥掃除箇所をしっかりと洗い流す

軽度の汚れであれば、こすり洗いをしなくてもクエン酸水のみで落とせる可能性があります。汚れが気になる場合は、クエン酸水をスポンジに染み込ませて掃除してみるとよいでしょう。

酸性の石鹸カスの場合は、重曹を溶かした水で掃除してみてくださいね。

換気扇(レンジフード)の掃除方法

換気扇(レンジフード)には、主に油汚れが付着していることが多いです。酸性の油汚れに対しては、重曹やセスキ炭酸ソーダを使用しましょう。

  • ①換気扇の下に新聞紙やチラシなどを敷いて、垂れてくる汚れに備える
  • ②大きめの鍋に40~50度程度のお湯を溜める
  • ③お湯に100g程度の重曹を溶かす
  • ④取り外せる部品(ファンやフィルターなど)をお湯の中に入れて、10分程度つけ置き洗いをする
  • ⑤つけ置き中、セスキ炭酸ソーダを溶かした水を換気扇内に吹きかけて拭き掃除をする
  • ⑥つけ置き中の部品を取り出し、汚れが気になる部分はスポンジなどでこすり洗いをする
  • ⑦乾かしてから部品を取り付ける

つけ置き洗いできる部品は、重曹を溶かしたお湯に浸けて汚れを取り除きましょう。つけ置きができないものは、セスキ炭酸ソーダを溶かした水を吹きかけて拭き掃除をしてきれいにしてみてください。

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徹底的にきれいにするならキッチンクリーニングがおすすめ

掃除道具を揃えたけれど、「掃除する時間が確保できない」「掃除するのが面倒」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。掃除の手間をかけたくない方や、掃除する時間がない方は、プロによるキッチンクリーニングの利用がおすすめです。

キッチンクリーニングであれば、キッチンに付着する油汚れや食品汚れから黒カビまで、さまざまな汚れをきれいに取り除いてもらえます。


専門業者であれば長年の経験から汚れの種類を見極め、汚れごとに洗剤や掃除道具を使い分けて徹底的に掃除を行います。

専門業者が使用する洗剤や掃除道具は、一般向けに販売されているものではないプロ仕様のものです。強力な洗浄効果が期待できるため、自分で掃除しても汚れが落ちなかった場合でも、専門業者に依頼すれば汚れをきれいに落とせる可能性があります。

自分で掃除道具を用意する手間もかかりませんよ。
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キッチンクリーニングの掃除範囲

キッチンクリーニングを依頼すると、次のような場所を掃除してもらえます。

  • コンロ
  • 天板
  • 調理台と壁
  • シンク
  • 排水口

基本的に上に挙げた場所の清掃は基本料金内に含まれますが、換気扇や魚焼きグリル、食洗機やコンロ下の収納部分などはオプション扱いとなる場合が多いです。

キッチンクリーニングの料金相場

キッチンクリーニングの料金相場は、オプションを含まない基本プランで12,000~20,000円程度です。比較的依頼しやすい価格帯であるため、1年に1度の大規模な掃除として活用するのもおすすめです。


料金設定は業者ごとに異なるため、必ず複数の業者で相見積もりを取りましょう。

オプションを依頼する場合は、さらに料金が高くなる点に注意が必要です。たとえば、換気扇であれば7,000~12,500円程度になる場合が多いです。

見積もりの際は、料金のほか基本料金内の掃除範囲もしっかり確認しておきましょう。
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キッチンクリーニング業者の選び方

キッチンクリーニング業者は、次のような選び方がおすすめです。

・実績から選ぶ
・料金相場と大きくかけ離れていない業者を選ぶ
・損害賠償保険に加入している業者を選ぶ
・口コミや評判の良さから選ぶ

まず、幅広い汚れをきれいにしてもらうためにも、実績が豊富な業者を選ぶようにしましょう。実績が豊富な業者であればさまざまな汚れやキッチンの掃除に対応しており、柔軟な対応が期待できるといえます。

また、料金相場から大きくかけ離れた業者は料金トラブルに発展する可能性があるため、適正価格の業者を選びましょう。たとえば、相場よりあまりにも低ければ技術力が低いほか、あとから高額な追加料金を請求されるおそれがあります。


クリーニング中の万が一の事故や機器の故障などに備えて、損害賠償保険に加入している業者を選んでおくと安心です。損害賠償保険に加入していれば、万が一トラブルが発生しても補償が受けられるため、スムーズに解決できます。

依頼したい業者が見つかったあとは、GoogleマップやSNS、各種口コミサイトなどから業者の口コミを確認しましょう。口コミの傾向を把握することで、良い業者か悪い業者かを判断しやすくなるでしょう。

選び方のポイントを踏まえて、信頼できる業者を見つけてみてくださいね。効率よく業者を見つけたい場合は、「おうちにプロ」のような各業者の比較サイトの利用がおすすめですよ。
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キッチン掃除の道具に関するよくある質問

Q

キッチン掃除の便利グッズはある?

A

最近では、雑貨店やホームセンターなどでキッチン掃除のさまざまな便利グッズが販売されています。たとえば、複数の突起がついたブラシは細かな汚れを落としやすくなるほか、排水カゴの網目なども掃除しやすくなります。また、重曹水やセスキ炭酸ソーダ水などを作る手間をかけたくない場合は、市販されているものを購入するとすぐに掃除を始めることが可能です。



Q

キッチンの掃除道具はどこに置くのが良い?

A

キッチン掃除に使用する洗剤や掃除道具は、シンクの下やシンク・コンロの側に収納しておくのがおすすめです。すぐに手に取れる場所に置いておけば、汚れを見つけた際に素早くきれいにできます。汚れたらすぐに掃除できる環境を整えることで、汚れがこびりつくことを防ぐほか最終的な掃除の手間も減らせるでしょう。



Q

キッチン掃除のおすすめ道具はある?

A

キッチン掃除は、本記事で紹介した重曹やセスキ炭酸ソーダ、酸素系漂白剤や塩素系漂白剤などを用意しておけば、あらゆる汚れに対応できます。こすり洗いをする際は、汚れ具合に応じて使い分けられるように、通常のスポンジとメラミンスポンジの2種類を用意しておくと安心です。



キッチン掃除は道具を使って効率的に進めよう

キッチン掃除は、重曹やセスキ炭酸ソーダ、クエン酸や酸素系漂白剤、塩素系漂白剤などの洗剤とスポンジを用意すれば、今すぐに始められます。キッチンに付着する汚れは、長時間放置するとこびりついて落としづらくなることが多いため、掃除道具を揃えたらすぐに掃除を開始しましょう

キッチン掃除を怠ると、コンロの性能が低下したり嫌な臭いが発生したりするため、こまめなお手入れが大切です。

自分で掃除する時間を確保できない場合や、掃除の手間をかけたくないときは、専門業者によるキッチンクリーニングの依頼がおすすめです。業者選びは難しいですが、「おうちにプロ」のような比較サイトを利用すると、自分の希望に合った業者を簡単に見つけられます。

おうちにプロでは、各エリアごとにおすすめのキッチンクリーニング業者を紹介しているため、ぜひ活用してみてくださいね。

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※本記事は、記事内で紹介している商品やサービス等について何らかの事項を保証するものではなく、いかなる組織や個人の意見を代表するものでもありません。記事内で紹介している商品やサービスについての詳細につきましては、当該商品やサービスの公式サイト等よりご確認いただきますようお願いいたします。
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