自宅でのスーツの洗い方!確認すべきポイントや失敗例、お手入れ方法など
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仕事に欠かせないスーツは、着用し続けるたびにホコリや汗などの汚れが蓄積されていきます。清潔に使い続けるためには洗わなければなりませんが、「クリーニングに持って行くのが面倒」「できれば自宅で洗いたい」と考える方も多いのではないでしょうか。
実は、洗濯表示を確認して水洗いが可能と記載があるものは、自宅で洗濯できる場合があります。
本記事では、自宅でスーツを洗えるかを確認する方法や洗濯機・手洗いでの洗い方、洗濯のおすすめ頻度などを詳しく解説します。洗濯後のアイロンの注意点や日頃のお手入れ方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
- この記事でわかること
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- ・洗濯表示に「水洗い可能」「手洗い可能」の記載があるスーツは、自宅で洗うことが可能
- ・シワや型崩れ、縮みなどを防ぐために洗濯ネットに入れてから洗うことが大切
- ・洗濯機で洗う場合は、「手洗いコース」や「ドライコース」などのやさしいコースを選んで脱水時間を1分程度に設定
- ・手洗いの場合は、洗剤液の中でつけ置き洗いをして、やさしい力で押し洗いする
- ・夏は3週間に1回程度、秋〜春はシーズン中に1〜2回程度は洗濯するのがおすすめ
- ・洗濯以外に、日頃からジャケットを厚みのあるハンガーにかけたり、ブラッシングをしたりするなどのお手入れを行うことも重要
目次
- 【記事作成】おうちにプロ 編集部
- ハウスクリーニングのプロが監修したお掃除や家事の時短アイディアや役立つアイテムをご紹介。毎日の暮らしをちょっと楽しく・ちょっと豊かにする情報を発信中!
スーツを洗う前に確認すべきポイント
スーツを洗う前に、まずは自身のスーツが自宅で洗えるものかを確認する必要があります。そのために、次のようなポイントをチェックしましょう。
・洗濯表示を確認する
・色落ちしないかをチェックする
・ポケットの中に物がないかを確認する
・穴やほつれがないかチェックする
洗濯表示を確認する
スーツを洗う前に、まずは必ず洗濯表示を確認しましょう。スーツの内側には洗濯ラベルが付いており、素材ごとの適切な取り扱い方法が記載されています。
スーツを洗いたい場合は、「家庭での洗濯が可能か」「手洗いのみか」「クリーニングのみ対応か」などの情報を確認する必要があります。
ほかにも、洗濯桶に入った水に手を浸けているマークがあれば「手洗い」が可能な製品です。また、漂白剤の使用可否や乾燥方法などの指示も記載されているため、それらも必ず確認しましょう。
誤った方法で洗うと、縮みや型崩れ、シワの原因となり、スーツを傷めたり風合いを損ねたりしてしまうおそれがあります。もし洗濯表示が消えていたり読み取りづらかったりする場合は、自宅での洗濯は避けてクリーニング店に相談するのが安心です。
色落ちしないかをチェックする
スーツを自宅で洗う場合は、色落ちのリスクにも十分注意する必要があります。色移りが激しいスーツは、洗剤や水に触れることで色がにじんだり、ほかの部分や衣類に色が移ったりする可能性があるため気をつけましょう。
万が一布に色が付く場合は、色移りするリスクが高いため自宅での洗濯は避けた方が無難です。また、アルカリ性の洗剤は色落ちしやすくなるおそれがあるため、基本的には中性洗剤を使用しましょう。
特にウールや麻のような素材は、色が落ちやすいとされているため慎重な判断が求められます。色落ちの確認を怠ると、洗濯が失敗する可能性があるので、洗う前に必ずテストすることをおすすめします。
ポケットの中に物がないかを確認する
スーツを洗う前には、ポケットの中に物が入っていないかを必ず確認しましょう。ポケットの中に物が入ったまま洗濯すると、スーツ本体だけではなく洗濯機が故障する原因にもつながりかねません。
スーツのポケット内は表面からは見えにくいため、手を入れてしっかりと隅々まで確認しましょう。内ポケットやチケットポケットも見落としがちなので、注意して確認してみてください。
洗濯前にひと手間かかりますが、きちんとチェックすることで衣類と洗濯機のトラブル防止につながります。
穴やほつれがないかチェックする
スーツの洗濯前には、生地の状態も十分に確認しましょう。特に、目立たない小さな穴や糸のほつれなどがあると、洗濯時の摩擦や回転でダメージが拡大して、穴が広がったりほつれが進行したりするおそれがあります。
確認しやすい表側だけではなく、裏返して細部まで確認するとよいでしょう。
特に次のような場所は見落としがちなので、入念に確認してみてください。
- 襟元
- 袖口
- 裾
- ポケット周り など
上記の部分は摩擦が多いため、目視のほか指先でなぞって確かめてみてください。
もし穴やほつれを見つけた場合は、洗濯前に補修を施すかクリーニング店に相談するのがおすすめです。スーツは構造が複雑なため穴やほつれを見落としがちですが、長く使うために念入りにチェックしましょう。
自宅でスーツを洗う際のよくある失敗例
スーツの洗濯方法をよく確認せずに洗ってしまうと、次のような失敗が起こる可能性があります。
・シワができる
・縮んだり型崩れしたりする
・生地にテカリが生じる
シワができる
自宅でスーツを洗濯すると、シワが目立つ仕上がりになってしまうことがあります。
スーツはもともと立体的な形状を保つように設計されており、アイロンがけやスチーム処理などが求められます。しかし、通常どおり自宅の洗濯機で洗うと立体的なシルエットが崩れて、生地に細かいシワが発生しやすくなるのです。
素材によってはシワを伸ばしづらいため、十分な注意が必要です。これらのトラブルを防ぐには、洗濯ネットの使用や手洗いコースなどのやさしいコースの選択、洗濯後はすぐに陰干しして形を整えるなどの工夫が欠かせません。
また、スチームアイロンで軽く仕上げると、シワが改善される場合もあります。
縮んだり型崩れしたりする
自宅でスーツを洗濯する際に特に注意が必要なのが、縮みや型崩れです。特にウール素材のスーツは水分を吸うと縮みやすく、一度縮んでしまうと元のサイズに戻すことが難しい可能性が高いといえます。
このような失敗を防ぐためには、事前に必ず洗濯表示を確認して「自宅での洗濯不可」と表示されている場合は自宅洗いを避けることが大切です。
もし洗濯する場合でも、おしゃれ着用洗剤の使用や短時間の脱水設定、乾燥機を使用しないなどの型崩れを防ぐ工夫を行わなければなりません。
生地にテカリが生じる
スーツを自宅で洗濯すると、摩擦によって「生地のテカリ」が発生することがあります。
洗濯機の中でほかの衣類とこすれ合ったり、過度なアイロンがけによって繊維が潰れると、生地表面が平らになって光を反射しやすくなるため、ツヤのある不自然なテカリが目立つようになります。
テカリは元の状態に戻すのが難しく、場合によってはプロの仕上げ直しが必要となることもあります。テカリを防ぐためには、摩擦防止のためにスーツを裏返してネットに入れて洗う、脱水時間を短くする、自然乾燥させるなどの工夫が大切です。
また、アイロンをかける場合は必ず当て布を使い、スチーム機能を活用することで生地へのダメージを軽減できます。
洗濯機でスーツを洗う方法
水洗い可能のスーツを自宅の洗濯機で洗う場合は、次の手順で作業を行いましょう。なお、事前にポケットの中身を空にして、色落ちがしないかをあわせて確認してみてください。
1、汚れがある部分は前処理をする
2、スーツを畳んでネットに入れる
3、手洗いコースやドライコースで洗う
4、すぐにスーツを取り出して干す
1、汚れがある部分は前処理をする
スーツに目立つ汚れがある場合、洗濯機に入れる前に前処理をしてある程度汚れを落としておきましょう。
特に皮脂汚れや食べこぼし、黒ずみなどはそのまま洗濯機に入れても落ちにくいため、中性洗剤の原液や溶かした水を使って、やさしくたたくように処理してみてください。
前処理後は、すぐに洗濯せずに放置しているとシミとして定着するおそれがあるため、処理後は短時間で洗濯に進めるようにしましょう。
2、スーツを畳んでネットに入れる
スーツをそのまま洗濯機に入れると、摩擦によって型崩れやシワが発生する原因となります。形を整えてから軽く畳み、必ず洗濯ネットに入れましょう。
折り方のポイントとして、ジャケットは肩パッド部分が潰れないようにし、パンツは二つ折り程度でコンパクトにしてみてください。
洗濯ネットはスーツが入るくらいの大きめサイズで、生地が動きにくいようなぴったりサイズのものを使用すると、摩擦によるダメージを防げます。
3、手洗いコースやドライコースで洗う
自宅の洗濯機でスーツを洗う場合は、必ず「手洗いコース」または「ドライコース」を選択しましょう。通常のコースや標準洗いでは水流が強すぎて、生地を傷めたり型崩れが発生したりするおそれがあるため、やさしい水流で短時間の洗濯で済ませるのがポイントです。
柔軟剤は生地に負担をかけたりテカリの原因になったりする場合があるため、基本的に使用しなくても問題ありません。洗剤の量も規定量を守って、すすぎはしっかりと行うことが大切です。
4、すぐにスーツを取り出して干す
洗濯終了後はスーツを速やかに取り出して、型崩れやシワ防止のためにすぐに干しましょう。脱水時間は1分程度と短めに設定して、強く脱水しすぎないよう注意してください。
直射日光は生地が変色したり劣化したりする原因になるため、風通しの良い日陰で陰干しするのが理想です。また、乾燥機の使用は縮みや型崩れの原因となるため、基本的には避けましょう。
手洗いでスーツを洗う方法
手洗いのみに対応しているスーツは、洗濯機の使用は避けてやさしく押し洗いをしましょう。洗濯機に対応しているスーツでも、生地への負担を考慮してやさしく洗いたい場合は、次の手順で手洗いするのがおすすめです。
1、汚れがある部分は前処理をする
2、ぬるま湯に洗剤を溶かす
3、つけ置き洗いをする
4、十分にすすぐ
5、脱水させてすぐに干す
1、汚れがある部分は前処理をする
手洗いでスーツを洗う際も、目立つ汚れがある場合は洗濯前の前処理を行いましょう。特に襟や袖、ポケット周辺は皮脂やホコリ、汗などによる汚れが溜まりやすいため、事前に落としておくことで全体の洗浄効果が向上します。
ゴシゴシとこすり洗いすると、生地を傷める原因になるため避けましょう。特に、ウールのような繊細な素材は摩擦に弱いため、押し洗いやトントンと叩く方法で前処理することを徹底してみてください。
2、ぬるま湯に洗剤を溶かす
手洗いの際は、まずは洗濯桶やバケツなどに30度程度のぬるま湯を入れましょう。高温のお湯は生地の縮みや傷み、型崩れの原因となるため使用してはいけません。
もし粉末タイプの洗剤を使う場合は、溶け残りが生地に付着しないように完全に溶かすことが大切です。溶け残りやすすぎ残しが心配な場合は、液体洗剤のみを使うようにしましょう。
洗剤の量が多すぎるとすすぎに時間がかかるほか、十分に流しきれず洗剤が残ってしまうと生地の傷みや変色につながる場合もあるため、規定量を守ることが重要です。
3、つけ置き洗いをする
スーツの手洗いは、やさしくつけ置き洗いするのが基本です。洗剤液を張った洗濯桶やバケツに畳んだスーツを浸し、10〜15分程度置いておきましょう。
特に、ウールのような繊細な素材は摩擦で毛羽立ちや型崩れを起こしやすいため、やさしく沈める・浮かせる程度の動作にとどめるのがおすすめです。
ポケット部分や袖の裏などの汚れやすい箇所は、指先で軽く押して洗うようにします。
4、十分にすすぐ
つけ置き後は、洗剤成分をしっかりと落とすためにきれいな水で十分にすすぎます。水を何度か入れ替えながらスーツ全体を沈めたり持ち上げたりして、洗剤の成分が残らないように丁寧にすすぎましょう。
水流を直接スーツに当てると型崩れのリスクがあるため、バケツや浴槽に水を溜めて行いましょう。手で軽く押して水を入れ替える程度の動作を心がけて、擦ったりねじったりといった力のかかる行為は避けてください。
5、脱水させてすぐに干す
すすぎが終わったら、型崩れやシワを防ぐために軽く脱水します。手でやさしく水分を押し出し、タオルで包んで軽く叩く「タオルドライ」がおすすめです。
脱水後は、速やかに厚みのあるハンガーに掛け、型崩れを防ぐために肩の形を整えてから陰干しします。直射日光や乾燥機の使用は縮みや変色、傷みの原因になるので避けて、風通しの良い室内か日陰で自然乾燥させましょう。
スーツを洗うおすすめの頻度
スーツは基本的に頻繁に洗う必要はなく、むしろ洗いすぎると生地を傷めたり型崩れが生じたりするおそれがあります。一般的には、季節ごとに次に挙げる頻度を目安にしてみてください。
- 夏:3週間に1回程度
- 秋〜春:シーズン中に1〜2回程度
夏場は汗をかきやすいため、3週間に1回程度を目安に洗うとよいでしょう。汗をよくかく方は、汚れの蓄積を防ぐために2週間に1回程度を目安にするのもおすすめです。
自宅で洗えるスーツの場合も洗濯の回数は最小限に抑えて、普段はブラッシングやスチームアイロンなどでお手入れをすると型崩れを防ぎ、長持ちさせることにつながります。特にウール素材は水や摩擦に弱いため、頻度を守りつつ丁寧に扱うようにしましょう。
洗濯後にスーツをアイロンする際の注意点
洗濯後はアイロンをして形を整えますが、その際に次のような点に気をつけましょう。
1、当て布をする
2、ラインや折り目を崩さないようにする
3、適切な温度を守る
1、当て布をする
スーツにアイロンをかける際は、必ず当て布を使用しましょう。直接アイロンを当てると、スーツにテカリや変色が生じやすく、生地表面が劣化してしまいます。
当て布には、薄手の綿素材の布やハンカチ、専用のアイロンシートなどが適しています。スチームを使用する場合でも、当て布をすることでスチームの水分がシミになるリスクを軽減できます。
2、ラインや折り目を崩さないようにする
スーツのアイロンがけでは、ズボンのセンタープレスやジャケットのラペルなど、元々付いているラインや折り目を崩さないように注意が必要です。強く押し付けたり無理に伸ばすと、型崩れやシルエットの変化につながります。
生地を引っ張ったり押しつぶすのではなく、スチームでふんわりと整えてみてください。ラインがずれるとスーツ全体の見映えが損なわれるため、慎重に仕上げるようにしましょう。
3、適切な温度を守る
スーツにアイロンをかける際も、洗濯表示を確認して必ず適切な温度を守るようにしましょう。洗濯ラベルにはアイロンがけのマークもあり、それぞれ次のような意味合いがあります。
- 「・」が1つ:110度までの低温
- 「・」が2つ:150度までの中温
- 「・」が3つ:200度までの中温
アイロンマークの中にある「・」の数によって、上に挙げたような温度の制限が設けられているため、必ず守ってアイロンがけを行ってみてください。
温度が高すぎると、生地が縮んだりテカリが生じたりするおそれがあります。
日頃のスーツのお手入れ方法
スーツは定期的に洗うことが大切ですが、日頃からお手入れすることも忘れてはいけません。日頃のお手入れ方法は次のとおりです。
・ジャケットを厚みのあるハンガーにかける
・着用後はブラッシングする
・湿気を取ってからしまう
ジャケットを厚みのあるハンガーにかける
スーツのジャケットは、型崩れを防ぐために厚みのあるハンガーにかけることが大切です。細い針金のハンガーやプラスチック製の薄手のハンガーは、肩の部分が潰れたりシルエットが崩れたりする可能性があるため避けましょう。
また、ハンガーは肩幅に合ったサイズを選ぶようにしましょう。大きすぎると生地が引っ張られてしまい、小さすぎると肩が内側に寄ってしまいます。
スーツをきれいな状態で長く着用し続けるためには、収納する道具にも気を配ることが重要です。
着用後はブラッシングする
スーツを着用した後は、必ず洋服ブラシでブラッシングしましょう。外出時にはホコリや花粉、細かなチリなどがスーツに付着しやすく、これらの汚れをそのまま放置すると生地の傷みや変色につながります。
ブラッシングは、基本的に肩から裾に向かって毛並みに沿って行い、強くこすらずにやさしく払うようにします。このようにブラッシングすることで、表面の汚れを落とすと同時に生地を整える効果も期待できます。
湿気を取ってからしまう
スーツを着用したあとは、生地に汗や外気の湿気を含んでいます。そのため、すぐにクローゼットへはしまわず、まずは風通しの良い場所で数時間程度は陰干しして湿気を飛ばしましょう。
また、湿気を飛ばそうとして直射日光が当たる場所や、暖房器具の近くで干すと生地が傷むため注意しましょう。梅雨の時期や湿度の高い日は、扇風機の風を軽く当てたり除湿機を併用したりするとより効果的です。
スーツの洗い方に関するよくある質問
スーツを洗ったあとのきれいな畳み方は?
スーツを洗濯ネットに入れて自宅で洗う場合、ネットに入れる際の畳み方に気をつけることでシワや型崩れを防げます。まずジャケットは両肩部分を内側に折り込み、肩パッド同士を軽く重ねるようにします。このときに襟部分が折れ曲がらないように整えましょう。そのあとに袖も内側へ折りたたみ、全体をコンパクトな長方形にまとめます。パンツは、センタープレスのラインに沿って二つ折りまたは三つ折りにしましょう。裾とウエストが重ならないように折ると厚みが均一になって、ネット内での偏りを防げます。畳み方以外に、洗濯ネットの大きさは余裕があるものを選び、詰め込みすぎないことも大切です。ネットの中でスーツ同士がこすれると傷みの原因になるため、1着ずつ個別に入れて洗いましょう。
スーツを洗う際に柔軟剤は使える?
基本的に、スーツを洗う際は柔軟剤を使用しないことをおすすめします。スーツの素材は繊細で、柔軟剤によって生地のハリやコシが損なわれる可能性があります。特にウール素材は繊維が柔らかくなりすぎてしまい、型崩れや膨張、風合いの変化が発生するおそれもあるでしょう。万が一柔軟剤の成分が生地に残ると、通気性が悪くなり蒸れやすくなるリスクもあります。どうしても使用したい場合は、「ドライマーク対応」や「ウール専用」と記載された製品を選んで、少量にとどめることが大切です。スーツ本来の風合いや形状を維持したい場合は、柔軟剤を使用せずに洗剤のみで洗濯しましょう。
ウォッシャブルスーツ以外のスーツも自宅で洗える?
ウォッシャブルスーツ以外のスーツは、基本的に自宅での洗濯は難しいとされています。しかし、洗濯表示に水洗い可能のマークがあれば、自宅で洗濯することは可能です。自宅で洗う場合は、事前に汚れを前処理したうえで必ず洗濯ネットに入れて、「手洗いコース」や「ドライコース」などのやさしいコースで洗いましょう。たとえ水洗い可能なスーツでも、型崩れや縮み、シワの発生などが不安な場合はクリーニングに出すのがおすすめです。心配な場合は自宅で無理に洗わず、プロにお手入れを任せてみてください。
【まとめ】スーツは洗い方に注意して清潔な状態を保とう
スーツは、洗濯表示に「水洗い可能」「手洗い可能」の記載があるものであれば、自宅で洗濯することが可能です。自宅で洗濯できる場合でも、シワや型崩れ、縮みなどを防ぐために必ず洗濯ネットに入れてから洗うようにしましょう。
洗濯機の場合は「手洗いコース」や「ドライコース」などのやさしいコースを選択し、手洗いの場合も力を込めずにやさしく押し洗いをします。万が一洗濯に失敗すると、シワや縮み、型崩れやテカリなどの発生につながるおそれがあります。
定期的な洗濯も大切ですが、日頃から湿気を取り除いてからジャケットを厚みのあるハンガーにかけたり、ブラッシングをしたりするなどして、普段のお手入れを欠かさないようにしましょう。
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