洗濯機の掃除にクエン酸は使える?おすすめの掃除方法や汚れを防ぐ方法を紹介

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クエン酸は、柑橘系の果物であるレモンやグレープフルーツのほか、梅干しなどに含まれている酸味成分です。弱酸性の性質があり、アルカリ性の汚れや臭いなどを分解する作用があります。

酸性の力が強く高い洗浄効果が期待できるため、「洗濯機の掃除にクエン酸は使えるの?」「簡単に掃除する方法を知りたい」と考える方もいるのではないでしょうか。しかし、洗濯機の掃除にクエン酸は控えた方がよいといえます。

本記事では、クエン酸が洗濯機の掃除には向かない理由やおすすめの洗剤、汚れをきれいに掃除する方法を詳しく解説します。汚れの原因やきれいな状態を保つ方法も紹介しているので、洗濯機を清潔な状態で使い続けたい方はぜひ参考にしてみてください。

簡単な工夫を行うことで、洗濯機はきれいなまま使い続けられますよ。
この記事でわかること
  • ・クエン酸は酸性の成分を含んでおり金属部品が錆びるおそれがあるため、洗濯機の掃除には向いていない

  • ・代わりに塩素系・酸素系漂白剤の使用がおすすめ

  • ・掃除方法は基本的につけ置き洗いをするだけなので、忙しい方でも簡単に掃除できる

  • ・汚れを予防するには、洗濯槽の乾燥やこまめな掃除などが大切

  • ・徹底的に掃除したい場合はプロによる洗濯機クリーニングの依頼がおすすめ

  • ・洗濯機クリーニングは必ず見積もりを取ったうえで、口コミや評判なども確認することが大切
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【記事作成】おうちにプロ 編集部
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クエン酸が汚れに効果があるとされる理由

洗濯機には、水アカや洗剤のカス、カビや衣類のゴミ、皮脂汚れなどさまざまな汚れが付着しています。洗濯時には洗剤を使用するものの、洗濯機を使用するたびにどんどんと汚れが蓄積されてしまいます。

水アカや洗剤のカスなどはアルカリ性の性質を持ち、クエン酸のような酸性の成分を掃除に使えば汚れをきれいに落とす効果が期待できる点が特徴です。


天然成分で人や環境にもやさしく、食品にも使われているため安全性にしっかり配慮されています。

たとえば、塩素系漂白剤は強い洗浄力を持っていますが、肌に触れると傷めたり炎症を起こしたりするおそれがあります。しかし、クエン酸であれば万が一肌に触れても塩素系漂白剤ほどの強い刺激はないため、安全に掃除が可能です。

また、消臭効果も期待できるので洗濯機から嫌な臭いがする場合にも効果的といえます。カビの繁殖を抑える作用も期待でき、洗濯機にカビが生えてしまう前に予防としても効果を発揮するでしょう。

環境にやさしい成分とはいえ、酸性の性質があるので肌に触れると刺激感はあります。クエン酸を使って家の中を掃除する際は、念のため手袋をしておくとよいでしょう。
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洗濯機の掃除にクエン酸は控えた方がよい

アルカリ性の汚れに対して洗浄効果を発揮するクエン酸ですが、実は洗濯機の掃除に使用するのは控えた方がよいとされています。なぜなら、酸性の成分により洗濯槽内の金属部品を錆びさせたり、ゴムなどの部品を劣化させたりするおそれがあるためです。


洗濯槽自体もステンレス製が多く、錆びてしまうと故障の原因にもなります。実際に、多くのメーカーはクエン酸の使用を控えるように注意喚起を行っています。

なお、クエン酸の使用を控えた方がよいのは縦型・ドラム式のどちらも同じです。なかでもドラム式洗濯機は洗濯槽の一部に水が溜まりやすい構造になっており、酸性成分による錆びの影響が出やすい場合があります。

しかし、一部のメーカーから販売されている洗濯機専用のクエン酸配合消臭剤であれば使用できる場合がありますよ。消臭効果が発揮されるため、洗濯物の部屋干し臭や汗の臭いなどの嫌な臭いに困っている方におすすめです。

重曹は使える?

クエン酸と同じく、洗濯機の掃除に使用されやすいものに重曹があります。重曹は重炭酸や炭酸水素ナトリウムなどとも呼ばれ、アルカリ性の性質を持っており人や環境にやさしい洗剤です。


重曹であれば縦型洗濯機でのみ使用できます。重曹は粒子が細かく、ドラム式洗濯機であれば詰まるおそれがあるため縦型洗濯機でのみ使用しましょう。

縦型洗濯機で使用する場合も、万が一の詰まりを防ぐために50度前後のぬるま湯にしっかりと溶かす必要があります。溶かしたあとは、5〜6時間程度のつけ置き洗いを行うのが一般的です。

洗浄力だけではなく消臭効果も期待できますが、詰まりには十分気をつけましょう。なお、洗濯機用の洗剤や漂白剤などに比べて洗浄力は強力ではない点に注意が必要です。

掃除する際は重曹を溶かす手間がかかるため、時短を求める方は漂白剤の使用がおすすめといえます。また、ドラム式洗濯機を利用している方はクエン酸と重曹のどちらも使用できないため、漂白剤を用意しましょう。
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洗濯機の掃除はクエン酸ではなく専用の漂白剤がおすすめ

洗濯機を掃除する際は、クエン酸や重曹ではなく専用の漂白剤を使用することがおすすめです。漂白剤であれば縦型とドラム式のどちらにも問題なく使用でき、強力な洗浄効果が期待できます。

漂白剤には大きく次の2つがあるため、目的や洗浄力の強さなどから自身に合ったものを選びましょう。

・塩素系漂白剤
・酸素系漂白剤

塩素系漂白剤

塩素系漂白剤は、強力な洗浄効果を発揮する点が特徴です。次亜塩素酸ナトリウムが含まれており、特にカビに対して強力に作用します。


洗濯機をまったく手入れしておらず、洗濯槽内にカビが生えてしまっている場合でも、塩素系漂白剤を使えばカビを分解してきれいにする効果が期待できます。

またカビの予防としても効果的です。洗濯機を掃除したい場合は、基本的には塩素系漂白剤を使用するとよいでしょう。

しかし、洗浄力が強力な分刺激も強く、肌に触れると肌荒れするおそれがあります。そのため、掃除する際は肌に触れたり目に入ったりするのを防ぐため、必ずゴム手袋を着用して必要に応じてゴーグルもつけるのがおすすめです。


塩素系独特の強い臭いがあり、酸性の洗剤と混ざると有毒ガスが発生する点に特に注意しましょう。

そのため、酸性の洗剤で洗濯機を掃除してから仕上げに塩素系漂白剤を使う、というような使用方法は避けなければなりません。必ず単体で使用して、十分な換気を行ってください。必要に応じてマスクも着用しましょう。

多くのメーカーでは塩素系漂白剤の使用を推奨しています。カビによる汚れや臭いなどに悩んでいる場合は、ぜひ活用してみてくださいね。

酸素系漂白剤

酸素系漂白剤は、主成分の過炭酸ナトリウムによって酸素の泡を発生させて汚れを分解させることができる漂白剤です。塩素系漂白剤に比べると安全性が高く、誰でも使いやすいといえます。


ツンとする刺激臭もなく、有毒ガスが発生するおそれもありません。

酸素の泡の力によって汚れを剥がし落とす作用があり、カビにも効果を発揮します。しかし、塩素系漂白剤のようにカビや汚れそのものを分解する力はないため、水面に浮いてきた汚れを自身で取り除く必要がある点がデメリットです。

そのまま排水すると再び洗濯槽内が汚れたり排水口が詰まったりするおそれがあるため、必ずつけ置き中にすくい取る必要があります。また、塩素系漂白剤と比べて殺菌力はやや劣るので、すでにカビや雑菌が非常に繁殖している場合には期待できる効果が薄い可能性がある点に注意しましょう。

定期的なお手入れには酸素系漂白剤を、月に1回程度のメンテナンスには塩素系漂白剤を使うなど、目的に合わせて使い分けるのがおすすめですよ。なお、酸素系漂白剤はつけ置き洗いが必須となるため、ドラム式洗濯機では使用できません。
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塩素系漂白剤で洗濯機を掃除する方法

塩素系漂白剤を使用して掃除を行う場合は、次の手順で作業を進めてみてください。

①洗濯槽に満水まで水を溜める
②塩素系漂白剤を投入する
③槽洗浄コースもしくは通常の洗いコースで運転する
④10時間程度のつけ置き洗いを行う
⑤洗いコースの場合、再度洗いコースで運転する
⑥2〜3回程度のすすぎと脱水を行う
⑦洗濯槽内を十分に乾燥させる

塩素系漂白剤を使用する場合は、基本的につけ置き洗いとなります。そのため、満水まで水を溜めましょう。可能であれば、ぬるま湯を溜めた方が洗浄効果がアップします。

満水まで水を溜めたあとに塩素系漂白剤を規定量投入して、槽洗浄コースまたは洗いコースで運転します。槽洗浄コースは洗濯槽のお手入れに特化しているため、選択できる場合は槽洗浄コースで運転しましょう。


槽洗浄コースであれば自動的に工程が進むため、つけ置き洗いのために運転を一時停止したり、つけ置きの時間を計測してすすぎや脱水などの運転を手動で行ったりする必要がありません。

なお、塩素系漂白剤を投入するタイミングは、洗濯機や使用する漂白剤の種類などによって異なります。たとえば、満水になってから投入するものや洗濯機の電源を入れた際に投入するものなどがあるため、事前に取扱説明書を確認しておきましょう。

つけ置き後は、槽洗浄コースであれば自動ですすぎや脱水を行います。洗いコースの場合は、漂白剤の成分が残らないようにするために2〜3回程度はすすぎと脱水を行ってみてください。

最後にカビの発生を防ぐために、洗濯機のフタを開けたまま十分に乾燥させましょう。

つけ置き洗いによって塩素系漂白剤の成分が行き渡り、洗濯槽の隙間や裏に潜んだカビや汚れも分解する効果が期待できますよ。
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酸素系漂白剤で洗濯機を掃除する方法

酸素系漂白剤を使用する場合は、次の手順で掃除を行いましょう。なおドラム式洗濯機には使用できないため、塩素系漂白剤を使って掃除してみてください。

①ぬるま湯を用意して洗濯槽に満水まで溜める
②酸素系漂白剤を投入する
③槽洗浄コースもしくは通常の洗いコースで運転する
④4時間程度つけ置き洗いをする
⑤洗いコースの場合、再度洗いコースで運転させる
⑥2〜3回程度のすすぎと脱水を行う
⑦洗濯槽内を十分に乾燥させる

基本的な行程は塩素系漂白剤と同じですが、酸素系漂白剤を使用する場合は冷水ではなくぬるま湯を用意しましょう。40〜50度程度のぬるま湯が理想で、熱湯の場合は洗濯槽を傷めるおそれがあるため避けましょう。


酸素系漂白剤は、パッケージに記載の使用方法を読んで適量を投入します。基本的には、10L程度のぬるま湯に対して100g程度を入れていきます。

洗いコースで運転する場合は、誤って排水してしまわないよう注意が必要です。つけ置き洗いをすると次第に洗濯槽内の汚れが浮いてくるため、ゴミ取り用ネットなどを用意してすくい取りましょう。

そのまま排水すると故障や詰まりの原因になるため、できる限り細かなゴミまで取り除くことが大切です。ゴミがすくい取れたらすすぎと脱水を行い、洗濯機のフタを開けて洗濯槽を乾燥させましょう。

塩素系漂白剤と同じで、つけ置き洗いをするため特別な手間はかかりません。つけ置きをしている間にほかの家事や用事を済ませられるでしょう。ぬるま湯を用意する際はヤケドに気をつけてくださいね。
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洗濯機が汚れる原因

洗濯機が汚れる原因には、次のようなものがあげられます。

・カビ
・水アカ
・衣類の汚れ
・洗剤や柔軟剤の溶け残り

カビ

カビは、洗濯機の汚れの中で最も発生しやすい汚れといえます。洗濯機の中は湿気が溜まりやすい状態で、特にしっかりと洗濯槽を乾燥させなければすぐにカビが生えてしまうでしょう。

洗濯後にフタを閉じてそのまま放置している場合や、梅雨で湿気が多い時期などは特に注意しなければなりません。


カビが生えると悪臭も発生しやすいとされています。洗濯物にも悪臭がうつりやすくなるため、せっかく洗濯したにもかかわらずカビのせいで嫌な臭いがするという事態につながりかねません。

洗濯槽や洗濯物から嫌な臭いがするようになった場合は、カビが繁殖している可能性があります。すでにカビが生えているケースでは、塩素系漂白剤を使ってカビの分解と予防を行いましょう。

また、洗濯槽や糸くずフィルターにあるゴミをこまめに取り除くことも大切です。洗濯槽内のゴミはカビの餌となりやすく、掃除しなければカビの繁殖を手助けしてしまうことになります。

洗濯槽や糸くずフィルターのゴミは、洗濯をするたびに取り除くのがおすすめですよ。月に1回程度は塩素系漂白剤を使用して、根本からカビの繁殖を防ぎましょう。

水アカ

洗濯は水道水を使って行いますが、水道水に含まれるカルシウムやミネラルなどの成分が固まると水アカになります。水アカは白い汚れで、アルカリ性の性質を持っているため酸性の洗剤が効果的です。


石のように硬くなっていくため、早めに対処する必要があります。

硬くなると掃除の手間がかかってしまうので、洗濯後は洗濯槽内やフチにある水滴をきれいに拭き取るなどして対策を行いましょう。また定期的に洗濯槽内をチェックして、白い汚れがついていないかを確認してみてください。

塩素系漂白剤と酸素系漂白剤はどちらもアルカリ性の性質を持つため、同じアルカリ性の水アカには十分な効果が発揮できません。そのため、必ず酸性の洗剤を用意しましょう。

水アカはキッチンや浴室などにも発生しやすい汚れです。酸性の洗剤を1つ用意すれば、洗濯機以外にもいろんな場所の水垢をきれいにできますよ。
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衣類の汚れ

衣類には、人の体から付着した汗や皮脂汚れのほかホコリや食べカスなどの汚れがついていることが多いです。洗濯によって衣類自体はきれいになりますが、衣類から落とされた汚れは洗濯槽の中に留まってしまうことがあります。


洗濯のたびに衣類の汚れが蓄積されていくと、やがて大きな汚れの塊となります。最終的にカビや雑菌の餌になってしまうため、蓄積される前に対処することが大切です。

少しでも汚れの蓄積を防ぐために、洗濯前の衣類を確認して目に見える汚れやゴミがついていたら、事前に落としておきましょう。また、洗濯後の洗濯槽の中にゴミがあれば取り除いておきます。

このように少しの工夫で、衣類の汚れが溜まるのを防ぐことが可能です。

目に見えやすい食べカスやホコリなどは、洗濯前に取って捨てておきましょう。糸くずなども見逃しやすいため、軽くでもよいのでチェックしてみてくださいね。

洗剤や柔軟剤の溶け残り

「衣類をしっかりと洗浄したい」「柔軟効果を高めたい」などの理由から、洗剤や柔軟剤を規定量以上に入れている方もいるのではないでしょうか。洗剤や柔軟剤を入れすぎると溶け残ってしまい、洗濯槽が汚れる原因となります。


溶け残った洗剤や柔軟剤にはゴミが付着しやすく、次第に大きな汚れとして蓄積されていきます。

大きくなった汚れはカビや雑菌の栄養源にもなるため、洗剤や柔軟剤が溶け残らないように規定量で使用しなければなりません。

また、洗剤や柔軟剤を大量に入れたことによりすすぎで十分に洗い流せず衣類に残ってしまい、肌に付着して肌荒れやアレルギーを引き起こす可能性もあります。

洗剤や柔軟剤は、規定量で十分な効果を発揮するよう製造されています。量を増やすことで効果が高まることはないため、規定量を守って使用しましょう。
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洗濯機の汚れを予防する方法

洗濯機の汚れを予防する方法は、次の5つです。

・衣類の汚れはできる限り事前に落とす
・洗剤や柔軟剤を入れすぎないようにする
・洗い終わった洗濯物はすぐに取り出す
・洗濯後は洗濯槽を乾燥させる
・定期的に洗濯機を掃除する

衣類の汚れはできる限り事前に落とす

衣類の汚れはできる限り事前に落とすことが大切です。洗濯前の衣類はすぐに洗濯槽には入れず、汚れやゴミがついていないかをチェックしてから投入するようにしましょう。


特に長時間外出した際や食事のあとなどは衣類に汚れがついている場合が多いことから、簡単にでもよいので衣類全体をチェックしてみてください。

事前にある程度汚れを落とすことで、洗濯槽内に汚れを溜めないだけではなく洗濯機の寿命を延ばすことにもつながります。

洗剤や柔軟剤を入れすぎないようにする

洗剤や柔軟剤は、必ずパッケージに記載されている規定量を守りましょう。特に粉洗剤は水に溶け残りやすいため、必ず規定量で使用する必要があります。


特に冬場の冷水に粉洗剤は溶け残りやすいといえます。そのため、冬場は液体洗剤に切り替えるなどの工夫を行いましょう。

粉洗剤を使用したい場合は、事前に少し溶かしてから投入することをおすすめします。これにより、溶け残りのリスクを軽減できます。

洗い終わった洗濯物はすぐに取り出す

洗濯が終了したあとに、しばらく洗濯物をそのまま放置している方も多いのではないでしょうか。洗い終わった洗濯物は水分を含んでいるため、フタを閉めたまま放置していると湿度が高くなりカビが繁殖しやすくなります。


洗濯槽だけではなく、衣類にも雑菌やカビが繁殖するおそれがある点に注意が必要です。

また、濡れたまま衣類を放置していると雑菌が繁殖して生乾き臭のような嫌な臭いが発生しやすくなります。清潔な状態で乾かすためにも、洗濯の終了後はすぐに衣類を取り出して干しましょう。

なお、洗濯前の衣類も洗濯槽に放置するのではなく、洗濯カゴに入れておくのがおすすめです。衣類が入っていると通気性が悪く湿気がこもりやすくなり、雑菌やカビの繁殖につながります。

洗濯槽に汚れも移りやすくなるため、洗濯する直前に衣類を入れましょう。

家事や仕事などが忙しくてすぐに干せない場合は、洗濯の予約機能を活用して調整してみてください。乾燥機能がある場合も積極的に活用することをおすすめします。
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洗濯後は洗濯槽を乾燥させる

洗濯物を取り出したら、洗濯機のフタを開けたままにして洗濯槽を十分に乾燥させましょう。フタを開けていれば洗濯槽内の通気性がよくなり、水滴も自然と乾いていきます。


水アカの発生を確実に防ぎたい場合は、洗濯終了後にすぐタオルなどで洗濯槽内の水滴を拭き取りましょう。

フタを閉めたまま置いておくと、湿気がこもり湿度も高くなって雑菌やカビが繁殖してしまいます。雑菌やカビは乾燥に弱いため、必ず洗濯槽を乾燥させてください。

定期的に洗濯機を掃除する

特に重要なのが、定期的な洗濯機の掃除です。塩素系漂白剤や酸素系漂白剤などを使用してこまめに掃除を行えば、汚れの蓄積や雑菌・カビなどの繁殖を防げます。


目安としては、最低でも月に1回程度は必ず掃除を行いましょう。

定期的な掃除は酸素系漂白剤で行い、2〜3ヶ月程度に1回はメンテナンス感覚で塩素系漂白剤を使用して徹底的に掃除する方法もおすすめです。

また、掃除する際は洗濯槽だけではなく洗剤・柔軟剤の投入口も確認してみてください。溶け残りが発生しやすい場所であるため、こまめに掃除することで汚れの蓄積を防げます。

洗濯パンや壁との隙間などにもホコリが溜まりやすいので、定期的にチェックして汚れていたら掃除してみてくださいね。
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洗濯機の徹底的な掃除はプロの業者への依頼がおすすめ

汚れ具合によっては、塩素系・酸素系漂白剤を使用しても完全に汚れが落とせない場合があります。

自身では汚れを落としきれなかった場合や、掃除する時間が確保できない場合はプロの業者による洗濯機クリーニングの依頼がおすすめです。


洗濯機のクリーニングに特化しているため、汚れの種類に応じて最適な洗剤と掃除アイテムを使用して効率的かつ徹底的に掃除を行ってもらえる点が魅力です。

また、プロの専門知識や技術を活かした「分解洗浄」を行ってもらえる点も特徴の一つといえます。洗濯機の各パーツを分解して、普段は手が届かない部分まで目視で汚れ具合を確認しながら掃除できるため、徹底的な掃除が行えます。

プロに依頼すれば自身で行う作業は一切ないため、忙しくて掃除の時間が取れない方に向いていますよ。

作業の目安時間

作業時間の目安は、洗濯機の種類によって次のように異なります。

  • 縦型洗濯機:2〜3時間程度
  • ドラム式洗濯機:4〜5時間程度

一般的に、縦型洗濯機の作業時間は2〜3時間程度とやや短めです。一方でドラム式洗濯機は構造が複雑なので、作業時間も4〜5時間程度とやや長い傾向があります。


一般的な除菌洗浄ではなく、分解洗浄を依頼する場合はパーツの分解や組み立てに時間を要するため、さらに作業時間が長くなる点に注意が必要です。

このように、洗濯機クリーニングはある程度のまとまった時間が必要になるため、時間に余裕がある日に依頼するのがよいでしょう。基本的にクリーニング中は自宅にいる必要がある点も考慮して、依頼日を決めてみてください。

洗濯機クリーニングの料金相場

洗濯機クリーニングの料金相場は、縦型・ドラム式洗濯機でそれぞれ次のとおりです。

縦型 ドラム式
通常の除菌洗浄 14,000円程度 22,000円程度
分解洗浄 20,000円程度 30,000円程度

基本的には構造が複雑ではなくクリーニングしやすい縦型洗濯機は、費用を抑えやすい傾向があります。ドラム式洗濯機の方が高くつく場合が多いでしょう。


複雑な工程が必要な分解洗浄は、どちらの洗濯機でも費用が高くなりがちです。

しかし、上記の料金はあくまでも目安です。洗濯機クリーニングの料金は、依頼する業者によって大きく異なります。

そのため、依頼する前に必ず複数の業者で見積もりを依頼して正確な料金を把握しておきましょう。汚れ具合で料金が変動する場合は、実際に洗濯機を確認してもらって正確な料金を出してもらうことが大切です。

基本的に、見積もりは無料で対応している業者がほとんどですよ。
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洗濯機クリーニング業者を選ぶ

洗濯機クリーニング業者を選ぶ際は、以下のポイントを確認してみてください。

・料金プランが相場とかけ離れていないか確認する
・サービス内容が自身に適しているかを確認する
・口コミや評判を確認する

まず、料金プランが相場とかけ離れていないかを必ず確認しましょう。たとえば、徹底的に掃除してもらえる分解洗浄の料金相場は次のとおりです。

  • 縦型洗濯機:20,000円程度
  • ドラム式洗濯機:30,000円程度

あくまでも目安ですが、上に挙げた料金相場よりも大幅に安いもしくは高い業者はあまりおすすめできない場合があります。


大幅に安い場合は、十分なクオリティのサービスが受けられない可能性があります。一方で高い場合は、不要なオプションまでつけられていて無駄な料金を支払ってしまう可能性があるでしょう。

事前に複数の業者で見積もりを依頼すれば、それぞれの業者の料金を比較して適正料金を把握できます。

また、業者によってはドラム式洗濯機のクリーニングや分解洗浄に対応していないこともあります。自信が希望するサービスが受けられるように、サービス内容や対応範囲も十分にチェックしてみてください。

依頼したい業者が見つかったら、口コミや評判を確認することも大切です。GoogleマップやSNSなどでは利用者のリアルな口コミが確認できるため、実際のサービスのクオリティや接客態度などを知ることが可能です。

悪質な業者に依頼することがないように、上に挙げた3点は必ず確認しておきましょう。
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洗濯機掃除やクエン酸に関するよくある質問

Q

洗濯機にクエン酸を使うと錆びる?

A

クエン酸の使用は、洗濯槽にある金属部品が錆びる原因になります。クエン酸の成分によって金属部品が参加してしまい、錆びの発生や性能の低下などにつながってしまうのです。そのため、できるだけクエン酸の使用は控える方がよいでしょう。より強い洗浄力が期待できる塩素系・酸素系漂白剤が販売されているため、スーパーやドラッグストアなどで購入してみてください。



Q

洗濯機掃除はクエン酸か重曹のどっちでするとよい?

A

基本的にクエン酸の使用は控えた方がよいため、重曹を使用するのがおすすめです。ただし、重曹は粒子が細かいため事前にぬるま湯で十分に溶かしてから使用する必要があります。また、ドラム式洗濯機で使用すると故障する可能性があるため使用できません。縦型洗濯機でのみ使用可能です。不安な方は、塩素系・酸素系漂白剤を使用しましょう。



Q

洗濯機にクエン酸を使うと故障する?

A

クエン酸の使用によって金属部品が腐食して錆びてしまうと、故障につながるおそれがあります。多くのメーカーではクエン酸の使用を控えるよう注意喚起を行っているため、クエン酸は使わない方がよいでしょう。



Q

ドラム式洗濯機にはクエン酸を使える?

A

ドラム式洗濯機も、クエン酸の使用は控えましょう。構造上の問題で洗濯槽の一部にクエン酸を溶かした水が留まりやすく、一部分のみが錆びてしまうおそれがあります。また、クエン酸の作用で浮いてきたゴミをすくい取ることができないため、きれいに掃除できません。ドラム式洗濯機には塩素系漂白剤の使用がおすすめです。



Q

洗濯機の嫌な臭いにクエン酸は効果がある?

A

クエン酸には消臭効果がありますが、洗濯機が錆びるおそれがあるため使用せず塩素系・酸素系漂白剤を使いましょう。特に塩素系漂白剤は洗浄力が強く、カビや汚れを分解して洗い流す効果が期待できるため嫌な臭いの原因である汚れやカビ・雑菌などをきれいに取り除ける可能性があります。また、嫌な臭いを根本から予防するために普段から洗濯機のフタを開けて通気性を確保するなどして、湿気がこもらないように工夫しましょう。

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【まとめ】洗濯機はクエン酸以外の洗剤で掃除しよう

クエン酸は酸性の成分が強く、ステンレスや金属部品を錆びさせてしまう可能性があります。そのため洗濯機の掃除には使用せず、代わりに塩素系・酸素系漂白剤を使いましょう。

特に塩素系漂白剤は縦型・ドラム式洗濯機のどちらにも使用可能で、強力な洗浄力と殺菌力があるためカビを根本から分解できるでしょう。酸素系漂白剤のように水面に浮いた汚れをすくい取る必要もなく、手間をかけずに掃除が行える点も魅力です。

洗濯機は最低でも月に1回程度はしっかり掃除をして、汚れが蓄積されないようにしましょう。清潔な状態で使い続けられれば、洗濯機の寿命を延ばすことにもつながります。

徹底的に汚れを落としたい場合や汚れを予防したい場合は、プロによる洗濯機クリーニングを依頼してみてください。

おうちにプロのようなハウスクリーニングの予約サイトでは、業者の基本情報から口コミまでを網羅的に掲載しているため、情報を参考にしながら自身に合った業者を選べますよ。

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