洗濯機クリーニングの料金相場は?安く抑えるコツや業者の選び方を解説

洗濯機クリーニングは、普段のお手入れでは落としきれない汚れをきれいに掃除できる有効な手段です。

長年の使用によってこびりついた汚れもきれいにできる効果が期待できますが、「どれくらいの料金がかかるのかわからない」「できる限り安く依頼する方法はないの?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、洗濯機クリーニングの料金相場から依頼費用を安く抑えるコツ、洗濯機クリーニング業者の選び方まで詳しく解説します。おすすめの依頼頻度や洗濯機を清潔に保つためのポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

洗濯機クリーニングのあとは、自分でもお手入れを続けてきれいな状態をキープしましょう。
この記事でわかること
  • ・洗濯機クリーニングの料金は、洗濯機の種類やクリーニング方法によって大きく異なる

  • ・通常の除菌洗浄では、縦型で14,000円程度、ドラム式で22,000円程度が目安

  • ・分解洗浄の場合、縦型で20,000円程度、ドラム式で30,000円程度が目安

  • ・料金を安く抑えたい場合、「おうちにプロ」のような比較サイトで料金やサービス内容を比較して業者を選ぶのがおすすめ

  • ・洗濯機クリーニング後も定期的に自分でお手入れして、清潔な状態を保つことが大切
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【記事作成】おうちにプロ 編集部
ハウスクリーニングのプロが監修したお掃除や家事の時短アイディアや役立つアイテムをご紹介。毎日の暮らしをちょっと楽しく・ちょっと豊かにする情報を発信中!

洗濯機クリーニングとは

洗濯機クリーニングとは、プロの専門業者が専用の掃除道具や洗浄剤を使って行う洗濯機専門のクリーニングです。長年の使用で繁殖したカビや、こびりついた汚れまできれいに落とす効果が期待できます。

主に2つのクリーニング方法があり、洗濯槽内を洗浄する一般的な「除菌洗浄」と、各パーツを分解してすみずみまで掃除する「分解洗浄」に分けられます。

洗濯機クリーニングによって得られるメリットは、主に次の3つです。

  • 自分では掃除が難しい部分もきれいにできる
  • 洗浄力や乾燥力が高まる可能性がある
  • 自分で掃除するより故障のリスクが低い

洗濯機の掃除は自分でも行えますが、掃除できる範囲は限られています。たとえば、洗濯槽の裏側はカビが繁殖しやすいですが、通常は洗濯槽の裏まで自分で掃除することは難しい場合が多いです。


専門業者であれば、専用の洗浄剤を使ったり洗濯機の分解を行ったりして、洗濯槽の裏側にこびりついた汚れやカビなどもきれいに掃除できます。

また、洗濯機が汚れていると洗浄力や乾燥力が落ちることがありますが、洗濯機クリーニングですみずみまできれいにできると性能の向上が期待できる点もメリットの一つです。

「洗濯機を分解すれば、自分でも汚れを取り除ける」と考える方もいるかもしれませんが、専門業者以外が洗濯機を分解するとパーツを破損したり、うまく組み立てられなかったりするおそれがあります。分解によって故障する可能性もあるので、プロに任せた方が安心といえるでしょう。

自分で入念に掃除すると手間や時間がかかりますが、プロにお任せすれば手前をかけずに洗濯機をきれいにできる点が大きなメリットですよ。

洗濯機クリーニングの作業時間の目安

洗濯機クリーニングの作業時間は、洗濯機の種類によって次のように異なります。

  • 縦型洗濯機:2〜3時間程度
  • ドラム式洗濯機:4〜5時間程度

基本的には、縦型洗濯機であれば比較的早く作業が完了する傾向があります。なぜなら、縦型洗濯機は構造が複雑ではなく作業工数があまりかからないためです。

一方で、ドラム式洗濯機は構造が複雑で掃除に手間がかかるため、作業時間も長くなりがちです。


どちらの洗濯機の場合も、分解洗浄を行う際は上に挙げた目安以上の時間がかかる可能性があります。

そのため、洗濯機クリーニングを依頼する際は事前に作業時間の目安を問い合わせておき、時間に余裕のある日に行ってもらうことをおすすめします。

洗濯機クリーニング中は、基本的には在宅しておく必要がありますよ。
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洗濯機クリーニングの料金相場

洗濯機クリーニングの料金は、洗濯機の種類やクリーニングの方法によって大きく異なります。一般的な料金相場は次のとおりです。

縦型 ドラム式
通常の除菌洗浄 14,000円程度 22,000円程度
分解洗浄 20,000円程度 30,000円程度

基本的には、縦型洗濯機の方が作業工数がかからない分、料金も安くなる傾向があります。分解洗浄を行う場合は費用がやや高くなりますが、ドラム式洗濯機と比べると料金を安く抑えることが可能です。

一方で、ドラム式洗濯機は構造が複雑な分、料金も高くなりがちです。特に分解洗浄を依頼する際はまとまった金額が必要になることを留意しておきましょう。


上記はあくまで一般的な相場であるため、実際の料金は依頼する業者ごとに大きく異なります。

そのため、洗濯機クリーニングを依頼する際は、必ず業者に見積もりを依頼して納得できる金額のところを選ぶようにしましょう。料金相場を把握するためにも、1社だけではなく複数の業者に相見積もりを依頼するのがおすすめです。

汚れ具合によって料金が変動する可能性もあるため、事前に洗濯機の状態を見てから料金を出してもらえるところであれば、より正確な金額が把握できるでしょう。

基本的には、見積もりは無料で対応してもらえる場合が多いですよ。
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洗濯機クリーニングの料金を安く抑えるコツ

洗濯機クリーニングの料金を安く抑えたい場合は、次のようなポイントを押さえてみてください。

・比較サイトを利用する
・オプションを付けないようにする
・複数の業者で相見積もりを取る

比較サイトを利用する

洗濯機クリーニングの業者を比較できるサイトであれば、各業者の料金を簡単に比較できるため、安い業者を見つけることが容易に行えます。たとえば「おうちにプロ」では、地域ごとのおすすめ業者を一覧で確認でき、料金やサービス内容を一目で比較することが可能です。


各業者ごとの口コミや評価も掲載されているため、実際の利用者の声を確認してから依頼できます。

業者のホームページやSNSなどの情報だけでは実際の評判はわからないため、利用者の口コミはよい判断材料となるでしょう。

また、比較サイトによっては複数の業者に対して一括で見積もり依頼を出すことも可能です。複数の業者のホームページにアクセスして見積もりを依頼する手間がかからない点もメリットといえます。

比較サイトには多くの業者の情報が登録されているので、業者を探す手間も省けますよ。

オプションを付けないようにする

洗濯機クリーニングの料金を安く押さえたい場合は、なるべくオプションサービスを付けないようにしましょう

洗濯機クリーニングでは、次のようなオプションが提供される場合が多いです。

  • 汚れ・カビ防止のコーティング
  • 洗濯パンのクリーニング
  • ドラム式洗濯機の給気口クリーニング など
自分が必要と感じるオプションであれば依頼しても問題ありませんが、業者に依頼せずとも自分で対応できる内容であれば、オプションを付けない方が依頼費用を安く抑えられます。

たとえば、洗濯パンは掃除機や隙間に入り込めるハンディモップなどを活用すれば、ある程度自分で掃除することも可能です。

業者によってはオプションの営業をかけられることもありますが、必要と感じなければ遠慮なくお断りしても問題ありません。

複数の業者で相見積もりを取る

洗濯機クリーニングの料金は、業者ごとに大きく異なります。より安い業者に依頼するためにも、複数の業者で相見積もりを取って料金を比較しましょう


作業内容は同じでも、業者によっては数千円の差が生じる場合もあります。

相見積もりは複数の業者に連絡しなければならないため手間がかかりますが、まとめて一括請求ができる比較サイトなどを活用すれば、簡単に行うことが可能です。少なくとも2〜3社程度には見積もりを依頼して、料金やサービス内容を比較してみてください。

見積もりを依頼した際の対応品質などもチェックして、信頼できる業者を選んでくださいね。

洗濯機クリーニング業者の選び方

洗濯機クリーニング業者は、次のような方法で選ぶのがおすすめです。

・料金が相場とかけ離れていない業者を選ぶ
・サービス内容で選ぶ
・損害賠償保険に加入している業者を選ぶ
・口コミや評判がよいところを選ぶ

料金が相場とかけ離れていない業者を選ぶ

まずは、洗濯機クリーニングの料金が相場と大きくかけ離れていないかをチェックしましょう。料金相場よりもあまりに高すぎたり安すぎたりする業者は、あとからトラブルに発展するおそれがあります


たとえば、料金があまりにも高すぎる業者は適正価格ではなく、同じサービス内容でより安い業者が見つかる場合があります。一方で安すぎる場合も、サービスのクオリティが十分でなかったり、あとから高額な追加費用を請求されたりする可能性があるため注意が必要です。

必ず事前に複数の業者で相見積もりを取り、料金が相場とかけ離れていない業者を選ぶようにしましょう。

サービス内容で選ぶ

洗濯機クリーニングのサービス内容も、業者ごとに大きく異なります。たとえば、通常の除菌洗浄はほとんどの業者が対応していますが、洗濯機の分解洗浄は対応していない業者もあります


「クリーニング対応は縦型洗濯機のみ」といった業者もあるため、希望するサービス内容が提供されているかを確認することが大切です。

ドラム式洗濯機の場合はドラム式対応の業者を、分解洗浄を希望する場合は分解洗浄に対応する業者を選びましょう。

損害賠償保険に加入している業者を選ぶ

洗濯機クリーニング業者はクリーニングのプロですが、人が作業を行うためパーツの破損や故障といった事故が起きるリスクがゼロとはいい切れません。万が一に備えて、損害賠償保険に加入している業者を選ぶのがおすすめです。


損害賠償保険に加入していれば、万が一の事故が起きた際も修理代金などを補償してもらえます。

損害賠償保険に未加入であれば、責任の所在や修理代金の負担について揉めることがあり、問題解決まで時間がかかるケースがあります。しかし、損害賠償保険に加入している業者では事故が起きると補償が受けられるため、スムーズに問題を解決できるでしょう。

損害賠償保険の加入有無は、業者のホームページやSNSなどに掲載されています。わからない場合は、見積もり時に問い合わせてみましょう。

口コミや評判がよいところを選ぶ

自分の希望に合う業者が見つかったら、口コミや評判も確認しましょう。実際の利用者の声はGoogleマップや各種口コミサイト、SNSなどに掲載されているため、依頼前にチェックしてみてください。


口コミをチェックすることで、ホームページやSNSなどではわからない実際のサービス品質や対応品質などを確認できます。

一般的には、評価が高い業者は信頼でき、悪い評価が多い業者はトラブルが生じる可能性があるといえます。口コミや評判を確認する際は、評価の星の数だけではなく口コミ内容まで詳しく確認し、どのような点で評価されているかをチェックしましょう。

口コミが見つけられない業者は、見積もりや問い合わせの際の対応品質で依頼するかを判断するのもおすすめです。

口コミや評判を確認する際は、良い評価と悪い評価のどちらか一方に偏るのではなく、総合的に確認して最終的な判断を行ってみてくださいね。
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洗濯機クリーニングは家電量販店に依頼することも可能

洗濯機クリーニングは、専門業者だけではなく家電量販店に依頼することも可能です。主に次の家電量販店で洗濯機クリーニングを受け付けているため、料金やサービス内容を詳しく見ていきましょう。

・ヤマダ電機
・エディオン
・ジョーシン

ヤマダ電機の洗濯機クリーニングの料金

ヤマダ電機では、作業時間150分程度の洗濯槽の分解クリーニングを行っています。料金は23,100 円 (税込)です。

Webから申し込みの場合は5%OFF、さらに安心・プレミアム会員であれば5%OFFが適用され、合計で10%の割引が受けられます。


ヤマダ電機の洗濯機クリーニングは洗濯槽を分解し、内部までこびりついた汚れを取り除きます。パルセーターの裏側まできれいにすることが可能です。

カビや雑菌まで洗浄できるため、嫌な臭いの防止も期待できる点がメリットといえます。また、洗浄力の回復も見込めるため、洗濯機を長年使用している場合は性能の向上が期待できます。

なお、9kg以上の洗濯機を使用している場合は、追加費用として5,500円(税込)がかかる点に注意が必要です。

ヤマダ電機では、洗濯機クリーニングのほかに浴室や洗面所などのクリーニングも依頼できますよ。

エディオンの洗濯機クリーニングの料金

エディオンの洗濯機クリーニングは、つけ置きや高圧洗浄機を用いて徹底的な掃除を行います。「スタンダードコース」と「プレミアムコース」の2種類があり、それぞれの料金は次のとおりです。

品目 通常価格(税込/1台)
スタンダードコース(縦型) 11,000円
プレミアムコース 縦型
(温風乾燥機能なし)
25,300円
縦型
(温風乾燥機能付き)
29,700円
ドラム式 39,600円

スタンダードコースは縦型洗濯機に対応しており、洗濯槽カバーの分解洗浄を行ったうえで洗浄液を入れて6時間以上つけ置き洗いをします、プレミアムコースではドラム式洗濯機にも対応し、洗濯機を預かって徹底的にクリーニングを行う点が特徴です。


プレミアムコースは、循環ダクトやパルセーターなどの部品を取り外したうえで、洗濯槽や各パーツを高圧洗浄機を使って掃除します。

なお、クリーニング完了後の機器保証は行っていない点に注意が必要です。

時期によっては、セールとして割引価格でサービスを提供していることもありますよ。

ジョーシンの洗濯機クリーニングの料金

ジョーシンでは、洗濯槽や洗濯パン、排水口などのクリーニングを行っています。また、衣類乾燥機のクリーニングにも対応している点が特徴です。

それぞれの料金は次のとおりです。

品目 通常価格(税込/1台)
洗濯槽クリーニング 縦型洗濯機 17,600円〜
ドラム式洗濯機 18,700円〜
洗濯機 下回り清掃
(洗濯パンの清掃・排水口の清掃)
6,000円
衣類乾燥機 内部清掃 7,500円

日立のビートウォッシュの場合、追加料金として5,000円(税込)が必要です。

専用の洗浄剤で洗濯槽内部をきれいにし、隙間まで掃除してもらえるため、こびりついた汚れもきれいに落とせるでしょう。衣類乾燥機の場合は、背面から分解清掃をして細かな汚れまで落としてもらえます。

浴室や浴室乾燥機、洗面台やトイレなどのクリーニングも受け付けているので、まとめて依頼すると水回りを一度にきれいにできますよ。

洗濯機クリーニングを依頼するおすすめの頻度

洗濯機クリーニングは、1〜2年に1回程度の頻度で依頼するのがおすすめです。特に毎日のように洗濯機を使用する場合は、1年に1回は洗濯機クリーニングを行った方がよいでしょう。


毎日使用することで、次第に汚れが蓄積されていきます。通常のお手入れでは落とすことが難しくなってくるため、早めに洗濯機クリーニングを依頼するのがおすすめといえます。

1年に1回程度が理想ですが、洗濯物から嫌な臭いがしたりゴミや汚れの付着が気になったりする場合は、目安の時期に関係なく洗濯機クリーニングを行うのがよいでしょう。

洗濯機クリーニングを依頼した方がよいタイミング

次のような状況では、洗濯機クリーニングを依頼するのがおすすめです。

・購入してから一度も洗濯槽を掃除したことがない
・洗濯槽を掃除しても、衣類に汚れが付着する
・洗濯した衣類から嫌な臭いがする
・洗濯槽がカビ臭い など

洗濯機を長年使用しており、自分で一切お手入れをしたことがない場合は、洗濯槽の内部でカビや雑菌が繁殖していたり汚れがこびりついていたりするおそれがあります。通常のお手入れでは汚れが落とせない可能性が高いため、洗濯機クリーニングで汚れをリセットしましょう。


お手入れをしていても、衣類から嫌な臭いがしたり汚れが付着したりする場合は、内部の汚れが原因となっていることがあります。このような場合も、洗濯機クリーニングで汚れを落として問題を根本から解決しましょう。

理由にかかわらず、自分で「洗濯機クリーニングを依頼したい」と思ったときが依頼するタイミングといえるでしょう。

こびりついた汚れを落とすことができれば、自分でお手入れもしやすくなりますよ。
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洗濯機を自分でクリーニングする際のおすすめ漂白剤

洗濯機は、日頃から自分でお手入れすることが大切です。お手入れの際は、次のような市販の漂白剤を使用すれば、誰でも簡単に洗濯機をきれいにできます。

・塩素系漂白剤
・酸素系漂白剤

塩素系漂白剤

塩素系漂白剤は、漂白剤の中でも強力な洗浄力を発揮する漂白剤です。次亜塩素酸ナトリウムが強力に作用し、特に内部で繁殖したカビに対して効果が期待できます


洗濯機をまったく掃除していない状態が続いており、洗濯槽にカビや雑菌が繁殖している場合でも、塩素系漂白剤を使えばきれいに洗浄できる可能性があります。

カビが生えていない場合でも予防としての効果も期待できるため、普段のお手入れには塩素系漂白剤を使用するのがおすすめです。汚れやカビは分解され、洗濯槽内の水を排水する際に一緒に排水口へ流れていきます。

しかし、塩素系独特の強い臭いがあり刺激も強いため、肌に触れてしまうと肌荒れの原因となる場合があります。そのため、塩素系漂白剤を使用する際は必ずゴム手袋を着用し、必要に応じてマスクやゴーグルなども着けて作業を行いましょう。

また、酸性の洗剤と混ざると有毒ガスが発生するため、絶対に同時に併用してはいけません。

酸性の洗剤を使ったあとに、すぐ塩素系漂白剤で掃除することは避けてくださいね。

酸素系漂白剤

酸素系漂白剤は、過炭酸ナトリウムの力で酸素の泡を発生させて汚れを落とす効果が期待できます。塩素系漂白剤のように肌に触れると肌荒れするおそれもなく、安全性が高い点が特徴です。


独特な匂いもなく、ほかの洗剤と混ざると有毒ガスが発生する心配もありません。

しかし、塩素系漂白剤と比べると洗浄力はやや低めで、汚れやカビは分解できない点に注意が必要です。汚れは水に浮いてくるため、網などを使って自分で掬い取る必要があります。

浮いてきた汚れやカビをそのまま排水と一緒に流すと、排水口が詰まるおそれがあるので必ず掬い取りましょう。また、洗濯槽の内部で繁殖してこびりついているカビは、酸素系漂白剤では落としきれない可能性があります。

なお、ドラム式洗濯機ではつけ置き中はフタを開けられないため、汚れを掬い取る必要がある酸素系漂白剤は使用できません。ドラム式洗濯機では、専用の塩素系漂白剤を使用しましょう。

日頃のお手入れでは酸素系漂白剤を使い、しっかり洗浄したいときは塩素系漂白剤を使うなど、目的や頻度に応じて使い分けるのがおすすめですよ。
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洗濯機が汚れる原因

洗濯機が汚れる原因としてよくあげられるのが、次の4つです。

・衣類の汚れ
・カビ
・水アカ
・洗剤や柔軟剤の溶け残り

特に多いのが衣類の汚れで、衣類に付着した皮脂やゴミ、泥汚れなどが洗濯槽の内部に溜まってしまうと少しずつ蓄積されていきます。溜まった汚れはカビや雑菌の餌となるため、早めに取り除くことが大切です。


洗濯前に目に付くゴミは取り除いておくなど、少しの工夫でゴミや汚れの蓄積を防止できます。

また、カビや水アカにも注意が必要です。洗濯機の内部は湿気がこもりやすく、汚れもあるためカビが繁殖しやすい環境です。また、洗濯に使用する水道水にはカルシウムやミネラルなどが含まれており、これらの成分が固まると水アカとして洗濯槽にこびりつくことがあります。

ほかにも、洗剤や柔軟剤を規定量以上に入れると溶け残ってしまい、ゴミが付着して大きな汚れとなってしまいます。カビや雑菌などの餌となるため、洗剤や柔軟剤は規定量を守って使用しなければなりません。

内部に汚れやゴミが溜まらないようにして、カビや雑菌の繁殖を防ぐことがポイントです。糸くずフィルターもこまめに掃除して、汚れの蓄積を防ぎましょう。

洗濯機を清潔に保つためのポイント

洗濯機クリーニング後も洗濯機を清潔に保つために、次のポイントを意識してみてください。

・衣類の汚れはできる限り洗濯前に落とす
・洗剤や柔軟剤を入れすぎないようにする
・洗い終わった洗濯物はすぐに取り出す
・洗濯後は洗濯槽を乾燥させる
・こまめに洗濯機を掃除する

衣類の汚れはできる限り洗濯前に落とす

衣類に付いているゴミや食べカス、泥などは、できる限り洗濯前に落としましょう。落とさずに洗濯してしまうと、それらの汚れが洗濯槽の内部に溜まってしまうおそれがあります


入念にチェックする必要はありませんが、軽く衣類全体を見て目に付く汚れがあれば取り除くのがおすすめです。

汚れをある程度取り除いてから洗濯できれば、洗濯槽が汚れないだけではなく掃除の手間も軽減できます。また、洗濯機クリーニングを頻繁に依頼する必要もなくなり、ある程度余裕を持てるようになるでしょう。

洗剤や柔軟剤を入れすぎないようにする

洗剤や柔軟剤は、規定量を必ず守りましょう。「汚れをしっかり落としたい」「衣類の柔軟効果を高めたい」などの理由で規定量以上に入れると、溶け残りが洗濯槽内に蓄積される可能性があります


規定量で十分な効果を発揮できるように開発されているため、入れすぎる必要はありません。

特に粉洗剤の場合、冬場は冷水によって溶け残りやすいため、冬場だけ液体洗剤に切り替えるなどの工夫を行ってみてください。もしくは、事前に少し溶かしてから入れると、溶け残りを防ぎやすくなるでしょう。

洗い終わった洗濯物はすぐに取り出す

洗濯の終了後は、洗濯物をすぐに取り出しましょう。数十分〜数時間程度放置していると、洗濯物に雑菌が繁殖して嫌な臭いが発生する可能性があります。


洗濯槽の内部に湿気がこもり、カビや雑菌の繁殖につながるリスクもあるため気をつけましょう。

早めに取り出して洗濯物を乾燥させることで、衣類の嫌な臭いを防ぎ、洗濯槽内にカビや雑菌が繁殖することを予防できます。

乾燥機能がある場合は、洗濯後にすぐ乾燥運転を開始するのがおすすめですよ。

洗濯後は洗濯槽を乾燥させる

洗濯物を取り出したら、フタを開けっぱなしにして洗濯槽を乾燥させましょう。洗濯後の洗濯槽は湿気がこもりやすいため、しっかりと換気して乾燥させることが大切です。


湿気がこもったまま放置すると、カビや雑菌が繁殖する原因になります。

可能であれば、洗濯槽内の水滴を乾いたタオルなどで拭き取ると、より早く乾燥させられます。

こまめに洗濯機を掃除する

洗濯機クリーニング後も、こまめな掃除を欠かさないようにしましょう。塩素系漂白剤や酸素系漂白剤などを使いながら定期的に掃除を行えば、カビや雑菌の繁殖、汚れの蓄積などを防げます


少なくとも月に1回程度は洗濯機全体を掃除するのがおすすめです。

塩素系漂白剤や酸素系漂白剤は、どちらもつけ置き洗いが基本となるため、掃除の手間はそれほどかかりません。多くの洗濯機には槽洗浄専用のコースが備わっているため、自動で掃除できる点がメリットです。

掃除の際は、洗濯槽だけではなく糸くずフィルターや洗剤・柔軟剤の投入口も忘れずに掃除しましょう。特に洗剤・柔軟剤の投入口は溶け残りで汚れが蓄積されやすいため、定期的にチェックして汚れを取り除いてみてください。

糸くずフィルターは、洗濯を行うたびにゴミを取り除くのがおすすめですよ。
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洗濯機クリーニングの料金に関するよくある質問

Q

洗濯機を自分で分解してクリーニングすると、料金を安く抑えられる?

A

洗濯機は工夫次第では自分で分解することもできますが、基本的にはおすすめできません。洗濯機の構造は複雑であり、専門の知識やスキル、経験がなければパーツを破損してしまったり組み立てができなかったりするおそれがあるためです。また、組み立てられたとしても異音や不具合が発生したりして、故障する可能性もあります。そのため、ある程度の費用はかかりますが、洗濯機クリーニングはプロの業者に任せることをおすすめします。



Q

洗濯機クリーニングはどのような場合に料金が高くなる?

A

一定の容量を超える洗濯機や、一部のモデルでは追加料金が必要なケースがあります。たとえば、日立の「ビートウォッシュ」をクリーニングする場合は、一部の業者では追加料金が必要です。ほかにも、あまりにも汚れ具合がひどい場合は追加料金が請求されるケースもあるでしょう。あとから高額な追加料金を請求されることを避けるためにも、必ず依頼前に見積もりを取って金額を把握しておきましょう。



洗濯機クリーニングの適正料金を把握して依頼しよう

洗濯機クリーニングの料金は、洗濯機の種類やクリーニング方法によって大きく異なります。一般的には縦型洗濯機は料金が安く、構造が複雑なドラム式洗濯機は料金が高くなりやすい傾向があります。

また、通常の除菌洗浄は料金が安めに抑えられていますが、各パーツを分解する分解洗浄は手間がかかるため、料金が高くなりがちです。予算や求めることなどに合わせて、業者やクリーニング方法を選びましょう。

料金を安く抑えたい場合は、比較サイトの利用がおすすめです。『おうちにプロ』では各地域ごとの業者を一覧で確認でき、料金やサービス内容、口コミなどを比較しやすいため、洗濯機クリーニングを検討している際はぜひ活用してみてください。

複数の業者で相見積もりを取り、信頼できる業者に依頼しましょう。

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