ダイキンのエアコンの掃除・クリーニング方法をご紹介|定期的なお手入れと分解洗浄

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ダイキンのエアコンは、他社に先駆けて空気清浄機能を搭載し、除湿だけでなく加湿・調湿機能も備えたエアコンも製造し、国内シェア第1位を誇る空調専門のメーカーです。

2021年以降に発売しているダイキンのエアコンには、カビの抑制効果があるストリーマ内部クリーン機能を搭載し、冷房や除湿運転をした後に、自動的に熱交換器や気流通路にストリーマを照射することで、エアコン内部を清潔に保つことができるようになりました。

ダイキンのエアコンには、自動お掃除機能付きの機種もあるため、フィルター掃除の手間も減り、お手入れをしやすいことで人気がありますが、残念ながら全く掃除をしなくていいというわけではありません。

エアコン自体の耐久性や品質にも定評のあるダイキンですが、長く快適に使うためには定期的なお手入れが欠かせないため、今回はエアコンのパーツ別に掃除の方法をご紹介します。

【記事作成】おうちにプロ 編集部
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フィルター

エアコンの前面カバーを開けるとフィルターが2枚付いています。
このフィルターは、エアコン内部にホコリ等ができるだけ入らないようにするためにありますが、そのため、どうしてもフィルター自体はホコリがとても溜まりやすいパーツでもあります。

2週間に1回程度、掃除機で吸引

エアコンのフィルターについたホコリは、掃除機を使って取り除きましょう。掃除機のノズルをすき間掃除用の細長いものやブラシ付きのアタッチメントに変えることでホコリが吸い取りやすくなります。

汚れがひどい場合は水洗い

リビングにあるエアコン等は、キッチンで料理をする際や焼肉の時に出る油分を含んだ煙を吸い込んでしまうため、フィルターに油が付着しその上にホコリがくっついてしまうので、掃除機だけでは中々汚れが落とせない場合があります。

その場合は、洗面所や浴室の洗い場で、フィルターの裏面から表面に向けて、水またはぬるま湯で水洗いをしましょう。表面から水を流してしまうと、フィルターの目の部分に汚れが詰まってしまい掃除に時間がかかってしまうため、裏面から水をあててください。また、油汚れがひどい場合は、ぬるま湯を使って水洗いすることで汚れが落ちやすくなりますが、あまり温度の高いお湯を使うと、ナイロンでできたフィルターが曲がってしまう可能性があるため注意しましょう。

洗剤を使用する場合は、台所の中性洗剤を水で薄めてから、スポンジや毛先の柔らかいブラシを使って洗うことで、フィルターを傷めずに掃除することができます。

水洗い後は、必ず水気を乾いたタオルで挟んで拭き取り、直射日光の当たらない室内で乾かしてから、本体に戻しましょう。濡れたままや半乾きの状態で戻してしまうと、カビの原因となってしまうので、注意が必要です。

前面パネル

前面パネルは、ハンディモップ等でホコリを取り除いた後に、やわらかい布で軽く拭きましょう。油汚れ等が取り除けない場合は、中性洗剤を薄めたものを布に染み込ませて拭くと落ちやすくなります。洗剤を使った場合は、洗剤をしっかり拭き取るようにしましょう。

前面パネルを椅子の上やハシゴに上って掃除する時には、高所の作業となるため、ケガをしないように気を付けてください。前面パネルは取り外すことも可能なので、取扱説明書で取り外し方を確認してから作業しましょう。(ダイキンには、パネルの回転軸が本体内部に取り付けているタイプと、本体外部に取り付けているタイプがあり、タイプによって取り外し方が異なります。)

ダストボックス(フィルター自動お掃除機能付きの場合)

フィルター自動お掃除機能付きのエアコンには、お掃除ロボットが収集したホコリが入るダストボックスがエアコン内にあります。

頻繁なお手入れは不要な箇所にはなりますが、ダストボックスのお手入れ時期を知らせるサインがついた場合には、エアコンの電源を切り、一度エアコンのコンセントを抜いてから、ダストボックスを取り外し、溜まったホコリを取り除く必要があります。

また、ダストボックス内が汚れている場合は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗い、日陰でよく乾かした上で元の位置に取り付けましょう。
※ダストボックスの取り外し方やお手入れ方法は、同じダイキンのエアコンでも、機種によって異なるため、必ず取扱説明書を確認してください。

ストリーマユニット

ストリーマユニットは、ダイキンのエアコンのほとんどの機種に搭載されていて、1800時間以上運転すると、お手入れ時期を知らせるランプがつきます。

ストリーマユニットは、カビやアレルギー物質を抑制し、空気をキレイにするために、ストリーマ放電(プラズマ放電)を使用している箇所となるため、お手入れをする際は、エアコンの電源を切り、コンセントを抜き、ゴム手袋を着用して作業する必要があります。ストリーマユニットは、「光触媒集塵・脱臭フィルター」が付いているモデルもあり、お手入れ方法が機種によって異なるため、取扱説明書で確認してから掃除をしましょう。

本体内部(アルミフィン・ファン等)・吹き出し口

エアコンのフィルターの奥にあるアルミフィン部分や吹き出し口、ファンの掃除には、高い技術力と専門知識が必要となるため、エアコンクリーニング業者に内部洗浄を依頼しましょう。

ホームセンターやドラッグストアには、内部掃除用の洗浄スプレーが市販されていますが、専門業者の高圧洗浄に比べ洗浄力が乏しく逆にニオイやカビの原因となる可能性があるため、おすすめしません。 また、誤った方法で洗浄することで、部品が破損することや水漏れ、発煙・発火等、事故やケガにつながる恐れがあります。

フィルターを定期的にお手入れをしていても、エアコン内部は構造上、使用している間に、少しずつ汚れが溜まり、カビや油汚れによってエアコンの吹き出し口から嫌な臭いが発生してしまうため、定期的にエアコンクリーニング業者による内部洗浄が必要となります。エアコンの使用頻度によっても異なりますが、1年に1回、専門業者に掃除してもらうことで、1年間快適にエアコンを使用することができるでしょう。

室外機

エアコンの室外機は、屋外に置いてある装置のため、砂埃や落ち葉などによって汚れやすいため、外装は定期的に叩きなどで砂などを落とし、水を濡らして固く絞った雑巾などで拭くようにしましょう。

室外機は、エアコンの心臓部であるコンプレッサーで発生した熱を放熱しているため、室外機の前には、プランターや箱等の障害物を置かないようにして、コンプレッサーに負担ができるだけかからないようにすることでエアコンを長持ちさせることができます。

室外機の内部のお手例は、エアコン本体の内部と同様に、エアコンクリーニングの専門業者に依頼しましょう。室外機を無理に分解し掃除をしようとすると故障やケガのリスクがあります。

室外機内部の汚れが気になる場合は、本体のエアコンクリーニングとあわせて洗浄してもらうことができます。(室外機クリーニングは、エアコンクリーニングのオプションとして用意されているケースが多く、室外機単品の内部洗浄は、ほとんどの業者で受け付けていません。)

専門業者によるエアコンクリーニング事例

エアコンクリーニングの専門業者がダイキンのエアコンを洗浄した際のビフォー・アフターの事例です。いずれも高圧洗浄機を使用して内部の汚れを洗い流しているため、市販のスプレー等では取り除くことのできない細部の汚れまでも洗浄しています。

専門業者によるエアコンの掃除を依頼した場合は、本体内部のみならず、フィルター、前面パネル等も掃除の対象となることが一般的です。ただし、フィルター自動お掃除機能付きの機種や室外機の内部洗浄、ドレンパンを取り外して分解洗浄等を依頼する場合は、オプションとなり追加料金が必要になる業者が多いです。

ビフォー

アフター

ホコリで目詰まりが発生し色が灰色に変わってしまったフィルターも元の白さを取り戻しました。

ビフォー

アフター

エアコンのカバーを完全に外して、カバーの表面・裏面の汚れもしっかりと洗い流します。

ビフォー

アフター

カビが発生して黒ずんでしまっていたアルミフィン(熱交換器部分)も、高圧洗浄によってフィンとフィンの間に詰まっている黒カビやホコリを洗い流しています。

ビフォー

アフター

カビが大量に付着していたファンやルーバー部分も、スッキリキレイになりました。

ビフォー

アフター

エアコンクリーニングの高圧洗浄で出てきた水は真っ黒になります。

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