エアコンからポコポコ音が鳴る原因と音を止める対策

更新日:

エアコンから「ポコポコ」と音が鳴るのは、冷房を使った時にエアコンの内部で発生した結露の水がドレンホースの中に溜まっていて、さらに、室内の気圧が屋外よりも低い時に、外の空気がドレンホースを通って室内に入り込んできてしまい、ストローでコップの水を吹くときのような原理で、ポコポコと音が鳴ってしまうのです。

一度ポコポコと音が鳴ると、中々鳴りやまず、寝ている時など静かな環境ではとても耳障りに感じるため、まずは外と中の気圧差をなくすために、窓を開けることで音は止まると思います。

しかし、再び窓を閉めるとポコポコ音が鳴り始めてしまうことが多いため、音が発生しているドレンホースの掃除や、外の空気がホースを通って中に入ってこないように逆止弁を取り付けるなどで、対策を検討しましょう。

【記事作成】おうちにプロ 編集部
年間数万台のエアコンクリーニングに携わることで、エアコンクリーニング業者を徹底分析。より多くの人が安心してエアコンクリーニングを利用できるように日々奮闘中。

エアコンのポコポコ音が鳴る原因・仕組み

エアコンで冷房を使っている時には、室内の空気を冷やす過程で、エアコン内部に結露が生じます。結露で出た水はドレンホースを流れて外へ排出されますが、エアコンの設置場所や建物の構造、ドレンホースの状態によっては、結露水がスムーズに外に流れず、ホースの中に水が溜まってしまう場合があります。

ドレンホースに水が溜まった状態の時に、窓を閉め切って、換気扇や24時間換気などを運転していると、換気扇によって、家の中の空気が外に出されるため、室内の気圧が外よりも低くなります。

換気扇を動かしている時に、玄関ドアや窓が開けづらい経験をしたことはありませんか?空気は気圧が高い場所から低い場所に流れる性質があるため、部屋は外から空気を取り込もうとすることが原因です。

つまり「ドレンホースに水が溜まっていて、家の中の気圧が外より低い時」この条件が揃った時に、エアコンからポコポコと太鼓のような音が発生するのです。

すぐに音を止めたい時の一時的な処置

夜寝ている時にエアコンからポコポコと音が鳴ってしまった時、すぐに止める方法として、ポコポコ音は、室内と屋外の気圧の差が原因で鳴っているので、気圧差を解消することで、すぐに音は鳴りやむことが多いです。

窓を開ける

一番簡単な方法は窓を開けることで、外と中の気圧が同じになり、ドレンホースから空気が入り込んでこないようになるので、音がピタリと止まると思います。

窓を開ける時に「プシュー」と音が鳴る時は、中の気圧が下がっている証拠です。気密性の高い新しい一戸建てやマンションでは、気圧差が生じやすい構造をしています。

24時間換気を一時的に弱(冬モード)にする

2003年の建築基準法改正によって、すべての住宅に24時間換気システムが導入されることが義務化されているため、2003年以降の住宅では、原則24時間換気扇が動いている状態となっています。

24時間換気システムにはいくつか種類がありますが、多くが室内の空気を外へ排出し、換気口などから室内へ外の空気を取り込む仕組みとなっています。

そのため、換気口だけでなく、外と内につながっているドレンホースからも空気が入ってきてしまってポコポコ音が鳴るため、24時間換気システムの換気のパワーを一時的に弱めることで、音が止まる場合があります。(多くの24時間換気システムには、吸排気のパワーを抑える弱モードや冬モードなどの機能が搭載されています。)

一方で、24時間換気システムは、外の新鮮な空気を取り込むだけでなく、建材に含まれる化学物質やハウスダスト、ダニ、カビなどのアレルギー物質を外へ排出し、常に空気を入れ替えることで湿気によるカビの発生や生活臭の抑制に必要な機能なため、停止することは望ましくはありません。

ドレンホースの向きを変えて水を外に出す

ドレンホースの中に水が溜まってしまっていることが、ポコポコ音が鳴る原因の一つのため、ドレンホースの向きを変えたり、少し動かすことで、ホース内に溜まっていた水が外に流れ出て、ポコポコ音が鳴りやむことがあります。

ただし、ドレンホースはエアコンで発生した結露の水を外に排出する重要な部品のため、無理に向きを変えたり動かしてしまうと、プラスチック製のホースにひびが入って、屋内で水漏れしてしまったり、電気設備が漏水してしまい故障する可能性もあるため、注意が必要です。

ホースの先端を水が入ったペットボトルの中に入れる

水を半分くらい入れたペットボトルに、ドレンホースの先端を水につけることで、空気が入ってこないようになり、ポコポコ音が止まる小技があります。

しかし、水にホースの先端をつけたままにすると、エアコンの水が外に排出されづらく、結露で出る水は雑菌やウイルスが含まれているため、すぐに水が汚れてきて、コケやカビの原因となるので、あくまでも自己責任で応急処置として試す程度に留めておきましょう。

ポコポコ音を止めるためにできる対策

最近は、断熱や遮音性能に優れた気密性の高い住宅が増えてきているので、どうしても屋外と室内の間には気圧の差が生まれてしまいます。

ポコポコ音を根本解決するためには、こうして屋外と室内の気圧差がある状況でも、エアコンのホースから空気が入り込まないようにすることがポイントとなります。

逆流防止弁を取り付ける

ドレンホースの先に市販の「逆流防止弁」を取り付けることで、これが空気の逆流を防ぐ役割を果たし、エアコンの水は通常通り外へ排出されますが、外からの空気が入ってこないようになります。

逆流防止弁は「エアカットバルブ」や「消音バルブ」などの名前で売られていることが多く、ドレンホースの先端に取り付けるタイプと、ドレンホースの途中に取り付けるタイプがあります。

ドレンホースを掃除する

ドレンホースに汚れが詰まっていると、そこに水が溜まり、ポコポコ音が鳴りやすくなってしまうため、ドレンホースの中を掃除することが必要です。

市販の「ドレンホースクリーナー」を使うことで、中に詰まった汚れやスライム状に変化した水分を、バキュームして外に排出することができます。

エアコンの室内機と室外機の距離が離れていて、ドレンホースがとても長い場合などは、無理して自分で掃除をせずに、エアコンクリーニング業者へ依頼しましょう。(ドレンホースの掃除は、オプションで用意している業者が多いので、エアコンの室内機とセットで依頼することがおすすめです。)

ドレンホースは、屋外と接しているパーツのため、どうしても外の汚れが入り込みやすいため、定期的なメンテナンスで、ポコポコ音が鳴らないように予防しておくことが大切です。

【まとめ】エアコンのポコポコ音を止めるためには、ドレンホースから外の空気が入ってこないようにする

エアコンから聞こえるポコポコ音は、24時間換気等で、部屋の気圧が、外より低い状態の時に、ドレンホースに溜まった水に、空気が逆流してくることで鳴ってしまうため、すぐに止める方法は至ってシンプルで窓を開けることで外と中の気圧差がなくなり、音も鳴りやみます。

ただ、再び窓を閉めてしばらくすると、外と中の気圧差が生じ、ポコポコ音も鳴り始めてしまうので、気圧差がある時でも、ドレンホースを伝って外の空気が逆流してこないように、エアカットバルブなどの逆流防止弁をつけることで、水だけが外に排出され、空気が逆流してこないようになります。

また、エアコンの水がドレンホースの中に溜まる原因として、エアコン内部の汚れが結露の水と一緒にホースを流れる度に、汚れが少しずつ蓄積していき、水の流れをせき止めてしまうことも考えられるため、定期的にエアコンクリーニングを依頼し、エアコンの本体からホースの先端まで清潔な状態を保つことも対策の一つです。

エアコンクリーニングを探す

この記事を読んだ方におすすめ

※本ページの内容については、正確な情報を掲載するよう努力しておりますが、情報の完全性、無誤謬性について、当社はいかなる責任も負うものではありません。暮らしのアイディアとして、自己責任のもとでご利用いただけますようお願いいたします。