エアコンの室外機がうるさい原因と4つの騒音対策

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エアコンの室外機がうるさい原因は、室外機の汚れや設置場所、経年劣化などが主な原因です。室外機本体や周辺を掃除したり、振動を抑えるグッズを使うことで音を軽減することができます。

自分で解決できない場合は、業者に室外機内部のクリーニングや買い替えを検討するといいでしょう。

【記事作成】おうちにプロ 編集部
年間数万台のエアコンクリーニングに携わることで、エアコンクリーニング業者を徹底分析。より多くの人が安心してエアコンクリーニングを利用できるように日々奮闘中。

室外機のうるさい音の原因

室外機のうるさい音を解決するためには、まず音の原因や出どころ、どこで不具合が起きているのかを確認する必要があります。

室外機の異音を放置してしまうと、エアコン本体の故障や寿命が縮んでしまうことがあります。

また、室外機の騒音によって近隣トラブルにつながることも考えられるので早めの対策が必要です。

特にマンションやアパートなどの集合住宅の場合、室外機がベランダの戸境近くに置かれていることが多く、他の入居者への配慮も心がけましょう。

室外機の汚れ

室外機は風雨や砂埃、落ち葉などによって汚れやすく、汚れによって目詰まりや動作不良を起こし、異音を発生することがあります。

本体

室外機本体の表面、側面(左右)、上部が汚れていないか確認しましょう。

本体の内部の汚れは、吹き出し口から見える範囲で確認するようにしましょう。(室外機カバーを外して確認すると、感電やケガをすることや部品の破損によって故障の原因となります。)

アルミフィン(裏側)

室外機の裏側(壁面)には、薄い金属の板が何層にも重なった「アルミフィン」があります。アルミフィン部分は目が細かいため、ホコリがつまりやすく、埃だらけになっていませんか?


アルミフィンは、熱交換器と言って、冷房の時は室内の熱を外へ放出し、暖房の時は室外機の熱を中へ戻す役割を持っていて、エアコンの心臓部のひとつです。

ドレンホース

ドレンホースは、冷房を使っている時に室内機の結露によって生じた水を外へ流すためのホースです。ドレンホースに土や虫などが詰まっていないか確認しましょう。

また、エアコンから出る水には、カビや雑菌が含まれているため、まれに水がゼリー状になることがあり、ゼリー状になった水分がドレンホースの中で固まってしまうことがあります。

室外機の周辺

室外機の下(床面と室外機)の間に落ち葉やホコリなどが溜まっていないか確認してください。室外機の周辺に土や砂、植物が多いと、風雨によって土や枯草・落ち葉が舞って、室外機の内外に付着してしまいます。

室外機の設置状況

室外機はファンを回して、コンプレッサーと熱交換器で、外と内の熱を交換することで、エアコンから冷たい風や温かい風を作り出している装置なので、ファンを回すモーターによる振動が発生します。

室外機の足元が地面としっかり接地していない場合、この振動によって室外機が左右や前後に揺れ動き、騒音の原因となる場合があります。

ベランダに室外機を設置している場合、ベランダの傾斜によって室外機が傾くことで、ベランダの床面と室外機の間にすき間が生じ、これもまた振動を増幅させて、音の原因となることがあります。

経年劣化(寿命)

エアコンの室外機は、屋外に設置しているゆえに、雨や風、直射日光、砂埃などの環境の変化を直接受けやすい構造のため、どうしても経年変化してしまいます。

エアコンの設計上の標準試用期間(耐用年数)は、10年が目安とされていて、10年を超えると、経年劣化によって音が発生することがあります。

耐用年数は、あくまでも平均的な環境・使用頻度で使用した場合の年数となるため、寒冷地や沿岸部などの環境の違いや一日の使用時間などによっても変わってくるため、10年を超えていなくても、経年劣化が進み、うるさい音が出ることがあります。

室外機の仕様

エアコンのメーカーや機種によって、室外機のモーター音が大きい場合があります。これは故障ではなく、そもそもの設計上の仕様となるので異音ではありません。

お使いの機種によっては、室外機の音を静音モードに切り替えられる機能がある場合や低騒音優先モードが搭載されている場合もあるので、取り扱い説明書を確認してみるといいでしょう。

室外機から出る音の種類

室外機から出ている音の種類によって、自分で掃除やパーツの取り付けで解決できる場合もあれば、業者によるクリーニングが必要なケース、買い替えを検討した方がいい状態など、解決方法が異なります。

まずは、異音を実際に聞いてみて、どの状態に一番近いか確認し、騒音対策を検討してみてください。

ガタガタ・カタカタ(振動音)

「ガタガタ」「カタカタ」と振動音が聞こえる場合は、設置状況が不安定な可能性があるため、エアコンが地表面にバランスよく設置されているか確認してください。

室外機用のラックや樹脂製の脚などの架台を使っている場合は、架台がゆるみなく、地面に対して並行かつ密着して設置されているか確認しましょう。

それでもガタガタ音やカタカタ音が収まらない場合は、市販の「防振ゴム」を使って、エアコンの足場につけてみることで、振動を軽減させることができます。

カラカラ、キンキン、キュルキュル(金属音)

「カラカラ」「キンキン」「キュルキュル」など、高くて耳に響く金属音の場合は、経年劣化によって内部のパーツが破損・故障している可能性があります。

新しいエアコンで金属音がする場合は、早急にメーカーへ修理の依頼をし、10年近く使用している場合は、買い替えも視野に検討することをおすすめします。

ポコポコ(太鼓のような音)

「ポコポコ」や「ポンポン」など、太鼓のような音は、ドレンホースの目詰まりが原因で鳴っている場合が多いです。

室内と屋外の気圧差によって、本来は外に排出されるべき水がドレンホース内を逆流してしまうことで「ポコポコ」と音がなってしまいます。

この音は気圧差によって生じるため、窓を一旦開けることで解消されますが、マンションなど気密性が高い住居では、窓を閉めると再びポコポコと音がなり始めることがあります。

その場合は、市販の「エアーカットバルブ」をドレンホースにつけることで空気の逆流を防ぎ、ポコポコ音を止めることができます。

また、ドレンホースの中に汚れが溜まっていると、水の流れが悪くなり、音が発生しやすい状態となるため、ドレンホース内をバキュームして掃除することで解決できる場合もあります。

ブーン(モーターが回る音)

室外機には、ファンを回すために大きなモーターがついているため、運転時には「ブーン」や「ビーン」といったモーター音がします。

機種やエアコンの能力(kW)や消費電力(W)によってもモーター音は異なり、この音自体は異音ではありません。

エアコンの室外機のファンが常に動いている場合、エアコンが頑張って冷たい風や温かい風を生み出そうとしている状態のため、室外機に汚れや周辺に植木鉢などの物を置いていると熱交換の効率が悪くなり、さらに室外機が動き続けてしまうため、室外機の掃除や周辺を整理することで、過度な稼働を抑え、結果的に運転音を軽減することができ場合があります。

4つの騒音対策

室外機本体と周辺の掃除

室外機本体カバーの掃除

まず、エアコンの電源を切れていることを確認し、室内機のコンセントを抜きましょう。室外機の本体カバーに付いている汚れを落としていきます。

砂埃がたくさんついている場合は、ほうきや柔らかめのブラシで砂を払い落してください。その後に固く絞った雑巾で拭いて、砂汚れを取り除きましょう。

※本体の内部が汚れていた場合、自分で掃除せずに業者へ室外機クリーニングを依頼しましょう。室外機の内部には、高圧の電気を扱うコンプレッサーや金属部品があるため、感電やケガをしてしまう恐れがあり、自分で掃除をするのは大変危険です。

裏面(アルミフィン)の掃除

室外機が壁と接している裏面には、アルミフィン状の熱交換器があるので、ブラシ等でホコリを取り除きましょう。アルミフィンは柔らかい金属なので、曲げてしまわないように注意して掃除する必要があります。

ドレンホースの掃除

冷房を使用しているときに室内機で発生する結露水を外に排出するためのドレンホースには、土や虫などが入り込んでしまうことで目詰まりを起こすことがあります。

また、結露で発生した水の中には、カビ菌などの雑菌が含まれているため、水がゼリー状に変化し、ホースの中にドロドロと詰まってしまうことがあります。

ドレンホースは、市販の「ドレンホースクリーナー」を使うことで、中に詰まったゴミをポンプで吸い上げて外に排出することができます。

ドレンホースの掃除をしても、ポコポコ音が気になる場合は、市販の「エアカットバルブ」をホースの先端または途中に取り付けることで、空気の逆流を防ぎ、ポコポコ音を解消することができます。

周辺の掃除

室外機は熱を貯めたり放出したりする装置なので、風通しがいい場所に設置されていることが理想です。

ベランダや庭などに室外機を設置している場合、室外機の目の前や室外機の上等に植木鉢や植物などを置いてはいませんか?

熱がこもってしまい、室外機の運転効率が下がり、常にフル稼働する状態が続いてしまい、騒音の原因となります。

また、経年劣化も早く進んでしまい、電気代も多くかかってしまうので、室外機の周辺はできるだけスペースを空けておいて、熱がこもらないようにしておきましょう。

室外機の足元に防振ゴムを設置する

室外機から「ガタガタ」や「カタカタ」と振動音がする場合は、室外機と接地面との間にわずかなすき間などがあることで、室外機のモーターによる振動が増幅し、振動音が大きく聞こえる場合があります。

その場合、室外機の脚に防振ゴムを挟んであげることで、振動を吸収し、振動によるガタガタ音を軽減させることができます。

業者に室外機の内部クリーニングを依頼する

室外機の内部にホコリや落ち葉などが溜まって、音が発生してしまっている場合は、業者に室外機クリーニングを依頼しましょう。

専門業者による室外機クリーニングは、室外機の本体カバーを外して裸の状態にして内部を掃除するため、内部に詰まってしまったゴミなども取り除くことができます。

ほとんどの業者で室外機クリーニングは、エアコンクリーニングのオプションとして用意されていますが、室外機クリーニングだけを単品で依頼することはできないケースが多いので、室内機と一緒に依頼することをおすすめします。

エアコンを買い替える

エアコンの耐用年数は、10年とされているため、製造から10年を超えているエアコンで室外機からうるさい音が生じている場合は、経年劣化による可能性があります。

また、海岸に近い地域では塩害、北海道や沖縄などの地域では、高温・低温による経年変化が早く進む場合があり、10年に満たないうちに異音等の不具合が生じる場合もあります。

購入してから間もないエアコンであれば、メーカーへ点検や修理の依頼をすることで解消する場合もありますが、10年前後使用しているエアコンの場合は、耐用年数(寿命)を迎えている可能性もあるため、買い替えも検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ:掃除などのセルフメンテナンスで解決しない場合は業者によるクリーニングか修理、買い替えを検討

エアコンからうるさい音が聞こえる場合、まずはエアコンの汚れによる音の発生を疑い、エアコン本体(カバー、ドレンホース、周辺)を掃除してみましょう。

また、設置場所が不安定な場合や室外機の脚と地面との僅かなすき間によってモーターの振動が増幅し、音が大きく聞こえる場合もあるため、振動を抑える防振ゴム等も活用してみるのもいいでしょう。

一方で、セルフメンテナンスで解決しない場合は、業者による室外機のクリーニングやメーカーによる修理を利用するか、10年前後使用しているエアコンは寿命を迎えている可能性があるため、買い替えも視野に検討することをおすすめします。

業者によるエアコンクリーニングは、一般的に室内にある本体(室内機)をメインに行いますが、オプション料金を払うことで室外機のクリーニングもお願いすることができるので、定期的(リビングなどよく使うエアコンであれば、1年に1度)は、エアコンの室内機・室外機ともに、専門業者にキレイにしてもらうことで、異音を防ぐだけでなく、エアコンを快適な状態で使うことができます。

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