2017年3月22日
◎エアコン洗浄スプレーは洗剤を使用
洗剤を含んだエアコン洗浄スプレーを、エアコン内部に噴霧して「掃除が出来た!」と思ったら大間違いです。
だって洗剤をスプレーしているのに、水を使って洗剤成分をすすぐという、お掃除ではあたり前の作業をしていないんですから。
例えば、洋服を洗濯する時に、洗剤を入れて洗濯機を回し、すすぎをしないまま脱水、洗剤がついたままの状態の洗濯物を干して・・・乾いた洗濯物をそのまま着る・・・そんな人はいませんよね?
その結果、洗剤成分の一部と浮かして取れた汚れは、エアコン内部に残ってしまうんです。
残った洗剤成分やホコリなどの汚れは、アルミフィンやシロッコファン、ドレンパン・ドレンホースを詰まらせてしまい、エアコンの効きを悪くさせてしまいます。
また、エアコン内部に残ってしまった洗剤成分は、カビ菌の新たなエサとなり、エアコン洗浄スプレー使用前よりも悪臭を放つようにもなってしまうんです。
エアコンから悪臭がするので・・・・市販のエアコン洗浄スプレーを使用する→しばらくすると臭いがキツくなる→もう一度エアコン洗浄スプレーを使用する→臭いがもっとキツくなる・・・これでは、負の連鎖ですよね。
実際に、エアコン洗浄スプレーを使用(何度も)しているお客様からの依頼で、エアコンクリーニング(分解・高圧洗浄)しますと、真っ黒なホコリの固まりが「これでもか」というくらい、アルミフィン・シロッコファンからこぼれ落ちてきます。
また、エアコンクリーニング(分解・高圧洗浄)をせずに、エアコン洗浄スプレーを繰り返し使用していると、洗剤成分やホコリ原因で排水ホースがつまり、排水ホースから結露水が逆流する場合もあるのです。
※以上のことから、エアコン洗浄スプレーの使用はオススメできません。
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