エアコンのお手入れの方法は?

2017年3月9日

◎カビ・汚れを予防する、完璧な方法はありません

<日本はカビ大国です>
温暖で多湿、水蒸気の国とも言われる日本は、カビが成長しやすい条件が世界の中でも最も整っています。また近年では、気密性の高い住宅が増えることで、よりカビが発生しやすい環境を作ってしまっているんです。

そのような環境下にあるため、私たちの居住空間には、たくさんのカビの胞子が浮遊していますが、どんなに努力をしても全て除去することは不可能といえます。

<エアコンの環境は>
1.エアコンは冷房や除湿運転をすると、温度差などにより内部に結露が発生し、より多湿でカビが発生しやすくなってしまいます。
2.エアコンはお部屋の空気を吸い込み、温度を調節してから吐き出します。お部屋の空気が汚れていると、エアコン内部も汚れてしまいます。その結果、汚れたエアコンが汚れた空気を吐き出すことで、お部屋中を循環させてしまうんです。

設置環境や使用頻度などにもよりますが、抗菌処理されている「新品のエアコン」であっても、ノーメンテナンスで使用していますと、ワンシーズンでカビは発生してしまいます。
※エアコンクリーニング後に、抗菌コート加工したエアコンも同様です。

◎ご自分でできるメンテナンス

エアコンクリーニング後にカビを発生させない為には、エアコン内部の湿度を極力上げないことや、ホコリなどのゴミをエアコン内部に溜めないことが重要となります。

①エアコン内部の湿気対策は・・・内部クリーンがついているタイプは、機能をフル活用しましょう。機能がない場合は、冷房・除湿運転の後には、内部乾燥のために〜1時間位の送風運転(ない場合は、低温の暖房)をしてから、エアコンを停止させることを心掛けましょう。
※外出時にタイマーをセット(1時間位)して、暖房(高温)運転するものオススメです。

②フィルターの掃除は定期的に・・・最低でも月2回のペースで、ホコリを掃除機で吸い取る。その後、キッチン用の中性洗剤を使い、やわらかいブラシやスポンジなどで洗浄。陰干しでしっかりと乾燥させましょう。
※お掃除機能付きエアコンでも、定期的にフィルターの汚れを確認し、油やヤニ汚れが付着している場合は、上記のようにフィルターを洗浄しましょう。
※フィルターの外側に、定期的に除菌シートを貼付けるのも、カビ抑制にはオススメです。(スタンダードタイプに限る)

③汚れが見えてしまったら・・・エアコンを停止させてから、吹き出し口や送風ルーパーなどについている汚れは、除菌シートなどで拭き取りましょう。水拭きや乾拭きでは、見た目はキレイになりますが、カビ菌などを拡散させていることになります。
※細長い棒状のものを活用すると、奥の方まで届くのでオススメです。無理をしない程度に、自己責任でお願いします。

エアコンは、お部屋の空気を吸って、その空気を吐き出す構造になっています。
閉め切ったままのお部屋ですと、空気の動きがないため、カビや雑菌などは、お部屋中で増殖してしまいます。
その結果、お部屋の空気を吸い込んだエアコン内部には、カビが定着。エアコンを作動させる度に、カビの胞子をお部屋中に吐き出してしまいます。

最低でも1日1回は、窓を開けて(10分位)お部屋の空気の入れ替え・換気を心掛けましょう。(ホコリが舞わないように、お部屋の掃除も重要です。)
※洗濯物の部屋干しは、湿度対策にはいいのでしょうが、その反面、カビ対策には大敵となってしまいます。

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