7/8 神戸市東灘区 「2日目のお湯が臭う」 風呂釜追いだき配管洗浄

2017年7月12日

お客様から「2日目のお湯が臭うので」と洗浄依頼がありました。

・築7年のマンション。
・3人家族。
・たまに入浴剤使用。
・2日目は前日の残り湯を追い焚きして入浴しています。
　　
前日のお湯を残してもらっていたので、臭いのチェックをします。
微かに臭いがします。冷めた状態で臭いがしているので、追いだきして温めたら相当臭いがすると思います。

残り湯には「菌」や角質などの「汚れ」が多く含まれており、一般家庭のお風呂の残り湯には、1mlあたり1,000～100万個の「菌」が存在すると言われています。

一晩お湯を残しておくと、36度前後で「菌」は最も増殖しやすく、入浴直後の約1,000倍にも増殖することもあるのです。
この増殖した雑菌が嫌なニオイの原因だと考えられます。

ただニオイだけの問題ではなく、残り湯を追い焚きする事で更に「菌」が増殖し体内に入れば、腹痛や下痢などを引き起こし酷いと発熱や吐き気がしたりするので注意が必要です。

残り湯を流した後は浴槽内にもヌメリがありました。
追い焚き機能は浴槽と給湯器を結ぶ配管内を循環してお湯が温められるので当然、追いだき配管内にも汚れが蓄積されるのです。

フィルターと循環金具を分解してみると、茶色い汚れが付着しています。
金具を取り付けているネジの溝まで付着しているので雑菌の増殖力は「恐るべし」ですね。

循環金具の洗浄後は、いよいよ配管洗浄です。

すぐに洗浄剤に反応して汚れが出てきます。マイクロバブルを配管内に循環させて更に汚れをかきだします。
配管から出てきた汚れをお客様に確認して頂きました。

洗浄結果に驚いていました。
汚れ落しと除菌ができましたので、配管はキレイになっています。

ただ、前日の残り湯を使用すると更に菌が増殖します。
特に梅雨の季節から夏場は衛生面からも残り湯の使用はお薦めできません。　
お客様にその旨を説明し、本日の作業は終了です。