換気扇は自分で掃除できる！キッチン・トイレ・お風呂場の掃除方法とコツを紹介

更新日：2024-08-22

キッチンやトイレ、お風呂場などにある換気扇は、稼働し続けているとゴミやホコリなどが溜まって汚れてしまいます。そのため、定期的なお手入れが必要です。

しかし、「換気扇は自分で掃除できるの？」「どうやって掃除したらいいかわからない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

実は、換気扇は簡単に自分で掃除することが可能です。換気扇の汚れを取り除けば、換気効率を高めて無駄な電力消費も防げます。

本記事では、場所別に換気扇を自分で掃除する方法と掃除する前にやっておくべきことをまとめて紹介します。換気扇の掃除を楽に行うためのコツやおすすめの洗剤も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

• ・換気扇は、洗剤と掃除道具を用意すれば簡単に自分で掃除することが可能


• ・掃除する前に必ず換気扇の電源を切り、汚れが移らないように周囲を新聞紙などで保護することが大切


• ・重曹・セスキ炭酸ソーダ・食器用の中性洗剤を用意しておけば、ほとんどの汚れに対応できる


• ・自分で換気扇を掃除する場合は、1ヶ月に1回程度に頻度で行うのが理想


• ・汚れが落としきれないときや掃除のストレスから解放されたいときは、ハウスクリーニングの依頼がおすすめ


• ・換気扇のハウスクリーニングは7,000～12,500円程度で依頼できる

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【記事作成】おうちにプロ 編集部

ハウスクリーニングのプロが監修したお掃除や家事の時短アイディアや役立つアイテムをご紹介。毎日の暮らしをちょっと楽しく・ちょっと豊かにする情報を発信中！

換気扇は自分で掃除できる！

換気扇は、キッチンやトイレ、お風呂場など自宅のさまざまな場所に設置されています。設置場所によって汚れ具合が異なり、特にキッチンは油汚れで換気扇が汚れやすく、綺麗な状態を保ちたいという方も多いのではないでしょうか。

実は換気扇は、自分で掃除することが可能です。掃除に必要な道具を用意して、掃除の手順さえ守れば誰でも掃除できます。

換気扇を掃除する際は、以下の道具を用意しましょう。

・ゴム手袋
・マスク
・洗剤
・スポンジやブラシ
・新聞紙や養生シート　など

汚れから身を守るために、ゴム手袋やマスクの着用は必須です。スポンジやブラシがあると、換気扇についた細かな汚れまで落としきれます。

また、換気扇掃除で周囲を汚さないために、作業時は新聞紙や養生シートを敷きましょう。

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換気扇が汚れる原因

換気扇が汚れる原因として、主に以下の3つがあげられます。

・油汚れ
・ホコリやタバコのヤニ

油汚れ

油汚れは、調理を行うキッチンで発生しやすい汚れの種類です。調理中に換気扇をつけると、水蒸気に含まれる油分が換気扇に付着して、油汚れとしてこびりついてしまいます。

特に付着してから時間が経ってしまった油汚れは、冷えることでより頑固な汚れへと変化する点に注意が必要です。

こまめに掃除しなければ頑固な汚れとしてより落としづらくなるため、定期的な掃除が欠かせません。

ホコリやタバコのヤニ

換気扇全般の汚れとして多いのが、ホコリです。また、喫煙者がいる家庭では、タバコのヤニが換気扇の汚れの原因になることもあるため注意しましょう。

換気扇を稼働する以上、ホコリを吸い込んでしまうのは仕方がないことですが、室内全体の日常的な掃除を行うことでホコリの余計な吸い込みを防げます。

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カビ

カビも、換気扇を汚してしまう原因の一つです。特に、湿度が高くカビが繁殖しやすいお風呂場の換気扇に発生することが多い汚れです。

カビは、換気扇の汚れの中でも特に注意が必要です。カビが付着したまま放置していると、カビの胞子が空気中を舞って知らないうちに吸い込んでしまい、健康被害が生じる恐れがあります。

また、カビは不快な臭いを発生させることもあるため、繁殖する前に掃除して取り除くようにしましょう。

換気扇を掃除する前にやっておくこと2つ

換気扇を掃除する前に、やっておくべきことは以下の2つです。

・換気扇の電源を切る
・換気扇の周辺が汚れないように保護する

換気扇の電源を切る

まず、換気扇の掃除を始める前に必ず電源を切るようにしましょう。電源を切らずに作業すると、掃除中に換気扇が誤作動を起こしてしまい、怪我をする恐れがあります。

また、水分が付着しすると場合によっては感電することもあるため注意しなければなりません。

換気扇の周辺が汚れないように保護する

換気扇の汚れ具合がひどい場合は、掃除することで換気扇の周囲が汚れてしまうことがあります。そのため、換気扇の周囲にある壁や床などは、新聞紙や養生シートなどで保護しましょう。

特にキッチンでは、換気扇に付着した油汚れが壁や床につくと落としづらくなるため、しっかりと保護するようにしましょう。

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自分で換気扇を掃除する際に役立つおすすめの洗剤

換気扇を掃除する際に役立つおすすめの洗剤は、以下の3つです。

・重曹
・セスキ炭酸ソーダ
・食器用の中性洗剤

重曹

重曹はアルカリ性の洗剤で、炭酸水素ナトリウムとも呼ばれます。アルカリ性の性質を持つため、酸性の汚れを落としやすい点が特徴です。

酸性の汚れには、以下のようなものがあげられます。

・油汚れ
・タバコのヤニ
・皮脂汚れ
・石鹸カス　など

上記のような汚れであれば、重曹が有効です。そのため、特にキッチンやお風呂場などの換気扇の掃除に向いています。

また、重曹には消臭効果も期待できるため、換気扇の汚れから発生する嫌な臭いを抑えることも可能です。

セスキ炭酸ソーダ

セスキ炭酸ソーダは、アルカリ性の性質がある洗剤です。重曹と同じ性質ですが、セスキ炭酸ソーダの方がアルカリ性の性質が強い点が特徴です。

重曹は水に溶けづらいですが、セスキ炭酸ソーダは水に溶けやすい性質があります。そのため、水に溶かしてからスプレーボトルに入れて、噴射して使用できる点がメリットです。

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食器用の中性洗剤

食器用の中性洗剤は中性の性質があり、あらゆる汚れに対して使用できる特徴があります。また、安全性も高いため家の中のさまざまな場所に使用できます。

食器用の中性洗剤には界面活性剤が含まれており、この成分が作用して汚れを落としたり、再び汚れが付着したりするのを防ぐ効果が期待できます。

【場所別】換気扇を自分で掃除する方法

ここからは、以下の場所別に換気扇を自分で掃除する方法を詳しく紹介します。換気扇を掃除して、室内の綺麗な環境を保ちましょう。

・キッチンの換気扇
・トイレの換気扇
・お風呂場の換気扇

キッチンの換気扇（レンジフード）を掃除する方法

キッチンの換気扇（レンジフード）は、基本的には以下の流れで掃除を行います。

①換気扇の周囲を新聞紙や養生シートで保護する
②換気扇の電源を切る
③フィルターを取り外して洗浄する
④内部のファンやプロペラを洗浄する
⑤換気扇本体の拭き掃除をする
⑥ダクトや排気口を簡単に掃除する
⑦各部品を乾燥させてから、再度取り付ける

まず、怪我や事故を防止するために必ず電源を切りましょう。その後、フィルターを取り外して掃除していきます。

キッチンの換気扇のフィルターには、油汚れが付着している場合が多いです。そのため、重曹やセスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性の洗剤を使って掃除しましょう。

つけ置き洗いで落とせなかった汚れは、スポンジやブラシを使ってこすり洗いをしましょう。内部のファンやプロペラも、洗剤をつけてこすり洗いをして汚れを落としてみてください。

ただし、内部のファンやプロペラは取り外しが難しい場合があります。取り外しが難しい場合は無理に作業せず、できる範囲で汚れている部分を掃除しましょう。

換気扇本体やダクト、排気口も汚れが溜まりやすいため、見えている範囲で拭き掃除やこすり洗いをするのがおすすめです。

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トイレの換気扇を掃除する方法

トイレの換気扇は、以下の流れで掃除を行ってみてください。

①換気扇の周囲を新聞紙や養生シートで保護する
②換気扇の電源を切る
③カバーとフィルターを取り外して洗浄する
④プロペラを取り外して洗浄する
⑤各部品を乾燥させてから、再度取り付ける<

換気扇のカバーを外すと、フィルターが取り付けられているのが一般的です。どちらもホコリで汚れている場合が多いため、取り外して掃除を行いましょう。

トイレの換気扇はひどく汚れているケースが少ないため、食器用の中性洗剤でほとんどの汚れを落とせるでしょう。

内部のプロペラの掃除も行いますが、取り外しが難しい場合は無理に取り外さず、見えている範囲のホコリを掃除機で吸い取るなどして綺麗にしてみてください。吸い取る際にホコリが落ちてきやすいため、吸い込まないようにマスクを着用しましょう。

お風呂場の換気扇を掃除する方法

お風呂場の換気扇の掃除方法は、以下のとおりです。

①換気扇の周囲を新聞紙や養生シートで保護する
②換気扇の電源を切る
③フィルターを取り外して洗浄する
④内部のファンを洗浄する
⑤換気扇本体の拭き掃除をする
⑥各部品を乾燥させてから、再度取り付ける

お風呂場の乾燥機には、浴室乾燥機能付きのものと浴室乾燥機能がないシンプルな構造のものがあります。浴室乾燥機能付きであれば、換気扇のフィルターは本体の側面から簡単に取り外すことが可能です。

浴室乾燥機能がないタイプは、本体カバーを開けることでフィルターを取り外せます。

特に浴室乾燥機能付きであれば、フィルターがホコリで目詰まりしていると浴室乾燥の効率も低下します。余計な電力消費で通常よりも電気代がかかる可能性もあるため、定期的な掃除が欠かせません。

また、換気扇内にあるファンも汚れが溜まりやすいため、掃除機でホコリを吸ったり拭き取ったりして掃除しましょう。無理にファンを取り外すと故障につながる可能性もあるため、見える範囲で掃除するのがおすすめです。

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換気扇の掃除を楽に行うためのコツ

換気扇の掃除を楽に行うためのコツは、以下の4つです。

・油汚れにはアルカリ性の洗剤を使う
・油汚れにはアルカリ性の洗剤を使う
・定期的に換気扇を掃除しておく
・換気扇用のフィルターで汚れを防止しておく

油汚れにはアルカリ性の洗剤を使う

油汚れは、酸性の汚れです。酸性の汚れはアルカリ性の洗剤で落としやすいため、重曹やセスキ炭酸ソーダなどを使用しましょう。

しかし、塗装が剥がれている部分や金属パーツなどにアルカリ性の洗剤を使うと、劣化したり変色したりする恐れがあります。そのため、掃除する前には念のために各パーツの素材を確認しておきましょう。

不安な場合は、まずは食器用の中性洗剤など安全性が高いもので汚れを落とせないかを試してみてください。中性洗剤で落とせない場合は、素材を確認したうえでアルカリ性の洗剤を使用しましょう。

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落ちにくい汚れにはお湯でつけ置き洗いをする

換気扇を長期間掃除していない場合、汚れがこびりついてしまいこすり洗いだけでは落とせないことがあります。このような場合には、お湯でつけ置き洗いを行ってみてください。

特に油汚れはお湯の熱によって汚れが緩みやすくなるため、掃除が楽になるでしょう。

つけ置き洗いをする際は、最低でも30分程度は放置して汚れが落としやすくなるように時間を空けてみてください。

定期的に換気扇を掃除しておく

換気扇の汚れは、放置すればするほど固くなり落としづらくなります。そのため、毎回の掃除の手間を減らすには定期的に掃除をして綺麗な環境を維持することが大切です。

特にキッチンの換気扇については、揚げ物を揚げたり魚を焼いたりする機会が多い家庭では、油汚れが付着しやすくなるためこまめな掃除が欠かせません。

一方で、調理の機会が少ない場合や一人暮らしの家庭では、2〜3ヶ月に1回程度の掃除頻度でも綺麗な環境を保てるでしょう。

換気扇用のフィルターで汚れを防止しておく

換気扇の掃除頻度を減らしたい場合は、市販されている換気扇用のフィルターを取り付けてみてください。汚れがつきにくくなり、掃除の手間がかからなくなります。

汚れは換気扇用のフィルターに堆積されるため、汚れが溜まってきたらフィルターを捨てて交換するだけで済みます。

特にトイレの換気扇はホコリが溜まりやすいため、市販のフィルターをつけておくと換気扇の汚れを防いで掃除が楽になるでしょう。

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自分で換気扇を掃除する際の頻度

自分で換気扇を掃除する際は、1ヶ月に1回程度の頻度で掃除を行うことをおすすめします。1ヶ月経つとフィルターに汚れが溜まりやすく、換気効率が悪くなっていきます。

フィルターに汚れが溜まった状態で稼働し続けると、溜まった汚れが空気の流れを遮ってしまい、十分な換気が行えません。換気扇自体に負荷がかかるほか、余計な電力を消費して電気代が高くなる恐れもあるため、フィルターはこまめに綺麗にする必要があります。

換気扇の汚れを落としきれない場合はハウスクリーニングがおすすめ

「換気扇を自分で掃除してみたけど、汚れを落とせなかった」という方もいるのではないでしょうか。長年掃除せず放置していた場合、汚れが換気扇にこびりついてしまい簡単には落とせない場合があります。

換気扇の汚れを落としきれない場合は、プロの業者によるハウスクリーニングを依頼するのがおすすめです。プロであれば、汚れごとに最適な洗剤と掃除道具を使って綺麗にすることが可能です。

汚れ防止のコーティングなども依頼すれば、今度の掃除もより楽になるでしょう。

ハウスクリーニングを依頼するメリットは、主に以下の3つです。

・掃除のストレスから解放される
・換気扇以外の場所もまとめて依頼できる
・時間に余裕が生まれる

掃除のストレスから解放される

換気扇に汚れがこびりついている場合、掃除するのも一苦労です。つけ置き洗いやこすり洗いなどいくつかの工程を踏まなければならず、掃除の手間がかかります。

しかし、ハウスクリーニングであれば掃除をすべてプロの業者に任せられるため、掃除のストレスから解放される点がメリットです。

仕事で忙しいときや、ほかの家事で手一杯な場合は掃除自体が大きなストレスになりますが、そのストレスを軽減できることが最大のメリットといえます。

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換気扇以外の場所もまとめて依頼できる

ハウスクリーニングは、換気扇以外に家の中のあらゆる場所の掃除を依頼することが可能です。そのため、普段は掃除できないような場所までまとめて綺麗にしてもらえます。

たとえば、エアコンを自分で掃除している方も多いでしょう。しかし、エアコンの自分で掃除できる範囲は、基本的にはフィルターまでに限られます。

フィルターよりも内部を掃除するには分解が必要になり、故障のリスクがあるため自分では掃除できませんが、プロの業者であればスムーズに分解洗浄を行うことが可能です。

時間に余裕が生まれる

家の中の換気扇をすべて自分の手で掃除しようとすると、まとまった時間が必要です。場合によっては1日以上かけなければ掃除が終わらないこともあるでしょう。

しかし、ハウスクリーニングであれば1箇所につき2時間程度で作業を終えることが可能です。作業中の立ち合いは基本的に不要なため、時間に余裕を持って有意義に過ごせるようになります。

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換気扇のハウスクリーニング料金の相場

換気扇のハウスクリーニング料金の相場は、換気扇の種類によって異なります。

一般的な料金相場は以下のとおりです。

・トイレなどの小型の換気扇：5,000円程度
・キッチンの大型の換気扇（レンジフード）：7,000～12,500円程度

また、内部の構造によっても料金が異なる場合があります。たとえば、シンプルな構造のプロペラファンタイプよりも、少し複雑な構造のシロッコファンタイプの方が料金は高くなりがちです。

上記の料金相場は、あくまで基本料金の相場です。汚れを防止するためのコーティングなどのオプションを選択した場合は、別途料金が発生します。

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換気扇を自分で掃除する際のよくある質問

【まとめ】換気扇は自分でこまめに掃除して綺麗な状態を保とう

換気扇の掃除は一見難しいように思われがちですが、簡単な手順で自分で掃除することが可能です。スポンジやブラシなどの掃除道具に加えて、重曹やセスキ炭酸ソーダ、食器用の中性洗剤などの洗剤を用意すれば掃除できます。

基本的な掃除方法は、カバーを開けてフィルターを取り外して洗浄するだけです。内部にあるファンなどは無理して分解せず、手に届く範囲の汚れを落とすようにしましょう。

汚れを落としきれない場合や換気扇の内部までしっかりと綺麗にしたい場合は、ハウスクリーニングを依頼しましょう。ハウスクリーニング業者であれば、専用の洗剤や掃除道具を使って綺麗にできるほか、内部のファンなども分解してすみずみまで綺麗にできます。

特に掃除するのがストレスだと感じる方や、自分の時間を有意義に過ごしたい方はハウスクリーニングの活用がおすすめです。

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