水拭きロボット掃除機はおすすめ?できることやおすすめの使い方、選び方

水拭きロボット掃除機は、床を水拭きしながら自動で掃除できる便利なアイテムです。掃除の手間を大幅に削減できますが、「本当におすすめなの?」「水拭きありと水拭きなしの違いは?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、水拭きロボット掃除機を使用すると家事が楽になるほか、こびりついた汚れも落としやすくなるため、忙しい方や掃除の手間を減らしたい方におすすめです。

本記事では、水拭きロボット掃除機でできることやメリット・デメリット、水拭きありとなしの違いなどを詳しく解説します。おすすめの選び方も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

「しっかりときれいに掃除してほしい」という方は、水拭きタイプがおすすめですよ。
この記事でわかること
  • ・水拭きロボット掃除機は、フローリングやタイルなどの硬い床を水拭きすることに特化

  • ・油分や食べこぼしの跡、ペットの足跡など、日常的に発生しやすい汚れに対応が可能

  • ・近年では、吸引+水拭きで効率的に掃除ができるハイブリッドモデルも登場

  • ・水拭きありと水拭きなしは、対応する汚れや静音性、価格帯などに違いがある

  • ・スマホアプリと連携できるモデルや、モップの自動洗浄・回転・振動機能があるモデルを選ぶと利便性が高い

  • ・より丁寧に掃除したい場合は、水拭きロボット掃除機とプロによるハウスクリーニングの併用がおすすめ

【記事作成】おうちにプロ 編集部
ハウスクリーニングのプロが監修したお掃除や家事の時短アイディアや役立つアイテムをご紹介。毎日の暮らしをちょっと楽しく・ちょっと豊かにする情報を発信中!

水拭きロボット掃除機は何ができる?

水拭きロボット掃除機は、フローリングのような硬い床を湿らせて、拭き掃除をすることに特化した家電です。基本的には吸引機能を持たず、モップで床を拭き上げることで皮脂汚れや手垢、軽い食べこぼしなどを除去します


吸引や乾拭きのみでは落としきれない、ベタつき汚れや床面の薄い汚れを取り除くのが主な役割です。

水拭き専用タイプは、基本的にはホコリや髪の毛などを吸引できないため、日常のほこりやゴミは別途掃除機で取り除く必要があります。掃除した床の上を、さらにきれいにするために水拭きをするイメージです。

細かな汚れが付着しやすい小さな子どもやペットがいる家庭では、日々の床拭きの手間を減らしつつ、衛生的な床環境を維持するのに向いています。

カーペットや畳のように、水濡れがNGの床材には使用できないため、購入前に自宅の床が水拭きに適しているかを確認する必要がありますよ。

吸引+水拭きができるハイブリッドモデルもある

最近では、吸引+水拭きができるハイブリッドモデルも登場しています。ハイブリッドモデルは吸引力と水拭き機能を兼ね備えており、効率的かつ高精度な掃除を行える点が大きな魅力です。


ホコリや髪の毛の除去と床面の汚れ拭き掃除を一度に行うことができ、家事の効率を大幅に向上できます。

多くのハイブリッドモデルは、吸引力の強さやモップの水量を調整できるほか、マッピング機能や進入禁止エリア設定により、家具や障害物を避けながら効率的に掃除することが可能です。

また、自動ゴミ収集やモップ洗浄機能を備えた機種もあり、掃除後の手間をさらに軽減できます。

普段の掃除をすべてロボットに代替してもらいたい場合は、吸引+水拭きができるハイブリッドモデルがおすすめですよ。

水拭きロボット掃除機のメリット

水拭きロボット掃除機を使用するメリットは、次の3つです。

  • 掃除時間を短縮できる
  • 細かな汚れもきれいに取り除ける
  • アレルギー対策になる

掃除時間を短縮できる

水拭きロボット掃除機を使用すれば、自動で床を拭き掃除できるため、日常の掃除にかかる時間を大幅に短縮できます。

通常、手作業で掃除をしようとすると、掃除機をかけてから家具の移動させつつ床のすみずみまでモップをかける手間がかかるうえに、時間も長くかかります。

しかし、水拭きロボット掃除機であれば、設定したスケジュールに沿って自動で稼働し、家具の周囲や部屋のすみずみまで効率的に掃除することが可能です。


最新モデルでは、マッピング機能により部屋の形状を正確に把握して、重複や漏れのない掃除が行えます。

また、水拭き専用のため吸引や排気の心配もなく、静音で運転できる機種が多いので、在宅中でも騒音が気になることも少ないでしょう。日々の床掃除にかかる負担を減らすことで、家事の効率化や時間の有効活用につながります。

特に共働き家庭や育児中の家庭では、ロボット掃除機を活用することで、掃除にかかる時間を家族との時間や休息に充てることができますよ。

細かな汚れもきれいに取り除ける

水拭きロボット掃除機は、床に付着している細かな汚れをきれいに拭き取り、手作業では取りきれないベタつきや皮脂汚れなども除去できます

フローリングやのような硬い床では、油分や食べこぼしの跡、ペットの足跡など、日常的に発生する軽い汚れが目立ちやすく、放置すると床がくすんでしまいます。通常であればモップで水拭きする必要がありますが、ロボットを活用すれば汚れを均一に拭き取ることが可能です。


最新モデルでは、モップの水量を調整できる機能や、部屋の広さや汚れ具合に応じて選択できる清掃モードを搭載しており、効率よく汚れを落とすことができます。

また、水拭きのみのタイプであればブラシや吸引口がないため、床に摩擦をかけすぎず、傷やへこみのリスクも低減可能です。結果として、床を常に清潔な状態保ち、見た目の美しさと衛生状態の向上を実現できます。

アレルギー対策になる

水拭きロボット掃除機は、床に溜まったホコリや花粉、微細なチリなどのアレルギー物質を水拭きで絡め取り、空気中に舞い上がるのを抑制します

従来の拭き掃除では、細かなゴミやハウスダストが空中に舞いやすく、アレルギー体質の人にとっては刺激となることがあります。しかし、水拭きロボットはモップに水分を含ませることで汚れをしっかりと拭き取るため、空気中に舞い上がる量を大幅に減らすことが可能です。


特に小さな子どもや高齢者、ペットがいる家庭では、アレルギー症状の軽減に役立ちます。

また、定期的な掃除で床を清潔に保つことで、ダニの繁殖や花粉の蓄積も抑制できます。さらに、モップ部分が洗える設計のモデルであれば、繰り返し使用しても清潔さを常に維持できるため、衛生面でも安心です。

水拭きロボット掃除機は、日常の掃除の習慣化とともに、アレルギー対策にも貢献できる点が大きな魅力ですね。

水拭きロボット掃除機のデメリット

水拭きロボット掃除機のデメリットは、次の4つです。

  • 使用できない床材がある
  • 段差に対応できないことがある
  • メンテナンスの手間がかかる
  • 価格が高い傾向がある

使用できない床材がある

水拭きロボット掃除機は、フローリングやタイルなどの防水性が高い床では効果的に使えますが、すべての床材に対応しているわけではありません。

たとえば、無垢材やワックス仕上げの床、畳やカーペットなどは水分を吸収しやすく、変形や劣化の原因となるため使用しない方がよいでしょう。


特に天然木のフローリングは、わずかな水分でも反りやシミの原因となる可能性があり、長期間使い続けると床の寿命を縮めてしまうおそれがあります。

また、表面加工されていない床や経年劣化で防水性が落ちている床は、目に見えない隙間から水分が浸透して、内部が傷んでしまうことがあるため注意が必要です。

使用できない床材の例は本体の取扱説明書に期待されているため、使用前に必ず確認しましょう。

自宅の床が使用できない床材であれば、吸引タイプなどほかのロボット掃除機を検討してみてくださいね。

段差に対応できないことがある

多くのロボット掃除機は、小さな段差であれば乗り越えられるように設計されていますが、ある程度の高さになると引っかかって移動できない場合があります。

特に日本の住宅では、部屋の境目にある敷居や和室の畳の段差、洗面所や玄関の段差などが障害となりやすく、掃除範囲が限定されることがあるため注意しましょう。


特に水拭きロボット掃除機のように、モップを装着している状態では段差の乗り越え能力が下がることもあり、補助が必要なため完全に掃除をお任せすることはできません。

カーペットやラグなどの厚みのある素材の上には上がれない場合も多く、水拭きモードではカーペットを濡らしてしまうため、誤作動防止機能によって進入できないこともあります。

段差の多い間取りでは複数回に分けて掃除を行う必要があり、自動運転のメリットが半減するといえるでしょう。

基本的に、ロボット掃除機はどのタイプでも段差への対応が難しいことが多いですよ。

メンテナンスの手間がかかる

水拭きロボット掃除機は自動で掃除をしてくれますが、快適に使い続けるためにはこまめなメンテナンスが欠かせません。

たとえば、使用後にはモップやクロスを取り外して洗浄して、乾燥させる必要があります。汚れが付着したまま放置すると、雑菌やカビが繁殖し、床に異臭やシミが残る原因となるため気をつけましょう


水タンクに残った水も毎回捨てて内部を洗い、乾かさなければなりません。長期間水を入れたままにすると、水垢やぬめりが発生して機器の故障につながります。

また、吸引機能を兼ね備えたハイブリッドモデルでは、ダストボックスやフィルターの掃除も必要です。

メンテナンス作業は一見手間に感じますが、手入れを怠ると掃除性能が落ちるだけではなく、本体の寿命を縮めることにもつながります。

メンテナンスのしやすさは機種によって異なるため、購入時にはモップやタンクの取り外しやすさ、丸洗いできるかどうかなども確認しておくと負担を減らせますよ。

価格が高い傾向がある

水拭き機能を備えたロボット掃除機は、吸引専用のモデルに比べて高額になる傾向があります。

一般的な吸引式ロボット掃除機が2〜5万円程度で購入できるのに対し、水拭き機能付きのモデルは中〜高価格帯で販売されることが多く、中でもハイブリッドタイプであれば10万円を超える場合もあります


水拭きロボット掃除機は、構造が複雑であることや性能が高いことなどが価格が高い理由です。

基本的に価格が高いモデルほど自動給水や自動モップ洗浄、乾燥機能などの便利な機能が搭載されていますが、比例して本体価格や消耗品コストも上がります。

モップやフィルターなどの交換部品も定期的に購入する必要があり、長期的に維持費がかさむ可能性があります。

購入前は本体価格だけではなく、ランニングコストや耐用年数も含めて総合的に判断することが大切ですよ。

【ロボット掃除機】水拭きありと水拭きなしの違いは?

「水拭き機能ありのモデルも気になるけど、水拭き機能なしのモデルも検討している」という方もいるのではないでしょうか。

水拭き機能なしのモデルは、カーペットやフローリングに落ちたホコリや髪の毛、食べかすなどを効率的に吸引して取り除くことに特化しています。一方で、水拭き機能付きモデルは、床の皮脂汚れや軽い汚れをきれいに拭き取れるため、より清潔な仕上がりを求める家庭に向いています。

それぞれの主な違いを、次の表にまとめました。

水拭きあり 水拭きなし
掃除方法 モップによる水拭き 吸引
対応汚れ ホコリ・髪の毛・軽い皮脂汚れ・べたつき汚れなど ホコリ・髪の毛・食べかすなど
音の大きさ やや静か やや大きい
メンテナンス方法 モップ洗浄と給排水タンクの管理 ダストボックスのゴミ捨て
適用床材 フローリングやタイルなど カーペットやフローリングなど
価格帯 中〜高価格帯 低〜中価格帯

水拭き機能付きは、特に小さな子どもやペットがいる家庭、素足で過ごす時間が長い家庭などに向いています。ただし、モップや水タンクの手入れが追加で必要なため、こまめなメンテナンスが苦にならない方におすすめです。

水拭きなしは、導入コストを抑えられるほか、機械の耐久性やシンプルさを重視する方に適しているといえます。

生活スタイルや自宅の床材の種類、手入れにかけられる時間などを考慮して選ぶと、より満足度の高いロボット掃除機を選べますよ。

水拭きロボット掃除機の使用がおすすめな場所は?

水拭きロボット掃除機は、次のような場所での使用がおすすめです。

  • 食材や油で汚れやすいキッチン
  • 赤ちゃんやペットがいるリビング
  • 砂や泥汚れが入り込みやすい玄関や廊下

食材や油で汚れやすいキッチン

キッチンは、日常的に調理や食事の準備が行われるため、床が油や水、食材のカスなどで汚れやすい場所です。特にフローリングやタイルの床は、油汚れや水滴が残ると滑りやすくなるうえに、放置するとべたつきやカビが繁殖する原因にもなります

そこで水拭きロボット掃除機を使用することで、これらの汚れをきれいに拭き取ることが可能です。


水分を含んだモップが皮脂や油分を吸着し、乾拭きだけでは落としにくい細かな汚れまできれいにできます。

また、吸引機能のない水拭き専用モデルであったとしても、調理後に自動で床を拭けるため、手間をかけずに清潔な状態を保てます。

特に忙しい日常の中で、調理中にこぼれた食材や水滴を放置せずきれいに処理できる点は、衛生面と安全面の両方でメリットがあるといえるでしょう。

キッチンを常に清潔な状態に保つことで、食中毒リスクの低減や掃除の負担軽減にもつながりますよ。

赤ちゃんやペットがいるリビング

家族が長時間過ごすリビングは、特に赤ちゃんやペットがいる場合は清潔さが求められます。小さな子どもやペットは床に座ったり寝転んだりする機会が多く、食べこぼしや足跡、毛やほこりなどが床に残りやすくなります。

水拭きロボット掃除機は、これらの汚れを移動しながら拭き取れるため、日常的に衛生的な環境を保つことが可能です。


吸引機能がない水拭き専用モデルでも、あらかじめ掃除機で大きなゴミを取り除いたうえで水拭き機能を使用すれば、皮脂や小さなゴミ・汚れなどを効率的に掃除できます。

また、静音性に優れたモデルであれば、赤ちゃんの昼寝中やペットがくつろいでいる時間帯でも安心して稼働させることが可能です。

定期的な水拭きによって、フローリングのべたつきや細かな汚れを取り除き、快適で清潔なリビング空間を維持できます。

砂や泥汚れが入り込みやすい玄関や廊下

玄関や廊下は外部からの砂や泥、落ち葉などが持ち込まれやすく、フローリングやタイルの床に汚れが溜まりやすい場所です。玄関や廊下で水拭きロボット掃除機を使用すれば、外から持ち込まれた汚れを自動で拭き取り、床面を清潔に保てます


吸引機能がないモデルの場合も、事前に砂や大きなゴミなどを取り除けば、残った細かなゴミや泥汚れを効率よく拭き掃除できます。

特に雨の日やペットの散歩後は泥や砂の汚れが増えやすいため、定期的なロボット掃除機の稼働で床の汚れが広がる前に処理できる点がメリットです。

水拭きによって床の表面が湿ることで、細かな汚れの粒子も拭き取られ、掃き掃除だけでは取り切れない汚れを除去できます。また、外から持ち込まれた花粉のようなアレルギー物質も、水拭きによって空気中への舞い上がりを予防することが可能です。

玄関や廊下の清潔さを維持することで、家全体の清潔感向上にもつながり、来客時にも好印象を与えられるようになりますよ。

水拭きロボット掃除機の選び方は?

初めて水拭きロボット掃除機を購入する方は、次の5つの選び方を参考にしてみてください。

  • アプリと連携できるモデルを選ぶ
  • モップが回転・振動するモデルを選ぶ
  • モップの自動洗浄機能付きモデルを選ぶ
  • モップの持ち上げ機能があるモデルを選ぶ
  • 物を認識できるカメラ機能付きを選ぶ

アプリと連携できるモデルを選ぶ

水拭きロボット掃除機を効率的に使うなら、スマホアプリと連携できるモデルがおすすめです。アプリ連携によって、外出先からでも掃除の開始・停止やスケジュール設定が可能になり、日常の掃除を完全自動化できます


たとえば、平日の不在時にロボット掃除機を稼働させて床を拭き上げておくと、帰宅時にはすでに清潔な状態に仕上げてもらうことが可能です。

また、アプリ上で掃除エリアを指定したり、進入禁止エリアを設定できるモデルもあり、家具や家電への接触や段差による停止を防げます。水拭き専用モデルは吸引機能を持たないため、細かい汚れやべたつきを効率よく拭き上げるには、ルート設定やエリア管理が重要です。

さらに、アプリで水量や稼働モードを調整できるモデルであれば、フローリングやクッションフロアなどの床材に応じて最適な設定を行ったうえでの拭き掃除が可能です。

アプリ連携による操作性の高さは、忙しい生活の中でも水拭き掃除を手間なく継続するうえで大きなメリットになりますよ。

モップが回転・振動するモデルを選ぶ

水拭きロボット掃除機の性能を最大限まで引き出すには、モップが回転または振動するモデルを選ぶことが効果的です。

通常の静止モップでは、床に付着した皮脂汚れや飲みこぼしの跡を拭き取る力が限られる一方で、回転や振動によって摩擦力が高まることで、頑固な汚れや微細なホコリも効率的に取り除けます


振動や回転による拭き取りは、水拭きだけでは落ちにくい床の表面の汚れをかき取る効果が期待でき、フローリングやタイルの光沢を維持するのにも役立ちます。

さらに、回転や振動機能を備えたモデルは、動作中に床を均一に拭けるため、拭き残しが少なくなる点もメリットです。特に調理後のキッチンやペットの生活スペースなど、汚れがこびりつきやすい場所では、回転や振動機能が清掃効果を大きく左右するといえるでしょう。

モップが回転・振動するモデルは価格がやや高めになる傾向がありますが、掃除の質を高めるために有効な選択肢となりますよ。

モップの自動洗浄機能付きモデルを選ぶ

水拭きロボット掃除機を快適に使うには、モップの自動洗浄機能付きモデルが便利です。

通常、掃除後はモップを取り外して洗う必要がありますが、自動洗浄機能があれば、本体や充電ステーションがモップの洗浄から乾燥までを行ってくれるため、手洗いの手間が大幅に省けます


自動洗浄機能は、汚れを放置することによる雑菌やカビの繁殖を防ぎ、常に清潔な状態で床を拭ける点も衛生的といえます。

特にペットや小さな子どもがいる家庭では、床に落ちた食べかすや毛、皮脂汚れなどを確実に除去する必要があるため、自動洗浄機能は大きなメリットです。

また、水タンクの残量チェックや洗浄タイミングもアプリで通知されるモデルが多く、管理が容易です。

自動洗浄機能があれば、日常の水拭き掃除をほぼ完全に自動化でき、掃除後の手間を抑えられますよ。

モップの持ち上げ機能があるモデルを選ぶ

水拭きロボット掃除機は、床に物がある場所やカーペットの上に乗る際に、モップを自動で持ち上げる機能があると便利です。

モップの持ち上げ機能によって、モップが直接床以外の物や布製のマットに接触して濡れるのを防ぎ、床やカーペットを傷めるリスクを軽減できます


モップを持ち上げることで、拭き掃除が不要なエリアを自動で回避できるため、掃除効率の向上も期待できます。

カーペットを敷いている家庭のほか、家具の脚やラグの端、段差などが多い家庭では、モップが引っかかることを防ぎ、ロボット掃除機の稼働を途切れさせずに掃除を終えることが可能です。

さらに、モップが引っかかることによる摩耗を減らす効果も期待でき、耐久性の向上にもつながります。

手間なくスムーズに日常の水拭き掃除を行いたい場合は、モップの持ち上げ機能を搭載したモデルを選んでみてくださいね。

物を認識できるカメラ機能付きを選ぶ

水拭きロボット掃除機を快適に使うためには、物を認識できるカメラ機能付きモデルが役立ちます。カメラ機能があれば、家具の脚やコード類、おもちゃなどの障害物をリアルタイムで検知し、接触や巻き込みを防ぎながら拭き掃除が可能です。


万が一モップが床や物に接触すると、効率的に拭き掃除ができないだけではなく、モップや床面、床の物を破損させるリスクもあります。

カメラによる障害物認識があると、ロボットは障害物を避けたルートで稼働でき、掃除の途切れが少なくなります。また、清掃後にアプリ上で掃除マップや障害物回避の結果を確認できるモデルを選べば、使い勝手がさらに向上するでしょう。

特に家具や小物が多い家庭では、カメラ機能付きモデルを選ぶことで、安全かつ効率的に床の水拭き掃除を行えますよ。

より室内をきれいにしたい場合は「ハウスクリーニング」の併用がおすすめ

日常的な掃除は、ロボット掃除機に任せることで床のホコリや細かな汚れを効率よく除去できますが、油汚れや頑固な水垢、窓や換気扇の奥など、普段の掃除では汚れが取り切れない場所も存在します。また、ロボット掃除機で完全に落とせない汚れもあるでしょう。

ロボット掃除機では対応が難しい場合は、プロによるハウスクリーニングを併用することで、室内をさらに清潔に保てます


ハウスクリーニングでは専用の洗剤や機材を使用し、手の届きにくい隙間や高所も徹底的に掃除してもらえるため、ロボット掃除機では対応できない汚れもきれいに落とすことが可能です。

特にキッチンやバスルーム、トイレといった水回りは、油や皮脂、石鹸カスなどが蓄積しやすく、日常の掃除だけでは衛生的な状態を維持しにくいため、ハウスクリーニングを活用しましょう。

また、年に数回程度ハウスクリーニングを行うことで、フローリングやタイルの光沢を保ち、室内全体の清潔感を向上できます。

時間や手間を節約しながら、常に清潔な環境を確保するには、ロボット掃除機とプロのハウスクリーニングの併用が最適ですよ。

水拭きロボット掃除機に関するよくある質問

Q
水拭きタイプは畳やカーペットに使える?
A

畳やカーペットのような水分がNGの床材には、使用しない方がよいといえます。水拭きロボット掃除機は、基本的にはフローリングやタイル、クッションフロアなどの硬い床材に適しています。畳やカーペットに使用すると、吸水や摩擦によって素材を傷めたり、変色やカビの原因になったりする可能性があるため注意が必要です。畳は水分を吸収しやすいため、長時間の湿気で畳の表面や芯材にダメージを与えることがあります。また、カーペットは毛足の間に水が浸透しやすく、乾きにくいため不衛生になりやすいです。もしこれらの床材で水拭きをしたい場合は、事前に保護マットを敷いたり、手動のモップで拭いたりするなど、ロボット以外の方法を検討するのが安全です。傷がつかないよう、やさしく掃除しましょう。

Q
水拭きするのに洗剤は必要?
A

多くの水拭きロボット掃除機は、基本的には水のみで使用することが可能です。水を含ませたモップが床表面の汚れや皮脂を拭き取るため、日常的な軽い汚れであれば洗剤を使わなくても十分に清潔さを保てます。ただし、キッチンの油汚れや飲みこぼしや食べこぼしの跡、ペットのよだれや足跡などの頑固な汚れがある場合は、専用の床用洗剤や希釈タイプの液体を併用できるモデルもあります。洗剤を使用する場合は、メーカーの推奨方法を確認して、モップや本体、床材を傷めないよう注意することが重要です。洗剤を使いすぎると床面に残留し、滑りやすくなったりロボット本体に悪影響を与えたりする場合があるため、必要最低限の使用に留めましょう。

Q
そもそも水拭き機能は必要?
A

水拭き機能の必要性は、家庭の生活スタイルや床の汚れやすさによって変わります。吸引掃除だけでは取り除けない皮脂汚れや足跡、飲みこぼしの跡などをきれいに拭き取れるため、フローリングの光沢や衛生面を維持したい場合は非常に有効です。特に、赤ちゃんやペットがいる家庭では、床に直接触れる機会が多いため、水拭きで表面の細かい汚れやホコリを除去すると健康面でも安心といえます。一方で、吸引掃除だけで十分に清潔な状態を保てる家庭や、床の汚れが比較的少ない家庭では水拭き機能は必須ではありません。重要なのは、日常の掃除では落ちにくい汚れの有無や、家族の要望に応じて機能を選ぶことです。

入念に掃除したい場合は水拭きロボット掃除機がおすすめ

日常的な掃除では、吸引だけでは取り除けない床の皮脂汚れや細かなホコリ、足跡や飲みこぼしの跡などが残ることがあります。水拭きロボット掃除機を活用すれば、幅広い汚れを自動で拭き上げて、床の表面をより清潔に保てます

特に、フローリングやタイルなどの硬い床材では、定期的な水拭きによって光沢を維持して、衛生的な環境を簡単に保てるのが大きなメリットです。赤ちゃんやペットがいる家庭では床に直接触れる機会が多いため、日々の衛生管理にも役立ちます。

さらに、より徹底的に室内をきれいにしたい場合は、プロによるハウスクリーニングを併用することもおすすめです。プロによる清掃で、手が届きにくい隙間や水回りの頑固な汚れもリセットでき、ロボット掃除機での普段の掃除効果を最大限に高められます。

水拭きロボット掃除機とハウスクリーニングを組み合わせることで、快適で衛生的な生活空間を効率的に維持できるようになりますよ。

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