網戸の張り替えは自分で簡単にできる?やり方やコツ、失敗した際の対処法

網戸は経年劣化するため定期的に張り替えが必要ですが、「費用をかけたくない」「自分で張り替えたい」と考える方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、網戸は自分で張り替えることが可能です。たとえ失敗しても、何度でもやり直しができるためまずは挑戦してみたい方にもおすすめといえます。

本記事では、網戸を自分で張り替える方法や必要なアイテム、万が一失敗した際の対処法などを詳しく解説します。

張り替えネットの選び方も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

もし何度も失敗してしまう場合は、業者への依頼も検討してみてくださいね。
この記事でわかること
  • ・網戸の張り替えは、コツを掴めば自分で簡単に行うことが可能

  • ・張り替えネットや網押さえゴム、押さえローラーや仮止めクリップなどのアイテムを自分で揃えることが大切

  • ・張り替えネットを選ぶ際は、「網目の数・色・ネットの素材」の3つの観点から希望に合うものを選択することが必要

  • ・自分で張り替えた網戸は、5年から10年程度は使えるのが一般的

  • ・張り替えに失敗しても何度でもやり直せるが、なかなかうまくいかない場合は専門業者への依頼がおすすめ


【記事作成】おうちにプロ 編集部
ハウスクリーニングのプロが監修したお掃除や家事の時短アイディアや役立つアイテムをご紹介。毎日の暮らしをちょっと楽しく・ちょっと豊かにする情報を発信中!

網戸の張り替えは自分でできる?

網戸の張り替えは一見難しそうに感じられますが、実際には自分で作業することが可能です。

張り替えに必要なアイテムは、ホームセンターやネットショップで手に入るローラーやカッター、網押さえ用のゴムなどで、すべてを揃えても比較的安価に収まります。

張り替えにかかる材料費も安価で済むため、専門業者に依頼するよりも大幅にコストを抑えられる点が大きな魅力です。


特別な専門知識や技術は不要で、自分で行えば作業時間を自由に調整できるため、休日や隙間時間に作業できる点も利点といえます。

万が一張り替えに失敗しても、新しい張り替えネットを用意すれば何度でもやり直しが可能な点も、DIYならではの安心感といえるでしょう。

しかし、張り替えの際にサイズ調整やネットの張り具合がうまくいかないと、たるみが生じたり隙間から虫が入ったりするおそれがあります。

また、高層階や大きな窓枠に設置された網戸は作業が難しい場合もあるため、不安があるときは専門業者へ依頼するのが安心です。

自分で挑戦する場合は、作業の流れを事前に確認して、正しい手順で行うことが失敗を防ぐコツですよ。

網戸の張り替えに必要なアイテム

網戸を自分で張り替える際は、次のようなアイテムを用意しましょう。

アイテム名 内容
張り替えネット 網戸用の新しいネットで、メッシュ数や色から希望に合ったものを選ぶ
網押さえゴム ネットを枠に固定するためのアイテム

押さえローラー

網押さえゴムを溝に押し込むときに使用するローラー

仮止めクリップ

ネットを枠に仮固定するアイテム

マイナスドライバー

古い網戸の網押さえゴムを取り外す際に使用するアイテム

ブラシ

溝のホコリを掃除するためのアイテム

カッター

余ったネットをカットするためのアイテム

ハサミ

ネットの糸のほつれを整えるためのアイテム

まず欠かせないのが、張り替え用のネットです。網の種類には20・24・26・30メッシュなどがあり、数字が大きいほど目が細かく、蚊や小さな虫の侵入を防ぐ効果が高まります

続いて必要になるのが網押さえゴムで、古いゴムが傷んでいなければ再利用できますが、劣化している場合は新しく購入した方が安心です。


サイズを間違えると固定できないため、これまで使っていたものを持参して購入すると失敗を防げます。

仮止めクリップは洗濯バサミでも代用可能で、ネットを枠に仮固定しておけるため位置がずれにくく、初心者でも作業しやすくなる点がメリットです。

次に押さえローラーも必須といえる道具で、ゴムを溝にしっかり押し込む際に使用し、力を均等にかけられるため仕上がりがきれいになります。

ほかにも、最後の仕上げの際に余分なネットを切る専用のカッターや、糸のほつれを整えるためのハサミがあると便利です。

これらのアイテムを揃えておけば、初めての人でも安心して網戸の張り替えに取り組めますよ。

網戸のサイズの測り方

網戸を張り替える際には、まずは正確にサイズを把握しておくことが欠かせません。

必要な寸法を測らずにネットを購入してしまうと、幅が足りなかったり無駄に大きすぎたりして、作業がスムーズに進まないことがあります。

基本的には「高さ」と「幅」をしっかりと測定して、数値を基準に材料を準備することが大切です。


張り替えネットは仕上げの際に余分な部分をカットするため、実際の枠の大きさよりもひと回り大きいサイズを用意するとよいでしょう。

高さは網戸用レールの上の端から下の端までの長さを測り、幅は戸1枚分を測ります

複数の網戸を一度に張り替える場合は、必要なネットの面積を合計してから購入するのが効率的です。

網戸本体を丸ごと交換する場合には、取り付けるサッシの寸法を正確に測りましょう。

少しの手間を惜しまず、丁寧に計測しておくことが失敗の予防につながりますよ。

張り替えネットの選び方は?

網戸を初めて張り替える際に迷いがちなのが、張り替えネットの選び方です。

次の3つの項目を確認しておけば、自宅に合った網戸を選べるようになるでしょう。

張り替えネットの選び方

・網目の数で選ぶ
・色で選ぶ
・ネットの素材で選ぶ

網目の数で選ぶ

メッシュとは1インチ(2.54センチ)あたりに並ぶ網目の本数を表しており、数字が大きいほど細かい網目になります。

一般的な家庭でよく使われるのは18メッシュや20メッシュで、風通しがよく価格も手頃なため広く普及している点が特徴です。

しかし、網目が大きいとコバエや小さな蚊などが入り込みやすく、防虫性を重視する家庭では十分ではないこともあります


そこでバランスがよいとされているのが24メッシュで、細かさと通気性の両立が可能で多くの家庭で扱いやすいタイプといえます。

さらに強力に虫対策を行いたい場合は、30メッシュや40メッシュといった細かいタイプもありますが、風通しが悪くなったり価格がやや高くなったりする点に注意が必要です。

目が細かいネットはホコリが溜まりやすく掃除の頻度も増えるため、ライフスタイルに合うかを検討しましょう。

最近では、防虫剤を織り込んだ特殊加工のネットも登場しており、特に虫をしっかりと防ぎたい方におすすめです。

自宅の環境や季節ごとの虫の多さを踏まえてメッシュ数を選ぶことで、より快適に暮らせるようになりますよ。

色で選ぶ

網戸のネットを何色にするかによっても、住まいの快適さや見え方が変わります。

網戸には、主に次の3つの色があります。

色の種類 特徴

グレー

光を反射しやすく、外からも中からも視線を遮る
ブラック 光を反射しづらく、室内から外が見えやすいが外からも室内が見えやすい
銀黒マジック 光が乱反射して、室内から外が見えやすく外からは室内が見えづらい

最も一般的に使われているのはグレーのネットで、光を反射しやすく外からも中からも視線を遮る作用があります。

適度に目隠し効果があるため、プライバシーが気になる場合に使いやすいでしょう。


グレーはホコリや汚れが目立ちにくい点もメリットといえます。

一方でブラックのネットは光を反射しにくいため、網戸越しでも外の景色が鮮明に見えます。

眺望を重視したい方や庭の様子をはっきり確認したい場合に適していますが、外からも室内が見えやすくなるため、道路に面した窓などでは注意が必要です。

さらに「銀黒マジック」と呼ばれる外側が銀、内側が黒い特殊なタイプもあり、屋外からは反射によって室内が見えにくくなる一方で、内側からは視界がクリアに保たれます

価格は一般的なグレーやブラックよりやや高めですが、プライバシーと眺望の両立を重視する方に最適です。

設置する部屋の用途や窓の位置、周囲の環境に合わせて色を選んでみてくださいね。

ネットの素材で選ぶ

網戸のネットは、素材によって性能や耐久性が異なります。

主に次の4つの素材があるため、予算や希望に合わせて選びましょう。

素材 特徴
ポリプロピレン 軽量で柔らかく扱いやすい
ポリエステル ポリプロピレンよりも糸が太く丈夫
グラスファイバー 耐久性と耐熱性を兼ね備えている
ステンレス サビにくく強度が非常に高い

最も広く使われているのはポリプロピレン製で、軽量かつ安価で柔らかいため、DIYでの張り替えの際も扱いやすいのが特徴です。

カッターで簡単に切れるため初心者にも向いていますが、耐久性はそこまで高くないため定期的な交換が必要です。


より強度を求めるならポリエステル製が適しています。ポリプロピレンよりも糸が太く丈夫で、ペットがひっかいても破れにくいのがメリットです。

さらに、耐久性と耐熱性を兼ね備えたグラスファイバー製も人気が高く、タバコの火が触れても穴が開きにくいため、キッチンや強い日差しが当たる場所での使用に適しています。

価格はやや高めですが長持ちするため、結果的にコストパフォーマンスに優れた選択肢といえるでしょう。

また、防犯性を意識する場合にはステンレス製ネットがおすすめで、サビにくく強度も非常に高いため、外部からの侵入対策にも有効です。

素材によって価格差や用途が大きく変わるので、重視するポイントが「価格」「耐久性」「防犯性」「ペット対策」のどこにあるのかを整理してから選ぶのがおすすめですよ。

【自分で】網戸を張り替える方法

自分で網戸を張り替える際は、次の4ステップで作業を行いましょう。

自分で網戸を張り替える4ステップ

①古い網戸を取り外す
②張り替えネットを仮止めする
③網押さえゴムを枠に押し込んでいく
④ネットの余分な部分を調整する

①古い網戸を取り外す

まず、古い網戸のネットと押さえゴムを取り外しましょう。網戸はネットを枠にはめ込み、その上から専用のゴムで固定してあるだけの構造なため、簡単に解体できます。

まずは網押さえゴムのつなぎ目を探し、マイナスドライバーを差し込んで少し浮かせて、手で引っ張るとスルスルと外せます

ゴムに汚れやホコリがついている場合は、軍手をはめて作業すると衛生的で安全です。


ゴムを取り外したらネットは簡単に枠から外れるため、古いネットはそのまま処分しましょう。

また、溝の部分には砂やホコリなどが溜まりやすいため、古い歯ブラシや雑巾でしっかりと汚れを落とし、必要に応じて水拭きや天日干しで乾燥させましょう。

汚れが残ったまま新しいネットを取り付けると、ゴムがきちんとはまらなかったり耐久性が落ちたりする原因になります。

丁寧に下準備をしておくことで、このあとの張り替え工程を失敗なく進められますよ。

②張り替えネットを仮止めする

古いネットを取り外したら、新しい張り替えネットを仮止めします。まず、網戸の枠よりも上下左右に10cmほど余裕を持たせたサイズにネットを切り出すことがポイントです。

余裕がないと、あとでゴムを押し込む際にネットが足りなくなったり、ネットが突っ張って破れてしまったりすることがあります

切り出したネットを枠に重ねたら、四辺を仮止めクリップや洗濯バサミで固定してください。


特に一人で作業する場合は、クリップを使うことでネットがずれるのを防げるため大変便利です。

仮止めをする際には、ネットの目が枠に対してまっすぐになっているかを必ず確認しましょう。

斜めのまま網押さえゴムを入れてしまうと、仕上がりが歪んでしまい見た目が悪くなります。

枠に軽く広げて固定した段階で、ゆるみがないか、ピンと張りすぎていないかを調整することも大切です。

特に直射日光にさらされる窓では、夏場に張りすぎると冬場の収縮で網が外れてしまうこともあるため気をつけてくださいね。

③網押さえゴムを枠に押し込んでいく

ネットを仮止めしたら、次は網押さえゴムを枠の溝に押し込んで固定していきます。

固定する工程は網戸張り替えの要ともいえる部分で、仕上がりの美しさを大きく左右します

作業を始めるときは、まず短辺の中央からゴムを溝に押し込みましょう。いきなり角から始めると調整がしにくく、最後に長さが合わなくなることがあるためです。


ゴムは押さえローラーを使って転がすように押し込むと力が均等にかかりやすく、隙間なく固定できます。

作業のコツは、片手でネットを軽く外側へ引っ張りながらゴムを押し込むことです。たるみやシワができにくく、見栄えの良い仕上がりになります。

ただし、引っ張りすぎると破れや歪みの原因になるため注意が必要です。

順番としては「短辺→長辺→短辺→長辺」と進めると、網目のゆがみを防げます

右利きの方は時計回り、左利きの方は反時計回りに作業すると手の動きもスムーズです。

角の部分は入りにくいので、ローラーの先端をしっかりと押し当てながら確実に固定してくださいね。

④ネットの余分な部分を調整する

最後に、余分なネットとゴムを整えましょう。まず、1周分の押さえゴムを押し込んだら、端が少し重なる程度に残してカットします。

切り口が緩んでいる場合は、軽く押し込んでズレを防ぎましょう

次に、枠からはみ出したネットをカッターで切り落とします。


カットする際は、押さえゴムの際に沿うように刃を滑らせると見た目がきれいに仕上がります。

ただし、慣れていない場合は刃を枠に当てすぎるとゴムを傷つけたり、誤ってネットを切りすぎてしまったりすることがあるため慎重に作業してください。

カッターを使うのが不安な場合は、まずハサミで大まかに切り落として、そのあとにカッターで微調整する方法がおすすめです。

仕上げで残った細かなほつれは、指先で軽く引っ張りながら切るときれいになります。

最後に全体を確認して、しっかり固定されているかチェックしておくと安心です。

余分なネットが残らずたるみのない状態にできれば、見た目も美しく機能性も十分に発揮できますよ。

自分で張り替えた網戸はどれくらい持つ?

網戸の耐用年数は一律で決まっていないため、使用環境や素材によって大きく異なります。

特にネット部分は紫外線や風雨、排気ガスや砂ぼこりなどに常にさらされるため、劣化の進み方が場所ごとに変わる点に注意が必要です。

一般的に、ポリエステルやポリプロピレンといった樹脂素材のネットは軽く扱いやすい反面、紫外線や摩擦で少しずつ強度が落ちるため、5年から10年程度で張り替えを検討するのが一般的です。


一方で、グラスファイバー製のネットは樹脂素材に比べて丈夫で摩耗や熱にも強い特徴があり、適切に施工すれば10年以上使えることも珍しくなく、丈夫さを重視する家庭に向いています。

さらにステンレス製のネットは錆びにくく、害虫やペットのひっかきなどにも強いことから、15〜20年と長期間使用できる場合もあります

ただし、高耐久素材は材料費が高くなるため、耐用年数と費用のバランスを考慮して選ぶことが大切です。

また、網戸の寿命はフレーム部分も影響し、アルミ製の枠であれば長期間使用しやすいですが、木製は湿気や温度差の影響で反りや腐食が起こりやすく、定期的なメンテナンスが欠かせません。

破れやたるみ、フレームのがたつきなどの不具合を目安に、タイミングよく交換しましょう。

網戸を張り替えるべきサイン

「自分で網戸を張り替えたいけど、いつ行えばよいの?」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

網戸は、次のようなサインが現れ始めた際に交換するのがおすすめです。

網戸張り替えのサイン

・ネットに破れや穴がある
・ネットにたるみがある
・網戸をしていても虫が侵入する

ネットに破れや穴がある

網戸の張り替え時期が最もわかりやすいサインが、ネットに破れや穴が見つかったときです。

たとえ小さな破損であっても、蚊やハエなどの害虫が侵入するきっかけとなります

破れの原因はさまざまで、経年劣化による繊維の弱まりやペットの爪、子どものいたずらによる引っかきや家具の接触などが考えられます。


特に、紫外線を長期間浴び続けたネットは弾力性が低下して破れやすくなり、少しの衝撃でも穴が広がってしまう可能性がある点に注意が必要です。

小さな穴であれば市販の補修シートを使って応急処置が可能ですが、全体的に劣化が進んでいる場合は部分補修では追いつかないため、張り替えるのがよいでしょう。

放置して穴が大きくなれば、風圧や雨の影響でネット全体がさらに傷みやすくなるため、早めに張り替えてみてください。

ネットにたるみがある

本来、網戸はピンと張ったネットによって風通しを確保しつつ虫の侵入を防ぐ構造です。

しかし、長年の使用で固定用のゴムが劣化するとネットの張力が失われ、表面にシワやたるみが現れるようになります。

たるみが生じると見た目が悪くなるだけではなく、網戸とサッシの間に隙間が生じやすくなり、防虫効果が大幅に落ちてしまいます


また、風が当たるとネットがばたついて不快な音を発したり、ゴムが外れて大きな隙間が生じたりするおそれもあるでしょう。

ペットや小さな子どもがいる家庭では、少したるんだ網戸に手をかけると簡単に破れてしまうリスクも高まります。

ネットのたるみを感じたら、劣化したゴムとネットを同時に交換するのがおすすめです。

網戸をしていても虫が侵入する

網戸を閉めているのに虫が部屋に入ってくる場合は、網戸そのものに問題が発生している可能性があります。

主な原因としては、網目のサイズが粗いため小さな虫を通してしまうケースや、網戸枠やサッシに歪みが生じて隙間ができているケース、ネットに小さな穴が空いているケースなどがあげられます。

特に夏場はコバエや小さな蚊が増えるため、20メッシュ程度の一般的な網戸では十分に防げないこともあるでしょう。


コバエや蚊が侵入する場合は、24メッシュや30メッシュといった細かい目のネットに張り替えると効果的です。

また、設置場所のレールが歪んでいたり、戸車が摩耗して網戸が正しく閉まっていなかったりすることもあり、網戸とサッシの間にわずかな隙間が生じて虫が侵入してしまいます。

虫の侵入が続く場合は、ネットの状態だけではなく枠やサッシのゆがみもあわせて点検して、必要に応じて補修や交換を行うと安心です。

網戸の張り替えに失敗したときの対処法は?

初めて自分で網戸の張り替えを行う場合は、どうしてもシワやたるみが生じたり、網押さえゴムが外れやすくなったりすることがあります。

しかし、失敗したからといって諦める必要はありません。張り替えネットは比較的安価で購入できるため、万が一失敗しても何度でもやり直すことが可能です。


作業中に網がずれたりゴムがうまくはまらなかった場合は、一度ネットを取り外して、クリップで仮止めしたあとに再度押さえゴムを溝に埋め込むことで、均一に張り直すことができます。

しかし、何度試しても思うようにネットを張れない場合や、網戸のサイズやネットの種類が合わない場合などは、無理に自分で作業を続けるよりも専門業者へ依頼した方が安心です。

業者であれば短時間で確実に張り替えを行い、見た目も美しく仕上がるため、時間と手間を大幅に節約できます

必要に応じてプロの力を借りることで、快適で長持ちする網戸を維持できますよ。

業者に網戸の張り替えを依頼する際の料金相場

業者に網戸の張り替えを依頼する場合は、自宅で作業を行ってもらう「出張作業」と、網戸を自分で店舗まで持ち込む「店舗持ち込み」の2種類があります。

それぞれ料金が異なるため、予算や希望に合わせて選びましょう。

出張作業の場合

出張作業で網戸の張り替えを依頼する場合、業者が自宅に訪問して作業を行うため、網戸を運搬する手間が必要なく便利です。

料金は1枚あたり3,000円~6,000円程度が相場で、枚数やサイズによって変動する場合があります。

主なサイズごとの料金相場は、次のとおりです。

網戸のサイズ 料金相場
小窓(60cm程度) 3,000〜4,500円程度
中窓(130cm程度) 4,000〜6,000円程度
大窓(180cm以上) 5,000〜10,000円程度

作業時間はおおむね30分~1時間程度で完了することが多く、複数枚依頼すると割引やおまとめ料金を設定している業者もあります。


出張費として500円~1,500円程度が別途かかることがあるため、事前に確認しておくと安心です。

出張作業では、作業中に網戸の枠や戸車の不具合が見つかった場合も、その場で相談や修理ができるのがメリットです。

また、作業後に網の張り具合やシワの確認をその場で行えるため、仕上がりのクオリティを直接確認できる点も安心材料となります。

自宅で作業を完了させたい方や、大きくて持ち運びが難しい網戸を張り替えたい方に適していますよ。

店舗に持ち込む場合

店舗に網戸を持ち込んで張り替えを依頼する場合、出張費がかからないため費用を抑えやすいのが特徴です。

料金は1枚あたり2,500円~5,000円程度が相場で、サイズや網の種類によって変動します。

店舗に持ち込む場合のサイズごとの料金相場は、次のとおりです。

網戸のサイズ 料金相場
小窓(60cm程度) 2,500~3,000円程度
中窓(130cm程度) 3,500~4,500円程度
大窓(180cm以上) 4,500〜8,000円程度

店舗内の作業スペースで張り替えを行うため効率的に作業が進み、短時間で対応してもらえる可能性があります。

小型や標準サイズの網戸であれば当日中に作業が完了する場合もありますが、大型の網戸であれば作業時間が長くなりやすい点に注意が必要です。


事前に網戸の枚数やサイズを業者に伝えておくと、見積もりや作業日程の確認がスムーズになります。

持ち込み作業は、出張費を抑えたい方や自宅で作業スペースを確保しづらい場合に向いていて、費用を安く抑えつつ確実に張り替えを行いたい方に適しています。

自分で網戸を張り替える際のよくある質問

Q
張り替えた網戸をきれいに保つ方法はある?
A

張り替えた網戸を長くきれいに保つためには、定期的なお手入れが不可欠です。まず、月に一度を目安にホコリや花粉などの汚れを取り除きましょう。柔らかいブラシや網戸用クリーナーを使うと、網目を傷めずに掃除できます。汚れが目立つ場合は、中性洗剤を水で薄めたものをスポンジにつけて、やさしくこすり洗いしてください。そのあとに水拭きで洗剤をしっかり落とすことが大切で、洗剤が残ると汚れやホコリが付きやすくなります。さらに、静電気対策として柔軟剤を薄めた水で雑巾を固く絞り、網戸全体を拭くとホコリの付着を抑えられます。また、撥水や結露防止効果のある窓用スプレーを使用すると、雨や結露による汚れの付着を防ぐことができ、掃除の手間も軽減されます。日常的に網戸を開閉する際も、網戸を強く押したり引いたりせず、スムーズに動かすことを心がけましょう。

Q
網戸を自分で張り替えるとどれくらい費用がかかる?
A

自分で網戸を張り替える場合、かかる費用は基本的に材料費のみで、1枚あたり約1,000円前後で済むのが一般的です。複数枚の網戸をまとめて張り替える場合でも、材料費だけで済むためコストパフォーマンスは非常に高いといえます。しかし、自分で作業する場合は網がたるんだりシワができたりしやすく、隙間が生じることがあります。仕上がりの精度や耐久性は業者の施工に劣るため、丁寧に作業してもあとから調整が必要になるケースも少なくありません。特に虫の侵入を防ぎたい場合や、窓が大きく特殊な形状の場合は、作業の難易度が上がることも考慮すべきです。しかし、慣れれば1枚あたり15〜20分程度で作業が完了するようになり、DIYならではの達成感も得られるでしょう。

Q
100均で網戸張り替えに必要なアイテムを揃えられる?
A

100均でも網戸張り替えに必要なアイテムをある程度揃えることは可能です。たとえば、網押さえ用のローラーや仮止めに使えるクリップ、マイナスドライバーやブラシなど、作業に必要な基本的なアイテムは手軽に入手できます。ただし、張り替え用のネットや網押さえゴムなどは100円では購入できない可能性がある点に注意しましょう。特に大型の窓用やメッシュの細かいタイプは、100円ショップの品揃えでは対応できないことが多く、ホームセンターや通販で別途購入しなければならないこともあります。費用を抑えつつDIYで網戸を張り替える場合、100均のアイテムを補助的に使うのが効率的といえます。

コツを掴んで自分で網戸を張り替えよう

網戸の張り替えは、手順とコツを押さえれば自分でも十分に行えます。

まずは古いネットとゴムを丁寧に取り外して、枠や溝の汚れをきれいに掃除することが大切です。

そのうえで、新しいネットを少し大きめに切ってクリップで仮止めしてから網押さえゴムを押し込むと、シワやたるみを防ぎやすくなります

自分で作業することで、業者に依頼する場合に比べて費用を抑えられるだけではなく、窓のサイズに合わせた調整も自由にできるのが魅力です。

どうしてもうまくいかない場合は、プロの業者への依頼も検討してみてくださいね。

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