やばい遺品整理業者の特徴!トラブルの事例や対処法を解説

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遺品整理は、基本的に親族である相続人が自分で行うケースが多いです。しかし、遠方に住んでいる場合や仕事や育児などが忙しく遺品整理の時間が確保できない場合は、専門の業者に依頼することもできます。

遺品整理業者に依頼すれば、遺品の仕分けから処分まで多くの作業を代行してもらえるため、基本的には1日程度で整理を終えられる点が大きな魅力です。

しかし、中には悪質な業者もあるため「やばい遺品整理業者に依頼するとどうなってしまうの?」「悪質な業者を見分けるポイントが知りたい」と考える方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、やばいといわれる遺品整理業者の特徴や実際のトラブル事例、悪質な業者を見分けるポイントを詳しく解説します。万が一被害に遭った際の対処法や依頼する際のポイントも紹介しているため、初めて業者への依頼を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

悪質な業者は一部のみで優良な業者が多いため、本記事で紹介するポイントを参考に業者選びを進めてみてくださいね。
この記事でわかること
  • ・やばい遺品整理業者は見積もり時の費用があまりにも安すぎたり強引に契約を迫ってきたりするなど、さまざまな特徴がある

  • ・悪質な業者に依頼すると、遺品の盗難や不法投棄、損壊などの被害を受ける可能性がある

  • ・悪質な業者を見分けるには、「一般廃棄物処理業」の許可や「遺品整理士」の資格があるか、料金体系は明瞭かなどを確認することが大切

  • ・トラブル防止のためにも、依頼前に必要な遺品と不用品を明確に分けておいたり、複数の業者に相見積もりを取ったりすることがおすすめ

  • ・万が一被害に遭った場合は、証拠を残して国民生活センターや消費者センター、警察署に相談する
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【記事作成】おうちにプロ 編集部
ハウスクリーニングのプロが監修したお掃除や家事の時短アイディアや役立つアイテムをご紹介。毎日の暮らしをちょっと楽しく・ちょっと豊かにする情報を発信中!

遺品整理業者はやばい?近年の業界の動向

近年では、高齢化社会が進んだ影響もあり相続の発生件数が増加傾向にあります。これまで、遺品整理は相続人が自分で行うことが一般的でした。

しかし、実家から離れた場所に住んでいる場合や仕事などが忙しく遺品整理のための時間が確保できないケースも増えており、遺品整理業者に整理を依頼する方も増加しています。


日本で初めて遺品整理業者が誕生したのが20年ほど前とされており、業界の歴史としてはまだ浅いといえます。

遺品整理の代行は便利なサービスですが、歴史が浅いこともあり専門の「業法」が存在せず、儲けだけを目的とした悪質な業者が増えている点に注意が必要です。たとえば、不動産業であれば宅地建物取引業法、金融機関であれば銀行法などの業法が存在しますが、遺品整理業界では業法がないため厳しい取り締まりがなく、さまざまなトラブルが発生しています。

特に遺品整理は故人が亡くなり気持ちが落ち込んでいる時期に行うため、精神状態によっては正常な判断ができず悪質な業者の被害に遭う方も多いようです。

時間に余裕があれば気持ちにも余裕が生まれますが、故人の死後は死亡届の提出や相続税の申告など期限が定められた手続きもあり、焦る中で深く考えず業者を選んでしまうとトラブルに発展するケースもありますよ。
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やばい遺品整理業者の特徴

現在ではさまざまな遺品整理業者があるため、悪質な業者を見極めるのは難しいと思う方も多いでしょう。しかし、やばいといわれる遺品整理業者にはいくつかの特徴があります。

主に以下のような特徴がある業者には、依頼を控えた方がよいでしょう。

・遺品整理の費用が相場よりも安すぎる
・強引に契約を迫ってくる
・公開されている情報があまりにも少ない
・見積もりや問い合わせ時の対応が悪い
・過去に行政の指導や処分を受けたことがある
・口コミや評価があまりにも低い
・遺品整理の実績が少ない

遺品整理の費用が相場よりも安すぎる

遺品整理にかかる費用に具体的な定めはありませんが、ある程度の相場は存在します。この費用相場に比べてあまりにも依頼費用が安く設定されている業者は、悪質な業者である可能性が否定できないといえます。

遺品整理の依頼費用は、一軒家とマンション・アパートで概ね次のように異なります。

【一軒家の場合】

間取り 費用相場
1LDK 7万円〜25万円程度
2LDK 10万円〜40万円程度
3LDK 15万円〜60万円程度
4LDK 20万円〜70万円程度
5LDK以上 27万円〜80万円程度

【マンション・アパートの場合】

間取り 費用相場
1R・1K 3万円〜8万円程度
1D・1DK 5万円〜12万円程度
1LDK〜2DK 9万円〜25万円程度
2LDK〜3DK 12万円〜40万円程度
3LDK〜4DK 15万円〜50万円程度
4LDK以上 20万円〜60万円程度

基本的には一軒家の方が間取りや敷地面積が広いため、費用も高くなりがちです。たとえば3LDKの一軒家でありながら、10万円以下の安い見積もり金額を提示された場合は、相場に比べてあまりにも安いため注意した方がよいでしょう。


ただし、遺品の量が少ない場合やある程度自分で遺品整理を済ませている場合は、見積もり金額が安くなることもあります。遺品の量が多く部屋も広い状態で安い金額を提示されたときは、悪質な業者である可能性が否定できないでしょう。

悪質な業者の場合は初めに安い金額を提示しておきながら、作業終了時には高額な追加費用を請求されることがあります。また、サービスの品質が低い場合もあるため、相場に比べて安すぎる業者は避けた方が無難です。

現地に赴いて実地調査を行ったうえで適正価格を提示してもらえる業者は、安心して依頼できる可能性が高いですよ。
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強引に契約を迫ってくる

悪質な遺品整理業者は、見積もり時に強引な契約を迫ってくる場合があります。特に「今すぐ契約しないと依頼を引き受けられない」「今すぐの契約で◯万円OFFにできる」などと強引なやり口で迫ってくる業者は、契約しない方がよいでしょう。


何の理由もなく契約を迫る業者にも注意が必要です。

このような業者に依頼してしまうと、あとから高額な費用を請求されるほか遺品の仕分けや処分を乱雑に行われてしまう可能性があります。特に悪質な業者は遺品を不法投棄することもあり、処分品から持ち主の氏名や住所などが判明すると業者だけではなく依頼者まで罰則を受けるケースが存在します。

大切な遺品を乱雑に扱われると傷がつく場合もあるので、遺品や故人との思い出を守るためにも強引な契約を迫る業者は避けましょう。

公開されている情報があまりにも少ない

多くの遺品整理業者は、自社のホームページを持っています。しかし、ホームページがありながら具体的な費用の説明がなかったり、サービス内容が不明瞭だったりする場合は注意しましょう。


なかには事務所の所在地やこれまでの実績なども一切掲載されていないケースもあります。

このような業者は、何かトラブルがあればホームページを削除して逃げる可能性があり、被害に遭っても解決できない場合もあるでしょう。泣き寝入りを避けるためにも、公開されている情報があまりにも少ない業者は避けてください。

また、処分品を処分するための資格や各種届出などの情報が掲載されていない業者は無許可で営業している可能性があり、トラブルに巻き込まれるかもしれません。

業者の情報があまりにも少ない場合は、すぐに候補から外して別の業者を探しましょう。

見積もりや問い合わせ時の対応が悪い

見積もりや問い合わせ時の対応が悪い場合は、サービスの品質自体も悪い可能性が高いです。遺品を乱雑に扱われて品物や室内に傷がついたり、壊されたりするおそれがあるでしょう。

遺族の気持ちに寄り添った対応ができず、依頼したことを後悔するケースもあります。ほかにも、問い合わせへの回答がスタッフによってまったく異なる場合も信用ができないため避けた方がよいでしょう。

遺品整理の際は気持ちが落ち込んでいることが多いので、親身になって対応してもらえるところを選ぶのがおすすめですよ。
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過去に行政の指導や処分を受けたことがある

悪質な業者は過去にトラブルを起こし、すでに行政の指導や処分を受けている可能性があります。たとえば、詐欺や処分品の不法投棄、無許可での営業などを行えば行政の指導や処分を受けます。

このような悪質な業者に対する行政処分の履歴は、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」や消費者庁のホームページなどで公開されているため、気になる場合は業者名で検索してみるとよいでしょう。

うまく見つけられない場合は、「◯◯(業者名) 行政処分」などのキーワードで検索すると情報がヒットする可能性もありますよ。

口コミや評価があまりにも低い

Googleマップや各種口コミサイト、SNSなどでは、実際に業者を利用した人の口コミが掲載されていることがあります。依頼前には、必ず依頼を検討している業者の口コミを確認しましょう。


口コミや評価があまりにも低い場合は、同じように質の低いサービスを受ける可能性が高いです。

「高額な追加費用を請求された」「遺品を壊された」「スタッフの態度が悪い」などの口コミがあれば、依頼は控えた方がよいでしょう。ただし、なかにはサクラを使って良い口コミだけを掲載する業者もあるため、複数のサイトで口コミを確認してから総合的に判断してみてください。

遺品整理の実績が少ない

業者のホームページを確認して、遺品整理の実績が掲載されていない場合や極端に少ない場合は、依頼を避けた方がよい場合があります。実績が少なければ経験も少ないために、満足できるサービスが受けられないこともあるでしょう。

ただし、実績が少ない業者は必ず悪質であるとは限りません。適正価格でスタッフの対応もよく信頼できそうな場合は、口コミなどを確認してから慎重に検討してみるとよいでしょう。

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やばい遺品整理業者とのトラブル事例

悪質な業者に依頼することで、次のようなさまざまなトラブルに巻き込まれる可能性があります。

・費用があとから追加されて高額になる
・遺品の盗難に遭う
・遺品を不法投棄される
・乱雑に作業されて室内が傷つく

費用があとから追加されて高額になる

悪質な業者は、作業終了後に追加費用を請求して結果的に高額になることがあります。特に、見積もり時は極端に低い金額を提示する業者の場合は、あとから追加費用を請求される可能性が高いです。


「作業に手間がかかった」「想定よりも作業に時間がかかった」などのさまざまな理由を持ち出して、高額な費用を請求されます。

高額な追加請求は悪質業者の常套手段で、実際に被害を受けている方も多いです。

遺品の盗難に遭う

貴重品や骨とう品、絵画などの高価な遺品がある場合は、盗難被害に遭う可能性があります。依頼者の隙を見て現金などを盗む場合もあるため、悪質な業者に依頼してしまった場合は注意が必要です。

遺品整理業者は自宅内に入って作業するため、信頼できる業者を選ぶ必要があります。

特に相続人が遠方に住んでいたり遺品整理の時間の確保が難しかったりする場合は、作業の立ち合いができないこともあるでしょう。悪質な業者による盗難は立ち合いができない場合に起こるケースが多いため、特に注意しなければなりません。
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遺品を不法投棄される

遺品の不法投棄もよくある被害の一つです。通常、処分品は自治体のルールを守って処分する必要がありますが、悪質な業者は正しい手続きを踏まずに周辺の空き地や山奥などにゴミを不法投棄することがあるのです。


万が一処分品から持ち主が判明すると、業者とともに依頼者も罰則を受ける可能性があります。

自治体や近隣住民とのトラブルに発展することもあるため、適切に処分してもらえる業者を選ぶことが大切です。

乱雑に作業されて室内が傷つく

悪質な遺品整理業者はサービスの質が悪く、乱雑に作業する傾向があります。乱雑な作業によって遺品や室内に傷がついたり、壊されてしまったりすることもあるでしょう。

優良業者であれば故人を偲ぶ気持ちを持って丁寧に作業しますが、悪質な業者は遺品を適当に扱うことが多いです。

故人との大切な思い出が詰まった遺品を傷つけられたり、誤って重要な書類を処分されたりしてさまざまなトラブルに発展するケースもあるので注意しましょう。
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これを捨てられたらやばい!遺品整理業者に紛失・盗難されると危険なもの

悪質な業者は、乱雑な作業によって遺品を紛失したり誤って破棄してしまうことがあります。場合によっては盗難されてしまうこともあり、重要なものを紛失・盗難されると取り返しのつかない事態に発展します。

そのため、次のようなものは業者に任せず自分で整理するようにしましょう。

・遺言書
・身分証明書
・行政関連の書類
・預金通常や証券
・レンタル・リース品
・デジタル遺品

遺言書

遺言書は、法的拘束力があるものです。故人によって遺産の扱いや相続について記載されているため、必ず保管しておかなければなりません。

万が一遺言書を捨ててしまうと、文書偽造罪や私用文書毀棄罪などに問われる可能性があります。

また、万が一自分に不利な遺言書だからといって処分すると、私文書偽造罪や私用文書毀棄罪などに問われるほか相続人の資格を失うため、遺言書は大切に保存しておきましょう。

身分証明書

故人の身分証明書を捨ててしまうと、本人確認が行えなくなります。公共サービスやクレジットカード、そのほかの各種サービスなどの解約手続きが行えなくなる可能性もあるため、身分証明書は必ず手元に保管しておきましょう。

身分証明書は基本的に再発行できないので、故人が利用していた各種サービスの解約のハードルが高くなります。解約できない間は料金も発生するため注意が必要ですよ。

行政関連の書類

年金手帳や保険証などの行政関連の書類も、必ず保管しておきましょう。たとえば、故人が年金受給者であれば受給の停止手続きを行わなければならないほか、保険証は必ず返還しなければなりません。

行政関連の書類を捨ててしまうとスムーズに手続きができず、あとからトラブルに発展する可能性があります。

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預金通帳や証券

預金通帳や証券は、故人の遺品の一つです。万が一処分してしまうと、適切に遺産を相続できないことがあります。


相続税の申告を行う際は、すべての遺産を把握して内容を提出することが求められます。

預金通帳や証券を処分して内容がわからなくなれば相続手続きができなくなり、遺産相続ができず親族間のトラブルに発展することもあるでしょう。捨ててしまわないように気をつけるほか、悪質な業者によって盗難されないように注意が必要です。

レンタル・リース品

故人のレンタル・リース品は必ず返却しなければなりません。故人が亡くなったからといって、所有権が譲渡されるわけではないため注意しましょう。

遺品整理業者に捨てられてしまうと返却が行えません。必ず手元に保管しておき、相続人が自ら返却を行いましょう。

デジタル遺品

デジタル遺品とは、パソコンやスマートフォンなどの中にあるデータを指します。近年ではデジタルサービスが普及しており、高齢者の方もパソコンやスマートフォンなどを使用するため、中身を確認せず端末自体を処分してしまわないようにしましょう。


デジタル遺品には、写真のほかにネット証券や暗号資産などの情報も含まれます。

これらの金融資産の情報も、相続税の申告の際に必要です。故人が亡くなった際に適切に相続できるように、生前からアカウントを共有したりパスワードなどを知らせてもらったりするようにしましょう。

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やばい遺品整理業者を見分けるためのポイント

やばい遺品整理業者を見分けて、優良な業者に依頼するためのポイントは主に次のとおりです。

・「遺品整理士」の資格を有しているか
・「一般廃棄物処理業」の許可を得ているか
・料金体系は明瞭であるか
・事前に打ち合わせを十分に行ってもらえるか
・口コミや評判がよいか

「遺品整理士」の資格を有しているか

遺品整理は、基本的に無資格でも行えます。しかし、遺品整理士の資格がある業者は遺品整理に関する必要な知識を有しており、安心して依頼できるといえます。


遺品整理士は、一般社団法人の遺品整理士認定協会が認定する資格です。2024年6月時点で遺品整理士は60,000名を突破しています。

遺品整理士の資格を有した作業員が在籍しているかどうかは、業者のホームページやパンフレット、SNSなどから確認できます。遺品整理士がいれば、たとえ相続人の気持ちが落ち込んでいて作業できない場合でも寄り添った対応を行ってもらえるでしょう。

参考:一般社団法人遺品整理士認定協会

「一般廃棄物処理業」の許可を得ているか

遺品の中から不用品を運搬して処分するには、「一般廃棄物処理業」の許可が必要です。そのため、遺品整理業者は一般廃棄物処理業の許可を得ている業者か、許可業者と連携して業務を行っているところを選びましょう。


一般廃棄物処理業を行うには、自治体の認可を受ける必要があります。

一般廃棄物処理業の許可は公的な役割があるため、信頼できる業者にのみ許可が与えられます。悪質な業者には許可が与えられないため、やばい業者と優良な業者を見分けるためのポイントと判断してもよいでしょう。

無許可の業者は処分品を不法投棄することがあるので、必ず一般廃棄物処理業の許可があるかを確認してみてくださいね。
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料金体系は明瞭であるか

依頼前には必ず見積もりを依頼して、料金体系は明瞭であるかを確認しましょう。明確な費用を提示してもらえる業者であれば、あとから追加費用を請求される心配がなく、安心して遺品整理を任せられます。

依頼する際には、料金体系の明瞭さだけではなく契約書の内容も十分に確認する必要があります。特に次のような項目はチェックしておきましょう。

  • サービス内容と金額
  • 作業実施日
  • 作業完了予定日
  • 解約規定と解約可能日
  • 解約料の有無
  • 追加費用がかかる際の規定と金額
  • 破損・損壊などが生じた際の賠償の内容
  • 免責事項
  • 個人情報の保護規定 など

特に金額に関する部分や、万が一の賠償の際の扱いについては必ず確認しておきましょう。契約書をしっかり確認することで、さまざまなトラブルを防止できます。

事前に打ち合わせを十分に行ってもらえるか

遺品整理を依頼する際は、どのように作業を進めていくか、遺品をどのように仕分けるかなどの具体的な打ち合わせが必要です。優良な業者であれば入念な打ち合わせを行ってもらえますが、悪質な業者は適当に作業を進める可能性があるため、打ち合わせを十分に行ってもらえるところを選びましょう。

十分な打ち合わせがなければ、誤って大切な遺品や重要な書類を処分されたり、無理な作業によって遺品や室内に傷がついたりするおそれがあります。

見積もり時に、事前に打ち合わせはできるかどうか確認するとよいでしょう。

口コミや評判がよいか

Googleマップや各種SNSなどには、業者を実際に利用した人の口コミが掲載されています。実際に依頼した際の内容に基づき投稿されているため、利用者による口コミや評判は信ぴょう性が高いといえるでしょう。

ネット上にはサクラの口コミが多数存在しますが、作業中の様子や現場の写真などが添えられた口コミは特に信頼できるといえます。

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悪質な遺品整理業者の被害に遭った際の対処法

悪質な業者は見分けることが難しく、なかにはすでに依頼してしまい被害に遭った方もいるでしょう。万が一悪質な業者の被害に遭った場合は、落ち着いて対処することが大切です。

落ち着いたうえで、次のような対処を行ってみてください。

・作業前であればキャンセルの意思を示す
・書面で証拠を確保しておく
・国民生活センターに相談する
・警察署に相談する

作業前であればキャンセルの意思を示す

作業の開始前に悪質な業者であることが判明した場合は、まずはキャンセルの意思をはっきりと示しましょう。


遺品整理業者との契約は、基本的にクーリングオフを行うことが可能です。

しかし、業者によっては「違約金が発生する」「解約料がかかる」などと言って費用を請求してくることがあります。その際は、国民生活センターや弁護士に相談することを告げましょう。

悪質な業者は国民生活センターや弁護士などを相手にすると勝てないことがわかっているため、問題なくキャンセルできるでしょう。

相手が悪質な業者とわかりきっている場合は、何を言われても諦めずキャンセルの意思を伝えることが大切ですよ。

書面で証拠を確保しておく

悪質な業者との間で特にトラブルになりやすいのが、費用に関することです。費用の面でトラブルになった場合は、請求書や領収書などを必ず保管しておきましょう。


書面で証拠を残しておくことで、契約内容と照らし合わせて違法ではないかを確認できるようになります。

また、業者とのやりとりをメールで行っている場合も証拠になる可能性があるため、削除せずに残しておきましょう。

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国民生活センターに相談する

国民生活センターは、消費者センターと連携してさまざまな被害に関する相談を受け付けています。遺品整理に関するトラブルも相談できるため、問題があれば気軽に相談してみてください。

国民生活センターに相談することで、問題を解決するためのさまざまなアドバイスがもらえます。消費者センターに直接相談したい場合は、「188」に電話をかけることで最寄りの消費者センターにつながります。

警察署に相談する

遺品を盗難されたり詐欺被害に遭ったりした場合は、警察署への相談がおすすめです。また、悪質な業者が自宅に居座っている場合や脅しのような態度をとる場合も、すぐに警察署へ相談しましょう。

ただし、警察は中立な立場であるため証拠がなければ動いてもらないことが多いです。書面で残したりボイスレコーダーを活用するなどして、被害に遭った証拠を残しておきましょう。
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遺品整理を業者に依頼する際のポイント

遺品整理を業者に依頼する際は、トラブル防止のために次のポイントを押さえておきましょう。

・必要な遺品と不用品を明確に分けておく
・複数の業者に相見積もりを取る
・サービス内容とキャンセル料を確認しておく

必要な遺品と不用品を明確に分けておく

身分証明書や預金通帳などは、必ず残しておかなければならない遺品です。これらの必要な遺品と不用品は、あらかじめ自分で分けておくと誤って処分されるなどのトラブルを防げます。


同じ室内で簡単に分けておくと見分けがつかないことがあるため、必要なものは別の場所に明確に分けておくことをおすすめします。

特に遺品整理の立ち合いが難しい場合は、必要なものは別の場所に移動させておきましょう。また、残しておく必要があるものは業者に必ず伝えておくことが大切です。

遺品整理中に思わぬ大切なものが出てくる可能性もあるので、事前に一度遺品を整理できるとベストです。

複数の業者に相見積もりを取る

遺品整理を依頼する際は、一つの業者だけではなく複数の業者に相見積もりを依頼しましょう。相見積もりを取ることで、サービス内容や費用を比較して優良な業者だけを選べるようになります。


費用を比較すると、故人の自宅があるエリア内での適正価格も把握できます。

相見積もりの結果をもとに、費用相場と比べて高すぎず低すぎない業者を選ぶと安全といえるでしょう。

サービス内容とキャンセル料を確認しておく

見積もり時に、サービス内容とキャンセル料はあらかじめ確認しておきましょう。サービスに含まれない作業をする場合は追加費用がかかるのか、いつまでにキャンセルするとキャンセル料がかかるのかを確認することが重要です。

費用に関するトラブルは非常に多いため、あらかじめ入念に確認を行うことでトラブルの発生を防げます。
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やばい遺品整理業者に関するよくある質問

Q

やばい遺品整理業者はどんな業者?

A

やばい遺品整理業者は強引な契約を迫ってくるなどの特徴があります。ほかにも、公開されている情報が少なかったりスタッフの対応が悪かったりする業者には注意が必要です。また、悪質な業者は過去に行政処分を受けている可能性も高く、すでに処分を受けている業者は避けた方がよいでしょう。利用者の口コミがあまりにも低い場合も注意しましょう。



Q

遺品整理業者を選ぶ際に気を付けるポイントは?

A

遺品整理業者を選ぶ際は、まず過去の実績や依頼費用、サービス内容を確認して遺品を適切に扱ってもらえるかをチェックしましょう。その後、「遺品整理士」の資格や「一般廃棄物処理業」の許可などを得ているかを確認します。さまざまなポイントを確認したうえで「やばい」と感じる業者は避けた方がよいでしょう。信頼・安心できる業者に依頼することが大切です。



Q

無資格の遺品整理業者はやばい?

A

遺品整理は、無資格でも行えます。たとえば遺品整理に関する資格に「遺品整理士」がありますが、この資格がなくても遺品整理に関する正しい知識や技術を備えた業者は存在します。しかし、遺品の処分まで行う場合は「一般廃棄物処理業」の許可があるかを必ず確認しましょう。許可がなければ不用品の運搬と処分が行えないはずのため、悪質な業者と判断できます。



Q

遺品整理業者の公式サイトがない場合はどうしたらいい?

A

公式サイトがない場合は、検索エンジンから業者名で検索を行い、サービス内容や費用、評判などを確認しましょう。口コミはGoogleマップからも確認が可能です。もし一切情報が出てこない業者は怪しいため、依頼は避けた方が無難です。

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【まとめ】やばい遺品整理業者には注意が必要

悪質な遺品整理業者は、見積もり時の費用があまりにも安すぎたり強引に契約を迫ってきたりするなど、さまざまな特徴があります。本記事で紹介した特徴やトラブル事例を参考に、やばい遺品整理業者を見分けてみてください。

万が一被害に遭った場合は、明確にキャンセルの意思を伝えて国民生活センターや消費者センター、警察署に相談するなどの対処が必要です。

自分で悪質な業者を見分けるのが難しい場合は、おうちにプロなどの代行サービス紹介サイトを活用してみてください。たとえばおうちにプロではエリアごとに遺品整理業者を紹介しており、利用者の口コミも掲載されているため信頼できる業者を選びやすいといえます。

悪質な業者につけこまれずに、冷静な判断を行って遺品整理を進めていきましょう。

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※本記事は、記事内で紹介している商品やサービス等について何らかの事項を保証するものではなく、いかなる組織や個人の意見を代表するものでもありません。記事内で紹介している商品やサービスについての詳細につきましては、当該商品やサービスの公式サイト等よりご確認いただきますようお願いいたします。
※記事内で紹介している商品の代金やサービスの代価等の額は一例であり、実際の金額とは異なる場合がございます。
※記事の内容は、記事の執筆ないし更新時点のものであり、現在の情報と異なる場合がございます。

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