自分で洗濯機クリーニングを行う方法!洗剤の違いや汚れにくくするコツも紹介

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洗濯物の臭いが気になったり、黒いワカメのようなカビがついたりすると、洗濯機の中がかなり汚れているといえます。洗濯しても汚れがとれず衛生的ではないばかりか、カビを室内に拡散してしまうことにもなりかねません。

洗濯機をきれいにしたいと思っても、「どうやって掃除したらいいの?」「洗剤は何を使えばいいの?」など、疑問を抱えている方も多いでしょう。

そこで今回は、自分でできる洗濯機のクリーニング方法や、掃除を楽にするためのコツについても紹介します。ご自宅の洗濯機をピカピカにするために、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること
  • ・洗濯槽クリーニングには、塩素系漂白剤か酸素系漂白剤のどちらかを使う
  • カビ取り効果が高いのは塩素系漂白剤です。刺激臭を感じたくない方や、取り扱いに不安のある方は酸素系漂白剤を使用するとよいでしょう。ドラム式洗濯機は酸素系漂白剤が使えない場合もあるため、取扱説明書を確認してください。

  • 洗濯槽クリーニングは月1回程度がおすすめ!糸くずフィルターや乾燥フィルターは毎回ゴミを取り除く
  • 1か月に1回は、塩素系漂白剤または酸素系漂白剤を使ってクリーニングするのがおすすめです。糸くずフィルターや乾燥フィルターに溜まったゴミは、洗濯のたびに取り除きましょう。掃除を怠ると、洗濯をしても衣類にカビや悪臭がついてしまうおそれがあります。

  • ・洗濯機クリーニングを楽にするためには、洗濯槽内を乾燥させておくことが大切
  • 縦型洗濯機は、常にフタを開けて中を乾燥させておきましょう。ドラム式洗濯機の場合は、事故防止のため開けっぱなしにせず、乾燥運転をかけておきます。汚れた衣類を入れる洗濯カゴは別途用意し、洗濯後は速やかに干しましょう。
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洗濯機にカビや臭いが発生する原因

洗濯機の汚れは、主にカビによるものです。カビは、悪臭を発生させるだけでなく、吸い込むことで呼吸器症状やアレルギー症状などの健康被害をもたらすおそれがあります。

カビの発生原因は、主に温度と湿度、栄養の3つです。

カビの発生原因 カビが発生しやすい状態
湿度
(80%以上)
・蓋を閉めっぱなしにしている
・洗濯後に衣類を入れたまま放置している
栄養
(タンパク質,炭水化物,油脂など)
・衣類に皮脂汚れや埃が付着している
・洗剤が溶け残っている
お風呂の残り湯を使用している
温度
(5℃〜35℃)
・特に20℃〜30℃の室温になっている

洗濯機は、洗濯後の水分や衣類についた汚れなどから、カビの発生条件がそろいやすくなっています。洗剤の溶け残りもカビの栄養分となるため、洗剤を入れすぎないように注意が必要です。

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洗濯機クリーニングが必要な理由

衣類に臭いやカビが付着する

洗濯槽に汚れやカビがある状態で洗濯すると、衣類を汚れた水で洗うことになります。十分な洗浄効果が得られないばかりか、カビが付着して悪臭の原因になるでしょう。


衣類にカビがつくと、室内にもカビが広がり、吸い込んでしまう可能性があります。

洗濯機は、カビの栄養分となる皮脂や洗剤が少しずつ溜まっていきます。汚れが蓄積してカビが繁殖する前に、定期的にクリーニングすることが大切です。

洗濯機が故障する原因になる

排水ホースや排水口にゴミが詰まると、スムーズに排水できません。洗濯機が正常に作動しなくなったり、排水が逆流したりする原因になります。


無理に排水しようとして余分な負荷がかかる状態が続くと、洗濯機の寿命を縮めることにつながりかねません。

また、乾燥フィルターにホコリが溜まった状態で乾燥機能を運転させると、洗濯機内部にホコリが溜まって故障する可能性もあります。

洗濯機のトラブルを防いで長く使うには、定期的に汚れを取り除くことが大切です。
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自分で洗濯機をクリーニングする際に使う洗剤

糸くずフィルターや排水フィルターなど、洗濯機のパーツを洗う際は基本的に中性洗剤を使用します。自分で洗濯槽も掃除する場合は、塩素系漂白剤、または酸素系漂白剤が効果的です。

どちらを使うかによって、汚れの落ち方や洗濯にかかる時間などに違いがあります。主な特徴を次の表にまとめました。

塩素系漂白剤 酸素系漂白剤
主成分 次亜塩素酸ナトリウム 過炭酸ナトリウム
汚れの落ち方 カビを分解する カビを剥がして落とす
洗浄力 強め 塩素系より弱め
刺激臭 あり なし
衣類や肌への刺激 強め 弱め
掃除にかかる時間 1時間程度
(つけおきしない場合)
2〜3時間以上
掃除の注意点 ・衣服につくと色落ちする
・酸性洗剤と混ぜると危険
・汚れ除去が手作業
洗濯機への対応 縦型,ドラム式の両方に対応していることが多い ドラム式では使用できない場合がある
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塩素系漂白剤

塩素系漂白剤は、カビを分解して落とします。カビ取り剤にも使用される次塩素酸ナトリウムが主成分です。パナソニックやシャープ、日立といった洗濯機メーカーも塩素系の洗濯槽クリーナーの使用を推奨しています。


酸素系漂白剤よりも洗浄力は強い一方で、衣服の色落ちや肌荒れが起こりやすい特徴があります。

酸性洗剤と混ぜると有毒な塩素ガスが発生して大変危険なため、取り扱いに注意が必要です。

鼻をつくような刺激臭がして気分が悪くなることがあるため、使用中は必ず換気しなければなりません。

参考:Panasonic「【ドラム式洗濯機】洗濯槽の自動お手入れ機能とは」

酸素系漂白剤

酸素系漂白剤は過炭酸ナトリウムを主成分とする洗剤です。カビ自体を分解する力はなく、汚れを剥がして落とします。


洗浄力は塩素系に劣りますが、衣類や肌への刺激は少なく、刺激臭もありません。

衣類の色落ちや肌荒れの心配が少ないのはメリットですが、汚れを浮き上がらせるには、塩素系漂白剤よりも長時間のつけおきが必要です。

洗濯槽に使用した際は、自力で浮き出た汚れを取り除かなければならないため、塩素系よりも手間がかかります。
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自分で洗濯機クリーニングを行う方法

掃除の基本は、上から下へと順に行うことです。逆の順序で行うと、ホコリが落ちてきて汚れてしまい、二度手間になる可能性があります。

洗濯機をクリーニングする場合も基本的に上から行うのが望ましいでしょう。次の順番がおすすめです。

①洗剤投入ケース・糸くずフィルター・排水フィルター・乾燥フィルターなどのパーツ
②洗濯機本体の外側・フタ
③洗濯槽
④排水溝・洗濯パン

糸くずフィルターや排水フィルターにゴミが溜まったまま洗濯槽クリーニングを行うと、フィルター内のゴミが逆流し、十分に洗浄できない可能性があります。縦型の場合もドラム式の場合でも、基本的に上に挙げた順番通りに進めるとよいでしょう。

洗濯機のパーツ

糸屑フィルター・糸くずネット(縦型洗濯機)

縦型洗濯機の糸くずフィルターや糸くずネットは、洗濯のたびにゴミを取り除きましょう。ゴミを放置すると衣類にゴミが付着したり、ゴミの中でカビが発生したりする原因となります。


フィルターやネットが細かいゴミで目詰まりしている場合は、食器用中性洗剤を薄めたぬるま湯につけ置きしたあと、洗い流しましょう。

プラスチックタイプの糸くずフィルターの場合、パーツの隅の部分は歯ブラシを使って汚れをかき出します。フィルター部分を破ることのないよう注意してください。

糸くずフィルターまたはネットを取り外した本体側も、歯ブラシや濡らして硬く絞った布でこすって汚れを落とします。

洗剤投入ケース

洗剤投入ケースを取り外し、40℃〜45℃程度のお湯をかけて 溶け残っている洗剤を溶かします。お湯を張ったバケツにつけながら、歯ブラシでこすり洗いをすると効率的です。


汚れが落ちにくい場合は、食器用洗剤と歯ブラシを使って落としましょう。

洗剤投入ケースを外した本体側も歯ブラシや雑巾を使って汚れを取り除いておきます。

掃除が終わったら、よく乾燥させてから本体に取り付けましょう。
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乾燥フィルター(乾燥機付きの洗濯機)

ドラム式洗濯機の乾燥フィルターは、乾燥運転のたびにお手入れが必要です。ワタ状のゴミを取り除き、細かなゴミは掃除機で吸い取るか、硬く絞った雑巾で拭き取ります。


指の腹や雑巾など、やわらかいものでこすり落とすようにしてください。固いものやブラシでこすると、フィルターが破ける恐れがあります。

目詰まりしている場合はぬるま湯で洗い流しましょう。洗い流した後は乾かしてから本体に取り付けます。ホコリが溜まったまま乾燥機を運転させると、内部にホコリが溜まり故障の原因にもなります。

故障しなくても、乾燥の効率が落ちて生乾き状態となったり、電気代が高くなったりすることがあるため、使ったら毎回ゴミを取り除きましょう。

排水フィルター(ドラム式洗濯機)

洗濯機の脱水機能を1〜2分程度運転した後、排水フィルターを取り外します。水が垂れてくることがあるため、バケツや洗面器を下に置いておきましょう。


浴室用洗剤を使って歯ブラシでこすり洗いをしたあと、35℃〜40℃前後のぬるま湯で洗い流します。

汚れがひどい場合は、15分〜30分程度つけ置きしてからこすり洗いをしましょう。

ゴミが溜まった状態で使い続けると、排水フィルターが目詰まりし、排水管が詰まったり、逆流して洗濯物にゴミが付着したりする場合があります。

週1回程度を目安にお手入れしましょう。
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洗濯機本体の外側・フタ

洗濯機本体の外側やフタにもホコリが溜まります。

洗濯機の上部やフタの外側に溜まっているホコリは、乾いた布で拭き取ります。ボタンや液晶画面は、食器用中性洗剤を薄めた水で布巾を濡らして拭きましょう。

ドラム式洗濯機のパッキン部分はホコリがこびりつきやすいため、濡らした布で浮かせてから取り除きます。

洗濯槽のクリーニング

塩素系漂白剤

塩素系漂白剤を使用してクリーニングを行う場合の手順は、次のとおりです。

①換気しておく
②塩素系漂白剤を洗濯機に入れる
③洗濯機の洗いモードを作動させ、高水位まで水を入れる
④洗濯機の標準コース(洗い、すすぎ、脱水)、または槽洗浄コースで洗濯機を回す。すすぎは2回以上に設定する
⑤縦型は蓋を開けて、ドラム式は乾燥コースや除菌コースなどで洗濯槽内を乾燥させる

塩素系の洗濯槽クリーナーを使用する場合、使用量や手順はパッケージの記載に従ってください。使用量が書かれていない場合は、水50Lに対して約200mLを使用します。

クリーニング完了後に塩素の臭いが気になる場合は、高水位にして再度標準コースで洗濯機を回しましょう。

塩素が残っていると、次の洗濯時に衣類が色落ちしてしまう可能性があります。

参考:Panasonic「洗濯槽の黒カビ 予防と対策」

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酸素系漂白剤

酸素系漂白剤を使用してクリーニングを行う場合は、次のものを準備します。

  • ・酸素系漂白剤(酸素系の洗濯槽クリーナー、オキシクリーン)
  • ・40℃〜50℃のお湯
  • ・汚れをすくいとるためのネット

ドラム式洗濯機の場合は酸素系漂白剤の使用が禁止されている場合もあるため、必ず洗濯機の取り扱い説明書を確認してください。

酸素系漂白剤で洗濯槽をクリーニングするときの手順は、次のとおりです。

①洗濯機の中に40℃〜50℃のお湯を注ぐ。縦型の場合は洗濯槽が浸かる程度、ドラム式はドアが開けられる程度が目安
②過炭酸ナトリウムを10Lにつき約100gの割合で入れる
③5分程度よくかき混ぜる
④1〜2時間程度つけおきする。臭いや汚れがひどい場合や、長期間クリーニングしていない場合は2時間以上つけおきする
⑤浮いてきた汚れをネットで取り除く
⑥脱水し、すすぎを行う。脱水する前に浮いてきた汚れを再度取り除く
⑦汚れが出てこなくなるまで、⑥を繰り返す
⑧ 脱水し、洗濯槽を乾燥させておく

酸素系漂白剤は、40℃以上のお湯に溶けることで酸素を発生させ、洗浄効果が期待できます。熱すぎると洗濯機が故障する恐れがあり、冷たすぎると効果が得られません。

酸素系の洗濯槽クリーナーを使用する場合は、パッケージの指示に従ってクリーニングを行いましょう。

参考:木村石鹸「過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)で洗濯槽を洗浄してみる」

洗濯パン

排水口

ホースを外し、排水口の部品を外します。排水口に塩素系漂白剤を入れて1時間程度つけおきします。つけ置きしている間に、取り外した部品を歯ブラシと中性洗剤でこすり洗いしましょう。


1時間程度経ったら、排水口に水を入れてすすぎ、部品とホースを元に戻します。

排水口は、洗濯機で使った水を外に排出しているため、ホコリやゴミ、洗剤の溶け残りや皮脂汚れなどが溜まりやすくなっています。

排水口が詰まって逆流や悪臭を発生させないためには、半年に1回程度は汚れを取り除きましょう。

洗濯パン本体

手が届く範囲は、掃除機でホコリを吸い取ります。掃除機が届かない洗濯機の下は、ハンディモップを使ってホコリや汚れを取り除きましょう。

ハンディモップがない方は、ハンガーにストッキングを被せて洗濯機の下に差し込むのがおすすめです。

排水口の周りは、濡らした雑巾で汚れを拭き取ります。
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自分で洗濯機クリーニングを行う場合の頻度

洗濯機の掃除は、部位ごとに推奨されている頻度が異なります。自分で洗濯機クリーニングを行う頻度の目安について次の表にまとめました。

掃除する頻度の目安 クリーニング内容
洗濯するたびに毎回 ・ゴミ取りネットのゴミやホコリを取り除く(縦型洗濯機の場合)
・乾燥フィルターのホコリを取り除く(ドラム式洗濯機の場合)
1週間に1回程度 乾燥運転をかける
1ヶ月に1回程度 ・洗剤を使って洗濯槽をクリーニングする
・排水フィルターのゴミを取り除く(ドラム式洗濯機の場合)
半年に1回程度 洗濯パンの排水口の掃除を行う

ホコリやゴミなど大きな汚れは、できるだけ頻回に取り除きましょう。ゴミ取りネットや排水フィルターのゴミが残っていると、排出すべきゴミが逆流してしまったり、溜まったゴミの中でカビが繁殖したりする原因となります。

また、ドラム式洗濯機の乾燥フィルターは、ホコリが溜まったまま次の乾燥をかけると、乾燥効率が悪くなり電気代が上がります。


1回の洗濯だけでもかなりの量のホコリが溜まるため、乾燥機能を使うたびにホコリを取り除きましょう。

洗濯槽は、普段乾燥機能を使わない場合でも週1回は乾燥運転をかけておき、月1回程度は洗剤を使ってクリーニングするのがおすすめです。

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自分で洗濯機クリーニングを行う際の注意点

塩素系漂白剤と酸性洗剤を混ぜない

塩素系漂白剤と酸性洗剤を混ぜたり同時に使用したりすると、塩素ガスが発生します。


塩素ガスを吸い込むと、目や鼻の痛み、吐き気や呼吸器症状などを引き起こす場合があり大変危険です。

酸性洗剤は、クエン酸やお酢などが含まれます。塩素系漂白剤を使う場合はよく換気し、すすぎをしっかり行いましょう。

酸素系漂白剤には40℃以上のお湯を使う

酸素系漂白剤の洗浄効果が発揮するのは、40℃〜60℃程度といわれています。

熱すぎると洗濯機が故障する恐れがあるため、洗濯機クリーニングを行う際は40℃〜50℃程度のお湯を使いましょう。

洗濯機にお湯を入れる際は、火傷しないよう十分に注意してください。

取り扱い説明書を確認する

洗濯機によっては酸素系漂白剤が使えないものもあるため、取り扱い説明書を確認したうえで掃除に取り掛かりましょう。特に、ドラム式洗濯機は、酸素系漂白剤が禁止されているものも少なくありません。


もし使用すると、泡が発生してエラーとなったり、漏れてしまったりする恐れがあります。

また、ドラム式洗濯機は縦型洗濯機と違って斜め向きや横向きになっているものがほとんどです。洗濯槽全体をつけおきするのは難しく、十分に洗浄できません。

洗濯機にあった洗剤や方法でのクリーニングをおすすめします。メーカー純正の洗濯槽クリーナーを使うとより安心です。
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洗濯機クリーニングを楽にするための5つの習慣

【洗濯機クリーニングを楽にする習慣】

・毎日ふたを開けて乾燥させておく
・汚れた衣類を洗濯機に入れたまま放置しない
・洗濯が終わったらすぐに干す
・洗濯物を入れすぎない
・洗剤が溶け残らないように工夫する

毎日蓋を開けて乾燥させておく

カビの発生を防ぐためには、蓋を開けっぱなしにして乾燥させておきましょう。


洗濯機の中は常に濡れており、残った洗剤や皮脂汚れを栄養分としてカビが繁殖しやすい状態です。蓋を閉じると湿気がこもり、カビの繁殖を促進してしまいます。

ただし、ドラム式洗濯機の場合は蓋を閉めておきましょう。ドラム式洗濯機の蓋は低い位置にあり、開けっぱなしだとぶつかったり、子どもやペットが誤って中に入ったりすると危険なためです。

パナソニックの公式サイトでも、ドラム式洗濯機は蓋を閉めたうえで、チャイルドロックの設定をおすすめしています。

参考:Panasonic「【ドラム式洗濯機】運転終了後のドアは開けたままにしてよいか」

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汚れた衣類を洗濯機に入れたまま放置しない

洗濯機を洗濯カゴ代わりに使うのはおすすめしません。


洗濯機の中に湿気がこもり、衣類に付着した皮脂汚れを栄養分としてカビや雑菌が繁殖しやすい状況となります。

洗濯カゴは別途用意し、汚れた衣類を洗濯機に入れるのは運転する直前にしましょう。洗濯カゴは通気性の良いものを使用し、カビや雑菌が繁殖しないようなるべく早めに洗濯するのがおすすめです。

カゴを置くスペースがない場合は、折りたたみ式のカゴやメッシュ素材のランドリーバッグにすると、使わないときに簡単に片付けられます。

洗濯が終わったらすぐに干す

洗濯機の中に濡れた衣類を入れっぱなしにしていると、洗濯槽にカビが繁殖しやすくなるだけでなく、悪臭の原因になります。悪臭の原因はモラクセラ菌という雑菌の一種です。

モラクセラ菌は空気中や人の体などに存在する常在菌で、20℃〜40℃の温度と、湿度60%以上の条件下で繁殖し悪臭を発生させます。

洗濯が終わったらすぐに衣類を取り出して干しましょう。
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洗濯物を入れすぎない

洗濯物を詰め込むと、洗濯槽内で衣類がしっかりと回らず、汚れが落ちにくくなります。衣類や洗濯槽内に皮脂汚れが残ってしまうと、カビや悪臭の原因に。また、モーターに余分な負荷がかかり、故障や不具合も起こりかねません。


洗濯物の量は、洗濯機の7割程度までにすることがポイントです。

洗濯物が多くなった場合は詰め込まず、分けて洗濯しましょう。

洗剤が溶け残らないように工夫する

洗剤の溶け残りがあると、汚れやカビの原因になります。例えば、次のような状況は洗剤が溶けにくくなる要因です。

・洗剤や柔軟剤を多めに投入している
・粉末洗剤を使っている
・冬場で蛇口から冷たい水が出る
・節水のためにすすぎを1回に設定している

衣類の汚れがひどい場合でも、パッケージに記載された量を守りましょう。洗剤が衣類に残ると、カビや臭いの原因になります。

粉末洗剤を使っている場合や、冬場の水が冷たい時期に洗濯する場合も溶け残りしやすくなります。洗濯槽に入れる前に40℃程度のお湯で溶かしてから洗濯機に入れるのがおすすめです。

すすぎは2回以上に設定し、洗濯機の中に洗剤や汚れが残らないようにしましょう。
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自分で分解洗浄するのは故障リスクが高い

洗濯機の機種によっては、洗濯槽がと取り外せることがあります。しかし、洗濯機は複雑な構造になっているため、自分で分解洗浄するのは故障する可能性が高く、おすすめできません。


もし自分で分解して故障した場合、期間内でも保証がうけられないでしょう。洗濯機は電気と水を扱う家電であるため、作業の途中で漏電や火災のリスクもあり危険です。

故障や事故のリスクが高いだけでなく、時間や労力もかかります。

分解してきれいにしたい場合は、専門の業者に頼むことを検討しましょう。
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自分で掃除するのが難しい場合は業者の洗濯機クリーニングがおすすめ

自分で洗濯機を掃除しても汚れや臭いが取れない場合や、そもそも掃除する時間がとれない場合は、業者の洗濯機クリーニングを利用するのがおすすめです。


プロに頼むと分解洗浄もできるため、すみずみまできれいにしてもらえます。

クリーニングの料金は縦型洗濯機なら1万2,000円〜2万円程度、ドラム式洗濯機なら2〜3万円程度が相場です。

容量の大きいものや乾燥機付きなど、機種によっては追加料金がかかる場合もあります。作業にかかる程度は2〜3時間ほどです。

洗濯機のメーカーや機種、業者によっては分解洗浄できない場合もあるため、依頼する前に確認しましょう。
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自分で洗濯機をクリーニングする際によくある質問

Q

洗濯槽クリーニングを自分で行う場合、塩素系漂白剤と酸素系漂白剤のどちらが良い?

A

塩素系漂白剤の方が洗浄力が強く、メーカーが推奨していることが多いためおすすめです。酸素系漂白剤は衣類や肌への刺激が少なく、塩素系漂白剤よりも安心して使用できます。汚れを目で見て確認したい方や、刺激臭を感じたくない方は酸素系漂白剤を使用するとよいでしょう。



Q

洗濯槽のクリーニングにオキシクリーンは使える?

A

オキシクリーンを使用して洗濯槽をクリーニングすることは可能です。オキシクリーンは過炭酸ナトリウムを主成分とする酸素系漂白剤であり、40℃以上のお湯に溶かすと汚れやカビを剥がす効果が期待できます。ただし、洗濯機によってはオキシクリーンを含む酸素系漂白剤の使用が禁止されていることもあるため、取り扱い説明書を確認しましょう。



Q

酸素系漂白剤で洗濯槽クリーニングをした後に出てくる黒いワカメのようなものは何?

A

洗濯槽に浮き上がる黒いワカメのような汚れは、洗濯槽に付着していたカビです。酸素系漂白剤で洗濯槽クリーニングを行った場合は、自力で取り除く必要があります。なかなか汚れが無くならない場合は、すすぎを行った後に、カビを分解させる塩素系漂白剤で洗濯槽クリーニングを行うことをおすすめします。



Q

水だけで槽洗浄コースを使っても効果はある?

A

塩素系漂白剤や酸素系漂白剤を使用せずに、水だけで槽洗浄コースを使っても効果は見込めません。槽洗浄コースは水圧やつけおき、すすぎが自動で行われるものです。洗剤を入れなければ普通の洗濯と変わらないため、洗濯機の内部にこびりついたカビを取り除くのは難しいでしょう。



Q

洗濯機クリーニングにお酢やクエン酸、重曹は使える?

A

お酢やクエン酸、重曹はあまりおすすめできません。汚れを落とすには、異なる性質の洗剤が効果的とされます。酸性の性質を持つお酢とクエン酸は、水垢を取るには効果が見込めますが、洗濯機の主な汚れであるカビは同じ酸性であるため落ちにくいでしょう。重曹は弱アルカリ性のためカビ取りとしても使えますが、効果がマイルドなため洗濯槽の頑固なカビ汚れを取るのは困難です。また、水に溶けにくいため、溶け残りがあると洗濯機の故障につながります。



Q

お風呂の残り湯は洗濯機クリーニングに使ってもよい?

A

洗濯槽クリーナーを使用して掃除する際にお風呂の残り湯を使うことは問題ありません。ただし、成分が変化する恐れがあるため入浴剤を使用したお湯は避けましょう。お風呂の残り湯には皮脂汚れや雑菌が含まれています。洗濯槽クリーナー使用後は、新しい水を使いましょう。

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【まとめ】月1回は洗濯槽クリーナーできれいに使用

洗濯機は、湿気がこもりやすく皮脂汚れがあるため、カビや悪臭が発生しやすい状態です。

糸くずフィルターや乾燥フィルターのゴミは毎回取り除き、月に1度は塩素系漂白剤または酸素系漂白剤を使って洗濯槽のクリーニングを行いましょう。

できるだけカビを発生させないためには、蓋を常に開けておくか、乾燥機能を使って洗濯機の中を乾燥させておく必要があります。汚れた衣類や洗濯後の衣類を入れっぱなしにしないのもポイントです。

自分で掃除をしても汚れや臭いが取りきれない場合や、洗濯機の中をすみずみまできれいにしたい場合は、業者に頼むのもおすすめです。

この記事を参考に、ぜひご自宅の洗濯機をきれいにしてみてください。

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