洗濯機の槽洗浄をする方法!かかる時間や頻度、途中でやめる方法も解説

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洗濯機から嫌な臭いがしたり、洗濯後の衣類にゴミがついていたりする場合は洗濯機の槽洗浄がおすすめです。槽洗浄を行うことで、洗濯槽の中に残った汚れや水アカ、雑菌などをきれいに除去できます。

洗濯機の槽洗浄を行わなければ洗濯槽にカビが繁殖してしまう恐れがあるため、清潔な環境を保つためにも定期的な洗浄を心がけましょう。しかし、「どうやって洗濯機の槽洗浄をするのかがわからない」「槽洗浄には何が必要なの?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、縦型・ドラム式洗濯機の槽洗浄のやり方や必要なアイテム、掃除の理想の頻度を詳しく紹介します。槽洗浄をしてもきれいにならない場合の対処法や、臭いやカビを予防する方法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

槽洗浄を定期的に行うことで、洗濯機本体の寿命を伸ばすことにもつながりますよ。
この記事でわかること
  • ・洗濯槽は洗濯機クリーナーを使って汚れや雑菌、カビなどをきれいに洗浄できる

  • ・しっかりと洗浄したい場合は塩素系クリーナーの使用がおすすめ

  • ・槽洗浄は少なくとも1ヶ月〜2ヶ月に1回程度の頻度で行う必要がある

  • ・槽洗浄の頻度を極力減らしたい場合は、洗濯槽のカビや臭い予防することが大切

  • ・槽洗浄をしてもきれいにならない場合は、プロの業者による分解洗浄を依頼するのがおすすめ
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【記事作成】おうちにプロ 編集部
ハウスクリーニングのプロが監修したお掃除や家事の時短アイディアや役立つアイテムをご紹介。毎日の暮らしをちょっと楽しく・ちょっと豊かにする情報を発信中!

洗濯機の槽洗浄とは?

洗濯機の槽洗浄とは、洗濯機クリーナーを使って洗濯槽をきれいに洗浄することを指します。

洗濯槽は、日頃から洗濯物の糸くずや皮脂汚れ、水アカや溶け残った洗剤・柔軟剤などさまざまな汚れが付着しやすい環境です。掃除をせずに汚れを放置していると、カビや雑菌が繁殖してしまうため定期的なメンテナンスが欠かせません。


洗濯機の槽洗浄を行うことで、雑菌やカビの繁殖を予防できます。衣類へ嫌な臭いが移ることも防ぎ、より清潔な環境を保てます。

また、槽洗浄をしなければ汚れだけではなくゴミも溜まってしまい、排水口やフィルターの詰まりの原因にもなりかねません。

フィルターが汚れていたり詰まっていたりすると乾燥機能が弱くなることもあるため、無駄な電気代の発生にもつながってしまうのです。

洗濯槽を洗浄しないことのデメリットはとても大きいので、汚れが溜まってしまう前にきれいに洗浄しましょう。

槽洗浄コースの活用がおすすめ

多くの洗濯機には、洗濯槽を洗浄するための「槽洗浄コース」が用意されています。槽洗浄コースは洗濯槽をきれいにすることに特化しているため、通常の洗いコースと使い分けて活用することで効率的な洗浄が可能です。


洗濯機によっては、さらに細かく「短時間コース」と「長時間コース」に分かれている場合があります。

短時間コースは、手軽にサッと洗濯槽を洗浄できるコースです。目安としては2~3時間程度で完了し、カビや雑菌の繁殖を予防できます。

一方で長時間コースは、しっかりと洗濯槽を洗浄するコースです。10~12時間程度かかる場合が多く、カビや雑菌の予防から除去までが期待でき、入念にメンテナンスをしたい場合に向いています。

数週間に一度のメンテナンスは短時間コース、数ヶ月に一度のしっかりとしたメンテナンスには長時間コースなど、頻度や目的にあわせて使い分けるのがおすすめですよ。
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洗濯機の槽洗浄に必要なアイテム

洗濯機の槽洗浄に必要なアイテムは、以下の3つです。

・塩素系クリーナー
・酸素系クリーナー
・重曹

塩素系クリーナー

塩素系クリーナー(塩素系漂白剤)は、殺菌力が非常に強いクリーナーです。カビや雑菌を殺菌する効果が期待でき、作用が強力なためツンとした刺激臭があります。

ドラッグストアやスーパーなどで販売されているため、手軽に手に入れられる点が特徴です。


効果が強いことから、皮膚に触れるとただれてしまう恐れがあります。そのため、使用する場合はゴム手袋を必ず着用して、必要に応じてマスクやゴーグルも装着するのがおすすめです。

また、酸性の洗剤と混ざると有毒ガスが発生するという注意点もあります。使用する際は必ずパッケージに記載された注意事項を読み、使用方法を守りましょう。

さまざまな注意点がありますが、洗浄力が強いため洗濯槽内のカビもきれいに除去する効果が期待できます。カビや汚れは分解されるため、途中で浮いてきた汚れやゴミをすくい取る作業が不要になり、掃除が楽に行えます。

徹底的に洗濯槽をきれいにしたい場合や、掃除の手間を減らしたい場合は塩素系クリーナーがおすすめですよ。月に1回程度のメンテナンスにも最適です。
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酸素系クリーナー

酸素系クリーナー(酸素系漂白剤)は、過酸化水素や過炭酸ナトリウムを主成分とした漂白剤で、発泡力を活かして汚れやカビを剥がし落とす効果が期待できます。塩素系クリーナーと同じく、スーパーやドラッグストアで気軽に手に入れられる商品です。


塩素系クリーナーに比べて洗浄力は落ちますが、その分安全性が高い点が特徴です。刺激臭も少なく、肌にもやさしいため安全に掃除したい方に向いています。

酸素系クリーナーを使うと、洗濯槽内のカビや汚れが水面に浮いてきます。塩素系クリーナーのように分解する力はないため汚れやカビをすくい取って処理する必要がありますが、自身の目で汚れ具合を確認できる点がメリットです。

洗濯槽の掃除のほか、食器やキッチンの油汚れ、浴室やトイレなど幅広い場所の掃除に活用できます。

塩素系クリーナーを1本持っておいて、洗濯槽以外にほかの場所を掃除する際に活用するのもおすすめですよ。

重曹

重曹は、アルカリ性の性質を持つ洗剤です。十分な洗浄力を持ちながら、人や環境にやさしい成分で構成されています。

洗濯槽には皮脂汚れや油汚れ、汗などの酸性の汚れが付着している場合が多く、重曹はアルカリ性なのでこれら酸性の汚れをしっかりと落とす効果が期待できます。


しかし、重曹の粒子は非常に細かいためドラム式洗濯機では使用できません。縦型洗濯機の場合も、水に溶かしてから使用する必要があります。

ドラム式洗濯機で使用すると、重曹の粒子が詰まってしまい故障の原因になります。縦型洗濯機でもそのまま使用すると詰まる恐れがあるため、十分に溶かしてから使用しましょう。

塩素系クリーナーや酸素系クリーナーに比べると洗浄力は落ちるため、少しの汚れが気になる場合や消臭を目的に洗浄する場合などに向いています。

人や環境に害がなく、万が一溶け残って衣服に付着しても人体に悪影響を及ぼすことはありません。洗浄後に排水する際も、環境に負荷をかけずに排水できる点がメリットですよ。
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【縦型】洗濯機の槽洗浄を行う方法

まずは、縦型洗濯機で槽洗浄を行う方法を詳しく見ていきましょう。ここでは、塩素系クリーナーを使う場合の洗浄方法を詳しく解説します。

①洗濯機の電源を入れて洗濯機クリーナーを投入する
②槽洗浄コースもしくは通常の洗いコースで運転する
③運転が終わるまで待つ

1、洗濯機の電源を入れて洗濯機クリーナーを投入する

まずは、洗濯機の電源を入れて洗濯槽に何も入っていないことを確認してから、洗濯機クリーナーを投入しましょう。

多くの洗濯機では電源がオフの状態では排水弁が開いているため、洗濯機クリーナーを投入すると排水されてしまいます。そのため、必ず電源を入れてから投入するようにしましょう。


洗濯機クリーナーは、洗剤の投入口ではなく直接洗濯槽へ投入してください。基本的には1回で使い切るタイプの商品が多いですが、パッケージの使用方法を確認して適量を入れましょう。

なお、投入前に糸くずフィルターの確認が必須です。中にゴミが溜まっていると洗浄の妨げになることがあるため、ゴミをきれいに取り除いてから装着して、洗濯機クリーナーを投入しましょう。

塩素系クリーナーの場合は肌に触れるとただれる恐れがあるため、注意しながら入れるようにしてくださいね。投入する際の跳ね返りにも十分注意しましょう。ゴム手袋を着用して、必要に応じてマスクやゴーグルも装着してください。
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2、槽洗浄コースもしくは通常の洗いコースで運転する

次に、槽洗浄コースもしくは通常の洗いコースで運転を行います。槽洗浄コースでさらに洗浄コースの選択肢がある場合は、手軽に掃除したいときは短時間コースを、しっかり掃除したいときは長時間コースを選びましょう。


給水は、冷水かお湯のどちらでも問題ありません。洗浄力をより高めたい場合は、40〜50度程度のお湯を使用しましょう。

ただし、85度以上の熱湯を使うと塩素系クリーナーが分解されて有毒なガスが発生するため、熱湯の使用は避けてください。

塩素系クリーナーの場合、ゴミや汚れをすくい取る作業が不要なのであとは運転終了まで待つだけです。家事やプライベートの用事を済ませながら、時間を有効活用して待ちましょう。

塩素系クリーナーであれば、作業の手間としてはクリーナーを投入するだけなので気軽に槽洗浄ができますよ。

3、運転が終わるまで待つ

最後に、洗濯機の運転が終わるまで待ちましょう。槽洗浄コースの短時間コースであれば2~3時間程度、長時間コースであれば10〜12時間程度待ちます。

長時間コースの場合は半日程度の時間がかかるため、時間に余裕があるときに行うのがよいでしょう。半日程度洗濯機を使わなくても問題がない日に槽洗浄を行うようにしてみてください。

運転が終われば槽洗浄は完了です。糸くずフィルターに汚れやゴミが溜まっていないかを確認して、あとは洗濯機のフタを開けて内部を乾燥させましょう。
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【ドラム式】洗濯機の槽洗浄を行う方法

ドラム式洗濯機で塩素系クリーナーを使用する場合は、以下の手順で行います。

①洗濯機の電源を入れて、槽洗浄コースもしくは通常の洗いコースを選択する
②ドアを閉めてスタートボタンを押して給水する
③給水がスタートしたらすぐに一時停止する
④ドアと開けて塩素系クリーナーを規定量投入する
⑤再度スタートボタンを押して運転を再開する
⑥運転終了後、フィルターに溜まったゴミや汚れを掃除して完了

ドラム式洗濯機の場合は、まず電源を入れてから槽洗浄コースもしくは通常の洗いコースを選択しましょう。その後スタートさせますが、給水が始まったらすぐに運転を一時停止することがポイントです。


ドラム式洗濯機は、洗濯槽内に水が溜まるとドアロックがかかって開けられない場合があります。そのため、給水後はすぐに一時停止をしてドアを開けましょう。

この時点で排水弁は閉じられているため、塩素系クリーナーを入れても排水されることはありません。縦型の場合と同じく、直接洗濯槽に規定量を投入しましょう。

その後は運転終了まで待つだけです。最後にフィルターを確認して、ゴミや汚れがついていたら取り除いて槽洗浄は完了です。

ドラム式の場合も、塩素系クリーナーであれば手間をかけずにきれいにできますよ。酸素系クリーナーは泡によって誤作動を起こす可能性があるので、なるべく使わない方がよいでしょう。
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洗濯槽に穴がない洗濯機の槽洗浄を行う方法

洗濯機のなかには、洗濯槽に穴がないタイプも存在します。洗濯槽に穴がないタイプは、洗濯槽の内側と外側をどちらも洗浄できる点が特徴です。

まず、洗濯槽の内側を掃除する際の手順は以下のとおりです。

①洗濯機の電源を入れて、槽洗浄コースもしくは通常の洗いコースを選択する
②給水スタートもしくはお知らせの音楽が聴こえたら、一時停止して洗濯機クリーナーを投入する
③再度フタを閉めて運転させて、終了まで待つ

洗濯槽の内側を掃除しても汚れや臭いなどが気になる場合は、外側も掃除するのがおすすめです。外側を掃除する際は、以下の手順を試してみてください。

①排水ホースを外して、本体のホースかけにかける
②電源を入れて、槽洗浄コース(内側/外側)を選択して運転する
③一時停止後、排水ホースを外して出てくる水をバケツで受ける
④水が出なくなるまで作業を繰り返して、排水口に排水ホースをつなぐ
⑤運転を再開させて、すすぎと脱水を完了させる

排水ホースから洗浄液が出るため、必ず外して本体のホースかけにかけましょう。排水ホースが下向きになっていると勢いよく水が出てしまい、掃除する手間が増えてしまいます。

洗濯槽に穴があるタイプに比べて、穴がないタイプは洗濯槽の外側が汚れづらいですが、定期的なメンテナンスは欠かせません。洗濯機が生臭いと感じるようになったら、外側までしっかり掃除するのがおすすめです。

洗濯機の槽洗浄を行う理想の頻度

洗濯機の槽洗浄は、少なくとも1ヶ月〜2ヶ月に1回程度は行うようにしましょう。定期的な槽洗浄によって洗濯槽内にカビや雑菌が繁殖するのを防ぎ、洗濯物も清潔な状態を保てるようになります。


すでに洗濯槽にカビが生えていたり、嫌な臭いがしたりする場合は掃除の頻度を増やしてみるとよいでしょう。

カビや臭いが落ち着いてきた場合は、1ヶ月〜2ヶ月に1回程度の頻度で定期的なメンテナンスを行うのがおすすめです。カビや臭いに悩まされている場合は、より洗浄力が強力な塩素系クリーナーを活用しましょう。

汚れが気になるからといって、塩素系クリーナーと酸素系クリーナーを同時に使用するのは避けましょう。混ざることでお互いの作用を打ち消しあい、洗浄効果が低くなってしまいます。
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洗濯槽のカビや臭いを予防する方法

あらかじめカビや臭いを予防しておくと、洗濯槽のきれいな状態を保って槽洗浄の頻度も減らせます。洗濯槽のカビや臭い予防する方法は、次のとおりです。

・運転終了後は洗濯槽を乾燥させる
・汚れた洗濯物をすぐに洗濯機に入れない
・洗濯した後は衣服をすぐに取り出す
・洗剤や柔軟剤は規定量を守る
・お風呂の残り湯は使わないようにする
・定期的な槽洗浄を心がける

運転終了後は洗濯槽を乾燥させる

洗濯機の運転終了後に、洗濯物を取り出してフタを閉めている方も多いのではないでしょうか。

洗濯機のフタを閉めると内部の水滴が乾燥せず、湿気がこもった状態になります。これによりカビや雑菌が繁殖しやすくなるため、運転終了後は必ずフタを開けて洗濯槽を乾燥させましょう。


洗濯機に乾燥機能がある場合は、活用することで効率的に洗濯槽を乾燥させられます。

すぐに洗濯槽を乾燥したいときは、乾燥機能を活用するとよいでしょう。乾燥機能を使ったあとは、乾燥フィルターの掃除を忘れずに行ってください。

汚れた洗濯物をすぐに洗濯機に入れない

汚れた洗濯物は、洗濯機に入れるのではなく洗濯カゴに入れておきましょう。汚れた洗濯物によって洗濯槽にまで汚れが移ってしまい、雑菌が繁殖する原因になります。

雑菌が繁殖すると嫌な臭いが発生して、洗濯したきれいな衣類にまで臭いが移る可能性があります。

そのため、洗濯機を稼働させるまでは洗濯物を洗濯カゴに入れておくのがおすすめです。洗濯する際に洗濯物を移したら、すぐに運転を開始するようにしましょう。
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洗濯した後は衣服をすぐに取り出す

洗濯したあとの衣類はきれいな状態ですが、乾燥機能を使わない場合は大量の水分を含んだ状態です。濡れた洗濯物を洗濯機に放置していると、洗濯槽に湿気が溜まって雑菌が繁殖しやすくなります。

そのため、洗濯したあとはすぐに衣類を取り出して干すようにしましょう。


すぐに干すことで濡れた衣類に雑菌が繁殖することを防ぎ、生乾き臭の防止にもつながります。

乾燥機能を使う場合も、なるべく濡れた状態の洗濯物を放置しないためにもすぐ運転を開始しましょう。可能であれば、洗い〜脱水、乾燥を連続で稼働できるように設定してみてください。

なお、すぐに洗濯物を干せない場合は洗濯カゴに洗濯物を出しておきましょう。洗濯槽に湿気が溜まらないようにすることが何よりも大切です。

忙しい場合は、洗濯後の衣類をすぐに取り出せるように時間を調整して洗濯機を運転させるのがおすすめですよ。

洗剤や柔軟剤は規定量を守る

より洗浄力を高めたいからといって、洗剤や柔軟剤を規定量以上に入れている方も多いのではないでしょうか。

洗剤や柔軟剤は入れすぎると溶け残ってしまい、洗濯槽の内部に残ります。そこに汚れやゴミが付着すると、次第に蓄積されていき嫌な臭いの原因につながります。

また、カビや雑菌の餌になることもあるため注意が必要です。
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お風呂の残り湯は使わないようにする

洗濯にお風呂の残り湯を使うと節水につながり環境にもよいですが、清潔な状態を保ちたい場合はなるべく使用せず、使う場合も洗いのみにとどめておきましょう。


お風呂の残り湯には目に見えない雑菌や皮脂汚れが残っている場合が多く、そのまま使うと洗濯槽にも汚れが付着してしまいます。

洗いの場合は洗剤を入れているため洗浄力が期待できますが、すすぎの際はきれいな水を使用しましょう。特に入浴剤を入れたり体を洗う前に湯船に浸かった場合は、残り湯を使わない方がよいといえます。

残り湯を使う際は、なるべくお湯が汚れないように入浴することが大切ですよ。

定期的な槽洗浄を心がける

洗濯槽のカビや臭い予防するうえで特に大切なのが、定期的な槽洗浄を行うことです。最低でも1ヶ月に1回程度は槽洗浄を行い、きれいな状態を保ちましょう。


洗濯槽以外に、洗剤・柔軟剤の投入口や糸くずフィルターにも汚れやゴミが溜まりやすいため、月に1回程度の掃除をおすすめします。

また、排水口の定期的なお手入れも欠かせません。掃除をしなければ詰まってしまうため、半年に1回程度の頻度でお手入れしましょう。

洗濯機の下にある洗濯パンにもホコリやゴミが溜まりやすいため、こまめにチェックして掃除してみてくださいね。
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洗濯機の槽洗浄をしてもきれいにならない場合の対処法

洗濯機の槽洗浄をしてもきれいにならない場合は、次の対処法を試してみてください。

・洗濯機を分解洗浄する
・洗濯機の買い替えを検討する

洗濯機を分解洗浄する

分解洗浄とは、洗濯機のパーツを分解して徹底的に洗浄を行うことです。普段は手が届かない場所もきれいに掃除できるため、内部にこびりついた汚れやカビを徹底的に洗浄できます。


通常の洗浄では汚れや臭いが落とせなかった場合でも、分解洗浄を行えば問題を解決できるケースがあります。

基本的に縦型洗濯機は分解洗浄を行えますが、ドラム式洗濯機は構造が複雑なため分解洗浄ができないケースも多いです。また、各パーツを分解するため専門的な知識やスキルがなければ故障につながる点にも注意が必要です。

洗浄後は再度組み立てる必要があるため、不安な方はプロに依頼しましょう。

洗濯機の買い替えを検討する

槽洗浄や分解洗浄をしても汚れや臭いが取れない場合は、洗濯機が寿命を迎えている可能性があります。この場合は何度洗浄しても効果は期待できないため、洗濯機の買い替えを検討しましょう。


洗濯機の一般的な寿命は、6~7年程度です。

定期的に槽洗浄を行ってメンテナンスをしていれば、平均寿命よりも長く使えるケースもあります。

しかし、まったく掃除をしていなければ汚れやゴミの蓄積によって故障しやすくなるため、その分寿命が短くなることも考えられます。

洗濯槽内の汚れが取れなければ洗濯物もきれいにならないので、洗浄しても汚れや臭いが取れなければ買い替えを検討しましょう。買い替え後は、定期的なメンテナンスを心がけてみてくださいね。
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洗濯機の分解洗浄は専門業者への依頼がおすすめ

洗濯機の分解洗浄は、専門知識とスキルを持ったプロの業者へ依頼しましょう。専門業者であれば手際良くパーツを分解して、徹底的な洗浄を行えます。


業者専用の洗剤や高圧洗浄機などを使って掃除を行います。市販されている洗剤よりも洗浄力が強いため、より強い汚れ落ちの効果が期待できる点がメリットです。

分解洗浄は、洗濯機の種類によって料金が異なります。一般的な料金目安は以下のとおりです。

縦型 ドラム式
分解洗浄 20,000円程度 30,000円程度

ドラム式洗濯機は構造が複雑なため、縦型に比べると料金は高くなりがちです。業者によっては分解を行わない除菌洗浄もできるため、費用を抑えたい場合は除菌洗浄を依頼するのもよいでしょう。

洗濯機の分解洗浄にかかる時間の目安

洗濯機の分解洗浄にかかる時間の目安は、縦型とドラム式でそれぞれ次のとおりです。

  • 縦型洗濯機:2〜3時間程度
  • ドラム式洗濯機:4〜5時間程度

縦型洗濯機は比較的短時間で作業が完了しますが、ドラム式洗濯機は構造が複雑なため作業時間も長くなります。ただし、縦型洗濯機の場合も乾燥機能がついていれば作業時間はやや長くなるでしょう。

また、パーツの分解・組み立てに時間がかかる可能性もあるため、分解洗浄は時間に余裕があるときに依頼しましょう。

見積もり時に作業時間について問い合わせると、だいたいの目安を教えてもらえるため予定を立てやすくなりますよ。
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洗濯機クリーニング業者を選ぶポイント

洗濯機クリーニング業者を選ぶポイントは、次の3つです。

・料金が費用相場から大きく離れていないか
・自宅の洗濯機は分解洗浄の対象か
・口コミや評判はよいか

料金が費用相場から大きく離れていないか

料金が費用相場から大きく離れている業者は避けるのが無難です。

たとえば、縦型洗濯機の場合は分解洗浄の費用目安は20,000円程度ですが、目安より大幅に安い場合はサービスが満足に提供されなかったり、技術的に問題があったりする可能性があります。反対に高すぎる場合も、不要なオプションをつけられていることがあるため注意しましょう。


正確な料金を知るためにも、依頼前は必ず見積もりを依頼してください。正確な見積もりを出してもらえない業者は避けましょう。

複数の業者で見積もりを依頼すると、適正料金を把握できます。

自宅の洗濯機は分解洗浄の対象か

業者によっては、乾燥機能がある縦型洗濯機やドラム式洗濯機などはサービスの対象外としている場合もあります。依頼してから作業できないという事態を避けるために、まずは自宅の洗濯機は分解洗浄の対象かを確認しましょう。

ほかにも、サービスの対応エリアや対応時間、土日対応の有無なども確認しておくと安心して依頼できます。

認識の齟齬を防ぐためにも、サービスの対応範囲については事前の確認が必須ですよ。

口コミや評判はよいか

依頼したい業者が決まったら、口コミや評判を確認しましょう。実際の利用者の口コミを見ることで、サービスの質や対応品質を確認できます。


業者の口コミはGoogleマップや各種クチコミサイト、SNSなどで確認可能です。

おうちにプロのようなハウスクリーニングの予約サイトであれば、業者の情報とともに利用者の口コミも掲載されているため、効率よく業者探しが行えます。

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洗濯機の槽洗浄に関するよくある質問

Q

洗濯機の槽洗浄が終わらないときの対処法は?

A

槽洗浄コースで運転する場合、最長で12時間程度の時間が必要です。途中で止めたり終わらせたりしたい場合は、洗濯機の運転を停止させましょう。槽洗浄コースは途中で終了しても問題ありません。ただし、洗浄効果は不十分なまま終了するため、後日まとまった時間を確保して再度槽洗浄を行いましょう。なお、運転を停止してすぐに洗濯をしたい場合は、中に残っている洗濯機クリーナーの成分を落とすために一度空運転を行ってください。



Q

洗濯機の槽洗浄は洗剤なしで水だけで行っても効果はある?

A

水だけで槽洗浄を行っても、十分な洗浄効果は期待できません。槽洗浄は洗濯機クリーナーの成分によって洗浄効果を発揮します。洗濯機自体が特別な運転をしているわけではないため、必ず洗濯機クリーナーを入れて運転しましょう。特にカビや雑菌、嫌な臭いを除去したい場合は、塩素系クリーナーなどの強力な洗剤を投入する必要があります。



Q

洗濯機の槽洗浄はどれくらい時間がかかる?

A

洗濯機の槽洗浄にかかる時間は、どのコースを選んで運転するのかによって異なります。通常の洗いコースで行う場合は40~50分程度です。槽洗浄コースの場合、短時間コースであれば2~3時間程度、長時間コースで10〜12時間程度の時間がかかります。短時間コースは、手軽に洗浄をしてカビや雑菌の繁殖を予防したい場合におすすめです。しっかりと洗浄をして、洗濯槽に繁殖したカビや雑菌を除去したい場合は長時間コースで運転しましょう。なお、十分に洗浄したい場合はより洗浄力が強い塩素系クリーナーを使用してみてください。

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【まとめ】洗濯機は槽洗浄で定期的にきれいにしよう

洗濯機は、槽洗浄を行うことでカビや雑菌の繁殖を防ぎ、嫌な臭いの発生も予防できます。基本的には洗濯機を運転する際に洗濯機クリーナーを入れるだけで簡単に行えるため、手間がかからず忙しい方でも行いやすいといえます。

槽洗浄は水だけでは行えないため、必ず塩素系クリーナーや酸素系クリーナーなどを入れましょう。しっかりときれいにしたい場合は、カビや汚れなどを分解する力がある塩素系クリーナーの使用がおすすめです。

槽洗浄は最長で12時間程度の時間が必要になるため、半日程度は洗濯機を使用しなくても問題がない日に行ってみてください。

槽洗浄を行ってもきれいにならない場合は、プロの業者に分解洗浄を依頼しましょう。おうちにプロでは幅広い洗濯機クリーニング業者を掲載しているため、お近くの業者を探す際にぜひ活用してみてください。

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