お風呂の壁の掃除方法を解説!カビや水垢もすっきりきれいに

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お風呂の壁の汚れには、主に水垢や石鹸カス、黒カビやピンク色のぬめりがあり、それぞれに適した洗剤を使う必要があります。できるだけこまめな掃除が望ましいですが、毎日壁全体を念入りに掃除するのは大変です。

まずは今汚れているのをきれいにしたいと思っても、「白い汚れや黒カビはどうやったら落とせる?」「どのくらいの頻度で掃除すればよい?」「お風呂の壁を楽に掃除する方法はある?」などの疑問があり、なかなか掃除に踏み出せていない方は少なくないのではないでしょうか。

そこで今回は、お風呂の壁の掃除する方法を紹介します。掃除を楽にするためのコツや、注意すべきポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること
  • ・お風呂の壁掃除では、汚れの性質に応じた洗剤を使用する
  • 基本的には、中性洗剤を使って掃除を行います。中性洗剤を使っても取れない場合は、水垢や石鹸カスにはクエン酸、黒カビやピンク色のぬめりには塩素系漂白剤を使って掃除しましょう。

  • ・お風呂の壁掃除を楽にする方法は、毎日かんたんな掃除を行うこと
  • 汚れをつきにくくするポイントは、「室温を下げること」「湿度や水気を取り除くこと」「石鹸類や皮脂汚れが残らないようにすること」の3つです。毎日入浴後に、壁に飛び散った石鹸類を50℃程度のお湯でよく洗い流し、水をかけて室温を下げたうえで換気扇を回します。あわせて、週1回程度中性洗剤でこすり洗いをするとよいでしょう。

  • ・「広範囲の汚れで掃除が大変」「頑固な汚れがある」などの場合は、プロに頼むのもおすすめ
  • 「汚れが広範囲についてしまっている」「頑固な汚れやカビが多く自分でとりきれない」など、自力で掃除をするのが大変な場合には、業者への依頼がおすすめです。「おうちにプロ」では、お住まいの地域で利用できる業者の口コミ評価と料金が一覧で確認できます。サービス内容や口コミを比較して、自分に合った業者を見つけましょう。
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お風呂の壁の汚れと適した洗剤

お風呂の壁の汚れには、大きく分けて「水垢」「石鹸カス(湯垢)」「ピンク色のぬめり(赤カビ)」「黒カビ」の4つがあります。

お風呂の壁を掃除する際は、汚れに応じた洗剤を使うことが重要です。汚れの特徴と、適した洗剤を以下にまとめました。

特徴 洗剤
水垢
  • ・白いうろこ状の汚れ
  • ・水道水のミネラル分が固まってできたもの
  • ・アルカリ性の性質を持つ
  • ・クエン酸
  • 石鹸カス(湯垢) 【金属石鹸】
  • ・白い汚れ
  • ・水道水のミネラル分と石鹸の油分が結合したもの
  • ・アルカリ性の性質を持つ

  • 【酸性石鹸】
  • ・黒くてべとべとしている
  • ・皮脂汚れと石鹸の油分が結合したもの
  • ・酸性の性質を持つ
  • 【両方使える】
  • ・浴室用中性洗剤

  • 【金属石鹸】
  • ・クエン酸

  • 【酸性石鹸】
  • ・重曹
  • ・セスキ炭酸ソーダ
  • ピンク色のぬめり
  • ・赤カビとも呼ばれるが、カビではない
  • ・ロドトルラという酵母菌
  • ・放置すると黒カビの発生原因になる
  • ・酸性の性質を持つ
  • ・浴室用中性洗剤
  • ・エタノール
  • ・塩素系漂白剤
  • 黒カビ
  • ・ポツポツと黒い点のようなもの
  • ・根を張るため表面だけ除いても再び増殖する
  • ・塩素系漂白剤
  • ・市販のカビ取り剤
  • 水垢

    水垢は、水道水に含まれるミネラル分が乾燥して固まったもの。白いうろこ状の見た目が特徴です。


    汚れがついたすぐならスポンジや中性洗剤で簡単に落とせますが、積み重なると頑固な汚れになり、落としにくくなってしまいます。

    できるだけ水垢を予防するには、入浴後にスクイージー(水切りワイパー)やタオルで水気を取ることが大切です。

    もし中性洗剤で取れないほどこびりついてしまった場合は、クエン酸を使って落としましょう。
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    石鹸カス

    石鹸カスには、水道水のミネラル分と石鹸の油分が結合した金属石鹸と、皮脂汚れや石鹸の油分が結合した酸性石鹸があります。

    金属石鹸は白く粉末状の見た目をしており、アルカリ性の性質を持ちます。酸性石鹸は酸性の性質をもち、黒くベタベタとした見た目が特徴です。


    金属石鹸は水垢と見た目がよく似ており、どちらもクエン酸で落とせます。

    酸性石鹸の場合は、重曹や塩素系漂白剤を使うとよいでしょう。

    ピンク色のぬめり(赤カビ)

    ピンク色のぬめりは、ロドトルラという酵母菌です。赤カビとも呼ばれますが、正確にはカビではありません。


    見た目がよくないだけでなく、放置すると黒カビの発生原因になります。

    基本的には、浴室用の中性洗剤とスポンジでこすると落とせます。長期間放置していて取れない場合は、塩素系漂白剤が効果的です。

    黒カビ

    黒カビは、ポツポツと黒い点のような見た目が特徴です。根を張るため、表面だけ除いても再び増殖します。

    発生の原因となるのは、主に「湿度」「温度」「栄養分」の3つです。

    湿度 20℃〜30℃程度
    湿度 70%以上、または水分
    栄養分 皮脂汚れ、ボディーソープ、シャンプーなど

    お風呂場は、3つの条件がそろいやすく、かなり発生しやすい状況といえます。一度発生してしまうと、どんどん繁殖してしまうのも特徴です。

    また、吸い込むと喘息やアレルギー症状を引き起こすことも。発生させないように換気や掃除をこまめに行い、もし発生した場合はなるべく早く取り除くようにしましょう。

    黒カビを落とすには、塩素系漂白剤が効果的です。範囲が広い場合やなかなか取れない場合には、キッチンペーパーとラップを用いてつけ置きすると落としやすくなります。
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    お風呂の壁掃除に必要なもの

    まずは、洗剤や掃除用品を準備しましょう。お風呂の壁掃除に必要なものは、以下の通りです。

    ・洗剤(浴室用中性洗剤・クエン酸・塩素系漂白剤・重曹など)
    ・スポンジ・ブラシ
    ・スプレーボトル(クエン酸の場合)
    ・スクイージー(水切りワイパー)
    ・雑巾
    ・ゴム手袋
    ・マスク
    ・ゴーグル

    洗剤は、酸性の汚れにはアルカリ性洗剤、アルカリ性の汚れには酸性洗剤というように、汚れに適したものを使う必要があります。

    まずはオールマイティーに使える浴室用中性洗剤を選択し、取れない場合にクエン酸や塩素系漂白剤を使って掃除してみましょう。

    お風呂の壁の掃除方法を汚れ別に紹介!

    中性洗剤を使って掃除する方法(全体掃除・赤カビ・石鹸カスなど)

    お風呂の壁の汚れは、軽いものなら浴室用中性洗剤で落とせます。時間が経過していない赤カビや石鹸カスにも有効です。

    週1回程度、定期的に行う場合も、中性洗剤を使って以下の手順で行いましょう。

    1. お風呂の壁全体をお湯で濡らす
    2. 浴室用中性洗剤を壁に吹き付ける
    3. やわらかいスポンジでこすっていく
    4. 熱いシャワーで流す
    5. 冷たいシャワーで流す
    6. 雑巾で乾拭き、またはスクイージーで水切りする

    汚れが強い部分は、時間を置いて汚れを浮かせると落としやすくなります。

    キッチンペーパーをつけて浴室用中性洗剤を吹きつけ、20分程度時間を置いてからこすってみましょう。

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    クエン酸を使って掃除する方法(水垢・石鹸カス)

    白くうろこ状になった水垢には、クエン酸を使った掃除方法がおすすめです。以下の手順で行いましょう。

    1. スプレーボトルにクエン酸水を作る(クエン酸小さじ1と水100ml)
    2. 水垢や石鹸カスにクエン酸スプレーを吹きかける
    3. 10分程度放置する
    4. スポンジでこする
    5. シャワーを使って水で洗い流す

    クエン酸は独特の臭いがするため、気分が悪くならないよう換気扇を回してから掃除にとりかかってください。

    クエン酸水を作る手間を省くために、市販のクエン酸スプレーを使うのもおすすめです。

    落ちにくい場合は、キッチンペーパーを貼り付け上からクエン酸水を吹きつけ、1時間おいてからスポンジでこすってみましょう。

    塩素系漂白剤を使って掃除する方法(黒カビ)

    黒カビは、塩素系漂白剤を使って掃除します。以下の手順に沿って行いましょう。必ず換気扇を回してから作業に取り掛かってください。

    1. 壁が乾くまで待つ、もしくは水分を拭き取る
    2. カビがある部分に塩素系漂白剤を吹き付ける
    3. カビが広範囲に広がっている場合は、塩素系漂白剤を吹き付けた後にキッチンペーパーを貼り、食品用ラップを貼る
    4. 30分程度放置する
    5. キッチンペーパーやラップを取り除き、水で洗い流す

    黒カビは根を張って繁殖するため、塩素系漂白剤を浸透させてから洗い流す必要があります。そのため、乾いた壁で行うことがポイントです。

    高い壁に黒カビが発生している場合は、ドライシートに塩素系漂白剤を塗布し、ワイパーを使って壁に塗布します。スプレーを上向きで噴射すると、目に入るおそれがあり危険なのでやめましょう。

    また、塩素系漂白剤をお湯で洗い流すと、成分が急速に分解されて刺激臭が強くなることがあります。気分が悪くなることもあるため、常温の水を使って流すようにしてください。

    重曹やセスキ炭酸ソーダを使って掃除する方法(酸性石鹸・皮脂汚れ)

    酸性石鹸や皮脂汚れなど、酸性の汚れを落とすには、重曹やセスキ炭酸ソーダを使います。

    1. スプレーボトルに重曹水、またはセスキ炭酸ソーダ水を作る。
    2. お風呂の壁をシャワーで洗い流す。
    3. 汚れが気になるところに、重曹水またはセスキ炭酸ソーダ水を吹きかける。
    4. スポンジでこする
    5. シャワーを使って水で洗い流す

    スプレー水を作るときの分量は、水100mlに対して重曹小さじ1、セスキ炭酸ソーダの場合は水100mlに対して小さじ2分の1程度です。

    頑固な汚れを落としたい場合には、重曹に少量の水を加えてペースト状にし、スポンジにつけてこすってみてください。
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    お風呂の壁を汚れにくくする毎日の掃除方法

    水垢や石鹸カスなどの汚れをつきにくくするためには、毎日のお手入れが大切です。

    1日5分もかからないはずなので、ぜひ試してみてください。

    1.熱めのお湯を壁にかける

    入浴後、お風呂の壁にシャワーを使って50℃程度のお湯をかけます。飛び散ったボディーソープやシャンプー、皮脂汚れを流すことで、汚れの原因を壁に残さないためです。

    頭より少し上の位置を目安に、シャンプーが飛び散っていそうな壁部分を流しましょう。

    天井の近くまで高い位置にシャワーをかける必要はありません。

    2. 水をかけて浴室内の室温を下げる

    壁に残った石鹸類をお湯で流したら、今度はシャワーを使って水をかけましょう。

    黒カビは、「温度」「湿度」「栄養源」の3つがそろうと発生します。さきほどは、壁に飛び散ったシャンプーや皮脂汚れなどの「栄養源」を流しました。

    お風呂の室温を下げることで、黒カビの発生要因となる「温度」の条件をなくすことが目的です。
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    3. スクイージーで水切りを行う

    お風呂全体に水をかけて室温が下がったら、スクイージー(水切りワイパー)を使って水切りを行いましょう。

    水分が残っていると、水垢や石鹸カスの原因となります。タオルや雑巾で拭き上げても構いませんが、スクイージーがあるとより手軽に水切りが可能です。

    鏡はうろこ状の汚れが残りやすいのですが、毎日水切りを行うときれいに保てますよ。

    4. 換気扇をかける

    お風呂の掃除後は、換気をかけておきましょう。お風呂の中の水分を早く蒸発させ、湿気を取り除くことでカビの発生を予防します。


    24時間換気モードは弱風であることが多いため、3〜4時間程度は強めの運転でしっかり換気しておくのがおすすめです。

    浴室乾燥をかけておくと、より効率的にお風呂の中を乾かせます。

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    お風呂の壁掃除を楽にするコツ

    毎日入浴後にかんたんな掃除を行う

    お風呂の壁掃除を楽にするためには、お風呂に汚れをできるだけ残さないこと、カビや水垢などが発生しにくい状況を作ることが大切です。

    石鹸類が壁に残っていないだけでも、何もしないときと比べると石鹸カスや黒カビは発生しにくくなります。


    掃除が面倒なときでも、ボディーソープやシャンプーなどの石鹸類はしっかり洗い流しておきましょう。

    できればスクイージー(水切りワイパー)で水切りしておくと、より汚れはつきにくいです。

    頑固な汚れがついてしまうと、落とすのに時間も手間もかかります。

    入浴後にかんたんな掃除を行うことできれいな状態を保てるので、ぜひ試してみてください。

    24時間換気扇を回す

    長時間湿度の高い状態が続くと、黒カビの発生原因になります。入浴後に水気を乾かし、できるだけ湿度を下げることが大切です。

    浴室のドアを閉めておくのも重要なポイントです。


    ドアを開けたまま換気扇を回すと、その空気が浴室に入って出て行きます。浴室内の空気を外に逃すのには、効率的ではありません。

    黒カビの発生をできるだけ予防し、お風呂掃除を楽にするためには、浴室のドアを閉めて24時間換気を行いましょう。

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    防カビ剤を使う

    手軽にお風呂の汚れをつきにくくしたいなら、防カビ剤の使用がおすすめです。

    防カビ剤には、浴室全体を防カビ剤がいきわたる「くん煙タイプ」や、カビが発生しやすい部分にピンポイントで使える「スプレータイプ」があります。


    使用頻度は商品によって異なり、週1回あるいは月1回程度です。定期的に使用することで黒カビやピンク色のぬめりが発生しにくくなります。

    取り扱い説明書に従って使用し、噴霧したものを吸い込まないよう注意してください。防カビ剤を使用したあとは、十分に換気してから入浴しましょう。

    高圧洗浄機を使用する

    お風呂の壁掃除をする際には、高圧洗浄機を使用すると頑固な汚れもすぐに落とすことができます。しかし、わざわざ高圧洗浄機を購入するのは少しハードルが高いですよね。

    そういった方には、ケルヒャーのレンタルサービスがおすすめです。普段使いはしないけど、たまにはとことんお掃除したいという場合に、3日間¥6,980〜とお得に借りることができますよ。

    お風呂の壁に限らず、あらゆる頑固な汚れに使用できるのが魅力ですね。
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    お風呂の壁の掃除頻度

    浴室をきれいに保つには、基本的に毎日掃除することが必要です。ただし、毎日スポンジを使って念入りに掃除するのは、時間も労力もかかってしまいます。

    そこで、以下の3段階に分けて行うのがおすすめです。

    毎日 飛び散った石鹸類を熱めのお湯で洗い流す。水で室温を下げて換気しておく
    週1回 浴室用中性洗剤を塗布し、スポンジでこすって洗い流す
    黒カビやピンク色のぬめりが発生したとき/水垢や石鹸カスが気になったとき 黒カビや、手強いピンク色のぬめりは、塩素系漂白剤をつけて時間を置いてから流す/水垢や石鹸カスは、クエン酸でスプレーし、スポンジでこすって洗い流す

    毎日入浴後に、汚れのもととなる石鹸類をしっかり洗い流すことを習慣化すれば、汚れはつきにくくなります。


    1週間に1回程度は、浴室用中性洗剤の使用がおすすめです。

    家族が多い場合や、換気扇の風量が弱く湿気がこもりやすい場合などは、もう少しこまめに掃除する必要があるでしょう。

    掃除をまったくせずに汚れが蓄積してしまうと、固くこびりついてなかなか取れない状態になりかねません。

    軽めの掃除をこまめに行い、黒カビや水垢などの汚れを見つけたらできるだけ早く対処するようにしましょう。
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    お風呂の壁を掃除する際に注意すべきこと

    換気扇を回す

    お風呂の壁を掃除する前に、必ず換気扇を回しましょう。


    塩素系漂白剤やクエン酸は臭いが強いため、吸い込んでしまうと気分が悪くなるおそれがあるためです。

    また、湿気をこもらせないことで洗剤の効果を高める目的もあります。

    たとえば、塩素系漂白剤は乾いた部分に使用するのが効果的です。カビがよく取れるよう、換気扇を回すことで湿気を逃がしましょう。

    ゴム手袋・マスク・ゴーグルを装着する

    塩素系漂白剤やクエン酸などの洗剤が直接肌に触れると、皮膚トラブルを起こす可能性があります。


    柄つきのスポンジを使う場合でも飛び散る場合があるため、必ずゴム手袋を装着しましょう。

    ゴーグルは洗剤が目に入るのを防ぐため、マスクは吸い込むのを防ぐために必要です。

    特に、お風呂の壁を掃除する際には、壁についた洗剤が上から垂れてきて目に入るおそれがあります。

    お風呂掃除のために健康を害するようなことがあっては本末転倒です。必ず、自分の体を保護するアイテムを身につけましょう。
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    塩素系漂白剤と酸性洗剤を混ぜない

    塩素系漂白剤と酸性洗剤を混ぜると、有毒な塩素ガスが発生するため危険です。


    塩素ガスを吸い込んでしまうと、目や鼻の痛み、吐き気や呼吸困難などの症状が起こるおそれがあります。

    混ぜて使用するつもりがなくても、塩素系漂白剤を使用後に酸性洗剤を使う場合には注意が必要です。

    特に、お風呂の壁は黒カビには塩素系漂白剤、水垢には酸性のクエン酸など、汚れによって使い分けるのが効果的とされています。

    塩素系漂白剤は単独で使用し、使用後は十分に水で洗い流しましょう。違う性質の汚れを落としたい場合は、別日に分けて行うと安全です。

    クレンザーやメラニンスポンジは必要最低限にする

    クレンザーやメラニンスポンジは、固くこびりついた汚れを落とすのに効果的です。しかし、研磨作用があるため、浴室の壁を傷つけるおそれがあります。

    汚れをつきにくくなるようコーティングされている場合は、剥がしてしまうことになりかねません。

    掃除した直後はきれいになっても、傷ついた部分に汚れが入り込み、余計に落としづらくなる場合があります。

    むやみに使用するのではなく、洗剤と柔らかいスポンジで落とせない場合のみ使うようにしましょう。
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    お風呂の壁掃除をプロに頼むのもおすすめ

    お風呂の壁掃除を業者に依頼すると、以下のようなメリットがあります。

    ・自分で落としきれない汚れも対応してもらえる
    ・短時間で手間をかけずにお風呂掃除ができる
    ・一度きれいになると、そのあとの掃除が楽になる
    ・掃除のコツを教えてもらえることもある

    お風呂の壁は、全体を掃除するとなると範囲が広いため、自分で掃除をするのは大変です。


    お風呂の壁掃除を業者に頼むと、手間をかけることなくきれいにしてもらえるメリットがあります。

    お風呂の汚れは、蓄積されるほど汚れが取れにくく大変になってしまうもの。一度きれいになると、その後は軽く掃除をするだけでもきれいになりやすくなります。

    また、汚れが溜まりやすい箇所や掃除のコツを教えてもらえる場合もあります。

    長期間の汚れが溜まっていて掃除が億劫に感じている方や、時間をかけずにきれいにしたい方は、業者への依頼も検討してみましょう。

    お風呂の壁掃除を業者に頼む際の料金相場

    お風呂の壁単体ではなく、浴室クリーニングとしてお風呂全体を掃除してくれるケースが多くなっています。


    浴室全体のクリーニングを依頼する場合、11,000円〜20,000円程度が目安です。

    一般的に、全国展開している大手の業者よりも地域密着型の業者のほうが安い傾向にあります。

    業者によって含まれるサービス内容には差があり、防カビコーティングやカビ取りなどは、オプションサービスとして設けられていることも。基本料金でどこまでしてもらえるのか、追加料金はどこから必要なのかを必ずチェックしましょう。

    できるだけ安く浴室クリーニングを受けるには、セット割引やキャンペーンを利用するのもおすすめです。
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    お風呂の壁掃除の業者を上手に選ぶためのポイント

    料金設定・サービス内容を確認する

    先述した通り、お風呂の壁掃除を依頼する場合、浴室全体のクリーニングを提供しているのが一般的です。

    ひとくちに浴室クリーニングといっても、掃除の箇所や対応している汚れの内容は、業者によって異なります。一般的に、基本料金に含まれる内容は、以下の通りです。

    ・浴槽
    ・壁、鏡
    ・ドア
    ・天井
    ・床
    ・水栓
    ・排水溝

    風呂の配管掃除や換気扇などは別料金となっていることも。また、カビ除去やウロコ取りなど、頑固な汚れの除去には追加料金がかかることもあります。


    思わぬ出費とならないためには、追加料金も含めた総額はいくらになるのか事前に把握しておくことが大切です。

    そのためには、サービス内容や料金設定がわかりやすく記載されている業者を選ぶと安心できるでしょう。

    反対に、サービス内容がわかりにくい場合や、「15,000円〜」というように料金設定をあいまいにしか記載していない場合は、注意が必要です。

    損害賠償保険に加入している業者を選ぶ

    損害賠償保険は、お風呂の壁に傷がついた場合や、浴槽が破損した場合などに補償が受けられるものです。

    もし、依頼した業者が保険に加入していない場合は、修理代を全額自分で負担することになりかねません。


    大手でも個人の業者でも、損害賠償保険に未加入の業者は避けましょう。

    保険に入っていさえすればよいわけではなく、具体的な補償内容や金額についても確認しておくことが大切です。


    不備があった場合に対応してくれる会社もあるため、補償内容はぜひチェックしてください。
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    利用者の口コミ・評判がよい業者を選ぶ

    業者のホームページや紹介文だけでは、実際のサービス品質、対応力はわかりかねます。なるべく満足度の高いサービスを受けたいなら、利用者の口コミを参考にするとよいでしょう。


    口コミに書かれていることがすべて真実とは限りませんが、よくない口コミが多く寄せられている場合や、利用者の満足度が低い場合は避けたほうが無難です。

    「おうちにプロ」では、利用した方の口コミ件数と、5段階評価が一覧で確認できるため、よい評判の業者を見つけやすくなっています。

    詳細をクリックすると、実際の利用した感想も見られます。ぜひ参考にしてみてください。

    キャンペーンやセット割引を利用する

    浴室クリーニングをできるだけ安く受けるために、キャンペーンやセット割を利用するのもおすすめです。


    浴室換気扇やレンジフードなど、ほかの掃除を同時に依頼したい場合は、セット割引の有無に着目してみてください。

    また、初回限定や期間限定などのキャンペーンを狙って利用するのもよいでしょう。

    ただし、もともとの料金設定が他社よりも高額であれば、お得とはいえません。キャンペーンやセット割に固執するのではなく、割引適用後にいくらになるのか計算し、他者と比較したうえで選びましょう。

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    お風呂の壁掃除に関するよくある質問

    Q

    お風呂の壁の白い汚れを取るにはどうしたらいい?

    A

    お風呂の壁の白い汚れは、水垢や石鹸カスであることがほとんどです。汚れのある部分にクエン酸スプレーを吹きかけ、10分程度放置したあとにスポンジでこすって洗い流します。 汚れがこびりついてなかなか取れない場合は、クエン酸を壁につけたあと、キッチンペーパーとラップでパックをするとよいでしょう。1時間程度放置した後にスポンジでこすり、水で洗い流してください。


    Q

    お風呂の壁のピンク汚れ、赤カビはどうやって落とせばよい?

    A

    お風呂のピンク汚れは、ロドトルラという酵母菌の一種です。ロドトルラは、基本的には中性洗剤をつけてスポンジでこすると落とせます。頑固な汚れの場合は、塩素系漂白剤をスプレーし、洗い流すとよいでしょう。


    Q

    お風呂の壁の黒カビの取り方は?

    A

    黒カビは、塩素系漂白剤をスプレーし、30分程度時間を置いた後に洗い流します。刺激臭がして気分が悪くなることがあるため、必ず換気扇を回してください。また、塩素ガスを発生させないために、酸性洗剤と同時に使用せず、熱湯を使わないように注意しましょう。


    Q

    お風呂の壁掃除を楽にする方法は?

    A

    お風呂の壁掃除を楽にするには、毎日入浴後にかんたんな掃除を行うのがおすすめです。50℃程度のお湯を壁全体にかけたあとに水をかけて室温を下げ、スクイージーで水切りを行います。水気を取り除いた後、ドアを閉めてしっかり換気を行いましょう。月1回程度防カビ剤を使用するのもおすすめです。


    Q

    お風呂の壁掃除の頻度は?

    A

    毎日の入浴後に、壁に飛び散った石鹸類をしっかり洗い流すと頑固な汚れがつくのを予防できます。加えて、週1回程度は、中性洗剤とスポンジを使ってこするとよいでしょう。ピンク汚れや黒カビ、水垢などが見えてきたら、その都度掃除が必要です。


    Q

    酸素系漂白剤はお風呂の壁掃除に使える?

    A

    粉末の酸素系漂白剤を水で溶かしてペーストにし、カビに塗りつけることで取り除くことも可能です。ただし、塩素系漂白剤にくらべると効果が緩やかなことと、壁を流れて行きやすいことから、ほかの洗剤のほうが適しているかもしれません。 どちらかといえば、酸素系漂白剤は、お湯に溶かしてつけおきできる洗面器やお風呂の椅子、風呂釜のほうが適しているでしょう。


    Q

    お風呂の壁掃除で注意することはある?

    A

    お風呂の壁を掃除する際は、忘れずに換気扇を回しましょう。洗剤が皮膚や目、口につくのを防ぐために、マスクやゴーグル、ゴム手袋を必ず装着してください。


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    【まとめ】毎日のかんたんな掃除でお風呂の壁をきれいに保ちましょう

    お風呂の壁の汚れには、水垢とピンク色のぬめり、石鹸カス、黒カビの4つがあります。それぞれの性質に適した洗剤で掃除することが必要です。

    基本的には浴室用中性洗剤を使用します。水垢と石鹸カスにはクエン酸を、頑固なピンク色のぬめりや黒カビには塩素系漂白剤が効果的です。

    汚れをつきにくくするためには、汚れのもととなる石鹸類を50℃程度のお湯で洗い流すこと、水をかけて室温を下げたうえで、しっかり換気しておくことを習慣化するとよいでしょう。

    浴室の壁全体が、カビや石鹸カスで汚れてしまって掃除が大変な場合は、業者に依頼するのもおすすめです。汚れに応じた洗剤を使用し、頑固な汚れまで対応してもらえます。

    この記事を参考に、ぜひお風呂の壁をきれいにしてみてくださいね。

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