衣類収納のアイデア8選！準備ポイントやスペース不足の対処法を紹介

更新日:2025-05-27

衣類は、クローゼットやチェスト、衣装ケース内にきっちりと収納するのが理想です。しかし、実際には衣類の数が多くきれいに整頓できない場合や、収納場所がなく衣類が溢れかえっていてお困りの方もいるのではないでしょうか。

適切に収納しなければ、衣類に虫食い穴が開いたり傷んだりするおそれがあるため、コツを押さえてきれいに収納する必要があります。

本記事では、「衣類の収納方法がわからない」「きれいに整理整頓したい」とお悩みの方に向けて、衣類収納のアイデアを合計8選紹介します。収納前の準備ポイントやスペース不足の場合の対処法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

• ・収納前に着る服・着ない服の2種類に分けて、着ない服は思い切って断捨離する
• ・引き出しタイプの衣装ケースやハンガーラックなどを用意しておくと、収納を効率的に進めやすい
• ・クローゼットでは、基本的に衣類をハンガーにかけて収納するのがおすすめ
• ・衣装ケースでは、狭いスペースを効果的に活用するために「立て収納」がおすすめ
• ・長期間衣類を保管する場合は、防虫剤の使用や通気性の良い場所に収納することが大切

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【記事作成】おうちにプロ 編集部

ハウスクリーニングのプロが監修したお掃除や家事の時短アイディアや役立つアイテムをご紹介。毎日の暮らしをちょっと楽しく・ちょっと豊かにする情報を発信中！

衣類収納の準備ポイント

実際に衣類の収納を行う前に、まずは準備ポイントを確認しておきましょう。次のポイントを実践したうえで収納を行ってみてください。

・衣類を着る服・着ない服に分ける
・着ない服は手放す

衣類を着る服・着ない服に分ける

まず、今持っている衣類をすべて取り出して、どれくらいの量があるのかをチェックしましょう。そのうえで、着る服・着ない服の2種類に分けていきます。

頻繁に着用しているものやお気に入りのものは保管しておき、今後着用することはないであろう衣類は処分を検討しましょう。

また、サイズが小さくなっていたり、今着ている服とテイストが異なっていたりする衣類は着用しないケースが多いため、着ない服に分けてみてください。判断がつかない場合は、一度鏡の前で着用してみて今後も着回しをするのか、もしくは一切着用しないのかを決めてみるのも良いでしょう。

着ない服は基本的に処分しますが、部屋着として活用できる場合は残しておいても問題ありません。ただし、すべてを部屋着にまわすと整理ができないため厳選するようにしましょう。

着ない服は手放す

今後着ることがないであろう服や、部屋着としても活用が難しい服などは、思い切って処分しましょう。

特に、大量の衣類を持っていて収納スペースが足りない方は、昔購入して今は一切着用していない服などは処分を検討してみてください。

ただし、量が多すぎると整理できないため、残すものは見極めるようにしましょう。「いつか着るかもしれない」と感じるものは、着用しないケースが多いので思い切って処分してみるのがポイントです。

処分する衣類は自治体のルールに則って可燃ゴミとして出したり、友人や知人に譲ったりして処分します。

きれいな状態の衣類は、フリマアプリやインターネットオークションなどで売却できる可能性もあるでしょう。売却できれば、売却分の金額は臨時収入となるため、状態が良いものは売却を検討することをおすすめします。

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衣類収納で活用したいおすすめアイテム

整理した服をきれいに収納するために、いくつかのアイテムを用意しておきましょう。収納スペースが足りない場合は、次のようなアイテムを買い足すなどして対処してみてください。

・引き出しタイプの衣装ケース
・布製の衣装ケース
・多段タイプの衣装ケース
・ハンガーラック

引き出しタイプの衣装ケース

引き出しタイプの衣装ケースは、基本的には透明で中身が見えるようになっています。1段タイプのものが多いですが、複数重ねると多段タイプとして収納スペースを有効活用することが可能です。

クリアタイプを選べば、引き出しを開けずに外側から何の衣類が入っているかをすぐに判別できます。小さめのサイズから大きめのサイズまで、幅広い大きさの製品が展開されているため、スペースに合わせて選んでみてください。

透明で中身が見えることが気になる場合は、クリアタイプではなく色がついていたり中身が見えない仕様になっている衣装ケースを選びましょう。

布製の衣装ケース

布製の衣装ケースは、ケース全体が布で作られている点が特徴です。基本的には1段タイプが主流で、フタがついていてファスナーで開閉が行えます。

サイズ展開も豊富なため、衣類の収納から寝具の収納まで幅広い場面で活躍します。

また、使用しないときは折りたたんで保管できるため、余計なスペースを取らない点も魅力の一つといえます。ただし強度があまりないため、引き出しタイプの衣装ケースのように積み重ねて保管するのは難しい場合があります。

積み重ねる場合は、重いものを上に置かないように工夫することが大切です。

多段タイプの衣装ケース

多段タイプの衣装ケースは、いくつかの衣装ケースが重なっていて収納力があるアイテムです。

また、多段タイプの中にはキャスターを取り付けられるものもあります。複数積み重なった収納ボックスは重みがあり、部屋の模様替えをする際などに移動しづらいですが、キャスターがあれば楽に移動させることが可能です。

ただし、高さがある分収納スペースにも余裕が必要なため、あらかじめサイズを測ったうえで購入しましょう。

ハンガーラック

ハンガーラックは、パイプの部品を組み合わせてハンガーをかけられるようになっているアイテムです。主に、クローゼットや押し入れの収納スペースが足りない場合に活躍します。

また、衣装ケースの中に衣類をしまうと、畳み方や量によってはシワになってしまうおそれがあります。衣替えで衣類をしまっておいて、いざ着ようとしたときにシワだらけですぐに着用できなかった、という経験がある方も多いのではないでしょうか。

ハンガーラックであれば、畳み方やほかの衣類の重みなどによるシワが生じないため、いつでもきれいな状態で衣類を着用できます。

ただし、長期間ハンガーにかけることで肩の部分が伸びてしまうおそれがある衣類は、ハンガーラックを使用しない方が良いでしょう。また、衣類にホコリやゴミが付着しないように、定期的に掃除することをおすすめします。

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クローゼットの衣類収納アイデア

まずは、クローゼットの衣類収納アイデアから見ていきましょう。

・衣類をハンガーにかける
・多段タイプの衣装ケース・収納ボックスを使用する
・使用頻度ごとに収納場所を分ける

衣類をハンガーにかける

基本として、クローゼット内では衣類をハンガーにかけるようにしましょう。より多くの衣類をまとめて収納できるため、スペースの有効活用につながります。

季節に合わせてハンガーにかける衣類を調整するのも良いでしょう。

見た目にこだわってオシャレにしたい場合は、色で衣服を分けたりアウターやTシャツなどのカテゴリーで分けたりするのがおすすめです。また、ハンガーもすべて同じものを使用することで統一感が生まれます。

ただし、衣類によってはハンガーが合わないと型崩れする場合があるため、使用するハンガーは慎重に選びましょう。たとえば、衣類に対して大きすぎるハンガーは袖の部分が突っ張ってしまい、伸びるおそれがあります。

衣類ごとにいくつかのハンガーを用意して、使い分けるのが理想です。

多段タイプの衣装ケース・収納ボックスを使用する

衣類をハンガーにかけることで大量の服を収納できますが、クローゼットの下の空間がデッドスペースになりがちです。下の余っている場所には多段タイプの衣装ケースを設置して、スペースを有効活用しましょう。

たとえば、2段程度のスペースしかないにもかかわらず、3段以上のケースを購入すると、ハンガーにかけている衣類と接触してシワや型崩れの原因となってしまいます。

既製品で適切なサイズのものが販売されていない場合は、1段タイプの衣装ケースを複数購入して積み重ねて使用するのも良いでしょう。

使用頻度ごとに収納場所を分ける

クローゼット内の衣類は、使用頻度ごとに収納場所を分けて取り出しやすさを重視しましょう。たとえば、クローゼット内の空間を上・中・下の3つに分けて使用頻度ごとに衣類を分けていきます。

上部の棚に置くものは、万が一落下した場合のことを考慮して軽量なもののみにしましょう。また、手が届きづらいため使用頻度が特に低いものを収納するのがおすすめです。

中部は取り出しやすい位置になるため、使用頻度が高い衣類をハンガーにかけて収納しましょう。下部は衣装ケースを設置し、比較的重たいものを収納しておきます。

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衣装ケース・チェスト内の衣類収納アイデア

衣装ケースやチェストに衣類を収納する際は、次のような工夫を行ってみてください。

・衣類を立てて収納する
・仕切りを活用する
・収納場所をあらかじめ確定させる

衣類を立てて収納する

衣装ケースやチェストの中では、畳んだ衣類をそのまま重ねて収納している方も多いのではないでしょうか。衣類が少ない場合は問題ありませんが、大量の衣類がある場合はかさばるうえに、重みでシワが生じる可能性があります。

そのため、衣類の量が多い場合は立てておくのがおすすめです。それぞれの衣類が自立するように折山を上にして立てて収納すれば、畳んだものを重ねて収納する場合に比べてスペースを有効活用しやすく、シワも生じません。

立てて収納する際も、使用頻度が高い衣類は手前に来るように収納しましょう。基本的に奥のものは取り出しづらくなるため、使用頻度が低いものを入れておくのがおすすめです。

仕切りを活用する

立てて収納するのが難しい場合は、仕切りを活用しましょう。ブックスタンドなどを活用すれば、衣装ケースやチェストの中に簡単に仕切りを作れます。

特にインナー類や靴下、ハンカチなどは仕切りがあるときれいに整理しやすくなります。見た目もスッキリするため、引き出しを開けるたびにストレスを感じることも減るでしょう。

収納場所をあらかじめ確定させる

衣装ケースやチェスト内は、仕切りを設置しない限りはどうしても収納場所が定まりづらい点に注意が必要です。衣類を洗濯するたびに、毎回収納場所が異なるというケースもあるでしょう。

しかし、散らかさずにきれいに整理整頓するためには、収納場所をあらかじめ確定させておくのがおすすめです。

いろんな衣類が混在して、見た目が悪くなることも防げるでしょう。収納場所を決めたらラベルなどを用意して、収納する衣類の名称を記載したうえで貼り付けておくと、迷わずに収納できます。

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おしゃれな衣類収納アイデア

「衣類をおしゃれに収納したい」「見せる収納をしたい」と考える方もいるのではないでしょうか。特にクローゼットや押し入れがなく、収納スペースが限られているうえに収納が丸見えになる場合は、誰に見られても良いようにおしゃれに収納したいことも多いはずです。

おしゃれに衣類を収納したい場合は、ハンガーラックを活用しましょう。ただし、すべての衣類をハンガーラックにかけるのではなく、厳選したおしゃれな衣類のみをかけるのがポイントです。

そのほかの衣類は、ハンガーラックの下に衣装ケースや布製のボックスなどを置いて収納しましょう。単なるクリアタイプではなくデザイン性の高い衣装ケースを選べば、インテリアの一部として空間に馴染むといえます。

ほかにも、可動式の棚を用意して衣類を畳んで収納すると、アパレルショップのディスプレイのようにおしゃれな収納が実現します。さらにこだわりたい場合は、棚の空きスペースにおしゃれな小物を置くと洗練された空間になるでしょう。

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オフシーズンの衣類収納アイデア

オフシーズンの衣類を収納する場合は、なるべく使用頻度が高い衣類の収納スペースを余計に取らないように収納場所を意識しましょう。

また、オフシーズン用の衣装ケースを用意して、シーズンが過ぎるごとに衣類も入れ替えると効率的に衣替えを行いやすいでしょう。また、衣替えの際に不要な服は思い切って処分すると、収納スペースを確保しやすくなります。

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オフシーズンの衣類を収納する際の注意点

オフシーズンの衣類を収納する際は、傷めないためにも次の点に注意しましょう。

・防虫対策や除湿を行う
・クリーニング後のビニール袋をかけたまま収納しない
・デッドスペースを有効活用する

防虫対策や除湿を行う

オフシーズンの衣類は長期間使用しないため、何も対策せずに収納していると虫食いの被害が生じるおそれがあります。「衣替えで衣類を出したら穴が開いていて着れなかった」という事態を防ぐためにも、防虫剤を使用しましょう。

また、湿気がこもらないように対策することも大切です。湿気がこもった状態で衣類を保管すると、カビが生えてしまう可能性があります。

湿気を取るシートを設置したり、風通しの良い場所に収納したりするなどの工夫を行ってみてください。

クリーニング後のビニール袋をかけたまま収納しない

オフシーズンの衣類をクリーニングに出すと、ビニール袋がかけられたまま返却されることがほとんどです。汚れ防止としてそのまま収納してしまう方も多いかもしれませんが、ビニール袋は外して収納することをおすすめします。

なぜなら、ビニール袋を着用したまま保管すると通気性が悪くなり、湿気がこもってカビが生えてしまうおそれがあるためです。

特に梅雨などの湿度が高い時期は、カビが生えやすくなるため注意しましょう。

カバーをかけて収納したい場合は、不織布などでできた通気性の良いカバーを使用してみてください。

デッドスペースを有効活用する

限られた収納スペースを使ってオフシーズンの衣類を収納する場合は、デッドスペースの有効活用を意識しましょう。たとえば、クローゼットの上部や衣装ケース・棚などの奥、ベッド下は有効活用しやすいスペースです。

デッドスペースを活かすことで、よく着用する衣類の収納場所にも余裕が生まれ、クローゼット全体の使い勝手が向上します。

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【悩み別】衣類収納がうまくいかない場合の対処法

ここからは、次の悩み別に対処法を詳しく解説します。

・衣類の整理整頓がうまくいかない
・衣類が多く取り出しづらい
・収納スペースがほとんどない

衣類の整理整頓がうまくいかない

衣類の整理整頓がうまくいかない場合、衣類の量が多すぎたり収納場所が定まっていなかったりするケースが多いです。そのため、まずは着る服と着ない服に整理したうえで、本当に必要な服だけを残すことを心がけましょう。

そのうえで、トップスやボトムス、アウターなどのカテゴリーごとに収納場所を決めると、スムーズに作業を進められます。また、仕切りがついた収納ボックスや可動式の棚などを活用すると、見た目が整ううえに定位置も決めやすくなるでしょう。

衣類が多く取り出しづらい

衣類が多くて取り出しづらい場合は、衣類を収納する場所を工夫しましょう。たとえば、普段は着ない服が衣装ケースの手前に置かれていると、着たい服を取り出す際の邪魔になります。

そのため、着用頻度から優先順位を決めて、頻繁に着るものを手前に、あまり着ないものは奥に収納するようにしましょう。

どの引き出しや衣装ケースに何を収納するのかをあらかじめ決めておくと、収納や取り出しが行いやすくなります。わかりやすいようにラベルを貼っておくと迷うこともないでしょう。

収納スペースがほとんどない

収納スペースがほとんどない場合は、まずは空間の使い方を意識しましょう。たとえば、クローゼットの上部や下部はデッドスペースになりがちですが、衣装ケースや収納ボックスなどを置くことで衣類を収納できるようになります。

また、クローゼットや押し入れがない場合は、ハンガーラックを室内に設置しましょう。頻繁に着用する服はハンガーラックにかけて、あまり着用しない服はハンガーラックの下に衣装ケースを設置して収納することをおすすめします。

棚などがセットになった多機能型のハンガーラックであれば、スペースを有効活用しながら収納場所を増やすことができます。

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衣類の収納に関するよくある質問

効率的な衣類収納で快適に過ごそう

衣類をきれいに収納するには、スペースの確保が必要不可欠です。特に大量の衣類が自宅にある場合は、いくらスペースが広く確保できても収納しきれない場合があるため、まずは断捨離を行いましょう。

頻繁に着用するものやお気に入りの衣類は残しておき、1年以上着用していないものは思い切って処分することをおすすめします。そのうえで、衣装ケースやハンガーラックなどを活用して、効率的に衣類を収納しましょう。

衣類収納の基本は、頻繁に着用するものは取り出しやすい位置に収納することです。衣替えを行う際に、お気に入りの服や着用頻度が高いものは衣装ケースの手前に収納して取り出しやすいように工夫してみてください。

長期間衣類を収納する際は、防虫対策や湿気対策を忘れずに行い、きれいな状態を保ちましょう。

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