大型・小型家電の処分方法!費用や無料のやり方、注意点を紹介

自宅で使用している冷蔵庫やテレビなどの大型家電、携帯電話やパソコンなどの小型家電は、適切な方法で処分しなければなりません。適切に処分しなければ環境破壊を引き起こす可能性があるほか、不法投棄や不適切な処分によって火災が発生するおそれもあります。

しかし、「家電の処分方法がわからない」「正しく処分できるかが不安」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、大型・小型家電の処分方法と注意点、処分にかかる費用の目安を詳しく解説します。無料で処分する方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

家電は、基本的にリサイクルが必要です。資源を再利用するためにも、正しい方法で処分しましょう。
この記事でわかること
  • ・大型家電を処分するには、家電量販店での引き取り依頼や不用品回収業者の利用、各自治体の指定引取場所への持ち込みなどが必要

  • ・小型家電は、自治体や家電量販店が設置する回収ボックスへの投函や、不用品回収業者への回収依頼などで処分できる

  • ・大型家電は「家電リサイクル法」、小型家電は「小型家電リサイクル法」に則った処分が必要

  • ・不要になった家電は、身近な友人・知人に譲ると無料で処分できる

  • ・リサイクルショップやフリマアプリなどで家電を売却すれば、臨時収入を得られるうえに無料で処分が可能
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大型家電は家電リサイクル法に則った処分が必要

大型の不用品の処分といえば、自治体に粗大ゴミとして回収を依頼する方法が思い浮かぶ方も多いかもしれませんが、大型家電は粗大ゴミとして処分できません。

なぜなら、大型家電には家電リサイクル法が適用され、資源の有効活用が求められるためです。資源の有効活用のほか、廃棄物の量を減らして地球環境の保全につなげる目的もあります。


大型家電にはリサイクル可能なさまざまな部品が使用されており、処分後は分解して部品を抜き取り、別の製品を作るために再利用されます。

家電リサイクル法が適用される大型家電は、次のとおりです。

  • 冷蔵庫・冷凍庫
  • エアコン
  • テレビ(ブラウン管、液晶式、有機EL式、プラズマ式)
  • 洗濯機・衣類乾燥機

これらの家電は、基本的に粗大ゴミでは出せない点に注意しましょう。処分にかかる費用の内訳もほかの不用品とは異なり、「リサイクル料金」と「収集運搬料金」が発生します。

リサイクル料金は、その名のとおり家電のリサイクルを行うためにかかる費用です。メーカーや製品ごとに決められており、どこで処分しても基本的に費用が変わることはありません。

収集運搬料金は、大型家電を回収・運搬する際にかかる費用で、業者によって料金設定が異なります。自分で指定引取場所などに持ち込めば、リサイクル料金だけで処分することができます。

ほかの不用品に比べて処分に手間や費用がかかりますが、地球環境を守るためにも必ず家電リサイクル法に則った処分を行いましょう。
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大型家電の処分方法

大型家電の主な処分方法は、次の7つです。

・大型家電を購入した店舗に回収を依頼する
・買い替え時に家電量販店で引き取りを依頼する
・各自治体の指定引取場所に持ち込む
・不用品回収業者に処分を依頼する
・リサイクルショップで売却する
・フリマアプリやインターネットオークションに出品する
・友人や知人に譲る

大型家電を購入した店舗に回収を依頼する

大型家電は、過去に購入した店舗で回収を依頼することが可能です。処分したい家電を購入した店舗であれば、連絡すれば必ず処分してもらえます。

なぜなら、過去に販売した家電の回収を依頼された場合は、回収を引き受けるように家電リサイクル法によって義務付けられているためです。


新しい家電へ買い換えなければならないなどの特別な条件もなく、回収のみを依頼できます。

回収を拒否すると法令違反になるため、必ず回収を行ってもらえる点がメリットです。引っ越しをするために処分のみを行う場合や、家電が不要になった場合などにおすすめといえます。

回収のみを依頼する場合も、リサイクル料金と収集運搬料金の支払いが必要です。リサイクル料金は家電の種類やメーカーごとに異なりますが、収集運搬料金はどの家電でも同程度の金額を請求されるケースが多いでしょう。

なお、エアコンのような取り外しが必要な家電は、別途取り外しの工事費が請求される可能性があります。自分で取り外すこともできますが、エアコンの落下や怪我などのリスクがあるため、専門の業者に任せた方がよいでしょう。

処分方法に迷ったら、まずは購入した店舗に連絡してみるのがおすすめですよ。
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買い替え時に家電量販店で引き取りを依頼する

新しい家電へ買い換える場合は、購入先の家電量販店で古い家電の引き取りを依頼しましょう。リサイクル料金と収集運搬料金がかかりますが、新しい家電の配送と同時に古い家電を回収してもらえる点が大きなメリットです。


手間も時間もかからないため、新しい家電に買い換える場合は特におすすめの方法といえます。

収集運搬料金は家電量販店によって費用が異なるため、特にこだわりがない場合は収集運搬料金が安い店舗で新しい家電を購入するとよいでしょう。また、買い替えの際もエアコンの場合は取り外し工事費が発生する可能性がある点に注意が必要です。

また、家電量販店によっては新しい家電の購入金額に応じてポイントをキャッシュバックしたり、時期によって割引サービスを行っていたりするなどお得に家電を購入できる場合があります。ポイント制度や割引制度を活用すれば、家電の購入と処分にかかるトータルコストを安く抑えられるでしょう。

特に、家電が売れやすい新生活(3月・4月頃)やボーナスの時期(6月・12月頃)などは、さまざまなキャンペーンや割引が打ち出されやすいので、ぜひチェックしてみてくださいね。

各自治体の指定引取場所に持ち込む

大型家電は粗大ゴミとしての処分はできませんが、各自治体の指定引取場所に持ち込んで処分を依頼することは可能です。郵便局で家電リサイクル券を購入して、あとは指定引取場所に持ち込むだけなので、家電を簡単に処分できます。


自分で家電を持ち運ぶため、収集運搬料金がかからない点が大きなメリットです。

処分にかかる費用はリサイクル料金だけになるので、ほかの方法に比べて費用を安く抑えられるでしょう。

ただし、大型の家電をトラックなどに乗せて持ち運ぶため、非常に手間がかかる点に注意しなければなりません。特に冷蔵庫や洗濯機などは重量があるため、1人で持ち運ぼうとすると怪我や事故につながるおそれがあります。

できる限り、家族や友人などに手伝ってもらいながら持ち込むのがおすすめですよ。各自治体の指定引取場所は、一般財団法人家電製品協会のホームページで公開されています。
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不用品回収業者に処分を依頼する

大型家電は、民間の不用品回収業者に処分を依頼することも可能です。不用品回収業者であれば、自宅まで家電を引き取りに来てもらえるため、処分に手間がかからない点がおすすめポイントです。


エアコンの回収に対応している業者であれば、基本的に取り外し工事まで行ってもらえます。

多くの業者は、トラックに大量の不用品を積み込める「積み放題プラン」を提供しています。処分したい大型家電が複数ある場合や、大型家電のほかに大量の不用品などがある場合は、それぞれを単品で依頼するよりも安く済む可能性があるためお得です。

不用品の量が多い場合でも、1トントラックや2トントラック、4トントラックなどトラックの大きさを自由に指定できるため、1回でまとめて処分可能な点が大きな魅力といえます。

回収日時は自分で自由に指定できるので、忙しい方にもおすすめですよ。

リサイクルショップで売却する

状態がよく、故障していない大型家電であれば、リサイクルショップで売却できる可能性があります。売却できれば現金化できるほか、無料で処分できることがメリットです。


ただし、必ず売却できるわけではない点に注意しなければなりません。

製造から5年〜10年以内の大型家電であれば、売却できる可能性は高いでしょう。しかし、年式が新しい場合でも汚れがひどかったり破損や故障が生じていたりする場合などは、買取不可と判断されるケースもあります。万が一買取不可の場合は、そのほかの方法で処分が必要です。

少しでも高く売却したい場合は、事前に家電をすみずみまで掃除しておきましょう。特に掃除機や洗濯機などの中は汚れやすいため、あらかじめ入念に掃除しておくことをおすすめします。

大型家電の買取に対応していないリサイクルショップもあるので、事前にどのようなものが売却できるかを必ず確認しましょう。
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フリマアプリやインターネットオークションに出品する

フリマアプリやインターネットオークションに出品する場合も、大型家電を現金化して臨時収入を得ながら処分することが可能です。リサイクルショップとは違い、出品価格を自由に設定できる点も大きな魅力の一つです。


買い手が見つからなければ処分できませんが、出品自体を続けることはできるため、急いで処分する必要がない場合に向いています。

状態がよく人気が高いモデルであれば、すぐに買い手が見つかるでしょう。ただし、基本的に送料は出品者負担となる場合が多いうえに、梱包も自分で行わなければならず手間がかかります。

特に、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電は送料が高くなりがちなので、売却時の金額によっては利益があまり出ないか、マイナスになってしまう恐れがある点に注意しましょう。

出品する際は、サイト内で同じモデルがどの程度の価格で出品されているのかを確認して、相場を把握してから出品価格を決めるとよいですよ。

友人や知人に譲る

友人や知人など、身近な人に大型家電を必要とする人がいれば、譲渡するのも一つの方法です。友人や知人に譲れば、リサイクル料金と収集運搬料金がかからず、無料で処分することが可能です。


友人や知人であれば、相手の素性や連絡先などがあらかじめわかっているため、不安になることなく安全に引き渡せる点もメリットといえます。

自宅から相手の家まで運搬する手間はかかりますが、無料で譲渡する条件として運搬を手伝ってもらうなどして、協力を得ながら運び出すとよいでしょう。

また、譲渡後のトラブルを防ぐためにも、あらかじめ大型家電の状態を相手に伝えておくことをおすすめします。年式や機種、付属品の有無や現在の状態などを、できれば写真付きで伝えておきましょう。

基本的には無料で処分でき、軽トラックを借りて運搬する場合も支払いが必要なのは車両のレンタル代のみとなるため、ほかの方法に比べて節約しながら処分できますよ。
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大型家電の処分にはリサイクル料金と収集運搬料金が必要

先述したとおり、大型家電の処分にはリサイクル料金と収集運搬料金が発生します。ここからは、次の家電についてリサイクル料金や収集運搬料金を見ていきましょう。

・エアコンのリサイクル料金
・テレビのリサイクル料金
・冷蔵庫、冷凍庫のリサイクル料金
・洗濯機、衣類乾燥機のリサイクル料金
・収集運搬料金の目安

エアコンのリサイクル料金

エアコンのリサイクル料金は、メーカーによって次のような違いがあります。

メーカー名 リサイクル料金(税込)
パナソニック(株) 990円
パナソニック(株)(三洋電機) 990円
東芝ライフスタイル(株) 990円
ダイキン工業 990円
シャープ(株) 990円
三菱電機(株) 990円
アイリスオーヤマ(株) 2000円
エスケイジャパン(株) 2000円

出典元:リサイクル料金主要メーカー一覧|一般社団法人家電製品協会

パナソニックや東芝、ダイキンなどの主要家電メーカーであれば、990円(税込)で処分できるケースが多いです。しかし、アイリスオーヤマやエスケイジャパンなどのメーカーは、2,000円(税込)とやや高くなる点に注意しましょう。

ほかの大型家電に比べて、リサイクル料金は比較的安く設定されているといえます。
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テレビのリサイクル料金

テレビのリサイクル料金は、メーカーやサイズによって次のように設定されています。

メーカー名 ブラウン管
(小サイズ・税込)
ブラウン管
(大サイズ・税込)
液晶・有機EL・プラズマ式
(小サイズ・税込)
液晶・有機EL・プラズマ式
(大サイズ・税込)
パナソニック(株) 1,320円 2,420円 1,870円 2,970円
パナソニック(株)(三洋電機) 1,320円 2,420円 1,870円 2,970円
TVS REGZA(株) 1,320円 2,420円 1,870円 2,970円
シャープ(株) 1,870円 2,970円 1,870円 2,970円
ソニー(株) 1,870円 2,970円 1,870円 2,970円
LG Electronics Japan(株) 1,320円 2,420円 1,870円 2,970円
LG Electronics Japan(株) 1,320円 2,420円 1,870円 2,970円
サムスン電子ジャパン(株) 1,870円 2,970円 1,870円 2,970円

出典元:リサイクル料金 主要メーカー一覧|一般財団法人家電製品協会

液晶・有機EL・プラズマ式テレビであれば、基本的にはどのメーカーでもリサイクル料金は同じです。しかし、ブラウン管は一部メーカーでは費用がやや高くなります。

冷蔵庫・冷凍庫のリサイクル料金

冷蔵庫・冷凍庫も、メーカーとサイズによって次のようにリサイクル料金が異なります。

メーカー名 小サイズ(税込) 大サイズ(税込)
パナソニック(株) 3,740円 4,730円
パナソニック(株)(三洋電機) 3,740円 4,730円
東芝ライフスタイル(株) 3,740円 4,730円
アイリスオーヤマ(株) 4,730円 4,730円
日立グローバルライフソリューションズ(株) 3,740円 4,730円
シャープ(株) 3,740円 4,730円
サンコー(株) 5,200円 5,600円

主要メーカーであればリサイクル料金は同じですが、ほかのメーカーでは費用が異なる場合がある点に注意しましょう。

冷蔵庫は、庫内に物が残っているとリサイクルできません。そのため、処分前に庫内が空になっているかを必ず確認してから処分してください。

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洗濯機・衣類乾燥機のリサイクル料金

洗濯機・衣類乾燥機のリサイクル料金は、次のとおりです。

メーカー名 リサイクル料金(税込
パナソニック(株) 2,530円
東芝ライフスタイル(株) 2,530円
日立グローバルライフソリューションズ(株) 2,530円
シャープ(株) 2,530円
三菱電機(株) 2,530円
アイリスオーヤマ(株) 2,530円
アクア(株) 2,530円
サンコー(株) 3,300円
三星電子(株) 2,640円

出典元:リサイクル料金 主要メーカー一覧|一般財団法人家電製品協会

リサイクル料金は、主要メーカーであれば2,530円が目安ですが、そのほかのメーカーは費用が異なるため、事前に確認が必須です。特に自分で自治体の指定引き取り場所に持ち込む場合は、正しい金額で家電リサイクル券を購入しましょう。

リサイクル料金はメーカーによって異なりますが、どこで処分する場合でも基本的に費用は同じです。

収集運搬料金の目安

収集運搬料金がかかるのは、家電量販店や不用品回収業者などに回収を依頼する場合です。たとえば、家電量販店では次の費用が目安となります。

家電量販店名 収集運搬料金(税込)
ビックカメラ 2,200円
ヨドバシカメラ 550円
ヤマダ電機 2,500円
ケーズデンキ 3,300円

参考:家電のリサイクル・引き取りについて|ビックカメラ.com
参考:大型家電リサイクル回収|ヨドバシ.com
参考:家電リサイクル回収のお申込について|ヤマダウェブコム
参考:リサイクル回収について|ケーズデンキ

基本的に、大型家電であればどの種類でも上に挙げた金額が発生します。不用品回収業者の場合も業者ごとに料金設定が異なるため、事前に見積もりを依頼しましょう。

自分で運搬する場合や、リサイクルショップなどに売却する場合は収集運搬料金がかかりません。
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小型家電は小型家電リサイクル法に則った処分が必要

パソコンや携帯電話、ドライヤーなどの小型家電は、小型家電リサイクル法に則って処分する必要があります。小型家電には貴金属や鉄、レアメタルなどが使用されており、これらの有用な金属をリサイクルするために小型家電リサイクル法が制定されました。

小型家電に該当する家電は、主に次のとおりです。

  • パソコン
  • 携帯電話
  • ゲーム機
  • カメラ類
  • プリンター
  • 掃除機
  • アイロン
  • ドライヤー
  • 空気清浄機
  • モバイルバッテリー など

基本的には、各自治体や家電量販店が設置する回収ボックスに投函することで、無料で処分できます。


ただし、回収ボックスでは回収できないものを、不用品回収業者などに処分を依頼する場合は費用がかかる点に注意が必要です。

携帯電話や小型のゲーム機などであれば回収ボックスに投函できますが、プリンターや掃除機のような家電は投函できないため、不用品回収業者に回収を依頼したりリサイクルショップなどで売却したりする必要があります。

いずれの場合も、必ず個人情報などのデータをすべて消去してから処分しましょう。
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小型家電の処分方法

小型家電の主な処分方法は、次のとおりです。

  • 回収ボックスに投函する
  • 不用品回収業者に依頼する
  • リサイクルショップで売却する
  • フリマアプリやインターネットオークションに出品する
  • 友人・知人に譲る

スマートフォンを含む携帯電話や小型のゲーム機などであれば、自治体や家電量販店が設置する回収ボックスへの投函が可能です。基本的には無料で処分でき、小型家電に含まれる資源を有効活用してもらえます。


プリンターや掃除機、空気清浄機などのやや大きめの家電は回収ボックスへ投函できないため、不用品回収業者に依頼したり、売却したりして処分しましょう。

売却できれば、小型家電を処分することなく再利用してもらえるうえに、臨時収入も得られる点がメリットです。ただし、状態がよいものでなければ売却できない可能性があるでしょう。

また、身近な友人・知人に小型家電が必要な人がいる場合は、引き取ってもらえれば無料で処分できます。

資源を有効活用するためにも、普通ゴミとして処分しないようにしましょう。
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無料で家電を処分する方法

無料で家電を処分したい場合は、次の方法がおすすめです。

  • リサイクルショップで売却する
  • フリマアプリやインターネットオークションに出品する
  • 回収ボックスへ投函する
  • 友人・知人に譲る
  • SNSや掲示板サイトで引き取り手を探す

上記のいずれかの方法を選べば、費用をかけずに処分できます。

売却や友人・知人への譲渡が難しい場合は、SNSや掲示板サイトで引き取り手を探してみてください。たとえ状態が悪いものでも、無料で引き取りたいという人が見つかるかもしれません。

SNSや掲示板サイトを利用する場合も、トラブルを避けるために、運搬方法や送料が発生する場合の負担についてもしっかりと擦り合わせておきましょう。
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家電を処分する際の注意点

家電を処分する際の注意点は、次の2つです。

・冷蔵庫、冷凍庫や洗濯機はあらかじめ水抜きが必要になる
・不法投棄は絶対に避ける

冷蔵庫・冷凍庫や洗濯機はあらかじめ水抜きが必要になる

冷蔵庫・冷凍庫や洗濯機を処分する際は、処分までに必ず水抜きを行いましょう。水抜きをしなければ、家電を運搬する際に水が漏れてしまい室内が水浸しになるおそれがあります。


故障にもつながるほか、水抜きをしていないと回収してもらえない場合もあるため注意しましょう。

水抜きは、回収の1日前から行っておくことをおすすめします。冷蔵庫・冷凍庫の場合は水受けや製氷機を取り出し、内部の水をすべて抜きましょう。

洗濯機の場合は、標準コースで1~2分程度運転すると給水ホース内部の水が抜けるため、運転を停止して給水ホースを取り外します。その後、洗濯機内部の水を抜くために脱水運転を1~2分程度行いましょう。最後に脱水ホースを取り外して水を抜くと、水抜きは完了です。

処分・売却のどちらの場合でも水抜きは必要ですよ。

不法投棄は絶対に避ける

「処分方法がわからない」「手続きが面倒」などの理由で、家電を不法投棄するのは絶対に避けましょう。資源を有効活用できず、環境破壊につながるほか、家電が発火して火災につながるリスクもあります。


不法投棄すると、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、または両方が科せられます。

また、不用品回収業者に依頼する場合も、悪質な業者を利用してしまうと家電を不法投棄されるおそれがあるため、注意しなければなりません。悪質な業者は家電の回収・処分に必要な資格を有していない場合が多く、正しい方法で処分できないため不法投棄してしまうのです。

悪質な業者に不法投棄された場合、所有者が判明すると業者だけではなく所有者も処罰の対象となる可能性があります。

優良な不用品回収業者を見極めるポイントを把握しておけば、不法投棄のリスクも避けられますよ。
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不用品回収業者を選ぶポイント

優良な不用品回収業者を見極めるために、次のポイントをチェックしてみてください。

  • 家電の回収に必要な資格を有しているか
  • 費用は明確でわかりやすいか
  • 口コミや評判がよいか

まず、一般家庭から家電を回収・処分するためには「一般廃棄物収集運搬業の許可」が必要です。許可の有無はホームページやSNS、パンフレットなどに記載されていることが一般的ですが、記載がない場合は無許可の可能性があるため注意しましょう。

確認できない場合は、問い合わせて確認してみることをおすすめします。なお、無許可の場合でも回収・処分を許可がある業者に委託していれば、問題なく営業できます。


また、悪質な業者を利用すると金銭トラブルに巻き込まれることも多いです。費用が不明瞭なまま依頼してしまい、高額な費用を請求されるケースが後を絶ちません。

そのため、必ず事前に見積もりを依頼して、明確な費用を提示してもらいましょう。併せて追加費用が発生する可能性はあるのか、どのような場合に追加費用が発生するかを確認しておくと、認識の齟齬を防げます。

見積もりを依頼する際は、1社だけではなく複数の業者に対して行うことで業者ごとの費用を知れるため、相場も把握できるようになります。

依頼したい業者が見つかったら、口コミも確認してみてください。高評価の業者であれば優良である可能性が高いですが、悪い評価が目立つ場合はトラブル回避のために依頼も避けた方がよいでしょう。
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家電の処分に関するよくある質問

Q

スマホの処分方法は?

A

スマホは、自治体や家電量販店、携帯ショップなどが設置する回収ボックスに投函すると、無料で処分することが可能です。しかし、新しい機種や状態がよいものであれば、リサイクルショップやフリマアプリなどで売却できる可能性があります。現金化したい場合は、まずはリサイクルショップに買取査定を依頼したり、フリマアプリで出品したりして様子を見るとよいでしょう。もし売却が難しければ、普通ゴミとして捨てるのではなく回収ボックスへ投函しましょう。スマホは個人情報が蓄積されているため、必ずデータを全消去してから処分してください。



Q

パソコンの処分方法は?

A

パソコンは、自治体が指定する回収業者に回収を依頼したり、売却したりすることで処分できます。自治体が指定する回収業者の場合は、各自治体ごとの条件を満たすことで無料で処分できる可能性もあります。リサイクルショップやフリマアプリなどを利用する際も、売却できれば無料で処分が可能です。パソコンの場合も、住所や氏名、クレジットカード番号などの個人情報が多数含まれているため、必ずデータを消去してから処分してください。



Q

ウォークマンの処分方法は?

A

ウォークマンを販売するソニーでは、回収サービスを提供しています。専用窓口に問い合わせると回収キットを送ってもらえるため、キットに入れて郵送しましょう。また、状態がよいウォークマンであれば、リサイクルショップやフリマアプリなどで売却できる可能性もあります。



Q

家電4品目とは?

A

家電4品目とは、冷蔵庫・冷凍庫、エアコン、テレビ、洗濯機・衣類乾燥機の4つを指します。これらの家電は家電リサイクル法に則った処分が必要で、粗大ゴミとして回収を依頼することはできません。これらの家電には有用な部品が多数使用されており、リサイクルすることで廃棄物の量を減らして地球環境の保全につなげられます。

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【まとめ】家電は正しく処分しよう

テレビやエアコン、冷蔵庫などの大型家電は、家電リサイクル法に則って適切に処分する必要があります。また、パソコンや携帯電話、ゲーム機などの小型家電をい処分する際も、小型家電リサイクル法の遵守が必要です。

法令に則って適切に処分すると、家電をリサイクルして廃棄物の量を減らし、結果的に地球環境の保全につながります。

まだ性能に問題がなく状態がよい家電であれば、売却することも可能です。売却すれば現金化して臨時収入を得られるうえに、無料で処分できます。ほかにも、友人・知人に譲ると無料で処分が行えます。

限られた資源を有効活用するためにも、家電は正しく処分しましょう。

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