悪質なエアコンクリーニング業者に騙されて失敗しないための注意点

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最近は、ネットでエアコンクリーニング業者を探して、簡単に予約ができるようになったので、エアコンクリーニングの利用を検討されている方も多いと思いますが、残念ながら、中には悪質な業者も存在し、洗浄不良やエアコンの故障、高額請求などのトラブルに巻き込まれるケースが発生してしまっています。

今回は、安心してエアコンクリーニングを利用するために、失敗しないエアコンクリーニング業者の選び方を解説します。

【記事作成】おうちにプロ 編集部
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料金が相場より安い業者は注意

エアコンクリーニングは1台あたりの相場が、通常の壁掛け式で8,000円~12,000円、自動お掃除機能付きで14,000円~20,000円くらいです。

テレビCMなどでよく見かけるような大手の場合は料金がやや高めで、個人の業者の場合は、やや安めな料金設定をしているケースが多いですが、相場よりも極端に安い場合には注意が必要です。

エアコンクリーニング業者は、人件費の他、洗浄に使用する薬剤や機材の費用、移動にかかる交通費など、様々な費用が必要なはずのため、あまりにも相場より安い金額の場合は、注意が必要です。

料金が相場より安い業者の場合、開業したてでまだ経験や実績が少ないケースや訪問後に汚れ具合等に応じて追加料金を請求されるケースがあります。

安い方が家計には助かる一方で、安すぎることでトラブルに巻き込まれる可能性もあるため、相場の金額を参考に業者を選ぶといいでしょう。(安すぎる料金には必ず理由があります。)

なお、エアコンクリーニングの費用を抑える方法として、複数台のエアコンがある場合は、まとめて同じ業者へ依頼することで、複数台割引を利用できる場合があります。

また、5~8月頃の冷房を使用する時期は、エアコンクリーニングの繁忙期となり、業者には依頼が殺到するため、お得なキャンペーンを実施していないことや料金も夏の時期だけは高めに設定している業者もいるため、できる限り、夏以外のシーズンに依頼することで、料金を安くすることに期待ができます。

金額設定が不明瞭な業者は注意

エアコンクリーニングを依頼する時には、基本料金だけでなく、追加料金の有無やオプションサービスの内容も確認しておきましょう。

多くの業者では、自動お掃除機能付きのエアコンの場合、分解に時間がかかる関係で、追加料金がかかる場合や通常のエアコンより高い値段に設定していることが一般的です。

しかし、一部の悪徳業者の場合、お掃除機能がついていないエアコンでも、お掃除機能付きのエアコンの料金を請求するケースやお掃除機能付きの場合の料金を明確に提示していなく、当日になって追加料金を請求されるケースがあります。

また、洗浄後によりキレイな状態を長続きさせるための抗菌コートや室外機の洗浄クリーニングなどのオプションサービスを用意している業者が多いですが、オプションのサービス内容や料金を開示していない業者にも注意が必要です。

予約時点ではエアコンクリーニングの費用が安い場合でも、当日になって、高額なオプションの無理な勧誘や強引な営業をしてきて、結果的に予約時よりも高い金額を請求されることもあります。

作業時間が短い業者は注意

エアコンクリーニングの分解洗浄には、1台あたり、通常のエアコンで1時間前後、自動お掃除機能付きのエアコンで2時間前後の作業時間が必要となります。

エアコンクリーニングは、まずエアコンの状態を確認し、次に周りが汚れないように養生シートで覆い、パーツを外していきます。ここまでの作業で30分前後の時間が必要です。

その後、内部の高圧洗浄、パーツの洗浄や拭き上げ、組み立て、運転確認、片付けを行うと、全体で1時間程度かかります。

そのため、極端に作業時間が短い場合、エアコンクリーニングの工程を一部省略していたり、慌てて手抜きな対応をしている可能性が考えられます。

悪質なケースとして、エアコンを分解せずに、市販のスプレーをかけて10分程度で終わりというプロのエアコンクリーニングとは呼べない対応をする業者がいるので注意が必要です。

お掃除機能付きエアコンに対応していない業者は注意

自動お掃除機能付きのエアコンは、メーカーごとにエアコン内部の構造が異なり、分解するには高い専門性と熟練の技術力が必要となります。最近のエアコンは、自動お掃除機能付きエアコンが多くなってきているので、エアコンクリーニング業者も、お掃除機能付きエアコンに対応している業者が多いのですが、中にはお掃除機能付きエアコンは対応していない(依頼されても断る)業者がいます。

お掃除機能付きエアコンのクリーニングに対応していない業者の中には、エアコンクリーニングそもそもの経験や実績が少なく、現在技術を修得している状況の場合があります。もちろん、お掃除機能付きエアコンをお持ちではなく、通常のエアコンの掃除を依頼する場合であれば問題ないことが多いですが、経験豊富な業者へ依頼されたい場合は、お掃除機能付きにも対応しているかどうか確認しておくとより安心でしょう。

補償制度や損害保険の用意がない業者は注意

どんなに技術力のある業者でも、エアコンクリーニングを分解する過程や高圧洗浄によって、内部の部品を破損してしまったり、電子基板が水没してエアコンの電源が入らなくなるなどの故障が生じることが稀にあります。

エアコンクリーニングによって、エアコンが破損や故障してしまった時に、業者が補償制度を用意している場合や損害保険に加入していれば、お客様の負担なく修理対応してもらうことができるため、万が一のトラブルの時にも安心です。

業者が損害保険に加入していない場合、エアコンクリーニングによる破損は、メーカー保証の対象外となることが多いため、メーカーへの修理依頼や修理費用をお客様ご自身で行っていただく必要がある場合があります。

特にエアコンクリーニング直後ではなく、しばらく経ってから不具合が生じた時に、業者がアフターフォローしてくれないケースや連絡が取れなくなってしまう業者もいるため、事前に故障時の対応や補償についても確認しておくといいでしょう。

口コミが低評価の業者は注意

最近では、多くのエアコンクリーニング業者が予約サイトを利用して集客しているので、サイト上に掲載されている口コミを必ずチェックしましょう。

口コミの件数が多い業者は、多くの利用者がいて経験や実績が豊富なことが伺えますが、必ず星や点数などの口コミの評価も確認してください。

口コミの件数が多くても、5段階評価で1点や2点台の評価が散見される場合は、担当者によって当たりハズレがある可能性があります。また、ユーザーが書いている口コミの文章を見て、「当日になっても業者が訪問しなかった」や「エアコンクリーニング後に壊れてしまって連絡がつかなくなった」など、悪質なケースやトラブルについて投稿されている業者は要注意です。

口コミの件数が多少少なくても、低評価やトラブルに関する口コミが全くない業者の方が、数だけこなしている業者とは異なり、誠意ある対応をしてもらえる優良な業者の可能性が高いです。

実際あったエアコンクリーニングのトラブル

悪質な業者にエアコンクリーニングを依頼してしまった結果、トラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。ここでは、お客様から寄せられた実際にあったトラブルをご紹介します。

エアコンが故障した

エアコン内部の部品が破損したり、ネジなどのパーツを紛失したことで、エアコンクリーニング後に、電源が入らなくなったり、異音が発生してしまうトラブルが報告されています。

通常、作業中に万が一部品の破損やパーツの紛失があった場合には、正直にお客様へご説明とお詫びし、修理の手配をすることが一般的ですが、悪質な業者の場合「故障したのはエアコンクリーニングが原因ではない」や「元々壊れていた」などと壊したことを否定したり虚偽の説明をし、修理の手配や修理費用の負担を拒むことがあります。

クリーニング後にエアコンが臭くなった

クリーニング後にも関わらず、エアコンが臭い場合、業者が見える範囲だけ掃除して、アルミフィンや送風ファンの奥など見えにくい場所の汚れが残っている可能性があります。

また、洗浄した時に使用した洗剤の成分が十分に水で洗い流されていない場合も、臭いが発生することがあります。

一方で、悪質な業者でない場合でも、エアコンクリーニングでは内部を洗浄液や水で洗い流し内部には湿気がたまる関係で、エアコンクリーニング後の乾燥が不十分だと臭いが発生することがあります。そんな時は、2~3時間程度送風運転をしてから、エアコンを使用することで臭いが解消されます。

壁や床に傷をつけられた・汚された

エアコンクリーニングでは、高圧洗浄機など機材を持ち込みますが、作業時、床に傷がつかないようブルーシートや毛布などを敷くことが一般的です。

また、高圧洗浄の時に汚れた水が壁に飛び跳ねてしまわないように、養生シートを使って、エアコンの周りを覆います。

しかし、こうした対策が不十分な業者の場合、壁に傷をつけられたり、壁や家具が汚れてしまうなどのトラブルが発生してしまいます。

また、悪徳な業者の場合、弁償しないまま何事もなかったように帰ってしまい、後々気付いた時には、連絡がつかなくなるケースがありました。

見積り金額より高い金額を請求された

当日になって、予約時点の金額とは別に追加料金を請求されて、結果的に高額な費用を支払ってしまったトラブルがありました。

エアコンの機種などによって、当日、追加料金が発生することはありますが、強引な営業によって追加料金を請求された場合は悪質業者の可能性があります。

特に、お客様を集めるために、相場より安い金額で設定しておきながら、当日になって、汚れ具合などを理由に追加料金を請求される悪質なケースが報告されています。

時間になっても業者が来ない

予約が成立しているのにも関わらず、当日時間になっても業者が訪問してこない(連絡なしで無断キャンセル)されるトラブルがありました。

予約時点ではメールや電話でやり取りができていたのにも関わらず、当日時間になっても来ないため連絡しても、メールも電話も返答がなく、せっかく時間を確保して家で待っていていたのにも関わらず、時間を無駄にしてしまうケースが確認されています。

道路事情や前の訪問先での対応によって、予約時間よりも遅れてしまうことはあっても、連絡もせずに無断でキャンセルしてくる業者は、金銭面や物損のトラブルではないものの、悪質と言えるでしょう。

エアコンクリーニングを断られた

トラブルとは少し異なりますが、エアコンクリーニングの予約をしたのにも関わらず、業者から依頼を断られる場合があります。予め、エアコンクリーニングを断られる理由をお読みいただき、ご自身のエアコンが該当しないか確認しておきましょう。

エアコンクリーニングを断られる理由

  • エアコンの製造年が10年以上前の古い機種の場合(故障のリスクがあるため)
  • 富士通ゼネラル製 ノクリアXシリーズ(分解に高度な技術と時間を要するため)
  • 窓用エアコンや床置きエアコンなど特殊なタイプの場合
  • 周辺に駐車場や駐車スペースがない場合

【まとめ】業者を比較して優良な業者を見つけて依頼してトラブルを未然に防ぎましょう

エアコンクリーニング業者は大手フランチャイズから個人事業まで、数多くの業者が存在します。エアコンクリーニングは、近年利用者が急増しているサービスだけあって、その隙を狙う悪徳な業者も出てきており、悪質なトラブルに巻き込まれてしまうケースがあります。

そのため、トラブルを未然に防ぐためには、エアコンクリーニングを依頼する前に、業者を比較して、優良な業者であることを確認してから、予約することが大切です。

エアコンクリーニングは分解洗浄する性質上、最悪の場合、エアコンが壊れてしまうリスクがありますが、優良な業者であれば、万が一の時でも誠意ある対応をしてくれるはずです。(ちなみに、ちゃんとした業者であれば、故障してしまうケースは当然ながらそう多くはありません。)

今回ご紹介した「金額の妥当性」「作業時間」「補償の有無」「口コミ評価」などを参考に、長くお付き合いのできる業者を探してみましょう。

おうちにプロでは、全国の業者の中から、安くて評判のいいエアコンクリーニング業者を簡単に探して予約することができます。業者選びに迷った場合は、ぜひおうちにプロを使ってみてはいかがでしょうか。

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