お風呂のこすらない洗剤|バスタブクレンジングとエアジェットを比較

こすらないお風呂掃除の代表的な洗剤としてライオンの「ルックプラス バスタブクレンジング」と、花王の「バスマジックリン エアジェット」があります。

どちらの洗剤も浴槽にシューっとスプレーして、30秒~60秒待ってから流すだけで、こすらずにお風呂掃除ができることを売りにしている商品です。

今回は、実際にバスタブクレンジングとエアジェットを使ってお風呂掃除をしてみて、スプレーの使い勝手や泡切れの違いなどを検証し比較してみました。

【記事作成】おうちにプロ 編集部
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バスタブクレンジングとエアジェットの商品概要

【ライオン】ルックプラス バスタブクレンジング

2018年発売からこすらないお風呂掃除の代名詞として人気のある洗剤がライオンの「ルックプラス バスタブクレンジング」です。

バスタブクレンジングは、黒カビや皮脂汚れが落としやすい「弱アルカリ性」の液性で、銀イオンも配合されているタイプもあるため、カビやピンクヌメリの発生予防効果もあり、お風呂場で生じる様々な汚れに対して万能に使える洗剤です。

浴槽にまんべんなくスプレーして60秒後に洗い流すだけで、こすらずにお風呂掃除ができることを売りにしています。

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メーカー ライオン
商品名 ルックプラス バスタブクレンジング
本体容量・価格 500ml 380円
詰め替え容量・価格 450ml 298円、800ml 358円
液性 弱アルカリ性
香り クリアシトラスの香り、フローラルソープの香り、ハーバルグリーンの香り(銀イオンプラス)、香りが残らないタイプ(銀イオンプラス)
洗剤の色 水色
こすらずに洗える場所 浴槽のみ
こすらずに洗う場合の放置時間 60秒(メーカー公表)

※価格は、2023年4月7日14:00時点のLOHACOの販売価格を記載しています。

【花王】バスマジックリン エアジェット

お風呂用洗剤のロングセラー「バスマジックリン」シリーズから2021年に発売されたのが花王「バスマジックリン エアジェット」です。

こすらないお風呂洗剤としては、ライオンのエアジェットが先に発売されていましたが、スプレー後、30秒待ってから水洗いするだけでお風呂掃除ができることを訴求し、エアジェットに対抗した商品であることがわかります。

スプレーボトルが特徴的な形をしていて「蓄圧ピストン」を搭載することで、使う人の引くスピードや力加減に関係なく、洗剤を均一に散布できます。

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メーカー 花王
商品名 バスマジックリン エアジェット
本体容量・価格 430ml 378円
詰め替え容量・価格 350ml 280円、820ml 560円、1200ml 720円
液性 弱アルカリ性
香り ハーバルシトラスの香り、フルーティフローラルの香り
洗剤の色 ほぼ無色(薄い水色)
こすらずに洗える場所 浴槽のみ
こすらずに洗う場合の放置時間 30秒(メーカー公表)

※価格は、2023年4月7日14:00時点のLOHACOの販売価格を記載しています。

ピンク汚れ予防や排水口消臭の効果もある除菌性能をプラスした「バスマジックリン エアジェット 除菌EX」が新登場しました。

【検証①】バスタブクレンジングとエアジェットのスプレーの広がり方は?

動画(21秒)

(左:バスタブクレンジング、右:エアジェット)

レバーを引いた時に1回あたりに出る量としては、バスタブクレンジングの方が若干多いため、浴槽全体にレバーの回数はエアジェットの方が多くなります。

浴槽全体にスプレーするためには、バスタブクレンジングは約15回、エアジェットは約20回程度必要でした。

スプレーの広がり方としては、バスタブクレンジングは広範囲に散らばるのに対して、エアジェットは狭い範囲にムラなく噴霧することができました。

手際よくスプレーをかけたい方であればバスタブクレンジング、ムラなく丁寧にスプレーをかけたい方はエアジェットが向いているかもしれません。

バスタブクレンジングのスプレーの広がり方

バスタブクレンジングは、レバーの加減に応じて、泡が勢いよく出るため、広範囲にスプレーをかけることができます。

エアジェットのスプレーの広がり方

エアジェットは、レバーを引くと、細かいミスト状の洗剤が一定の量でシューっと出てきます。

【検証②】バスタブクレンジングとエアジェットの泡の垂れ方は?

動画(58秒)

(左:バスタブクレンジング、右:エアジェット)

バスタブクレンジングは、液がサラサラとしていて、泡が広範囲に広がっているため、比較的早いスピードで下まで泡が垂れていきました。

エアジェットは、泡がきめ細かいため、バスタブクレンジングに比べるとしばらく留まっている感じでした。

こすらない掃除ではまんべんなくスプレーした方がいい

こすらないで浴槽を掃除する場合は、バスタブクレンジングは側面の上部にスプレーして、その後に底面にスプレーすれば大丈夫そうですが、エアジェットは泡が細かくミスト状のため、側面の上部・下部、底面にスプレーした方がよさそうです。

【検証③】バスタブクレンジングとエアジェットの泡切れは?

動画(23秒)

(左:バスタブクレンジング、右:エアジェット)

バスタブクレンジングもエアジェットともに、こすらない場合は、そこまで泡立っていないため、泡切れはほぼ同じように感じました。

サーっとシャワーで流せば、シャワーの水で泡立ってしまうこともなく、すぐに洗剤が流れていきました。どちらもキュッキュっとキレイになっています。

※こちらの動画ではスプレー後、60秒経過してから洗い流しました。

【検証④】バスタブクレンジングとエアジェットの床掃除、泡立ちと泡切れは?

バスタブクレンジングもエアジェットともに、こすらないで掃除ができる範囲は浴槽のみのため、床や桶・椅子などは、これまで通りスポンジを使ってこすり洗いする必要があります。

泡立ち

バスタブクレンジング、エアジェット、どちらも泡立ちはよいですが、エアジェットの方が、ミスト状に出てくるため、より泡立ちがいい印象でした。泡立ちがいい分、床の凹凸にもよく入り込み、椅子や桶も泡で洗うことができました。

泡切れ

バスタブクレンジングとエアジェットで一番違いを感じたのが、こすり洗いした後の泡切れのスピード感でした。

バスタブクレンジングは、サーっと流れていくのに対して、エアジェットはシャワーの水の勢いで少し泡立ってしまい、泡切れが少し悪い印象を持ちました。

【検証⑤】バスタブクレンジングとエアジェットは、本当にこすらないでも大丈夫?

バスタブクレンジングとエアジェット、どちらの洗剤もこすらずに洗えるのは「浴槽のみ」です。そのため、浴槽以外の壁や床、桶・椅子などはこれまで通りバススポンジを使ってこすり洗いする必要があります。

こすらないで洗った浴槽に入浴した感想

今回検証のため、バスタブクレンジングとエアジェット、それぞれのスプレーでこすらないで浴槽を掃除した後に、入浴してみました。

正直な感想としては、こすって洗った方が気持ちよく入れます(笑)ただ、お風呂掃除の時間がない時や面倒な時には、こすらないで洗って入ってもいいかもしれません。

浴槽の側面は、スプレーをまんべんなく吹きかけて60秒程度放置した後に洗い流せば、湯垢はほぼ落とせたのですが、浴槽のフチや排水口の溝など、洗剤がかかりにくい部分については、入浴した時に湯垢のザラっとした感じやヌメリが少し気になりました。

こすり洗いした時の泡切れはバスタブクレンジングの方が早い

こすらずに洗った時は、バスタブクレンジングもエアジェットも、泡切れのスピードにあまり違いはありませんでしたが、こすり洗いをすると、エアジェットから出た洗剤は泡立ちがとてもいいため、バスタブクレンジングの方が圧倒的に早く泡を流すことができました。

バスタブクレンジングも決して泡立ちが悪いわけではないのですが、液の粘度や泡の細かさがエアジェットと異なってサラサラと泡も大きめなのか、泡切れはバスタブクレンジングの方がよかったです。

【まとめ】スプレーの広がり方や泡切れに違いはあるけど、汚れ落ちは同じくらいいい

バスタブクレンジングは、スプレーが広範囲に勢いよく出るため、スピード感をもってお風呂掃除をすることができます。こすり洗いしても、泡切れもとても早いです。

エアジェットは、スプレーが一定の量が出続けて、ミスト状のためムラなく洗剤をかけることができるため、隅々までお風呂掃除をすることができます。泡立ちがいいため、こすり洗いする時も泡で包み込むように掃除ができます。(ただし泡切れは少し遅いです。)

バスタブクレンジング、エアジェット、液性はともに弱アルカリ性のため、黒カビや皮脂汚れなど、お風呂を使っているとどうしてもついてしまう汚れにも効果があり、どちらも普段のお風呂掃除には使い勝手のいい洗剤でした。

バスタブクレンジングは銀イオンを配合しているタイプもあるため、ピンクヌメリやカビの発生予防効果がありますが、エアジェットも2023年4月29日に新発売された除菌性能をプラスした「バスマジックリン エアジェットEX」を使うことで、バスタブクレンジングと同じようにピンク汚れにも効果があり、どちらも洗浄力や除菌力は同じくらいに感じます。

泡の出方(広がり・量)や泡切れには違いがあるため、記事を参考に、ご自身の好みに合いそうな洗剤を試してみることをおすすめします。

1ヶ月間使ってみた感想

1ヶ月間、自宅のお風呂掃除で「バスタブクレンジング」と「エアジェット」を両方を使ってみたところ、日々の入浴でどうしてもついてしまう、水垢や湯垢、皮脂汚れ、シャンプーやボディソープの洗い残しによる汚れには、どちらを使っても、キレイに掃除することができました。

検証した時にも感じたように、「バスタブクレンジング」は泡切れが早いのでスピーディーに掃除できる点が特徴ですが、「エアジェット」はレバーを1秒に1回くらいのペースで引くことで、シューーーーーーッと無限に泡を出し続けることができるので、浴槽や壁、床、椅子や洗面器など、まんべんなくミスト状の洗剤をかけることができるので、細かい部分までキレイにすることができます。

「エアジェット」は、出てくる泡が霧のように細かいため「鼻にツンッ」とした感覚があり、私はどうしてもくしゃみが出てしまう点が難点かなぁと感じました。(個人の感想です)

どちらも毎日のお風呂掃除には、優れた洗剤なので、スーパーやドラッグストアで購入して、試してみるといいでしょう。

自分では落とせない汚れはプロに浴室クリーニングを依頼

毎日お風呂掃除をしていても、水垢や黒カビ、赤カビ、ピンクヌメリはどうしても発生してしまうことがあります。水垢はカルシウム分を含んでいるため、弱アルカリ性の洗剤では落とすことが難しく、酸性の強い洗剤や研磨による掃除が必要となります。

また、カビはゴム製のパッキンや天井、タイルの目地の奥までに根を張るため、こするだけでは落とすことができません。

「おうちにプロ」を使えば、浴室クリーニングのプロを、口コミと料金から比較し、ご自宅のお近くの業者をかんたんに探すことができます。

浴室の自分では落としきれない汚れが気になる方は、ぜひプロの浴室クリーニングをご検討ください。

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