エアコンの嫌な臭いの原因はカビ!対策法や予防方法も解説

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エアコンをつけた時に「酸っぱいニオイ」がしたり「カビ臭い」「生臭い」と不快な臭いがしたら、エアコンにたまった様々な汚れやカビが原因かもしれません。

この嫌な臭いを放置していると、エアコンの故障や最悪の場合、火災の原因ともなり得るため、早めの対処が必要です。

嫌な臭いを解消するためには、フィルターの掃除や部屋を換気しながら送風運転(暖房運転)するなど自分で解決できる方法もあります。

エアコンの汚れがひどく臭いが取れない場合は、プロのエアコンクリーニングを依頼し、内部に溜まった汚れを徹底的に洗い流すことでにおいを除去しましょう。

この記事でわかること
  • ・エアコンの酸っぱい嫌な臭いの原因はカビや溜まった汚れ!
  • エアコンから嫌な臭いがした時は、エアコン内部が汚れている証拠。内部に結露が溜まったことでカビが大量発生したり、生活臭による汚れがエアコン内部にこびりついている可能性が高いです。

  • ・エアコンから嫌な臭いがしたら、フィルター掃除や送風運転で対策!
  • エアコンの臭いへの対処法としてフィルター掃除や送風運転による内部乾燥などが挙げられます。これらのことを定期的に続けることによって臭いの予防にも繋がります。

  • ・徹底的に嫌な臭いを解消したいなら、プロに依頼するのがおすすめ!
  • エアコン掃除が億劫だと感じたり、徹底的に綺麗にしたいという方にはプロの業者にエアコンクリーニングを依頼することがおすすめです。「おうちにプロ」では、一台6,000円〜エアコンクリーニングを依頼することができます。
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酸っぱい臭いやカビ臭さがある!エアコンの臭いの原因

エアコンの臭いを消すために、酸っぱい臭いやカビ臭いなど、嫌なニオイの原因を調べてみましょう。臭いの元を断ち切ることで、悪臭や異臭を解消することができます。

ここでは、エアコンの臭いの原因を紹介していきます。主な原因は以下の通りです。

【エアコンの嫌な臭いの原因】

原因①:エアコン内部のカビ
原因②:フィルターの汚れ
原因③:料理や焼肉の油と煙
原因④:タバコの煙
原因⑤:ペットや生活臭
原因⑥:排水溝の臭い

原因①:エアコン内部のカビ

エアコンの冷房や除湿を使用すると、部屋の空気を冷やす過程で、エアコン内部の熱交換器には結露による水が発生します。

水受け皿(ドレンパン)に溜まった水はドレンホースを通って外へ流れ出ていきますが、冷房を使い続けている時期などは、結露によってエアコンの中が乾かず、常に湿っている状態となり、エアコン内の水分と汚れを栄養にカビが発生してしまいます。

カビが一度発生すると、繁殖を繰り返しながら、アルミフィンや送風ファン、ルーバーなどにも菌が飛び散っていき、エアコンの風からカビ特有の酸っぱい悪臭や雑巾のような臭いが出てくるようになります。

エアコンの吹き出し口から黒い点々が見える場合は、カビが発生しているサインです。暖房運転をしている時は結露が発生しないため、カビ臭はクーラーやドライ運転をしている夏の時期に発生しやすいです。

原因②:フィルターの汚れ

エアコンは部屋の空気を吸い込んで、暖かい風や冷たい風を送り出しているため、吸い込み口には必ずフィルターがついています。

フィルターは空気中に含まれるホコリや花粉、ハウスダストなどでエアコンを使っている間に汚れてきてしまいます。フィルターが汚れた状態で使い続けると、目詰まりを起こし、エアコンからホコリっぽい臭いがしてきます。

これは、フィルターで取り切れないホコリやカビなどが風と一緒に出てきている状態のため、健康にもあまりよくありません。

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原因③:料理や焼肉の油と煙

炒め物など油を使った料理をしている時やホットプレートで焼肉・鉄板焼きをしている時に、キッチンの近くやリビングダイニングのエアコンは、料理で出る油分を含んだ煙や湯気を吸い込んでしまいます。

油が含まれた煙はベトベトで粘着質なため、エアコンのフィルターにくっつくと、フィルターの目を詰まらせて、茶色く汚れていきます。

特にお肉から出た油は動物性由来の強い臭いを放つため、料理や焼肉をし終えた後も、エアコンから焼肉屋さんのような臭いをした風が出続けてしまいます。

原因④:タバコの煙

室内でタバコを吸っている場合、タバコの煙は上に向かって広がるため、天井に近くにあるエアコンはタバコの煙を大量に吸い込んでしまいます。

タバコの臭い成分の粒子はとても小さいため、エアコンのフィルターを通り抜けて、アルミフィンや送風ファン等のエアコン内部まで侵入してしまいます。

タバコの煙に含まれているタール(ヤニ)は、植物性の油脂が含まれているため、エアコンの内部をベタベタに汚し、そこにホコリやカビが吸着することで、タバコ臭だけでなく、ホコリとカビが混ざった悪臭が風にのって出てきてしまいます。

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原因⑤:ペットや生活臭

ペットを飼っている場合、ペットの臭いや毛をエアコンが吸い込み、嫌な臭いの原因となります。

また、ペットだけでなく、人間の蒸発した汗や皮脂、芳香剤の香り、食べ物のニオイなど、空気と一緒に様々な香りや臭いを吸い込むことで、エアコンは汗臭い雑巾のような異臭を放つようになってしまいます。

原因⑥:排水溝の臭い

エアコンは清潔な状態にも関わらず、下水のような悪臭がする場合は、外とつながっているドレンホースを通じて、排水溝の臭いが室内まで入ってきてしまっている可能性があります。

ドレンホースは冷房を使っている時にエアコンの室内機で発生した結露の水を外に排出するために設置されているため、排水溝付近にホースの先が向いていることが多いです。

そのため、排水溝が汚泥やヘドロなどで汚れている場合、排水溝から発生している臭いがドレンホースから侵入し、部屋の中で匂っている可能性があります。

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エアコンの嫌な臭いを放置するとどうなるの?

エアコンの掃除をすこし億劫に感じてしまう方は多いのではないでしょうか。

しかし、エアコンからの異臭を放置していると、部屋中に雑菌が広がり、あらゆるものに悪影響をもたらしてしまうため、注意が必要です。

エアコンの臭いを放置することには、以下のようなデメリットがあります。

【エアコンの異臭を放置するデメリット】

・咳や鼻水などのアレルギー症状の原因になる
・余計な電気代がかかる
・自分で臭いを解消できない状態まで悪化する

咳や鼻水などのアレルギー症状の原因になる

エアコンの臭いを放置したまま使い続けると、臭いの元となっているカビ・ホコリなどのハウスダストなどが咳や鼻水、皮膚疾患などのアレルギー症状の原因となる可能性があります。

喘息や花粉症など呼吸器に疾患がある方、皮膚炎やアトピーなどアレルギー体質の方、お子様・高齢の方は、特に注意が必要です。

また、空気中に雑菌も広がってしまうため、体調不良を引き起こすきっかけともなります。

余計な電気代がかかる

エアコンのフィルターがホコリで詰まった状態になると、エアコンから嫌な臭いが出るだけでなく、ホコリによって風が通りにくくなり、エアコンの運転効率が下がります。

稼働の際に、余計なエネルギーを消費するため、電気代も高くなってしまうのがデメリットです。

エアコンの風が臭くて効きも悪い時は、フィルターがホコリだらけになっている可能性があります。

自分で臭いを解消できない状態まで悪化する

エアコンから臭い風が出てきたと思い始めた頃に掃除やお手入れをしていれば、自分で臭いを消すことができることも多いです。

しかし、臭い状態を放置し使い続けてしまうと、エアコンの内部には黒カビや微生物から出たスライム状のネバネバした粘液などが発生し、自分では解消することができない状態まで悪化してしまいます。

カビ臭い状態でエアコンを使い続けている場合や吹き出し口・ルーバーなど目で見える範囲に黒カビが発生している場合は、すみやかにエアコンクリーニングを依頼しましょう。

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今すぐに自分でできるエアコンの臭い対策

エアコンから出る嫌な臭いは、カビやカビの栄養となるホコリや水分が原因であることが多いため、まずは自分でエアコンをお手入れして、臭いが解消するか試してみましょう。

【自分でできるエアコンの臭い対策】

・エアコンのフィルターを掃除する
・エアコンの吹き出し口(ルーバー)を掃除する
・エアコンを暖房or送風運転して内部を乾かす

エアコンのフィルターを掃除する

カビの栄養源となるホコリが詰まってしまったフィルターを掃除します。

フィルター掃除をするときはホコリを吸い込まないようにマスクをして作業されることをおすすめします。

また、掃除前にエアコンの電源を切り、コンセントを抜くことも忘れないようにしてください。

掃除後は、日陰で半日〜1日ほど乾かし、完全に乾かしてからフィルターを装着することで、カビの再発予防にも繋がります。

以下はエアコンフィルターの掃除手順です。

【エアコンフィルターの掃除手順】

1.エアコンの前面カバーを開き、フィルターを取り外す
2.フィルター表面のホコリを掃除機で吸い取る
3.水やぬるま湯で洗う
完全に乾いた後にフィルターを元に戻す

エアコンの吹き出し口(ルーバー)を掃除する

エアコンの吹き出し口(ルーバー)に付いている黒い点々や茶色の水跡の正体は黒カビのため、吹き出し口が汚れているとエアコンの風にのって、カビ特有の臭いがしてしまいます。

吹き出し口の掃除をするときは、感電やケガを防止するために、エアコンの電源を切りコンセントを抜きましょう。

また、黒カビの粒子を吸い込んでしまう恐れもあるためマスクの着用がおすすめです。

固く絞った雑巾や軽く濡らしたキッチンペーパーなどで、ルーバーについた汚れを優しく拭き取りましょう。

ルーバーを掃除する時の注意点

ルーバーを取り外した方が掃除しやすいからと、無理にルーバーを取り外してしまうと、部品が割れるなどして、ルーバーを壊してしまう可能性があります。

また、ルーバーの掃除をしている送風ファンなど奥の様子も見えると思いますが、送風ファンなどのエアコン内部のパーツは自分で掃除することが難しいため、送風ファンも黒カビやホコリだらけの場合は、業者へエアコンクリーニングを依頼しましょう。

エアコンを暖房or送風運転して内部を乾かす

エアコンでカビが発生している時、内部はカビが生育しやすいジメジメとした状態になっているため、暖房運転や送風運転をして乾かすことで、カビの繁殖を抑えたり、カビ菌を死滅できることが期待できます。

カビは20度前後くらいの温度で、湿度が60%以上の時に最も発生しやすくなり増殖を繰り返すため、暖房を28~30度くらいの設定温度にすることでカビの発育を抑制することができます。

なお、内部の乾燥を目的に、暖房運転をするときは、必ず窓を開けて換気をしながら、30分~1時間くらいを目安に試してみましょう。

暖房運転後に冷房をかけてみて、嫌な臭いが軽減していれば、臭いの元となっていたカビ菌が死滅した可能性があります。

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エアコンの嫌な臭いの予防方法

エアコンの設定や普段のちょっとしたお手入れで、エアコンから嫌な臭いが出にくくなります。

日々の生活にちょっとひと手間加えて、エアコンの悪臭を予防しましょう。

【エアコンの嫌な臭いの予防方法】

・内部クリーンの設定をONにしておく
・冷房を長時間使い続けない
・2週間に1回はフィルターを掃除する
・エアコン本体カバーのホコリを取る
・料理や焼肉をする時はエアコンを一度止める
・換気をして部屋の空気を入れ替える
・エアコンを使わない時期も月に一度はお手入れする

内部クリーンの設定をONにしておく

ほとんどの家庭用のエアコンには「内部クリーン」という冷房運転後に、内部に発生した結露を乾燥させて、熱交換器やファンなどを乾かす機能が備わっています。

エアコンのカビは、冷房の時に必ず発生する結露の水とホコリなどの汚れを栄養に増殖していくため、冷房使用後に内部クリーンを使ってエアコンの中を乾かすことでカビの発生を抑えたり予防することができます。

内部クリーン機能は、送風や暖房を使って内部を乾燥させる仕組みのため、内部クリーン中は、エアコン周辺から生暖かい風が漏れ出てくることで、室温が2~3度程度上がってしまいます。

内部クリーンは冷房や除湿運転を10分以上すると、運転停止後に90~120分間作動する機種が多いため、外出する時や就寝する時などに利用することをおすすめします。

冷房を長時間使い続けない(たまに乾かすことがポイント)

夏場は冷房を長時間使い続けることが多いと思いますが、冷房を使用している時は、エアコンの熱交換器で冷やされた空気から結露によって水が発生するため、カビが発生しやすい状況となります。

エアコンを長時間使い続けていると、内部クリーンが機能しないため、使っている間にカビが繁殖してしまいます。

長時間冷房運転している場合は、一度エアコンを停止して、内部クリーンを行うことでエアコンの嫌な臭いを予防することができます。

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2週間に1回はフィルターを掃除する

エアコンのフィルターは、どうしても空気中のホコリやハウスダスト、ペットの毛などを吸い込んでしまうため、定期的なお掃除が必要となります。

自動お掃除機能付きのエアコンであれば、定期的なフィルター掃除は不要ですが、通常のエアコンの場合は、2週間に1回フィルターを掃除することで清潔な状態をキープすることができます。

2週間に1回は多すぎて無理という方も、1ヶ月に1回フィルターを掃除するだけでも、臭い予防だけでなく、省エネにもつながるので、ぜひトライしてみてください。

エアコン本体カバーのホコリを取る

エアコンは空気を吸い込んで吐き出す仕組みのため、フィルターだけでなく、エアコンの本体カバーもホコリがつきやすい構造をしています。

カバーがホコリだらけだと、フィルターも汚れやすく、結果的にカビの発生の原因にもつながるため、定期的にホコリを取り除くことが必要です。

本体カバーはプラスチックでできているため、傷がつかないように柔らかい素材でできたクイックルやウェーブなどのハンディモップを使うとホコリが取り除きやすいです。

油汚れなどでホコリがくっついてしまい取りづらい場合は、水やぬるま湯につけてかたく絞った雑巾を使って水拭きしましょう。故障の原因となるため、カバー内部を濡らさないようにカバー部分のみ拭くようにしてください。

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料理や焼肉をする時はエアコンを一度止める

油を使った料理をしている時や焼肉をしている時は、エアコンが油分を含んだ湯気や煙を吸い込んでしまい、エアコンの中が油汚れでベトベトとなってしまいます。

油煙は、フィルターを通り越して、エアコンの内部まで入り込んでしまうため、熱交換器や送風ファンにも油分が付着し、そこにホコリや黒カビがつくことで、エアコンが汚れやすい状態になってしまいます。

そのため、可能であれば炒め物や焼肉をするときはエアコンを一旦停止することで、エアコンの内部に油汚れが侵入するのを防ぐことができ、エアコンの焼肉臭などを予防することができます。

暑くてエアコンが止められない場合は扇風機と換気扇を併用

夏などに焼肉をしている時に、どうしてもエアコンを止めるのが難しい場合、無理して止めてしまうと熱中症の恐れもあるため、扇風機と換気扇を使って、できるだけエアコンが煙を吸い込んでしまわないように工夫してみるといいでしょう。

扇風機は角度を上向きにして、焼肉の煙が換気扇のある方向へ流れるような位置に置きましょう。換気扇はうるさくない範囲でできるだけ強めで回した方が煙をよく吸い込んでくれます。

換気をして部屋の空気を入れ替える

芳香剤やペットの臭い、食べ物や人から出る生活臭などで部屋ににおいがこもった状態の場合、エアコンから色々な臭いが混ざった風が出てきてしまいます。

エアコンを使っていると換気をするタイミングが中々取れないかもしれませんが、時々窓を開けて部屋に外の風を取り込み、空気を入れ替えましょう。

なお、多くのエアコンは室内の空気を循環しているだけですが、近年、エアコンメーカーの上位モデルの中には換気のできるエアコンも登場しました。

エアコンを使いながら空気も入れ替えることができるので、買い替えの時に検討してみてもいいかもしれません。

使わない時期も月に1回はお手入れする

春や秋など、エアコンを使わない時期も月に1回は、本体カバーのホコリを取り除き、送風運転をしてエアコンの状態を確認しておくことで、本格的にエアコンを使う夏や冬に嫌な臭いや故障などなくスムーズに使い始めることができます。

業者へエアコンクリーニングを依頼する場合は、春か秋の閑散期に依頼することで予約も取りやすく料金も通常より安くなっているケースが多いのでおすすめです。

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エアコンの臭いを除去する時の注意点

エアコンの臭いを取り除こうと、間違った掃除をすると、エアコンの臭いが悪化したり、エアコンの故障の恐れもあるため、注意が必要です。

【エアコンの臭いを除去する時の注意点】

・フィルターを掃除した後に半乾きのまま戻さない
・エアコンにファブリーズなど消臭スプレーをかけない
・エアコン洗浄スプレーを使わない

フィルターを掃除した後に半乾きのまま戻さない

エアコンのフィルターを水洗いした後、しっかり乾かさないまま、生乾きの状態でエアコンに戻してしまうと、残った水分や湿気によってカビが発生してしまい、臭いが再発する原因となります。

カビは僅かな空気中の僅かな水分でも繁殖する能力を持っているため、フィルターの水洗い後は、タオルなどで水気を取った後に、陰干しして両面ともに完全に乾いたことを確認し、エアコンに取り付けるようにしましょう。

なお、早く乾かすためにドライヤーやストーブの前で乾かしたり、直射日光で天日干しすると、フィルターを変形・変色させてしまうことがあります。

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エアコンにファブリーズなど消臭スプレーをかけない

エアコンの臭いを消すために、ファブリーズやリセッシュなどの市販の消臭スプレーをかけてしまうと、消臭剤に含まれる成分がエアコンの熱交換器や送風ファンなどにこびりついてしまいます。

これがカビや雑菌の栄養となり、臭いを消すどころか、さらに嫌な臭いを増幅させてしまうおそれがあるため、避けるようにしましょう。

ファブリーズやリセッシュは、布製品や空間の消臭を目的とした商品であり、エアコンの内部パーツの故障の原因にもなるため、消臭スプレーはエアコンには絶対に使用しないでください。

エアコン洗浄スプレーを使わない

エアコンクリーナーとして、ホームセンターやネット通販などで広く販売されているエアコン洗浄スプレーは、スプレー後に、洗浄液がエアコン内部に溜まってしまい、この残った洗浄成分にカビが繁殖し、さらに汚れが増えてしまう可能性があります。

また、エアコン洗浄スプレーの成分は、洗浄力を高めるためにアルカリ性のものが多く、アルミフィンに吹きかけたままの状態になることで、アルミフィンの錆びの原因ともなります。

そのため、エアコンメーカーやエアコンクリーニング業者の多くは、エアコン洗浄スプレーの使用を推奨していません。

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臭いを徹底的に除去するならプロのエアコンクリーニングがおすすめ

エアコンの臭いを手っ取り早く解消したい方や徹底的にエアコンの掃除をしたい方は、プロのエアコンクリーニングを依頼されることをおすすめします。

特にエアコン内部の熱交換器や送風ファン、ドレンパン部分にカビが発生している場合、臭いを解消することが難しい可能性があります。

プロの業者に依頼した場合、エアコンのカバーやフィルターはもちろん、内部まで高圧洗浄機によって徹底的に洗い流すので、ツーンとした酸っぱいニオイやカビ臭さも、解消することができます。

エアコンクリーニングの相場は、通常壁掛け型エアコンで8,000円~12,000円、自動お掃除機能付きのエアコンで、14,000円~20,000円くらいなので、少々費用はかかりますが、自分で掃除をする手間と、掃除の範囲やクオリティーを考えたら、業者へ依頼することも一つの手段ではないでしょうか?

おうちにプロでは、全国のエアコンクリーニング業者の中から、安くて評判がよい業者を価格と口コミから簡単に探すことができ、ネット予約もできます。ぜひ、一度、お住まいの地域の業者を探してみることをおすすめします。

エアコンの臭いに関するよくある質問

Q

お掃除機能付きエアコンもクリーニングするべき?

A

自動お掃除機能付きエアコンは、フィルターについたホコリを取り除いてくれる機能のため、フィルター以外は通常のエアコンと同じように汚れていきます。内部にフィルターを通り抜けたホコリが侵入してカビが発生し、嫌な臭いがすることがあるので、1~2年に1回くらいは業者によるエアコンクリーニングを依頼するのがおすすめです。


Q

賃貸ではエアコンクリーニング料金を大谷さんが負担してくれるの?

A

賃貸の場合、前の入居者が退去した後に、ハウスクリーニングと一緒に、エアコンの簡易清掃を実施していることが一般的です。 しかし、入居後すぐにエアコンから嫌な臭いがした場合、大家さんに相談することで、エアコンクリーニングの費用を負担してくれる可能性があります。(入居後しばらくした後でも、経年劣化として掃除費用の一部をオーナーが負担してくれる可能性もあります。)


Q

エアコンが臭い時の掃除方法は?

A

エアコンが臭いと感じた時は、まずフィルターの掃除を行いましょう。コンセントを抜いてからフィルターを外し、掃除機で大きなほこりを吸い取ってから、水で洗い流します。洗浄後は、風通しの良い日陰で完全に乾くまで干してから、取り付けるようにしましょう。


Q

エアコンの酸っぱい臭いの原因は?

A

エアコンの酸っぱい臭いの原因は、エアコン内部に発生したカビです。エアコンを清掃なしで使用し続けるとエアコン内部に結露が溜まり、カビが発生しやすくなります。


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【まとめ】エアコンから嫌な臭いがした時は、まず自分で掃除。ニオイが取れない時はプロのエアコンクリーニングへ!

エアコンから嫌な臭いがした時には、まず自分でできる掃除やお手入れを試してみましょう。

また、普段からエアコンが匂わないように予防していくことも大切です。

しかし、エアコンは構造上、どうしても中にカビが発生しやすく、一度カビが発生してしまうと、簡単には取り除くことができないため、嫌な臭いが発生しがちです。

そのため、1年に1回くらいはプロのエアコンクリーニングを依頼することで、年間を通して、エアコンの臭いを防ぎ、清潔で快適な状態で使用することができるでしょう。

自分でできる臭い対策

  • エアコンのフィルターを掃除する
  • エアコンの吹き出し口(ルーバー)を掃除する
  • エアコンを暖房運転して内部を乾かす

普段からやってきおくべき臭い予防方法

  • 内部クリーンの設定をONにしておく
  • 冷房を長時間使い続けない(たまに乾かすことがポイント)
  • 2週間に1回はフィルターを掃除する
  • エアコン本体カバーのホコリを取る
  • 料理や焼肉をする時はエアコンを一度止める
  • 換気をして部屋の空気を入れ替える
  • 使わない時期も月に1回はお手入れする

自分では臭いが解消できない場合や掃除が面倒な場合

  • プロのエアコンクリーニングを依頼
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