お風呂掃除グッズ プロおすすめ7選!本当に使えて掃除をラクに

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お風呂掃除の天敵と言えば赤カビ、黒カビ、水垢など、目に見える形ですぐに現れる汚れですよね。毎日使うお風呂だからこそ、掃除はきちんとしておきたいところですが、どうしてもサボりがちになってしまう・・・そんな方にお風呂掃除が時短になるようなおすすめのグッズを紹介します。

お風呂掃除をする時に何も考えずに中性洗剤とスポンジを使ってあらゆるところをゴシゴシ磨く、という考え方を変えてみましょう。お風呂掃除のプロがおすすめするコツは、適材適所に道具を変えることです。

例えば、赤カビや黒カビが発生しやすいお風呂の床には、カビの発生予防にもなるカビキラーなどの次亜塩素酸塩が含まれた製品を使い、黄ばみ汚れが出てくる浴槽には使った後にスプレーして60秒待ってからシャワーで洗い流すだけの弱アルカリ性洗剤を使うなどです。

なぜ掃除する場所によって洗剤を変えるかというと、それぞれの汚れには効果が出やすいメカニズムがあり、洗剤のメーカーが研究して専用の洗剤を作っているからです。

この記事では、浴槽、床、壁、鏡、桶と椅子など細かく場所を分けて効果のある洗剤や道具を紹介していきます。これを読めばきっとこれからのお風呂掃除にかける時間が変わるはずです!

【記事作成】おうちにプロ 編集部
ハウスクリーニングのプロが監修したお掃除や家事の時短アイディアや役立つアイテムをご紹介。毎日の暮らしをちょっと楽しく・ちょっと豊かにする情報を発信中!

お風呂掃除の基礎知識を知っておこう。汚れの種類と効果のある洗剤。

お風呂掃除のグッズを揃える前に、お風呂には様々な汚れの種類があることを知っておくことで、掃除に使う洗剤や道具を選ぶ理由が明確になり、納得感が得られます。お風呂に発生する汚れの種類は様々で、見た目や汚れのしつこさが違います。

お風呂の床や壁の隙間に発生しやすい赤カビ

赤カビはお風呂掃除で最もよく見られるピンク色のカビ汚れです。赤カビは酵母菌と呼ばれる微生物であり、水分を栄養剤として湿気の高いお風呂場でどんどん繁殖します。発生しやすい場所としては床や壁の溝、また風呂桶や椅子の裏側など、水分が残りやすいところに集中します。

赤カビは微生物なので、消毒作用のある洗剤が有効的で、また新たな赤カビの発生を予防する効果もあります。最も効果が高いと考えられる洗剤は次亜塩素酸塩を含んだカビキラーなどです。主成分は次亜塩素酸塩でも、この成分を安定させるために液性をアルカリ性にしています。中性洗剤では菌を完全に殺菌するには弱く、どうしてもブラシやスポンジで擦る力に頼ってしまいがちになりますが、次亜塩素酸塩であれば確実に殺菌することができます。

黒カビは隙間に根を張って成長する

赤カビと違って擦っても落ちない汚れが黒カビの特徴です。黒カビは根を張って成長するカビで、床の溝の隙間などで成長していきます。赤カビと同じく微生物であるため、水分や湿気が大好物であり、浴室は黒カビが繁殖するためにうってつけの環境になってしまいます。

黒カビも赤カビ同様に殺菌効果のある次亜塩素酸塩を含んだ洗剤が最も有効です。根っこまで除菌する効果があれば、強くこすらなくてもあっという間に汚れが落ちてきれいになります。

うろこ状の汚れが特徴的な水垢や石鹸カス

浴槽の手すり部分や鏡、お風呂のくもりガラスのドアなどに見られるうろこ状の汚れは水垢または石鹸カスと呼ばれる汚れです。お風呂で使う水道水にはカルシウムやマグネシウムといったミネラル分が含まれていますが、このミネラルが固まってしまった後にできる汚れが水垢です。

お風呂を使った後に換気や浴室乾燥を使って湿度を下げると、表面に残った水分はやがて蒸発していくため、カビの発生を予防できますが、水分が蒸発した後にミネラル分が残ってしまい、それが白いうろこ状の汚れとなって目立ってしまうのです。

また、シャンプーや石鹸などを使った際に出た汚れも水分と混ざることで汚れとなって蓄積していきます。こうしてうろこ状に白色が混じった石鹸カスの汚れができてしまいます。

水垢や石鹸カスの汚れはアルカリ性の汚れのため、酸性のクエン酸やお酢などが有効と言われていますが、正直これらの掃除の方法は時間がかかるとともにあまり効果を実感できないことも多いです。

ひどい水垢汚れではなければ、水垢に含まれるカルシウムの汚れを効率的に剥がすことのできる、弱アルカリ性のルックプラスの方が掃除が楽になることがわかってきました。詳しくは次の章で解説していきます。

お風呂掃除にオススメのグッズを場所別に解説

お風呂の汚れの特徴や効果的な成分を理解したところで、実際に掃除に使うグッズを紹介していきます。大事なことは場所やシーンによってグッズを使い分けて時短につなげることです。

場所ごとにお掃除グッズを使い分けることで汚れの予防もでき、毎日少しの時間を掃除に当てるだけで、汚れがひどくなりにくくなります。これまで同じ中性洗剤ばかりを買ってきた方はぜひ参考にしてみてください。

お風呂の床掃除にはカビキラー

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お風呂の床には赤カビや黒カビなどの微生物の汚れが発生します。これらの汚れは消毒・殺菌が最も有効的であり、次亜塩素酸塩を含んだカビキラーなどの洗剤を使います。カビキラーを使う際のコツとしてはスプレーした後、広範囲に隅々まで消毒・殺菌をするためにスポンジやブラシでできる限り泡を広げます。そして、すぐに水で洗い流すのではなく、15分〜30分程度はそのままにしておきます。目には見えない根っこまで張ってしまったカビを確実に殺菌するためには浸け置くことが大切です。

時間が経った後は泡が残らないようにしっかり水で洗い流しましょう。お湯よりも冷水を使ったほうが湯気が発生しない分、ツンとした刺激臭も広がらなくて済みます。また、カビキラーには新たに菌が繁殖しにくくなるための予防の効果もあるため、中性洗剤での掃除よりもお風呂を長くきれいに保つことができます。

注意点
・酸性の洗剤と混ぜると有毒ガスが発生するため、絶対にカビキラーを使用しているときには他の洗剤を使用しない。
・次亜塩素酸塩は目や肌に触れるとただれる恐れがあるため、必ずゴム手袋やゴーグルなどを着用する。また、壁や天井など、自分の目の高さよりも上のカビに使用するときには直接噴射するのではなく、キッチンペーパー等に塗布してから汚れにこすりつけるのが良い。

カビキラーの取り扱いには十分気をつけてください。

またカビキラーは桶や椅子のカビ汚れに対しても有効です。一方で浴槽に使用すると変色する恐れがあるため、浴槽では使用しないようにしてください。

床にこびりついてしまった黒ずみ汚れはコゲとりスポンジを使う

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赤カビや黒カビとは異なり、石鹸や水垢などの汚れが何層にも固まった、いわゆる黒ずみ汚れが床にできることがあります。この汚れは普通のスポンジやブラシなどで擦ってもなかなか落ちないやっかいなものです。そんなときには100円ショップで販売されているコゲとりスポンジがオススメです。

このスポンジはスポンジの周りにステンレス繊維が編み込まれており、頑固な汚れを削り取るようにしてきれいにしていきます。実際に使用するとスポンジに黄色い汚れが付着することがわかります。とても強力なスポンジですので、力を入れてゴシゴシ擦るのではなく、床を撫でるように優しく動かすことがポイントです。

なお、このスポンジで浴槽の手摺やシャワーの水垢、桶や椅子の汚れを落とすことはおすすめできません。ステンレス繊維は床のような硬い素材以外ではこすり傷ができてしまい、その傷に新しい汚れが蓄積されてしまうためです。コゲとりスポンジはあくまで床についた頑固な黒ずみ汚れを落とすときだけ使用しましょう。

注意点
床材によってはステンレス繊維によって傷がつく恐れがあるため、目立たないところで試してみてから使用しましょう。

浴槽の掃除にはルックプラス バスタブクレンジング

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筆者はこれまで様々なお風呂用洗剤を試してきましたが、圧倒的に浴槽の掃除におすすめできるのがLIONから発売されている「ルックプラス バスタブクレンジング」です。

ルックプラスの特徴は「こすらないで洗う」ことです。スプレーして60秒たった後に流すだけで汚れをきれいに落とすことができます。しつこい汚れに対してはスポンジなどでこする必要がありますが、汚れが落ちる力が他の洗剤とは違うことを実感できます。

成分の特徴としては水垢や石鹸カスなどに含まれるカルシウムの汚れを剥がすことに着目し、界面活性剤とグリコール系溶剤の組合せによって、汚れを膨潤させるスピードを増したことにあります。これによって水圧だけで汚れを洗い流すことができる「無力化洗浄」を実現し、圧倒的にお風呂掃除が楽になります。

これまでクエン酸やお酢といった酸性の洗剤を長時間ラップなどで密閉してから掃除する方法に比べると、汚れが落ちる効果もスピードも強力であることがわかります。

なお、ルックプラスは浴槽だけではなく、壁や鏡、床やドアなど浴槽の掃除では様々な場所で使用することができます。

鏡のしつこい水垢はダイヤモンドパッドを使う

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お風呂の鏡はシャワーで流したあとの水滴が溜まり、水垢がやがてうろこ状のしつこい汚れとなって目立つことがあります。水垢汚れは洗剤ではなかなか落とすことができず、ダイヤモンドパッドで磨くのがオススメです。水をつけてこするだけで汚れが落ち、新品のような光沢を取り戻すことができます。

鏡の汚れ防止・曇り止めにはリキッドタイプの製品を使う

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鏡の水アカ汚れの予防や曇り止めにはリキッドタイプの曇り止めがオススメです。鏡にリキッドを塗ることで親水性の膜が貼られ、水が流れるように落ちていくので水が残って垢になることを防いでくれます。曇り止め効果も抜群ですので、二重で嬉しい商品です。

お風呂の水垢予防には水切りワイパーを使おう

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ここまで紹介した掃除グッズはあくまで汚れをきれいにすることが目的のものが中心でしたが、100円ショップで売られている水切りワイパーをお風呂の使用後に使うことで、水垢やうろこ状の汚れを予防することができます。

水垢の主な原因は水道水が蒸発して残ったミネラルによるものですが、要するに水が残っていなければミネラルの汚れを防ぐことができます。タオルや雑巾などで拭くことは、毎回絞って水気を取る必要もありますし、拭き取る作業も大変です。その点、水切りワイパーであれば、効率よく水分を切ることができます。

水を切る箇所は浴槽の周りや鏡(ただし曇り止めを使用している場合はコーティングが落ちてしまうこともあるため、ワイパーはしないほうがいいです。)、ドアなどになります。水切りワイパーは手軽にこれらの水気を切ることができ、水垢汚れの予防にもつながるので、お風呂を使った後は毎日心がけるといいでしょう。

カビの予防には防カビくん煙剤が効果的

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水垢や石鹸カスと違い、カビは微生物が繁殖することで汚れとなります。虫除けスプレーと同じ考え方のように、カビ菌を寄せ付けない環境を作るために「防カビくん煙剤」が効果的です。

お風呂の中で煙を炊くことで、煙に含まれる銀イオンがカビを除菌することができ、通常の掃除と違って手の届かない隅々まで煙が行き届くことで、新しいカビの発生を予防することができます。

オススメのタイミングとしては、浴槽のエプロンを外して内側のカビを掃除した時に使うといいでしょう。普段は開けることのないエプロンの内部にまで煙が浸透し、カビの予防に役立ちます。予防効果は2ヶ月ほどですので、その間はカビの発生を心配せずにお風呂を使うことができます。

また、カビキラーの掃除と合わせることで、ますます防カビ効果が高まり、お風呂掃除の負担はかなり軽減できます。その他、カビは高温に弱い性質があるため、お風呂を使用した後に毎回50°ぐらいの高温でシャワーを流すことも、カビの滅菌につながるのでオススメです。

注意点
お湯の設定温度を高温に変更した場合は、やけどに十分注意し、使用後は設定温度を元に戻すようにしましょう。

【まとめ】お風呂掃除のグッズは場所と汚れに合わせて組み合わせで使おう

お風呂には様々な汚れがあるため、使用する洗剤やグッズは1つだけではなく、場所に合わせて複数のグッズを使用することをオススメしています。

掃除箇所と汚れ 商品名 効果
床の赤カビや黒カビ
カビキラー
次亜塩素酸塩でカビを除菌し、赤カビや黒カビのないきれいな床を保つ
床のしつこい黒ずみ汚れ
コゲとりスポンジ
優しくこすることでステンレス繊維が汚れを削り取る
浴槽の汚れ
ルックプラス バスタブクレンジング
スプレーして60秒待ってからシャワーで洗い流すだけで汚れが落とせる
鏡のしつこい水垢
ダイヤモンドパッド
鏡についた水垢や石鹸カスなどのうろこ状の汚れを削り取ってきれいにする
鏡の曇り止め
レック 激落ちくん 鏡のくもり止め リキッド (強力コートタイプ)
鏡に親水性の膜を貼ることで鏡が曇らなくなる。水アカ汚れの予防にも効果的。
浴槽の周り、鏡、ドアなど水が溜まりやすいところの水垢
水切りワイパー
お風呂使用後に水気をなくすことで水垢予防になる
浴室全体のカビ
防カビくん煙剤
煙に含まれる銀イオンでカビの発生を長期間防ぐことができる

なお、それぞれのグッズを使用する際には必ず製品に書かれている注意事項をよく読んでご使用ください。

お風呂の頑固な汚れの掃除をプロに頼むのもアリ

今回紹介した掃除グッズはあくまで普段遣いにおいて落とせる汚れに対してと、汚れの予防に役立つものです。お風呂の掃除をあまりしておらず、汚れがひどい場合には市販の掃除グッズを買って自分で掃除するよりもプロにお風呂掃除を依頼する方が手間なく早くキレイにすることができます。

「おうちにプロ」はお風呂掃除のプロの業者を口コミと価格で比較してネットで予約できるサービスです。豊富なクチコミ件数から選ぶことができるので、信頼できる業者を探すのにも苦労しないでしょう。

お風呂場以外にもエアコンやトイレ、キッチンなど水回りの掃除をセットで依頼することも可能なので、ぜひ一度お試しください。

※本記事は、記事内で紹介している商品やサービス等について何らかの事項を保証するものではなく、いかなる組織や個人の意見を代表するものでもありません。記事内で紹介している商品やサービスについての詳細につきましては、当該商品やサービスの公式サイト等よりご確認いただきますようお願いいたします。
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